「ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズ」のネタバレあらすじ結末

SF映画

ゴジラFINALWARS(ゴジラファイナルウォーズ)の紹介:2004年の正月映画として公開された東宝配給作品で、ゴジラシリーズの第28作であり、ゴジラ生誕50周年作品でもある。当時はタイトル通りゴジラシリーズの最終作として公開された。1999年の『ゴジラ2000 ミレニアム』以降に公開されたゴジラシリーズ(通称ミレニアムシリーズ)が興行的に行き詰まってきたこともあり、それまでのシリーズを一新し、集大成となる最高の作品としてシリーズを締めくくるべく企画された。そのため新世代の映画作家としてアクション描写に定評のある北村龍平が監督に迎えられ、製作費20億円という歴代ゴジラ映画では最大の規模で製作された。しかし詰めこまれたアイデアの焼き直しぶりや、北村監督独特のセンスに批判が集まり、興行収入的には不本意な結果となった。それでも歴代の人気怪獣を総出演させたことや、圧倒的に強いゴジラ像を描いたことで高く評価する声もあり、賛否を呼ぶ一作と言える。

映画「ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズ」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズ」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズの主な出演者

尾崎真一(松岡昌宏)、音無美雪(菊川怜)、ダグラス・ゴードン大佐(ドン・フライ/吹き替え:玄田哲章)、音無杏奈(水野真紀)、X星人参謀/統制官(北村一輝)、風間勝範(ケイン・コスギ)、波川玲子(水野久美)、神宮寺八郎(佐原健二)、熊坂教官(船木誠勝)、小美人(長澤まさみ、大塚ちひろ)、国木田少将(四方堂亘)、田口健太(須賀健太)、田口左門(泉谷しげる)、X星人司令官(伊武雅刀)、小室少佐(國村隼)、醍醐直太郎(宝田明)

ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズのネタバレあらすじ

【起】- ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズのあらすじ1

近未来20XX年、南極で最強の怪獣ゴジラと地球防衛軍の空中戦艦「轟天号」の対決が行われていました。轟天号はゴジラを氷山に閉じ込めることに成功します。
この時代、度重なる戦争や核実験によって眠っていた多くの怪獣が目覚めていました。人類は一致協力して地球防衛軍を設立、さらに他の人類より優れた肉体をもつミュータントを集め、特殊部隊「M機関」を結成していたのです。
そして20年後、ノルマンディー沖で地球防衛軍の最新鋭戦艦「新・轟天号」が怪獣マンダと戦っていました。新・轟天号は艦長ダグラス・ゴードン大佐の指揮とミュータント隊員・尾崎の活躍により、見事にマンダを撃破します。しかし、ゴードン大佐の強引な戦いぶりにより轟天号は破損、ゴードンはその責任を問われて懲罰房入りとなってしまいます。
それからしばらく後、北海道沖で未知の怪獣のミイラが発見され、調査のため国連から分子生物学者の音無美雪が派遣されてきました。M機関の尾崎に彼女の警護が命じられます。根っからの戦士である尾崎とモデルばりの美貌の美雪はソリが合わず、会って早々反発してしまいました。そんな尾崎を、同僚の風間がからかいます。
さっそく二人は発見された怪獣のミイラの調査にとりかかりますが、その怪獣は1万2千年前に作られたサイボーグ怪獣であり、地球外から来た存在であることがわかります。さらに怪獣からはミュータントたちと共通するM塩基という細胞塩基が発見されました。美雪はこの怪獣がミュータントたちの祖先なのではと冗談めかして言いますが、尾崎は一笑に付しました。
その頃、日本人初の国連事務総長・醍醐直太郎がテレビニュースに出演し、人気キャスターの音無杏奈にニューヨークに向かうことを告げていました。
一方、ミイラの調査をしていた美雪は、その怪獣がインファント島と関係があることに気づきます。すると美雪と尾崎はいきなりインファント島に転移しました。彼らに小美人という二人の妖精が語りかけます。その怪獣ガイガンは1万2千年前に地球を訪れ、守護神モスラと戦ったとされていました。さらに小美人たちは尾崎に邪悪な者の血が流れていること、しかし自分がどんな存在であるかを自分で決めることが出来ると語りました。彼が地球の敵にならない限り、モスラは味方になってくれるということです。
その途端、尾崎たちは再び元の研究室に戻ります。今のは幻覚かと思われましたが、尾崎の手には不思議なお守りが握られていました。

【承】- ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズのあらすじ2

そんな中、とつぜんニューヨークに飛行怪獣ラドンが出現しました。醍醐事務総長の乗った飛行機が行方不明となります。さらに上海にはアンギラスが、パリにはカマラスが、沖縄にはキングシーサーが……世界各国に次々と怪獣が出現し、街を破壊していきます。
日本の山奥では小怪獣のミニラが現れました。マタギの老人・田口が驚き、銃を向けようとしましたが、田口の孫の健太がミニラを庇います。彼はミニラが怖がっているだけだと気づいていました。
一方、東海コンビナートに出現した怪獣エビラを倒すためにミュータント部隊が出動しました。ミュータントたちは熊坂教官の指揮のもと、人間離れした戦闘力でエビラを仕留めました。中でも尾崎と風間のコンビネーションは抜群です。
しかし怪獣たちの数は圧倒的で、世界は危機を迎えていました。その時、謎の宇宙船が現れ、怪獣たちを消し去ります。さらに宇宙船は地球防衛軍の本部上空へと飛来しました。
宇宙船の中から現れたのは、行方不明になっていた醍醐事務総長でした。醍醐は宇宙人たちに助けられたと言い、彼らは友好のためにやってきたのだと説明します。姿を現した宇宙人たちは、自らをX星人と名乗りました。彼らは地球に巨大な天体「遊星ゴラス」が迫っていると警告します。
危機は去り、人類を救った友好的な宇宙人として、世界中の人々がX星人を歓迎しました。しかし、尾崎はガイガンの発見とX星人の登場に何か関係があるのではないかと疑いました。美雪は何の証拠もないと言いますが、そこに音無杏奈がやってきます。杏奈は美雪の姉でした。杏奈は尾崎と美雪に、ある映像を見せました。それはX星人の優秀さについて語る醍醐事務総長の映像ですが、そこに映っている醍醐は一度もまばたきをしていませんでした。
不審に思った尾崎と美雪、杏奈の3人は醍醐に会いに行きます。と、そこに暴漢が現れ、醍醐に斬りつけました。男はX星人を怖れるあまり、醍醐を襲ったのです。その時に流れた血を分析したところ、醍醐が人間ではないことが判明しました。
尾崎は地球防衛軍の司令・波川玲子に報告しようとしましたが、波川もまた一度もまばたきをしないことに気づきます。尾崎は適当に言葉を濁してその場を立ち去りました。
X星人の宇宙船では、司令官のやりかたが回りくどいと参謀の男が異を唱えていました。参謀は圧倒的な力で地球を征服することを提案します。しかし司令官は参謀の提案を退け、「力に頼る者は力によって滅びる」と言いました。

【転】- ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズのあらすじ3

尾崎と美雪たちは複数の地域で観測されたゴラスの姿がまったく同じに見えることから、ゴラスがホログラフの一種であり、存在しないのではないかと考えます。すべてはX星人の罠だったのです。事務総長や司令官もX星人と入れ替わっていて、誰も信用できません。
尾崎はたった一人信用できる人間として、ゴードンのもとを訪れました。
杏奈は自分の番組に醍醐とX星人の司令官と参謀の二人を招きました。その間に、美雪は国連のコンピュータに侵入し、醍醐の調査を始めます。するとそこにM機関の司令官・国木田少将と波川司令官が現れました。二人は秘密に気づいた美雪を抹殺しようとします。その時、尾崎とゴードンがミュータント部隊を率いて現れました。彼らによって国木田と波川の偽者は倒され、怪物のような正体を現しました。
杏奈も自分の番組で、トリックを使って醍醐が偽者であることを暴きます。そこに正体を現した偽者の死体を抱え、ゴードンと尾崎がやってきました。ゴードンの銃弾を受け、醍醐も怪物のような姿を見せます。
追いつめられたX星人の司令官が苦し紛れの言い訳をしようとした時、参謀の男が司令官を射殺しました。彼は自らが新たな統制官となり、人類に宣戦布告をします。そこにミュータント部隊が駆けつけてきますが、新たなX星人の統制官は奇怪な超音波を発生させました。そのとたん、ミュータントたちが苦しみはじめます。統制官がテレポートで逃亡した直後、尾崎以外のミュータントたちが敵となって襲いかかってきました。しかし熊坂教官がミュータントたちの相手を一手に引きうけ、その間に尾崎とゴードン、美雪と杏奈の4人は脱出します。
車で逃走する4人でしたが、風間がバイクで追撃してきました。尾崎もバイクで迎え撃ち、激しい戦いの末、風間を倒すのでした。
一方、X星人の統制官はミイラになっていた怪獣ガイガンを復活させ、さらに閉じ込めていた怪獣たちを解き放ちました。同時に小型戦闘機を多数出撃させ、地球を破壊していきます。地球防衛軍の誇る戦闘艦も、怪獣軍団の猛攻になすすべもなく次々と撃破されていきました。
その戦いの模様をラジオで聴いていた田口老人は、健太とミニラを連れてトラックで避難していきます。
ゴードンと尾崎たちは最後の戦力となった新・轟天号に辿り着きました。正気に戻った風間も尾崎に助けられ、収容されています。
しかしたった一隻の戦艦ではX星人に対抗できません。ゴードンは最後の希望としてゴジラを復活させる作戦を立てました。
ゴジラは他の怪獣たちと違い、M塩基を持たないのでX星人に操られることはありません。ゴジラが怪獣たちと戦っている間にX星人を倒すという作戦です。

【結】- ゴジラFINALWARSゴジラファイナルウォーズのあらすじ4

南極に向かう新・轟天号を追ってガイガンが追撃してきます。その激しい攻撃に耐えながら、新・轟天号はゴジラの封印地点にミサイルを発射し、ついにゴジラの復活に成功しました。
ゴジラは襲ってきたガイガンを余裕で蹴散らします。動揺するX星人統制官にゴードンは通信を送って挑発しました。するとX星人統制官は新たな戦力を地球に呼び寄せました。
さらにゴジラは新・轟天号を追ってきますが、ゴードンはゴジラを引き連れ、そのままX星人の宇宙船のもとへ向かおうとします。
世界各国を移動しながら、ゴジラは次々とX星人の放った怪獣たちを倒していきました。
新・轟天号の艦内では、美雪が自分の研究に意味がないと思い、落ち込んでいました。そんな彼女に尾崎は「戦いが終わった後に君の力が必要になる」と言い、インファント島のお守りを渡します。美雪は「どうして勝ち目がないと分かっているのに戦うの?」と聞きますが、尾崎は「君を守るのが俺の任務だ」と言って、戦闘準備に入るのでした。
日本に上陸し、怪獣たちと戦うゴジラの近くに田口老人がやってきます。一緒にいたミニラはゴジラの活躍に興奮し、巨大化しました。
その頃、新・轟天号はX星人の宇宙船に到着し、最後の決戦に臨んでいました。しかし、バリヤーによって新・轟天号の攻撃は通用しません。すると、風間が小型戦闘機で出撃し、バリヤーの隙間からX星人の宇宙船に侵入して特攻でバリヤーを解除しました。
動揺した尾崎ですが、ゴードンの叱咤を受け、新・轟天号を操縦してX星人の宇宙船に突入していきます。しかし、新・轟天号の司令室にX星人の兵士たちが現れ、乗組員たちを撃ち倒しました。彼らは尾崎とゴードン、美雪たちを連行していきます。
X星人の司令官は彼らに侵略の目的を説明しました。X星人はその生命を維持するため、地球人のミトコンドリアを吸収する必要があり、そのために地球人を家畜にするつもりだったのです。
統制官は尾崎たちにゴジラの最後を見届けようと言いました。すると宇宙から隕石が降ってきて、中から新たな怪獣モンスターXが出現し、ゴジラとの激しい戦いとなりました。その力は強力でゴジラは苦戦します。そこにゴジラを助けるためモスラが現れましたが、改造されてパワーアップしたガイガンが立ちふさがります。
X星人の宇宙船の中では、統制官がミュータントが自分たちと同じ祖先をもつ存在だと言いました。彼らの中にはわずかな確率で「カイザー」と呼ばれる優れた存在が出現するのです。統制官は尾崎もその一人だと言い、彼を覚醒させるため電撃を放ちました。意識を操られた尾崎はゴードンに襲いかかりますが、美雪は小美人に与えられたお守りで彼の目を覚まさせます。
失望した統制官は尾崎たちを抹殺しようとしますが、宇宙船の外ではモスラがガイガンを倒していました。さらにモンスターXを倒したゴジラが宇宙船に向かって攻撃します。その隙をついて、船内では乱戦となりました。尾崎が統制官と対決している間、ゴードンたちは自力で脱出した本物の醍醐と波川たちと合流し、新・轟天号に向かいます。
統制官の力は圧倒的で尾崎は負けそうになります。お前たちは家畜だと言う統制官に対し、尾崎は「自分たちがどんな存在かは自分で決める」と言い、覚醒した力で相手を倒すのでした。
爆発する宇宙船から新・轟天号が脱出します。
地上では、モンスターXとゴジラの最後の対決が行われようとしていました。モンスターXはその真の姿を現し、カイザーギドラとしてゴジラを攻撃します。カイザーギドラはその強力な力によりゴジラを追いつめ、エネルギーを吸収しようとしますが、尾崎は新・轟天号からビーム砲を放ってゴジラを援護します。そしてついにカイザーギドラは倒されたのでした。
勝利の雄叫びをあげたゴジラですが、その怒りは治まらず、新・轟天号に向かって攻撃してきます。墜落し、機能の停止した新・轟天号から脱出したゴードンや尾崎たち一行がゴジラと対峙した時、ミニラとそれを追ってきた田口と健太が到着しました。健太はゴジラを庇うように立ち、ミニラも人間たちをかばってゴジラの前に立ちはだかります。ミニラはゴジラの息子でした。彼ら子供たちのおかげでゴジラは怒りを収め、ミニラとともにその場から立ち去るのでした。
その姿を見送りながら、尾崎と美雪はここから新しい戦いが始まることを確信します。
ミニラとともに夕日の中を海に向かっていたゴジラは、最後にもう一度大きく咆吼したのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

公開当時は「ゴジラの最後がコレかよ」と言うことでかなり批判された映画です。確かにマトリックスとかスターウォーズとか、色々な映画のパクリとも言えるような安直な場面が多いのは事実です。またキース・エマーソンのプログレ風スコアも、さらに古くさい雰囲気を醸し出しています。全体的な安っぽく、いかにもB級映画です。しかし、だからこそこの映画は面白い。全盛期の香港映画のように、パクリだろうがなんだろうが、面白ければOKじゃんという詰め込みっぷりは、まさにお祭り映画の感覚。
そもそも過去のゴジラシリーズからして、ハリウッド大作のパクリ的な場面が多いのですから、何を今さらといったところでして。とにかく徹底的に詰めこまれた色んな要素が破綻なく、きちんと繋がっているという点は十分に評価できるかと。
あと、なんといってもこの映画は主役であるゴジラが強いのが魅力。大量に出てくる怪獣たちをばったばったとなぎ倒していき、火炎放射で大気圏外の敵まで攻撃するデタラメなパワーは歴代映画でもナンバー1の活躍っぷり。怪獣王ゴジラの面目躍如といったところでしょう。ライバルである人気怪獣のガイガンやキングギドラが、優遇されているのも古参マニアとしては嬉しいところ。
とにかく映画にゲイジュツ性を求める人には向きませんが、そうじゃない、映画なんてお祭りだろ楽しめてナンボだろという人にはお勧めの一本ではないでしょうか。

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