エレニの帰郷

「エレニの帰郷」のネタバレあらすじ結末

ラブストーリー

「ユリシーズの瞳」などで知られるテオ・アンゲロプロスの遺作。二十世紀を背景に、母エレニと、彼女と愛を交わした男二人の動乱の人生を、息子である主人公”A”の観点から描く。

映画「エレニの帰郷」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「エレニの帰郷」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

エレニの帰郷の主な出演者

A(ウィレム・デフォー)、エレニ(イレーヌ・ジャコブ)、ヤコブ(ブルーノ・ガンツ)、スピロス(ミシェル・ピッコリ)

エレニの帰郷のネタバレあらすじ

【起】- エレニの帰郷のあらすじ1

二十世紀末ローマ。映画監督"A"は、難解な撮影を続行させるために、両親の人生を振り返っていた。―…"A"の母エレニは、女子大生時代に秘密警察に逮捕され、テサロニキ収監所に送られてしまう。女性囚人と共になんとか脱走できたものの、エレニは恋人のスピロスと離れ離れになってしまった。その後エレニはウズベキスタンで、イスラエル難民のヤコブと知り合い、行動を共にする。

【承】- エレニの帰郷のあらすじ2

1953年、ギリシャ難民の町でエレニとスピロスは運命の再会を果たし、エレニのお腹には"A"が宿る。しかしスターリン死後の混乱の中二人は再び逮捕され、別々にシベリアへ送られてしまう。エレニと親しかったヤコブも同じくシベリアへと送還され、友人としてエレニを支え続ける。エレニは"A"を無事出産すると、ヤコブの姉の協力で"A"だけモスクワへと逃がす。捕まっていたスピロスは交換脱獄で海外へと逃れた。エレニとヤコブは1974年、オーストラリアへの越境に成功。スピロスを探すためにニューヨークへ向かうと言うエレニ。エレニへの一途な愛を断ち切れないヤコブは帰郷を諦め、エレニと共にニューヨークへと向かった。しかしその先で待っていたのは、見知らぬ女性と暮らすスピロスの姿だった。エレニは失意に暮れてカナダへ向かい、そこで息子"A"と再会する。

【転】- エレニの帰郷のあらすじ3

―…時は現代に戻り、50歳を過ぎた"A"は両親のエレニとスピロスをドイツに迎える。ヤコブも加わって一同は感動の再会を果たす。大晦日のベルリンの街で、お祭り騒ぎを楽しむ"A"とその両親。しかし"A"の娘が橋の手すりから自殺しようとしているところが発見される。娘は激しい抑鬱に悩んでいた。エレニが説得し、危険な場所から孫娘をようやく降ろすが、元々体調が悪かったエレニは衰弱して倒れ込んでしまう。"A"のアパートに心配してかけつけたヤコブとスピロスは、最後の酒を酌み交わす。

【結】- エレニの帰郷のあらすじ4

叶わない愛と知りながらもエレニを長年想い続けたヤコブだったが、もう帰る場所がないと感じ、川に身を投げて自殺する。翌朝目を覚ましたエレニはヤコブの名を呼ぶが、いないことを悟り、安堵したような表情で再び倒れ込む。"A"が医師を呼ぶも時すでに遅く、エレニは息を引き取る。後日、スピロスは"A"の娘と手を繋ぎ、ほほえみながら歩いている。場所は、ベルリンの壁崩壊の象徴となったブランデンブルグ門であり、動乱の二十世紀の終わりと、新時代の幕開けを連想させる。

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