「ヴァンパイア」のネタバレあらすじ結末

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ヴァンパイアの紹介:女性の血を抜き取ることで欲望を満たす、孤独で気弱な青年サイモン。ある時彼は自分の血をあげると言う女性に出会う。岩井俊二監督が原作・脚本のほか6役を務めて製作された2012年の作品。日本・カナダ・アメリカの合作。ロケはカナダで行われ、劇中の台詞は全編英語である。PG12指定。ベルリン国際映画祭をはじめとする多数の映画祭で正式出品された。

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予告動画

ヴァンパイアの主な出演者

サイモン(ケヴィン・ゼガーズ)、ゼリーフィッシュ(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)、ミナ(蒼井優)、レディバード(アデレイド・クレメンス)、ヘルガ〈母〉(アマンダ・プラマー)、ローラ(レイチェル・リー・クック)

ヴァンパイアのネタバレあらすじ

【起】- ヴァンパイアのあらすじ1

自殺サイトで知り合ったプルートと名乗る男とゼリーフィッシュは郊外で待ち合わせしました。一緒に自殺するつもりなのです。男は彼女に会うとすぐに、互いの送信履歴を残さぬよう彼女のPCを預かりました。
死ぬ時に痛いのは嫌だと言うゼリーフィッシュに、男は血を抜く方法を提案します。痛みがないとのことで彼女も同意しました。
人気のない倉庫でゼリーフィッシュは睡眠薬を飲み、男は手足4カ所に針を刺して血を抜きました。男は用意していた冷凍庫に彼女を入れると、一人で倉庫を出て、待ちきれないように採った血を飲みました。男は死ぬ気などなく、血を抜く目的で自殺志望者と会っていたのです。
男の名はサイモン。高校の生物教師です。彼は認知症の母親と古い家に二人で暮らしている孤独な青年でした。
母が徘徊しないよう、サイモンは多数の風船を彼女の体に取付けていました。監禁を疑った近所の人が警察へ通報し、サイモンは聴取されます。風船は足腰を楽にするためだとサイモンが説明すると、警官も納得しました。警官は知的なサイモンに好感を抱き、釣りに誘います。 この映画を無料で観る

【承】- ヴァンパイアのあらすじ2

後日サイモンは気乗りしないまま警官と出かけると、警官の妹ローラを紹介されます。彼女もサイモンに好意を寄せました。以来ローラは、恋人のようにサイモンの家を訪ねるようになります。
サイモンは吸血鬼を愛好する同人会に参加します。酒に潰れたサイモンは、参加者の男に携帯を盗み見されました。サイモンは犯行時の映像を保存していたのです。巷では事件の犯人を“ヴァンパイア”と呼び、噂になっていました。
弱みを握られたサイモンは男につき合わされます。男は深夜見知らぬ女性を残虐な方法で殺害し、吸血鬼のマウスピースで首を咬みました。一部始終を見たサイモンは、君は哀れな変質者だと罵り、遺体の処理方法を聞いては思わず吐き出しました。
ローラはサイモンが留守電の返事もくれないので、管理人に頼んで家に勝手に上り込みます。帰宅したサイモンは焦り、自分の部屋は立ち入り禁止だと忠告しました。
ある日高校の生物室にて、サイモンは留学生ミナが首を吊ろうとしている瞬間に出くわします。サイモンは生物学を例えにして、死んではいけないとミナに熱く訴えました。彼は生徒の前では実直な人間を演じているのです。

【転】- ヴァンパイアのあらすじ3

サイモンは自殺サイトでラピスラズリと名乗る女性に目を付け、再び犯行に及ぼうとします。彼女と合流すると車にはレディバードという女性と、その他男二人も乗っていて、計画が崩れました。山奥へ到着すると一人の男が突然ガスを発生させ、逃げ出したサイモンとレディバード以外の人間は死にました。
二人は16キロの道のりを歩いて帰ります。サイモンに死ぬ気が無いことに気付いたレディバードに、彼は自分がヴァンパイアだと告白すると彼女は自分の血をあげると申し出ました。
サイモンが帰宅するとローラがいたため、彼は車で夜を明かしました。ローラに問い詰められたサイモンは名前を間違えて呼び、彼女は激怒して去って行きました。
改めてレディバードと会ったサイモンは、家で殺して欲しいと乞われます。レディバードは窓もない地下の安い部屋に住み、息子を新しい恋人に殺害されたことに苦しんでいました。死後用の冷凍庫も用意していました。

【結】- ヴァンパイアのあらすじ4

サイモンはレディバードから血を抜きますが、彼女を愛しく思い殺すことはできませんでした。目覚めたレディバードは「あなたのために生きていよう。でも誰も殺さないで」と伝え、涙するサイモンを優しく撫で口づけしました。
その頃ローラはサイモンの家に侵入し、隠し部屋を見つけます。そこには数個の冷凍庫があり、女性の死体が入っていました。
ミナが自殺未遂したと連絡がありサイモンが病院に行くと、輸血を依頼されます。彼は採血の針さえ見ることができずに怖がりました。その後ミナは意識を取り戻し、サイモンの血が輸血されたことを知ります。
サイモンが帰ると、家は警察に包囲されていました。母は風船をつけたまま窓から飛び出し、息子の名前を叫びました。サイモンはローラの兄に追いかけられます。輸血したばかりの彼は貧血で倒れ、すぐに捕まりました。
(サイモンが自宅で血を抜いた時の映像が流れる)
女性が「これが私の夢だったら死ねない」と言うと、サイモンは「僕の夢だったら?」と呟きました。

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みんなの感想

ライターの感想

一般的な空想的なヴァンパイアと違って、現代人が合理的な方法で血を手に入れるという設定だったため、リアルさがあって非常に不気味でした。
それでも岩井美学と呼ばれる詩的な映像と、美しいピアノの旋律は、まるでサイモンの行為が浄化されるかのように感じられました。

他の殺人者とサイモンの心境を比較するために、男が女性を襲うシーンがあると思うのですが、女性として見るのが辛い場面でした。あくまでサイモンは殺人を犯したいわけではないし、自殺志願者しか利用しない、そのうえ気弱だというのは十分伝わるので、女性を襲うシーンはカットしてほしかったなぁと感じました。

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