「スタートレックイントゥダークネス」のネタバレあらすじ結末

SF映画

スター・トレック イントゥ・ダークネスの紹介:2013年に公開されたアメリカ映画。テレビシリーズ『スタートレック(宇宙大作戦)』の映画化作品であり、シリーズとしては12作目にあたる。本作は初代シリーズのリブート作である『スター・トレック』(2009年)の続編であり、オリジナルの世界観とは別次元の世界を舞台としたシリーズの2作目でもある。監督は前作に続いて『クローバーフィールド/HAKAISHA』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのJ・J・エイブラムスが担当している。また初代シリーズでスポックを演じ、リブートシリーズでは未来から来た老スポック(スポック・プライム)を演じるレナード・ニモイの遺作にあたる作品でもある。

映画「スタートレックイントゥダークネス」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「スタートレックイントゥダークネス」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

スタートレックイントゥダークネスの主な出演者

ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)、スポック(ザカリー・クイント)、ジョン・ハリソン/カーン(ベネディクト・カンバーバッチ)、ドクター・レナード・"ボーンズ"・マッコイ(カール・アーバン)、ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)、モンゴメリー・"スコッティ"・スコット(サイモン・ペグ)、ヒカル・スールー(ジョン・チョー)、パヴェル・チェコフ(アントン・イェルチン)、クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)、アレクサンダー・マーカス(ピーター・ウェラー)、キャロル・マーカス(アリス・イヴ)、スポック・プライム(レナード・ニモイ)

スタートレックイントゥダークネスのネタバレあらすじ

【起】- スタートレックイントゥダークネスのあらすじ1

宇宙歴2259年、ジム・カーク率いるUSSエンタープライズ号のクルーは、ある未開の惑星の原住民たちを火山の爆発から救おうとしていました。
しかし、事故によって火口に取り残された副長のスポックを救うため、カークはエンタープライズを原住民たちの目にさらしてしまいます。本来、彼らの任務は現地の調査であり、原住民への干渉は宇宙艦隊の規則である「艦隊の誓い」に反した行動でした。
一方、地球のロンドン郊外にある小児病院では、一人の少女が病気で短い生涯を終えようとしていました。悲しみにくれる父親に、ジョン・ハドソン中佐という男が近づき、自分なら娘の命を助けられると告げました。ハドソンが自分の血を与えたことで、少女は無事に回復します。
少女の父親は宇宙艦隊の士官でしたが、ハドソンの指示によって艦隊のデータ保管庫で自爆テロを行いました。
その頃、サンフランシスコの艦隊司令部ではカークとスポックが呼び出され、パイク提督に艦隊の誓いを破ったことや、それを隠蔽するために嘘の報告をしたことを叱責されます。パイク提督はカークを降格させエンタープライズから降ろすことに決まったと告げました。かわってエンタープライズの艦長になったのはパイク提督自身でした。カークは別の艦に転属になったスポックにかわって、副長に任命されます。それはパイクがカークを庇った結果でした。カークはパイクに感謝します。しかし、カークはスポックが自分を庇わなかったことにわだかまりを抱いていました。
その夜、カークとパイクを含む士官たちは艦隊司令部に呼び出され、総司令官のマーカス提督からロンドンで爆破事件が発生したこと、その首謀者がマーカスであることを知らされます。しかし、その会議の席が武装ヘリの襲撃を受けました。カークはそのヘリのコクピットにハドソンが乗っているのを目撃します。一方、パイク艦長はヘリの銃撃を受けて死亡してしまいました。カークは恩人の死に深く悲しみます。

【承】- スタートレックイントゥダークネスのあらすじ2

ハドソンは連邦の宿敵クリンゴン帝国の支配する惑星クロノスの無人地区に逃亡したことがわかりました。カークは自らハドソンを追うことをマーカス提督に申し出ます。しかし、惑星連邦とクリンゴン帝国は一触即発の危機にあり、宇宙艦隊ではうかつに手出しできません。そこでエンタープライズ一隻で任務に当たるつもりなのです。マーカスは、ハドソンによって爆破されたのが単なるデータ保管庫ではなく、セクション31という情報収集のための秘密設備だと説明しました。そしてマーカスは、そこで新たに開発されたステルス式の光子魚雷を使い、中立地帯からハドソンを攻撃するよう命じます。
スポックはカークの要請によりエンタープライズの副長に復帰しますが、犯人を裁判もかけずに暗殺するような任務は論理的に正しくないと批判します。
彼らはシャトルでエンタープライズに戻りましたが、機関士のスコットは中身のわからない新型魚雷の搭載に不満を見せます。さらに彼はこの任務が明らかな軍事作戦であり、本来は調査を目的とする宇宙艦隊の任務とはそぐわないと反発し、自ら申し出て艦を降りました。
トラブルの種を抱えたまま、エンタープライズは出航していきます。しかしカークはマーカスに指示された命令とは裏腹に、ハドソンを逮捕することに決めました。スポックもその決断を支持します。
そんな中、スポックはマーカス提督の命令で赴任してきた科学士官のキャロル・ウォレスが、搭載された新型魚雷を調べているのを見つけます。スポックは彼女が身分を偽っていて、本当はマーカス提督の娘であることを指摘しました。
エンタープライズはクロノスに到着しましたが、エンジンのワープコアが故障してしまいます。カークはスコットにかわって機関士になったチェコフにワープコアの修理を命じると、スポックをはじめとする部下たちとともに、シャトルでクロノスの無人地区へと降下しました。
その途中、同行していた通信士でスポックの恋人であるウフーラがスポックを非難します。彼女は火口でスポックが自らの死を受け入れようとしたことで、彼の愛を疑っていました。しかしスポックは自分が怒りや悲しみに溺れないことが彼女への愛だと答えます。
その時、一行のシャトルはクリンゴンのパトロール艦に見つかり、追いつめられてしまいます。それを助けたのは、なんとハドソンでした。圧倒的な戦闘力でクリンゴン兵たちを倒したハドソンは、なぜかカークに向かって攻撃のためにエンタープライズに持ち込まれた魚雷の数を訊ね、それが72本であると知ると降伏すると言い出しました。
拘束されたハドソンは、エンタープライズのワープコアが故障したことを指摘し、真実を伝えると言ってある座標を教えます。そして魚雷を開けてみるようカークに言いました。

【転】- スタートレックイントゥダークネスのあらすじ3

地球の酒場では、スコットが酒に浸っていました。カークはそんな彼に連絡し、ハドソンから教えられた座標を調べるよう頼みます。スコットは渋りながらも、やはりあの魚雷が怪しいと聞いて考えを変えました。
しかし危険な魚雷を簡単に開けることは困難です。スポックはキャロルが魚雷に興味を抱いていたことを指摘し、彼女に魚雷を調べさせるよう提案します。
キャロルは父親が秘密で新型魚雷を作っていたことに不審を感じ、身分を偽ってエンタープライズに乗り込んでいたのでした。キャロルの操作によって魚雷が開くと、中に入っていたのは冷凍睡眠中の人間でした。人工冬眠の技術は大昔に開発されたもので、ワープ装置が作られた現在では失われた技術です。
その頃、教えられた座標である木星の衛星軌道に向かったスコットは、そこに巨大な宇宙ドックを目撃します。そこでは見たこともない巨大宇宙艦が建造されていました。
一方、エンタープライズではカークがハドソンを問いつめていました。ハドソンの本当の名前はカーンといい、彼らは300年の昔に遺伝子操作によって作られた優性人類でした。しかし戦争によって彼ら優性人類は地球を追放されていたのです。カーンたちは惑星連邦によって回収されたましたが、マーカス提督は優秀な知能を目的にカーンだけを蘇生させ、仲間の命を人質にして彼を操っていました。カーンは仲間を自分の設計した魚雷に隠したのですが、マーカスによって全員殺されたと思い込んでいました。彼は仲間の復讐のために行動していたのです。彼は仲間たちのことを何よりも大切に思っていました。さらにマーカス提督は、中立地帯で魚雷を発射させることで、クリンゴン帝国との戦争を始めようと企んでいました。エンタープライズの故障もマーカスの企みのうちだったのです。
そこにマーカスの乗る巨大戦艦USSヴェンジェンスが接近してきました。マーカスはカーンの身柄を引き渡すよう要求しました。カークは要求に従うよう見せかけワープで逃走しましたが、地球の近くまで来たところで最新鋭であるマーカスの巨大戦艦に追いつかれ、攻撃を受けます。キャロルが通信に出て交渉しようしましたが、彼女は転送により連れ去られてしまいました。
マーカスのヴェンジェンスは、口封じのためエンタープライズに止めを刺そうとしましたが、いきなりその攻撃が停まります。ヴェンジェンスにはスコットが乗り込んでいて妨害工作をしたのです。

【結】- スタートレックイントゥダークネスのあらすじ4

カークはヴェンジェンスの構造にくわしいカーンに協力を求め、彼とともに宇宙服で直接ヴェンジェンスに乗り込んでいきました。カーンの助けを借りてブリッジのブリッジを制圧したカークですが、カーンは隙をついてマーカスを殺害し、カークを人質にしてしまいます。
一方、スポックはヴァルカンに連絡を取り、未来から訪れた別次元の老スポック(スポック・プライム)に連絡を取って、カーンと戦った経験を訊ねました。そして艦のクルーにある指示をしたところにカーンから連絡が入ります。
カーンはカークたちと引き換えに魚雷に入った部下たちを返すよう指示しました。他に方法はなく、魚雷と交換でカークとキャロル、スコットの3人はエンタープライズに転送されました。カーンはそのままヴェンジェンスでエンタープライズを攻撃しようとしましたが、それを見越したスポックが魚雷の起爆装置を起動していたことで、ヴェンジェンスは破壊されてしまいます。魚雷に入れられていたカーンの部下たちは、冷凍睡眠装置ごと外に出されていたのです。
一安心したのも束の間、ワープコアの不調によってエンタープライズは失速し、地球へと墜落していきます。カークは危険な放射能区画に入ってワープコアの修理を行い、エンタープライズは推力を回復します。しかし、強烈な放射線によって汚染されたカークは、スポックに看取られて命を落としました。スポックはカーンに激しい怒りを覚えます。
その時、カーンを乗せたヴェンジェンスがエンタープライズをかすめて地上に落下しました。スポックは転送によって地上に降りると、ヴェンジェンスから脱出したカーンを追いつめました。
その時、船医でカークの親友でもあるドクター・マッコイは、カーンの血液に死んだ動物を生き返らせる力があることに気づき、カーンを生け捕りにするよう指示します。怒りに飲まれたスポックは危うくカーンを殺しかけましたが、ウフーラが駆けつけてスポックを説得し、カーンは無事に逮捕されます。そしてカーンの血から作られた血清によって、カークは一命を取り留めたのでした。
それからカーンは、仲間たちとともに再び冷凍睡眠されました。
その後、記念式典に出たカークは、憎しみを乗り越えることの大切さとともに、亡くなったパイクに感謝の言葉を捧げます。そしてカークは再びエンタープライズに乗り込み、スポックや新たにクルーとして加わったキャロルたちとともに5年間におよぶ長期の宇宙探索の任務についたのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

旧シリーズの映画版2作目で印象的だった優性人類カーンが姿を変えて登場。オリジナルシリーズのファンを楽しませてくれます。ストーリーも旧作を一部踏襲しつつ、憎しみを乗り越えることをテーマにしているのは、いかにも911以降のアメリカで作られた映画らしいと言えるかと。墜落したヴェンジェンスがビルを破壊するシーンは、まんま911のツインタワー崩壊でした。
クリンゴン帝国との戦争を待望し、テロリストであるカーンを利用して軍備拡大を図るマーカスの姿は、現代のアメリカを支配する軍産複合体を連想させます。

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