「ギヴァー記憶を注ぐ者」のネタバレあらすじ結末

SF映画

ギヴァー 記憶を注ぐ者の紹介:2014年公開のアメリカ映画。争いなど排除された近未来の管理社会を舞台に、記憶を受け継ぐ使命を与えられた若者が、ある男性と出会って大切なことが何か気づいていく姿を描いている。ロイス・ローリーの児童文学が原作。フィリップ・ノイスが監督を務め、ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリープ、ブレントン・スウェイツ、テイラー・スウィフトなど豪華出演で贈る作品。

予告動画

ギヴァー記憶を注ぐ者の主な出演者

ギヴァー(ジェフ・ブリッジス)、主席長老(メリル・ストリープ)、ジョナス(ブレントン・スウェイツ)、父親(アレクサンダー・スカルスガルド)、母親(ケイティ・ホームズ)、フィオナ(オデイア・ラッシュ)、アッシャー(キャメロン・モナハン)、ローズマリー(テイラー・スウィフト)、リリー(エマ・トレンブレイ)

ギヴァー記憶を注ぐ者のネタバレあらすじ

【起】- ギヴァー記憶を注ぐ者のあらすじ1

荒廃後、ある社会が再建されます。境界に守られたコミュニティーで、ここでは誰も過去の記憶を持っていませんでした。
この社会は平等で、幼いころから規則をすりこまされます。それは正しい言葉の使用、指定服の着用、毎朝の投薬、門限の厳守、正直であることです。
ジョナスは明日一生の仕事が決まる予定です。彼は他の人とは違う世界が見えていました。人とは違うのが嫌で、そのことは言っていません。
アッシャーとフィオナは親友です。ここは差異のない世界なので、争いも起きず、有名人もいませんでした。
仕事は長老会で決定されます。不安なジョナスでしたが、両親は長老たちが決めるから大丈夫と安心している様子です。
翌日、儀式に大勢の人がやってきます。会場では、ジョナスのことを見てくる一人の男の姿がありました。
解放の儀式では老年者が紹介され、旅立つことが発表されます。そして出産母が出生した赤ん坊が、渡されていきます。家族ユニットとして登録されるのです。
次に9歳の儀式が行われ、自転車が支給されます。ついに任命の儀式が始まり、ジョナスらがステージへと上がります。
続々と発表され、アッシャーはパイロットに任命されます。次はジョナスの番なのに、飛ばされてしまいます。ジョナスは一人立ち尽くします。
フィオナは養育係に任命されます。全員が任命されて、主席長老は映像から姿を消します。
主席長老が再び現れて、驚かせたことを謝罪します。そしてジョナスが呼ばれ、主席長老は前回の失敗を受けて、慎重に選んだと発表します。
ジョナスは4つの資質を備えているのです。知性、誠実さ、勇気、彼方を見る力がありました。ジョナスは次の記憶の器(レシーヴァー)として任命されます。
ジョナスは前回の10年前の失敗を父に聞こうとしますが、母が禁じられていることを伝えてきます。

【承】- ギヴァー記憶を注ぐ者のあらすじ2

ジョナスは唯一のレシーヴァーとなり、規則が外されて嘘をつくことを許可されます。指定された場所に向かうと、本がたくさん置かれていました。
儀式で見てきた男がいて、彼は時間がないからと、謝罪は不要だと言ってきます。また、全世界の記憶をジョナスに伝えるとも話してきます。
ジョナスは近づくように言われて、彼に手のアザの部分をチェックされます。手を向けあって、ジョナスは過去の記憶を受け継ぎます。このアザはレシーヴァーとなる素質を持つ者にありました。
ソリと雪、家族と過ごす本当の家を見たジョナスは興奮が収まらなくなります。コミュニティーでは、天候が制御されているので雪が降らないのです。
その理由は作物を駄目にするからで、飢餓が発生する可能性があるのです。もっと過去を知りたいというジョナスに、男は散歩に行こうと言います。ジョナスは彼から、記憶を注ぐ者「ギヴァー」とでも呼んでくれと言われます。
また別の日、ジョナスはギヴァーから虫を見せてもらいます。そして色も見ることが出来ます。大海原で船の中、夕日と海が見える景色にジョナスは興奮します。
そして近くにあったリンゴが赤であることが分かります。フィオナと同じ髪の色です。
人々は色彩を手放していました。それは肌の色や人種の差異のない社会を作るためでした。
ジョナスはフィオナに素晴らしさを伝えたいと考え、手を繋いで虹を見せようとします。そこへアッシャーが現れて、外が見える場所へと3人は向かいます。外のことは秘密とされていて、ジョナスは秘密だらけだと疑問に思います。
大きな階段があり、そこでジョナスはソーラーパネルを引いて、ソリを真似た遊びをしようとします。アッシャーは規則を破れないことから、訓練へと行ってしまいます。
ジョナスとフィオナは猛スピードで滑り落ち、大いに笑い合います。しかし、それらは全て監視されており、家族ユニット以外との接触は禁止されていると、システムから注意を受けます。
主席長老は違反を許せないと、ギヴァーに伝えます。ギヴァーは、あれは訓練を共有しようとしたわけでないと弁明します。
主席長老はジョナスに「痛み」を教えるようにと指示します。10年前と同じ結果にならないようにと釘を差してきます。
ジョナスはギヴァーと本を探します。ある本に、最も優秀なレシーヴァーがジョナスであると記されていました。
その本の間には、同一化計画と書かれた地図が挟まっていました。その地図には、アッシャーが飛行訓練で見た三角岩が載っていました。
コミュニティーの周りには境界があり、これを越えれば人々の記憶が戻るかもしれないとジョナスはギヴァーに伝えます。

【転】- ギヴァー記憶を注ぐ者のあらすじ3

ギヴァーは見るだけの記憶ではなく、今日は聴くことの記憶を伝えることにします。ピアノから奏でられる音に、ジョナスは音楽の素晴らしさを感じます。と同時に、なぜ手放したのか疑問に思います。
ギヴァーは朝の投薬が、感情抑制剤であることを説明します。ジョナスは家に帰って、妹のリリーと「ダンス」を踊ります。両親は何をしているのかと慌てます。
そして主席長老が映像で現れて、レシーヴァーの訓練が順調なのか心配してきます。ジョナスとギヴァーの訓練は監視されていないのです。ジョナスが内容を話さないでいると、母が注意してきます。
ジョナスは主席長老に近寄って、椅子に座って話して帰るだけと伝えて出ていきます。その時に朝の投薬をリンゴに血を塗って、カモフラージュするジョナスでした。
それからギヴァーとの訓練で、人々の笑顔に満ち溢れた幸せな様子に歓喜します。知ることと感じることが別物であることが分かります。
ある日、ギヴァーは「残酷」を知らないジョナスに、記憶を伝えるか躊躇します。もう子供ではないとジョナスは伝達を要求します。人々が象を密猟する記憶を見て、ジョナスは辛くて仕方なくなります。
その晩、ジョナスは遠い昔、フィオナと二人でキスをする夢を見ます。ギヴァーに相談すると、それは現実と空想と感情が作り出すものだと教えられます。ギヴァーはジョナスが投薬をやめたことに気づきます。
そしてジョナスは、夢を見させた感情が「愛」だと、ギヴァーから聞きます。フィオナのことばかりを考えてしまうジョナスでした。
別の日、ジョナスが訓練に行くと、ギヴァーが倒れて暴れていました。駆け寄ったジョナスは、ギヴァーから戦争の記憶を知ることになります。
その恐ろしさから、ジョナスはもう訓練をしたくないと出ていきます。これは10年前の前任者、ローズマリーと同じ結果となってしまいます。彼女はその後、解放を頼みます。
ジョナスは様子がおかしく、アッシャーの声かけに反応しませんでした。フィオナが見かねて近寄ると、ジョナスはレシーヴァーを辞めると言います。そして投薬を辞めることをフィオナに勧めます。
フィオナは投薬を辞める代わりに、レシーヴァーを辞めないでと頼みます。ジョナスは納得して、明日二人で会う約束をします。
ギヴァーはジョナスに、解放の意味を教えます。ジョナスの父は生まれてきた赤ちゃんを世話する場所で働いていました。
双子の赤ちゃんを体重で判断して、片方を注射して処分します。ギヴァーはその様子を映像で見せて、彼らが殺人の意味を知らないことを説明します。娘でもあるローズマリーもまた解放を要求したと、ジョナスに話します。

【結】- ギヴァー記憶を注ぐ者のあらすじ4

ジョナスは投薬をやめたフィオナと会います。フィオナはジョナスを想う気持ちが止まらなくなったと言います。二人はキスをします。
ジョナスが家に帰ってくると、預かっていた赤ん坊のゲイブがいませんでした。ゲイブはジョナスと同じアザを持っていて、ジョナスは大層可愛がっていました。
両親から発育不良で養育センターに戻されたと聞きます。そして解放されるだろうと父から聞きます。
ジョナスはこの世界は間違っていると、夜遅くにゲイブを救うために家を飛び出します。就寝時刻も決まっている社会で、アッシャーが戻るように止めてきます。
ジョナスはアッシャーを殴ってでも先へと向かいます。ギヴァーを起こして、ゲイブを救うためにも境界を越えると話しを持ち出します。
ギヴァーは娘も救われるだろうと、ジョナスに地図を渡します。ギヴァーはジョナスのような人物が出てくるのを待っていたのです。彼はジョナスに、「強さ」の記憶を渡します。
その頃、アッシャーのことを聞きつけて、主席長老はジョナスを捕まえる手はずを整えます。ジョナスは夜勤をしていたフィオナに、ゲイブの居場所まで案内してもらいます。
フィオナは、家族ユニットを裏切ることになるから、一緒には行けませんでした。彼女は追手の陽動をして、ジョナスはその間にゲイブを連れて外に出ます。追手の乗ってきたバイクで逃げ出します。
フィオナは捕まり、投薬レベルが下がっていると注射されます。主席長老以外の長老たちは、監視カメラで見たジョナスとフィオナがしているキスの意味が分かりませんでした。
主席長老は、ギヴァーの目論見だと考えて捕まえます。フィオナもギヴァーも牢屋に入れられます。
ジョナスは外の世界へと飛び出し、追手はそれ以上追えなくなります。主席長老はアッシャーに追跡を要請します。そして「喪失」させるようにと指示します。
アッシャーはジョナスを見つけ、彼から友情が永遠のものなら信じてくれと言われます。逃げ出すジョナスを見つけて、アッシャーは無人戦闘機に吸い寄せて、滝から落とします。
ジョナスとゲイブが無事であるのを確認して、アッシャーは帰投します。主席長老には任務が完了したことを告げます。
ジョナスはゲイブを抱っこし、荒野を歩き続け、猛吹雪の中を進んでいきます。そして地図では塔があるはずの場所に到着します。しかし、そこには崖しかありませんでした。
その頃、フィオナの解放の儀式が始まろうとしていました。ギヴァーは主席長老に、愛の素晴らしさをもう一度問います。認めようとしない主席長老との会話に、周りの人たちは困惑しています。
ジョナスは崖を降りていきますが、倒れてしまいます。ゲイブの泣き声で立ち上がり、目の前にはソリがありました。
ソリにまたがって、雪道を滑り降りていきます。そして境界とされている塔を見つけて突破します。
フィオナが注射されそうになる瞬間、コミュニティーに色が戻り、人々の記憶が戻っていきます。ジョナスがソリで滑り降りた先に見たのは、ギヴァーが見せてくれた本当の家でした。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は映像がとても美しいです。良い記憶を伝える時の演出が綺麗で素晴らしく、それぞれの選出シーンの映像にジーンとなります。
今作は感情の重要性を訴えてくるもので、心に突き刺さってきます。恋愛も絡めて描いていて、愛の素晴らしさも伝えてくれます。
社会の間違いを正そうとするジョナスの生き様は、若者の前へ前へと向かう気持ちが全面に出ていて、勇気を与えてくれます。
最後まで見終わって、白黒画面から、色が分かってカラーにになるのが印象的な映画でした。とても感動的な場面が多く、大切なことに気づかせてくれる良作です。

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