「スタートレック(1979年)」のネタバレあらすじ結末

SF映画

スタートレック(1979年)の紹介:1966年から放送され、現在でも全世界に数多くのファンのいるアメリカの人気テレビシリーズ『スタートレック(宇宙大作戦)』の初めての映画化作品。監督は『地球の静止する日』『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』などの名匠ロバート・ワイズ。当時としては最新の映像技術を駆使したことで製作費が莫大なものとなり、特撮スタッフが入れ替わる等のトラブルがあったものの、テレビシリーズのオリジナルキャスト集結などでファンの人気を集め、大ヒットを記録した。以降、オリジナルキャストによる劇場作品は6作目まで製作されている。

映画「スタートレック(1979年)」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「スタートレック(1979年)」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

スタートレック(1979年)の主な出演者

ジェームズ・T・カーク(ウィリアム・シャトナー)、スポック(レナード・ニモイ)、レナード・マッコイ(ディフォレスト・ケリー)、モンゴメリー・スコット/チャーリー(ジェームズ・ドゥーアン)、ウフーラ(ニシェル・ニコルズ)、ヒカル・スールー/加藤(ジョージ・タケイ)、パヴェル・チェコフ(ウォルター・ケーニッグ)、クリスティン・チャペル(メイジェル・バレット)、ジャニス・ランド(グレース・リー・ホイットニー)、ウィラード・デッカー(スティーヴン・コリンズ)、アイリーア(パーシス・カンバッタ)

スタートレック(1979年)のネタバレあらすじ

【起】- スタートレック(1979年)のあらすじ1

西暦2271年、人類と敵対的な異星人種族「クリンゴン」の宇宙艦隊が、正体不明の巨大な物体を相手に戦闘を行いました。クリンゴン艦隊の攻撃はまるで通用せず、謎の物体の攻撃により一方的に壊滅していきます。
その頃、遙か彼方のヴァルカン星では、すべての感情を捨てたコリナールの修行を終えようとしていたスポックが、巨大な危機が接近してくるのを察知します。修行は中断されました。
一方、クリンゴン艦隊の壊滅は人類を中心とした「惑星連邦」の宇宙ステーションからも観測されていました。謎の巨大物体は地球に向けて接近して行きます。
5年間の調査飛行を終え、提督に昇進して地上勤務をしていた惑星連邦のカークに、その迎撃の任務が下されました。現在地球にある宇宙艦は、かつてカークが調査飛行に使用したエンタープライズだけです。カークは地球軌道上のドックで大改装を受けているエンタープライズに向かいました。
しかし今、エンタープライズはデッカー艦長の指揮下にありました。カークは5年間の経験を盾に指揮権を剥奪します。デッカーは回収されたエンタープライズのことは自分の方がくわしいと反発しますが、命令に従わざるを得ません。カークはデッカーを副長に任命します。
エンタープライズの転送装置で事故が発生し、科学主任が死亡します。カークは代わりの科学主任が来るまでデッカーに兼任するよう命令しました。

【承】- スタートレック(1979年)のあらすじ2

カークはエンタープライズの全乗組員を集め、状況を説明します。その時、宇宙ステーションが謎の物体に攻撃され、壊滅していく映像が伝えられました。
その物体から地球を守るため、一刻も早く出動しなければなりません。カークの指揮の下、発進準備が進められていきます。デルタ星人のアイリーアがブリッジ勤務に就きましたが、彼女はデッカーがデルタ星で勤務していた頃に彼とつき合っていた過去があり、今では独身の誓いをしていました。
さらにカークの友人であるマッコイが医療士官として復帰し、準備を終えたエンタープライズは出航していきます。
カークはさっそくワープ航行しようとしますが、デッカーはまずテストをするべきだと主張します。カークはその提言を無視してワープを命じました。するとワープ装置の不調により事故が発生しますが、デッカーはカークの命令を無視して勝手に指揮を取り、事態を収拾しました。
カークはデッカーを艦長室に呼び出し、どうして自分と張りあうのかと尋ねます。しかし同行したマッコイは正しいのはデッカーであり、カークの方が張りあっているのだと指摘しました。
艦長室を出たデッカーはアイリーアと出くわします。アイリーアはさよならも言わずにデッカーがデルタ星から去ったことを責めて立ち去りました。
その時、エンタープライズにシャトルがやってきます。乗っていたのは、スポックでした。かつての調査飛行でカークの副長を勤めていた彼は、通信を聞きつけてエンタープライズの危機を救うために再び惑星連邦に復帰したのです。伝説的な科学士官の復帰に乗員たちは歓迎しますが、感情を抑えたスポックは反応をみせず、淡々と艦の不調を回復させます。そのおかげでエンタープライズは無事にワープ飛行を開始しました。
どうして復帰する気になったのかと尋ねるカークに、スポックはヴァルカン星で感じたテレパシーについて説明します。彼は自分が感じたものの正体を突き止めたいと話し、カークはそれが何かわかったら自分に報告するよう命令しました。そんなスポックの態度に、マッコイは疑念を浮かべます。彼は調査飛行時代から、論理のみを重視するスポックの態度に否定的でした。

【転】- スタートレック(1979年)のあらすじ3

エンタープライズは謎の物体に接近しました。デッカーは防御態勢を取るよう進言しますが、カークは挑発になるような行為をしないよう命令します。
謎の物体はエンタープライズの呼びかけに応じず、いきなり攻撃をしかけてきました。その初弾はデフレクター(バリヤー)でしのぎましたが、艦内に負傷者が出ます。しかしスポックは、相手が交信しようとしていると推測しました。こちらの通信手段が原始的すぎるというのです。スポックが通信プログラムを改変すると、相手の攻撃は止みました。スポックは相手が高度な技術をもっているのに、こちらの事をまったく理解できないことの奇妙さを指摘します。
カークはデッカーの反対を押し切り、謎の物体にさらに接近することを指示しました。エンタープライズは雲のような構造の物体の内部に突入していきます。スクリーンに映る壮大な光景に、ブリッジの誰もが息を呑みました。やがてエンタープライズは中心に近い領域に侵入します。そこにあったのは、巨大な宇宙船でした。カークはさらに接近することを命じます。
すると、そこから謎の光が放たれ、エンタープライズ内部に侵入してきました。スポックはそれを謎の宇宙船からの探査機だと判断し、手出ししないように指示します。探査機はコンピュータに接触すると、連邦の機密情報を収集していきました。スポックがそれを食い止めようとコンピュータを破壊すると探査機はスポックを跳ねとばし、近くにいたアイリーアとともにいきなり消失しました。
謎の宇宙船はトラクター(牽引)ビームでエンタープライズを捉え、内部へと引き込んでいきます。そのパワーは強大で、とても太刀打ちできません。カークは逆らわずにされるがままにするよう指示します。謎の宇宙船はエンタープライズを内部の広大な空間に引き込みました。スポックは好奇心でエンタープライズを調べようとしているのだと推測します。
トラクタービームは解除されましたが、カークはさらに前進し、周辺を探査するよう命令しました。しかし探査ビームは跳ね返されて何も掴めません。スポックは、前方にある巨大な空間に何かが隠されていると言いました。
その時、艦内に何者かが侵入してきます。それはアイリーアの姿をしたアンドロイドでした。ヴィジャーと名乗る謎の宇宙船は、誘拐したアイリーアを処分し、かわりに同じ姿のアンドロイドを送り込んできたのです。そのアンドロイドによると、ヴィジャーは自らを作り出したクリエイターを探し、それと合体するためにやってきたのだと言います。そして炭素体ユニット、すなわち人間を調べるためにこのアンドロイドを送り込んできたのです。
カークは目的のためにと言いくるめて、そのアンドロイドを調査しました。その構造はすべてアイリーアをコピーしていて、デッカーを見て反応しました。デッカーはあれが偽者であり、本物のアイリーアを殺した者の一味だと言いましたが、カークは情報を引き出すためにアンドロイドと一緒に行動するよう命じます。
デッカーはアイリーアの姿をしたアンドロイドに船内を案内していきました。アイリーアの姿のアンドロイドは、すべての炭素体ユニット=人間をデータとしてヴィジャーの内部に圧縮収納するのだと言います。デッカーはヴィジャーに収納されたアイリーアのデータパターンを復活させれば、炭素体ユニットのことが判明すると指摘しました。やがてアンドロイドの中からアイリーアの記憶が少しずつ蘇ります。

【結】- スタートレック(1979年)のあらすじ4

その頃、スポックは密かに宇宙服で艦を出て、謎のエイリアンと直接接触しようとしていました。内部の巨大な空間に突入したスポックは、ヴィジャーの記憶と思しき映像を目撃します。そこにはヴィジャーがそれまで旅してきた映像が記録されていました。そこには消失した宇宙ステーションやアイリーアの姿もありました。スポックはヴァルカン星人特有の能力「精神融合」で相手と接触を試みます。
意識を失い、跳ねとばされたスポックはカークによって助けられ、エンタープライズに収容されました。意識を取り戻したスポックは、ヴィジャーが知性をもった宇宙船であると語りました。彼らは生命をもった惑星で生まれ、完璧な論理をもちながら足りないものがあるのだと言います。スポックはカークの手を握り、この感覚が彼らには理解できないのだと言いました。
その時、地球の連邦本部から連絡が入り、いよいよヴィジャーが地球に接近していることがわかります。地球に到着したヴィジャーは無線で何かを訴えていました。アイアーアの姿をしたアンドロイドは、ヴィジャーがクリエイターを求めていると言い、それを妨げる炭素体ユニットを排除すると説明します。ヴィジャーは炭素体ユニットが生命であることを理解していないのです。
スポックはヴィジャーが子供と同じで、自分がなにを求めているのかわからいのだと説明しました。カークはクリエイターについての情報を提供すると言ってヴィジャーの攻撃を停止させ、自爆覚悟でヴィジャーの内部へと侵入していきます。
そしてついにエンタープライズは中心部分に到着しました。カークはスポック、マッコイ、デッカーとともに艦を降り、アイリーアの姿のアンドロイドに案内させて直接ヴィジャーの本体の場所に向かいます。
そこにあったのは、古い時代の地球の宇宙探査機「ボイジャー」でした。ボイジャーはブラックホールを通って機械惑星に到着し、そこで本来の任務である地球へのデータ送信のためにこの宇宙船が建造されたのです。ヴィジャーが求めていたのは情報送信の指示でしたが、その信号が古すぎて地球側は理解できなかったのでした。
カークはエンタープライズのメモリーからヴィジャーのデータ送信コードを引き出し、ヴィジャーに伝えました。しかしヴィジャーはボイジャー本体のアンテナ線を自ら切断し、そのコードを拒否しました。彼らはクリエイターによる直接の修復を求めていたのです。
カークはヴィジャーが論理を越える能力を求めているのだと気づきました。デッカーはそのためにヴィジャーがクリエイターと合体しようとしているのだと言い、自らアンテナ線を結ぶとアイリーア型のアンドロイドに向き合います。彼は光に包まれてアンドロイドと一つになり、ヴィジャーの一部となりました。
カークたちがエンタープライズに戻ると、ヴィジャーは消滅していきました。ヴィジャーは新たな進化をして、別の次元へと行ったのです。
カークは本部にデッカーとアイリーアを行方不明だと報告させると、広大な宇宙に向けてエンタープライズを発進させたのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

『スター・ウォーズ』と並ぶ超人気SFシリーズの初めての映画化ということで、当時話題になった作品です。
テレビシリーズの映画化作品にありがちなことですが、設定やキャラクターについての説明がまったくないので、予備知識のない人にはわかりづらいかもしれません。
一昔のSFファンには、ミスタースポックといえば「艦長、それは非論理的です」で有名なキャラだったんですが。
その辺の基礎知識があれば、おなじみのキャラが登場するたびに待ってましたという感じになるあたりは昨今のテレビシリーズの映画版とあまり変わらない感覚ですね。
ストーリーもいかにも古き良き時代の古典SFといった感じで、一発ネタのアイディアを膨らませて2時間以上の長尺を持たせるあたりも時代を感じさせます。今ならヴィジャーと地球艦隊との決戦なんかがあったりするんだろうなあ。

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