「初恋」のネタバレあらすじ結末

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初恋(2006年)の紹介:2006年公開の日本映画。日本犯罪史上最大の未解決事件「府中三億円強奪事件」の実行犯は、女子高生だったという設定の元に切ない青春を描いた作品。中原みすずの小説が原作。監督は「死にゆく妻との旅路」の塙幸成。撮影は「八日目の蝉」の藤澤順一。編集は「壬生義士伝」の冨田伸子。主演は「きいろいゾウ」の宮崎あおい。兄の宮崎将と共演した作品。主題歌は元ちとせで「青のレクイエム」。

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予告動画

初恋の主な出演者

みすず(宮﨑あおい)、岸(小出恵介)、リョウ(宮﨑将)、ユカ(小嶺麗奈)、タケシ(柄本佑)、テツ(青木崇高)、ヤス(松浦祐也)、みすずの母(久我朋乃)、柏田(藤村俊二)

初恋のネタバレあらすじ

【起】- 初恋のあらすじ1

1960年代後半、16歳になったみすずは父を早くに亡くし、おばさんの家に居候していました。肩身の狭い生活で孤独な日々を過ごしていました。
父と別れた母は、兄と一緒に出て行っていました。そんな兄のリョウから、何かあったらと連絡先をもらいます。
こないほうが良いと言われていましたが、みすずはリョウの溜まり場の店の「B」を訪れます。
何度も来ていることもあって、リョウの恋人のユカが案内してくれます。リョウの友人である岸が、「大人になんかなりたくない」という彼女を合格だと判断します。
岸は大臣の息子で東大卒です。頭脳明晰な彼とリョウは仲が良いのです。他にもテツ、タケシ、ヤスと共に彼らはBでたむろしていました。みすずも一緒にたむろし始めます。
リョウは、母親ともめると不機嫌になります。ある日、たむろしているとリョウが逮捕された知らせが届きます。
岸は、コネを使ってリョウを釈放させます。みすずは、岸の読んでいた本を図書館で見つけます。
夜遅く、みすずはBに入ろうとします。補導されそうになって必死に逃げます。岸とヤスが助けてくれます。
リョウは、ユカから見合いをする話しを聞かされます。ユカはリョウとの子供を作ろうと言いますが、リョウは結婚したら浮気しようなと言って出て行きます。泣いているユカをドアの外から聞いているリョウでした。 この映画を無料で観る

【承】- 初恋のあらすじ2

岸は、みすずが単車好きと知ります。知り合いのバイク屋に連れてって、店長の柏田にみすずの事を頼みます。
最初は乗れなかったみすずでしたが、練習していくうちに乗れるようになります。
学生運動が盛んで、警官隊との衝突が起こっていました。そこにリョウ達が行くと、警官から暴行されてしまいます。
ヤスは歩けなくなります。ユカも重傷を負って、権力の横暴さに悔しく思います。
岸は、みすずを人気のない場所に誘います。誰にも聞かれたくない話しがあるのが理由でした。
ホテルに入る事になって、みすずは怖がります。そこで岸は、権力に対抗するために、ある計画を話し始めます。
車に乗って説明を始めた岸は、ある会社のボーナスの金が護送される車を追いかけます。三億円もの大金を積んだ護送車から、金を奪う計画なのです。
車のナンバーや道順など作戦の概要を説明していきます。みすずは、免許がなくても車に乗れる事から、この作戦を実行してみないかと岸から提案されます。
みすずはその提案を受けて、それからは岸と二人でシミュレーションします。退院したユカは、リョウに別れを告げて実家に帰ります。

【転】- 初恋のあらすじ3

実行日、当日はどしゃ降りとなります。予定通り、手配した白バイがある場所へと向かいます。
しかし、白バイが地面に埋まってて、中々動かせません。何とか動かしますが、予定時間を少しオーバーしています。
警官の服を着たみすずは、白バイに乗って追い越ししようとします。しかし、トラックの荷台にかかっていたシートが落ちてきます。
白バイについてしまって、速度が落ちてしまいます。取り外すこともできなくて、予定時間を過ぎた事から諦めかけます。
そこに護送車が現れて、みすずは前に出て止めます。ダイナマイトが仕掛けられていると言います。
岸が違う場所に爆破予告をしていたことから、そこで爆破も行われた事を話して乗車員に信じさせます。
車の底にダイナマイトがあると言い、発煙筒をつけます。乗車員は離れて、みすずが乗り込みます。そして金の積んである車ごと奪って、岸の待つ集合場所に向かいます。
岸がみすずに着替えるように言って、彼女は日常へと戻って行きます。世間では、三億円が強奪されたことで騒がしくなっていました。犯人を捕まえるために、警察は多数の捜査員を導入します。
その頃、岸はみすずと共に別荘選びにやってきていました。不在の別荘に侵入して、楽しく食事をします。岸はしばらく遠くに行って、早めに会いに戻ってくると言います。

【結】- 初恋のあらすじ4

それからしばらくして、岸はリョウの釈放を頼んだ人物に犯行を突き止められてしまいます。みすずの事はバレていませんでした。
大臣の息子がこのような事をしては、大変な事になってしまうため、岸は遠い海外へ消えるように言われます。
応じなければ、柏田のようになると言われます。柏田は、岸の犯行の事を知っていたため、殺されてしまっていました。
高校を卒業し、大学受験が終わったみすずは、岸がくれたアパートの部屋に住み始めます。待てども待てども、岸はやってきませんでした。
そして一本の連絡がきます。リョウが左翼学生らと衝突して、リンチされた末、内臓破裂で死んだのです。享年24歳でした。
ある日、押し入れに岸の本を見つけます。そこには、岸がみすずに一目惚れした事が書かれていました。みすずは、これからも岸を待ち続けることを決意します。
ユカは実家に帰って、離婚して家業の酒屋を切り盛りしていきます。タケシは小説家になって芥川賞を受賞します。しかし、癌になって死亡します。享年36歳でした。
テツは薬物中毒で、ビルの屋上から飛び降りて死亡します。享年29歳でした。ヤスは車椅子で北海道を放浪中に、ひき逃げ事故で死亡します。享年23歳でした。
岸は消息不明です。1975年に三億円強奪事件は時効を迎えました。未だにその紙幣は使われていません。終わりです。

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みんなの感想

ライターの感想

この映画の見所は、岸が残した本をみすずが見る場面です。岸がみすずに、初めて会った時から恋をしているのが書いてあり、それを読むみすずの姿に涙が落ちてしまいます。
また、最後にBに集まっていた仲間達の行く末が紹介されます。元ちとせの「青のレクイエム」が流れながら、白黒の描写と切ない仲間達の行く末が語られます。その場面を見ていると、悲しくなって心がぎゅっと縮こまってしまいます。
この作品は、宮崎あおいと兄の宮崎将が共演した作品です。本物の兄妹なので、見ていて違和感がなくて、とても自然です。
最後まで見終わって、この先のみすずがどうなるかが気になる作品でした。岸と再会できることを祈るばかりです。
全体を通して、切ない印象が強く、見終わった後に過去を思い出します。懐かしい青春を思い出して、友人と久しぶりに会いたくなります。また、付き合っていた恋人のことも思い出すきっかけにしてくれます。見終わってから、不思議な後味を残してくれる映画でお勧めです。

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