「悲しみの青春」のネタバレあらすじ結末

悲しみの青春の紹介:イタリア映画の巨匠ヴィットリオ・デ・シーカの晩年の作品。1971年にアカデミー賞最優秀外国語賞、ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。ジョルジョ・バッサーニの半自叙伝小説『フィンツィ・コンティーニ家の庭』が原作。1930年末のイタリアを舞台に、迫害されるユダヤ人の苦痛や悲劇的な恋愛模様を描いた名編。

予告動画

悲しみの青春の主な出演者

ジョルジョ(リーノ・カポリッキオ)、ミコル(ドミニク・サンダ)、ブルーノ・マルテーナ(ファビオ・テスティ)、ジョルジョの父(ロモロ・ヴァッリ)、アルベルト(ヘルムート・バーガー)

悲しみの青春のネタバレあらすじ

【起】- 悲しみの青春のあらすじ1

1938年イタリア・フェッラーラ。ユダヤ上流階級のフィンツィ=コンティーニ家に数名の若者がテニスをするために集まりました。誘ったのはこの家の娘ニコルと兄のアルベルト。招待されたのは、ミコルの幼馴染のジョルジョ、アルベルトの友人マルテーナ、ユダヤ人中流家庭のラッテスと恋人のアーリア人アドリアーナらです。
ミコルはジョルジョと二人きりになり、思い出話に花を咲かせます。二人は現在大学生でミコルはヴェネチアの学校に通っており、二人とも間もなく卒業する予定でした。一方のアルベルトは病弱で、家で過ごすことの多い内気な青年です。
この頃ムッソリーニのファシストとナチスが成立させた人種法にて、雑種婚や通学、兵役など多くの制限が設けられました。ユダヤ人はテニスクラブからも追放され、ジョルジョはコンティーニ家のコートを借りるようになっていたのです。
後日コンティーニ家に再び仲間が集いました。マルテーナはミコルを口説きますが、彼女はきっぱりと彼への嫌悪感を口にします。

【承】- 悲しみの青春のあらすじ2

雨に濡れたミコルとジョルジョはまた二人きりになりますが、ジョルジョはミコルの手を握った途端に拒絶されてしまいます。
翌日再びミコルに会いに行ったジョルジョは、彼女が既にヴェネチアに発ったことを聞き、ショックを受けました。その後図書館を利用したジョルジョは、警備員に退出を促されます。父と親しい館長に直訴したジョルジョですが、人種法に従わなければ身に危険が及ぶと言われてしまいます。ジョルジョはコンティーニ家の書斎を貸して貰えることになりました。
ジョルジョの弟エルネストがフランス・グルノーブルの大学へ入学することになり、家族が駅まで見送りに行くと、列車は兵士で溢れかえっていました。
アルベルトから連絡を貰ったジョルジョが再びコンティーニ家を訪れると、卒業したミコルが戻って来ていました。ミコルの部屋に入ったジョルジョは彼女を求めますが、激しく拒まれます。ミコルにとりジョルジョは特別な存在ですが、彼女は思い出を大切にしたいと言い、もう二度と来るなと告げました。

【転】- 悲しみの青春のあらすじ3

エルネストに金を届けてほしいと父に頼まれたジョルジュは、グルノーブルに向かいました。エルネストの友人と食事したジョルジュは、腕に数字を刺青した人を見かけ、不思議に思い尋ねます。彼はダッハウ収容所に送られた時に数字を掘られたこと、ナチス党員になったことで生延びたことを告げました。
地元に戻ったジョルジョが、コンティーニ家を覗くとマルテーナ、ラッテスとテニスをしているミコルの姿が見えました。ジョルジョが帰り際のラッテスに声を掛けると、雑種婚が禁止されたため、アドリアーナが他の男と結婚したことを聞きます。ユダヤ人への迫害が広がって来ていました。
ジョルジュはマルテーナから、最近はアルベルトだけでなくミコルまでもが危険を感じ外出しなくなったと聞かされ、ミコルのもとを訪ねます。ジョルジョは愛を伝えますが、ミコルは彼の気持ちを受け入れませんでした。街では、イタリアが第二次大戦に参戦したことでファシストが熱狂しており、ジョルジュは苛立っていました。

【結】- 悲しみの青春のあらすじ4

マルテーナが招集されることになり、出発前夜ジョルジョは彼に会います。ミコルとキスもしていないのかとマルテーナに尋ねられたジョルジュは、片想いなのだと答えました。
その帰途、コンティーニ家の塀にマルテーナの自転車を見つけたジョルジュは、屋敷の中に忍び込むと、裸のミコルがいました。ジョルジュに気付いたミコルは、とどめを刺すように隣に眠るマルテーナを指し示します。帰宅したジョルジュの様子を察した父は、若いうちに傷ついた方がいいと息子を慰めました。
その後アルベルトは病死し、マルテーナもロシア戦線に送られ死にました。半年後、映画を見ていたラッテスも警察に捕まり、コンティーニ家も全員連行されてしまいます。
ユダヤ人は小学校の教室に収容されていました。そこはミコルが通った学校でした。ミコルと祖母は家族と離され、別の教室に入れられます。そこにジョルジョの父もおり、自分以外の家族は逃げ切ったと聞いたミコルは安堵します。これから何処に行くのか分からないが、一緒にいられることを願おうと二人は励まし合いました。

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