「乱れる」のネタバレあらすじ結末

乱れるの紹介:スーパーマーケットの登場によって経営が危なくなっている商店街の酒屋で働く戦争未亡人礼子に義理の弟幸司はひそかに恋していました。許されない恋と思い、あきらめなくてはと思いながらも思いを募っていくのでした。

乱れるの主な出演者

森田礼子(高峰秀子)、森田幸司(加山雄三)

乱れるのネタバレあらすじ

【起】- 乱れるのあらすじ1

敗戦で跡形もなくなっていた酒屋をすっかり立ち直らせてきびきびと働く礼子。彼女はほんの数か月の結婚生活の後、出征した夫を亡くし、そのまま夫の実家で暮らしているのでした。
他人ばかりの家ではあっても昔気質の礼子はその家を自分の家と固く信じて義理の母に仕えているのでした。亡き夫の弟、幸司は大学を卒業し、東京で就職が決まったにもかかわらず、すぐに辞めて田舎の酒屋を手伝うでもなく、ぶらぶらして暮らしていました。
大手のスーパーマーケットが次々に登場し、礼子の酒屋も商店街の存続すら危うくなっている頃、幸司の姉が酒屋をスーパーマーケットにしてはと提案してきました。
資金やアイディアは幸司の姉の夫が提供するという好条件で土地柄もよく、スーパーマーケットにしたら成功間違いなしというよい話でした。

【承】- 乱れるのあらすじ2

せっかくのよい話に幸司はあまり乗り気にはなれませんでした。大きなスーパーマーケットともなると会社組織になり、礼子の立場がどうなるのかということを心配しているのでした。
幸司は自分の兄の嫁であった15歳も年上の礼子を密かに愛していたのです。誰にもこの思いを打ち明けることはなかったため、家族のだれもそんなことには気づいてはいませんでした。
幸司がせっかく就職が決まったのにすぐに辞めて帰ってきてしまったのも礼子のそばにいたいというのが理由だったのです。しかし、亡くなった兄の嫁にそんな気持ちを持つことを告げるわけにはいかないと耐えていた幸司。彼はわざと悪い仲間と遊び歩いたり、喧嘩に巻き込まれたりして自分の思いを押し隠そうとして暮らしていたのでした。

【転】- 乱れるのあらすじ3

幸司の姉はスーパーマーケットにすれば自分の夫もそこの重役になれるということもあってこの話には乗り気だったのですが、幸司が乗り気でないため話しがなかなか進まないことにいらだっていました。
礼子に再婚の話まで持ち込んでくるのですが、礼子は断ってしまいます。幸司の母は礼子に感謝しながらもこのまま未亡人としてこの家に尽くしてもらうのはすまない気持でもありました。
遊び歩き、女性関係にもだらしのない幸司を卑怯だと言った礼子に、卑怯者だと思われたく幸司は自分の思いを礼子に告げてしまいました。
それまで自分が一人の女性であるということをすっかり忘れて生活に追われていた礼子はとてもうれしかったのですが、その若い愛情は重荷でもありました。
礼子は自分の存在が邪魔をしてスーパーマーケットの計画が進んでいかないことを理由に自分の故郷へ帰ることにしました。

【結】- 乱れるのあらすじ4

幸司の母に見送られて汽車に乗り込んだ礼子は途中で幸司がついてきたことに気づきました。幸司は店のオートバイを売って出てきていたのでした。
幸司と向かい合って旅をしていくうちに途中で降りて小さな温泉町に宿をとりました。礼子は嬉しさと戸惑いで心は穏やかではありませんでした。この愛を受け入れるかどうか、決心はついていなかったのです。
幸司は宿の下足番をしてもいいから礼子と暮らしたいと打ち明けます。礼子もできることならそうしたいという思いと、幸司にそんなことをさせるわけにはいかないという思いで、幸司に家に帰るよう勧めるのでした。
幸司は宿を飛び出して崖から身を投げてしまいます。朝になって遺体が運ばれてきたのを見て、礼子は自分がどんなに幸司を愛していたのかをようやく悟るのでした。

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