溺れるナイフのネタバレあらすじを結末(ラスト)まで紹介。

「溺れるナイフ」のネタバレあらすじ結末

溺れるナイフの紹介:2016年11月公開の日本映画。青春漫画の傑作と言われるジョージ朝倉による同名作を、小松菜奈&菅田将暉主演で映画化した青春ラブストーリー。田舎町へ引っ越してきた人気モデルと、容姿端麗な青年との出会いと運命の恋の行方がつづられる。

予告動画

溺れるナイフの主な出演者

望月夏芽(小松菜奈)、長谷川航一朗〔コウ〕(菅田将暉)、大友勝利(重岡大毅)、松永カナ(上白石萌音)、望月芽衣子(市川実和子)、望月鉄男(ミッキー・カーチス)、広能晶吾(志磨遼平)、望月直樹(斉藤陽一郎)、蓮目匠(嶺豪一)、望月竜太(伊藤歩夢)、長谷川航司郎(堀内正美)

溺れるナイフのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①東京でモデルとして活躍する夏芽は、父の都合で浮雲町へ。そこでコウという金髪の不思議なオーラを持つ少年と出会う。互いに惹かれ自然に付き合い始めるが、火祭りでストーカーの蓮目に夏芽はレイプされそうになった。レイプは未遂に終わるが助けられなかったコウとの距離が開く。 ②夏芽は大友と付き合うように。広能に映画へ誘われた夏芽は出演を決める。火祭りで蓮目が再び夏芽を襲う。コウは浮雲町で夏芽を見守ることに、夏芽は女優として開花した。

【起】- 溺れるナイフのあらすじ1

東京でモデル雑誌『プラム』のモデルをしていた15歳の少女・望月夏芽(もちづき なつめ)は、家庭の都合で父の故郷の田舎町・浮雲町に引っ越します。
(注:浮雲町は架空の町。地元の方言は広島弁と関西弁がまじっている)
夏芽の家庭は、父・直樹と母・芽衣子、弟・竜太の4人暮らしです。
父の実家は旅館『あづまや』を経営していましたが、高齢の祖父・鉄男だけになってしまいました。家業の『あづまや』を継ぐために、夏芽の父は家族を連れて浮雲町へ引っ越したのです。
地元の人たちとの宴会を抜け出した夏芽は、海辺を散策しました。海辺の近くには赤い鳥居があり、そこは「神様のいる場所」として立ち入り禁止になっています。
ところがその岩間の海に、髪を金髪に染めた少年がいました。
少年は浮雲町を仕切っている大地主・長谷川家の息子・長谷川航一郎といいます。みんなからは通称・コウちゃん(または「コウ」)と呼ばれており、変わったオーラを放っていました。

翌日、転校先の学校へ登校した夏芽は、クラスメイトに注目されます。夏芽はモデルとして非常に有名で、クラスメイトはみんな知っているほどでした。
田舎町の浮雲町でも、夏芽は美少女として目立ちます。
同じクラスにはコウの姿がありました。
夏芽はコウとその親友の少年・大友勝利、松永カナと親しくなります。
コウは立ち入り禁止の鳥居のある海によく入っていました。コウは「この町のもんはみんな俺のもんじゃ。好きにしてええんじゃ」と言います。
それは傲慢から発したものではありませんでした。町一番の権力者の息子であり、またコウ自身もそれだけの魅力を持っていました。コウが言うと決して不遜な一言ではなくなるのです。
浮雲町にいる夏芽は、半ば芸能活動を引退したような身でした。ところがある日、夏芽のところへ電話がかかってきます。
権威あるカメラマン・広能晶吾が夏芽の写真集を撮りたいそうです。
広能と会った夏芽は、「君はカメラの前でないと呼吸できないんだね」と言われて、モデルをすることにしました。
夏芽が写真集を出したのは、地元で誰よりも目立つコウへの対抗心もあります。しかし本当は対抗心ではなかったのです。

【承】- 溺れるナイフのあらすじ2

夏芽も浮雲町の一員となった瞬間から「コウのもの」でした。そう気付いた夏芽は、コウと当たり前のように付き合い始めます。

写真集は売れ、夏芽の母・芽衣子は自分と夏芽だけ東京へ戻るプランも考えましたが、夏芽本人が東京へ帰る気がありませんでした。
広能が映画を撮影することになり、夏芽にその話が舞い込みます。
夏芽はコウに相談しました。コウは「力があったら使いたい思うんじゃないんか」と言います。コウは夏芽を縛るのではなく、夏芽の意志を尊重し、意志を持つ女性を「面白い」と思うようです。
コウは青い数珠型のブレスレット(パワーストーン)をいつもつけていました。夏芽は写真集撮影時に、スタイリストから赤いパワーストーンを貰います。
コウは夏芽とパワーストーンを交換しました。

浮雲町で、年に1度のお祭り『火祭り』が催されます。
その頃『あづまや』に大学院で民俗学を勉強しているという男性・蓮目匠が、泊まりにきました。火祭りを見に来たそうです。
火祭りは女人禁制でした。参加はできませんが、見ることはできます。
火祭りを見物していた夏芽に、蓮目が祖父が倒れたと知らせました。夏芽を連れて車に乗せます。
パワーストーンがはじけたコウは、嫌な予感がしてカナに聞きました。カナは「おじいちゃんが倒れたとかで、病院に連れていかれた」と言いますが、大友が「夏芽の祖父なら、さっきそこらへんで犬を探しまわっていた」と言い、蓮目の嘘がばれます。
夏芽は車に乗せられて山奥へ連れて行かれ、レイプされそうになっていました。
コウが助けに現れますが、蓮目に殴られて倒れます。
カナと大友が通報をしていたため、夏芽は蓮目に押し倒された程度で、何もされずに終わりました。蓮目は連行されます。
ところが噂に尾ひれがつき、本当は何もなかったのに、ネット上で夏芽は「レイプされた」ということになりました。

【転】- 溺れるナイフのあらすじ3

そのレイプ未遂事件がきっかけで、夏芽とコウは距離があきます。コウは「夏芽を助けられなかった」と悔い、夏芽は「コウに守られたかった」と思いました。
「離れることがお互いに傷つかない最良の方法だ」と思った夏芽とコウは、交流を持たなくなります…。

…月日は巡り、高校に入ります。
コウは地元の悪い少年たちと付き合うようになりました。
夏芽は相変わらずレイプ説の噂が流れ、高校でも孤立しています。
そんな夏芽を心配した大友が、声をかけます。「困ったことがあったら、何でも言うて」と言いました。
夏芽と大友が連れ立っている横を、コウが悪い仲間と通り過ぎます。
別の日、夏芽はコウを探しに港の方へ行きました。コウは夏芽を避けるようにボートを出しますが、夏芽が先回りしてボートに乗ります。
コウは夏芽と大友のことを「青春ごっこ」と言い、「俺たち(コウと夏芽)はのう、どうも幻想を見合とったんじゃのう」と告げると「お前の人生に巻き込まれんのは、もう嫌じゃ」と言いました。夏芽は傷つきます。
悲しむ夏芽を慰めた大友は、友達でいいと言いながら夏芽と付き合い始めました。

その頃、広能からまた映画の話が持ち込まれます。前の映画の話は、夏芽レイプ未遂事件騒動で、お流れになっていました。
今度は主役の座だとして送られてきた脚本は、夏芽をモデルにしたかのような、レイプシーンがあるものでした。脚本に目を通した夏芽は気分を害します。
後日、広能が高校で夏芽を待ち伏せすると、「今の夏芽ちゃん見たら、撮る気なくなった」と言いました。
夏芽は「晒し者になりたくない」と言いますが、広能は「(芸能人になるような人たちはみんな多かれ少なかれ)変態でしょ」と答えます。
「君となら、もっと遠くへ行けると思ったんだけどね」と言い捨てて、広能は立ち去ります。
落胆した夏芽は海に行き、コウと再び会います。コウはその頃、ヤケでケンカをしていました。
コウはこれで会うのが最後だと言い「お前は俺を追いこしていってくれ」と言います。

【結】- 溺れるナイフのあらすじ4

コウはこの土地で神さんと生きる道が決まっていますが、夏芽の天職はもう決まっているようなものではないか(芸能人だ)と告げたコウは「遠くへ行けるのが、お前の力じゃ。俺はお前に何もしてやれんのじゃ。誇り高くおりたかったわ」と告げます。
もう会えなくても、それでもやはりコウのことが好きだと、夏芽は再認識しました。

夏芽は大友の元へ行くと別れを切り出して、映画に出ることにしたと告げます。映画に出演するということは、東京に戻ることを意味しました。
大友は遠距離恋愛でもいいと答えますが、夏芽が仕事だけにしたいと断ります。
大友はがっかりしますが、東京へ行く夏芽を応援すると言って、握手しました。

その頃また火祭りが行なわれます。
見慣れないお面を見つけたカナは、コウに知らせました。そして「夏芽ちゃんは災いの元じゃ」と言います。
そのお面の人物は蓮目でした。1年が経過して、また夏芽を襲いに来たのです。
連れ去ってレイプしようとする蓮目を、コウが制止しました。カナも遅れて駆け付けます。
蓮目は気絶した夏芽にナイフを突きつけて、コウを脅しながら自分で自分の喉を掻き切ります。
蓮目は自殺することで、翌日の新聞に「自分の写真と夏芽の写真が一緒に載ること」を期待したのでした。
しかしコウはそれを理解したうえで、海にこっそり蓮目の遺体を沈めることにします。
輝かしい夏芽の未来を、蓮目とのスキャンダルで傷つけたくないと考えたからでした。
カナはそのナイフを夏芽に見せると「明日、全部海に沈めるけ。夏芽ちゃんはもうコウちゃんに会わんといて」と言います…。

…何年か後。
夏芽は東京へ出て、女優として大成しました。広能と共にジパング国際映画祭の最優秀主演女優賞を獲ります。
みんなに拍手喝采されながらも、夏芽の心にあるのはコウでした。自分が前に進み続ける限り、ずっとコウの背中を追い続けるように思える…それが、夏芽にとって一生解けない呪いです。でも幸福な呪いです。
コウは夏芽を守る決断をし、浮雲町で夏芽の成長を見守る選択をしました。
夏芽は世界に羽ばたいて活躍しますが、心にあるのはコウのことだけです。
2人は互いのそばにいる選択ではなく「互いを互いの『神さん』とする」選択を取ったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

…え!? 吃驚するほど内容が薄っぺらいけど大丈夫!?
私は原作未読。そしてウィキでちらっと見るかぎり、これはどうやら原作とはかなり違った展開のよう。
原作では小6スタートだけど、映画では15歳スタート。そして1年間の話。
どうやら終盤にいたっては、原作とはまるで異なるストーリーのよう。
確かに私も納得いかんもん! どういうこと!? とか思ってしまった。
主役の2人がともに存在感ある、いま旬の存在だから見られたようなもの。
…ほんとに悪いんだが、内容は薄っぺらいし、規模も小さい話。

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