「カリキュレーター」のネタバレあらすじ結末

SF映画

カリキュレーターの紹介:2014年製作のロシア映画。「オーガストウォーズ」のフョードル・ボンダルチュク製作のSF映画。未知の惑星を舞台に、生きて通り抜けた者のいない沼を渡り、“幸福の島”を目指す囚人たちを待つ運命とは。出演は「エスケープ 逃亡者」のイェフゲニー・ミロノフ。『未体験ゾーンの映画たち2016』で上映。

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予告動画

カリキュレーターの主な出演者

エルヴィン・カン(イェフゲニー・ミロノフ)、アンナ・クリスティーナ〔クリスティ〕(アンナ・チポフスカヤ)、ユスト・バン・ボルグ(ヴィニー・ジョーンズ)、マティアス(ニキータ・バンフィーロフ)、カピタン(キリル・コザコフ)

カリキュレーターのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①未来の惑星XT-59では徹底した惑星管理システムの下、自由な暮らしができなかった。自由を望んだクリスティは終身刑となり、居住区域外の沼地へ追いやられる。 ②同じく囚人のエルヴィンと協力したクリスティは、幸福の島へ到着、脱出する。エルヴィンは総統の顧問官だった。

【起】- カリキュレーターのあらすじ1

1000年前、最初の移住者が地球を離れました。人類は地球を離れ、さまざまな星に住みつき始めました。
それから1000年後。つまり近未来。
…アンナ・クリスティーナ、通称・クリスティは惑星XT-59に住む若い女性です。
その星は徹底した惑星管理システムが敷かれており、居住区域はきちんと整備されていますが、惑星の居住区域を一歩でも出ると、底知れぬ沼が広がるところでした。
XT-59では惑星管理システムの管理下で、秩序と繁栄の名の下に、人は思うまま生きることができません。
クリスティは嫌いな仕事に就かされ、嫌いな相手と結婚せざるをえませんでした。
嫌気がさしたクリスティは離婚申請をして役所の人に申し立てたところ、襲われて灰皿で殴って殺したことで、終身刑を言い渡されます。刑は翌日執行でした。
囚人はクリスティの他にもいました。8名ほどが終身刑を言い渡され、刑務所に拘留されます。
翌日、刑が執行されました。とはいっても処刑されるのではありません。居住区域から外に出されるだけです。但し外のエリアは非常に厳しい場所でした。
終身刑にも減免措置があります。執行人は「真東に300km行けば、安息の地がある」と言います。そこは「幸福の島」と呼ばれていますが、本当に行けるかどうかは不明でした。実質的には「流刑」です。
外は荒れ地と沼地が広がっていました。最低限の装備と食料は渡された後「1時間後に警報を鳴らし、もし居住区域との境界線にまだ残っているようであるならば銃殺する」と宣告されます。
居住区域とその外には目に見えないバリアが張られており、1時間後にはバリアを張り直すようです。
・クリスティ…ショートカットの若い女性。
・エルヴィン・カン…金髪の中年男性。数学者と名乗るが本当は総統の顧問官。
・ユスト・バン・ボルグ…スキンヘッドの大男。服役歴あり、沼に通じている、通称〝北極オオカミ〟。
・ワレンチン・ホルム…ひげ濃い中年男性。地球に対するスパイ罪で有罪に。
・ジョブ…眼鏡をかけた初老の男性。銀行家。
・マリヤ…若い金髪女性、少しけばい。エルヴィンの正体を知っている。
・レイラ…若い黒髪女性。
・ヤン…白いひげをたくわえた初老の男性。
ユストは全員で行動することを皆に言いますが、エルヴィンはクリスティと2人だけの行動を希望しました。 この映画を無料で観る

【承】- カリキュレーターのあらすじ2

メンバーは武器の奪い合いになりますが、エルヴィンはザックとポール、ロープと食料をもらうと、武器を入れている箱をくれと言います。ユストが食料との交換を言い出し、エルヴィンは呑みました。
二手に分かれたものの、エルヴィンとクリスティの跡をユストたちはついてきます。クリスティは、迷いなく進むエルヴィンのことを「計算機(カリキュレーター)のようだ」と思いました。
2人は箱をロープでひきずりながら進みますが、レイラが追ってきて「仲間に加えてくれ」と言います。しかしエルヴィンは断りました。
1時間が経過し、光線銃の銃弾が襲ってきます。レイラは逃げ、エルヴィンとクリスティは這いながら進みました。
エルヴィンはこの場所に通じているようで「島は実在し、辿り着ける」と断言しますが、「来るのは初めて」と言い、クリスティはエルヴィンのことを図りかねます。殺し屋かと勝手に想像しました。
途中休憩を入れている時、湧き水で身体を洗っていたクリスティに「動くな」とエルヴィンが声をかけます。
覗いていたのかと(注:とはいうものの着衣のまま首筋を洗っていた程度)驚いて振り返ったクリスティは、つるのような長い植物が光りながら襲ってくるのを見ました。
エルヴィンは胸に浅い切り傷を作りながら「ナイフで切れ」と言い、クリスティはその通り根元からつるのような植物を切ります。
それは「ムチ柳」という電気を帯びた植物でした。エルヴィンはいい武器になると喜び、クリスティは疑ったことを謝ります。
なぜ2人で行動するのかエルヴィンに聞くと「集団だと『ノコギリ樹』に襲われるから」と答えました。
小さなタケノコのようなものが土の表面から出ており、エルヴィンとクリスティは横になりじっと動かずにいますが、後から追ってきたユストらの一行が襲われます。
それは触手のように地面から生え、バラのツルのように絡まって襲う形状の植物でした。これがノコギリ樹です。ワレンチンが襲われて食われました。
休憩の時、エルヴィンはクリスティにクイズを出します。
「チョコが買いたいのだが、買うには少女は硬貨が10枚足らず、少年は1枚足りない。2人で買おうとしても、硬貨が1枚足りない。さて、チョコはいくら?」

【転】- カリキュレーターのあらすじ3

クリスティは聞き終わる前に寝ていました。
細い魚の群れのようなものが津波のように押し寄せてきます。エルヴィンとクリスティは金属製の箱の中に入ってやりすごしました。魚も鋼鉄製のようで、ところどころ穴が開きます。
箱から脱出して歩き始めたクリスティは、エルヴィンにクイズの答えを聞きました。エルヴィンは「答えは10枚。少女は無一文だった」と答えます。
沼地を歩いた2人は、やどかりのような3cmほどの小さな生き物を食べました。生のまま食べるのかと驚くクリスティに、「生のほうがまだまし」とエルヴィンは言います。まずいのですが必死で食べました。
その頃ユスト組は内輪もめが始まりました。マリヤがまたエルヴィンの方につきたいと言い出し、休憩しろと言うユストを無視して先に行こうとします。
怒ったユストが追いかけようとして、沼にはまりました。ユストは見捨てられそうになりますが、白ひげの老人・ヤンが助けます。
クリスティはエルヴィンに正体を聞きました。エルヴィンは「元顧問官」と答えます。メディアに表立って出ない役目なので、知られていなくても当然なのだそうです。
エルヴィンはこの惑星XT-59の厳しすぎる管理システムに対して反感を持ち、システムの極秘情報を暴露しようとして捕まりました。公式には機密情報漏えい罪です。
但し、エルヴィンは一つ手を打っていました。エルヴィンしか解除できないウイルスをシステム機能に仕掛けたのです。
時間が経過すると管理システムはシャットダウンし、都市機構は壊滅状態に追いやられることになっていました。そしてその頃には、エルヴィンは「幸福の島」に着いている予定です。
エルヴィンが沼地のことに詳しいのは、この処刑システムを提案したのが他ならぬエルヴィン自身だったからでした。
クリスティも告白します。理由は知らなかったわけですが、クリスティは収監中、マティアス大尉に「エルヴィンを殺せば釈放する」と言われたそうです。クリスティは断っていました。
エルヴィンを殺せという指令はユスト以外の他の人にも下っていました。レイラが「仲間に加えてくれ」と言っていたのは、暗殺を実行するためだったようです。
レイラがエルヴィンだと思って声をかけると、全く違う男が襲い、レイラを殺しました。男はその前に執行された囚人で、レイラを殺した直後に化け物にやられます。

【結】- カリキュレーターのあらすじ4

ユストの一行はエルヴィンとクリスティの少し後ろを歩いていましたが、女性・マリヤがクモの糸のようなものに包まれました。『殺人カビ』といわれるもので、あっという間に覆われてマリヤは死にます。
その頃、惑星管理システムには不具合が出始め、総統がエルヴィン拿捕を命令しました。マティアス大尉が特殊部隊を連れ、3時間以内に探し出せと言います。
ジョブは食料の袋を取ろうとして、黒い生き物に襲われました。残りは、エルヴィンとクリスティとユストとヤンです。
エルヴィンはユストに、自分を特殊部隊に引き渡せば時間が稼げると言いました。引き渡したユストは釈放されますし、その間にクリスティとヤンが幸福の島に行ければいいというわけです。
特殊部隊がやってきました。しかしノコギリ樹にやられます。ユストとエルヴィンは洞窟に行きマティアス大尉と会い、まずはユストの釈放を要求しました。マティアスは証明として銃を渡します。
ところがこの銃は空っぽの囮の銃でした。マティアス大尉はユストを撃った後、隠れていた白ひげ老人・ヤンも撃ち、クリスティを人質にします。黒い塊に襲われたジョブが生きており、エルヴィンに協力すると言いました。
エルヴィンは投降した振りをしてマティアス大尉からクリスティを引き離します。マティアス大尉は、背後から瀕死のユストに首をナイフで刺されて死にました。
ユストは毒をあおって自殺します(致命傷だったから)。
ジョブとエルヴィンとクリスティは、浮草のかたまりに乗って海を移動します。あともう少しというところで浮草の進みが悪くなったのを知ったジョブは、説得するエルヴィンとクリスティを拒否して海に入り、海の生き物にやられました。
目の前に滝が出現しますが、浮草にくるまれとエルヴィンが命令します。浮草に包まれたまま滝を落ちた2人は無事で、幸福の島に到着しました。
そこには極秘の軍事施設があり、岩の中に脱出用の飛行機がありますが、解除コードの最後の1桁が分からないとエルヴィンが言います。試せるのは2回だけです。
クリスティは「総統にクイズを出したか」と聞きました。エルヴィンは「総統は9と答えた」と言います。それが答えだとクリスティは言い、解除コードを当てます。
1人乗りだから残ると言うエルヴィンに、クリスティは「では私も残る」と言いました。脱出用の飛行機で2人は脱出し、惑星XT-59には銀河軍が介入します。
10年後、新しいシステムが惑星に導入されましたが、もっと残酷なものとなりました。

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みんなの感想

ライターの感想

…じつのところ、けっこう突っ込みどころ満載の内容。
だって「誰も知らない幸福の島」「前科ありで沼地を知りつくした男・ユスト」…あれ? 沼地に流罪になって、生きて帰った者はなかったんじゃないっけ?
この設定がまずもって「???」なので、首を捻りながら見てしまう。
予告動画ではノコギリ樹がばーんと出てくるのだけど、「ああ、ちょっとちゃちい」…想像してたよりかは。
こう、もっといろんなものが出てくるのかと思ってたのに、少なかった。
食物に至っては…フナムシみたいなの1匹食べたのみか? それで300kmの行程を踏破できたっていうんだからすごいや。
ラストも「飛行機は1人乗り」だと言った直後に2人で脱出してるし。しかも脱出できてるし。惑星の外まで出られてるし。
なんというか…その場の思いつきで脚本組み立てて行ったのか? そう思いたくなる内容。

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