「デッドシティ2055」のネタバレあらすじ結末

SF映画

デッド・シティ2055の紹介:2015年5月23日公開のアメリカ映画。近未来を舞台に、人工知能を題材にとったセンセーショナルなSFアクション。ひとりのレプリカントが、企業王演じるブルース・ウィリスに立ち向かう。

予告動画

デッドシティ2055の主な出演者

ロイ・テデスキー(トーマス・ジェーン)、ジュリアン・マイケルズ(ブルース・ウィリス)、ケリー(アンビル・チルダーズ)、クリス(ジョナサン・シェック)、エヴァン・ランド(ブライアン・グリーンバーグ)、メリッサ(シャーロット・カーク)、マシューズ刑事(ライアン・オナン)、ライナー(コリン・エッグレスフィールド)、カザンスキー(ドン・ハーヴェイ)、プルマン巡査(ジェシー・プルエット)、ステイシー(リディア・ハル)、スティーヴ(タイラー・J・オルソン)

デッドシティ2055のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①都市の中では何をしても許される、極悪人にとっての楽園〝ヴァイス〟。居住者はすべてレプリカント(人造人間)で、人間の皮膚などを使っているが、記憶は24時間ごとにリセットされていた。 ②ある日レプリカントのケリーの脳に不具合が起き、前日の記憶が蘇る。パニックに陥ったケリーは逃亡、マイケルズは追っ手を差し向ける。 ③ヴァイスを潰したいと考えるロイ刑事がケリーと組み、2人はヴァイスを破壊した。

【起】- デッドシティ2055のあらすじ1

近未来…。
巨大企業の経営者ジュリアンは、アメリカのある一画に〝ヴァイス(VICE)〟という新たなリゾート都市を作りました。
そこに入るには会員登録が必要ですが、ヴァイスの都市の中では何をしても許される、極悪人にとっての楽園です。
居住者は精巧なレプリカント(人造人間)で、皮膚から内臓から全て人間をベースに作られていました。
現実世界に飽き足らない人々は、ヴァイスでレプリカントと遊んだり、襲ったり、時には殺したりして、自らの欲望を満たしていました。
レプリカントは感情がありますが、識別のためIDブレスレットが装着され、制御のため24時間毎に記憶が消去(リセット)されます。
ヴァイス内で自分の欲望を満たした富裕層は、それに飽き足らず、外の世界でも凶悪な事件を起こすようになりました。
殺人事件を担当するロイ・テデスキー刑事は、ヴァイスの存在こそが凶悪な事件を引き起こしていると敵視します。しかし、マイケルズが手をまわして議会にも証人させ、国にも認可させている都市なので、対処する術はありませんでした。
ある日ロイ刑事はヴァイスに侵入し、少女を強姦した後に殺し、現在はヴァイスに潜伏している殺人犯ライアン・ホリスターを逮捕します。
潜入した際に見たヴァイスの「狂った世界」を見て、やはりなんとかせねばとロイ刑事は強く思いました。
…ヴァイスのレプリカント・ケリーは、自分がレプリカントとは知らず、平凡な女性だと思っています。女友達のメリッサに起こされて目覚めますが、これは毎日繰り返されることです。
ケリーはバーテンダーをしていますが、今日が最後の勤務日で、明日からは新しい世界を探検するために旅立つ…そういう設定をプログラムされていました。
ケリーもメリッサも知りませんが、2人とも毎晩「明日からの旅へ」と乾杯するのです。
その日、エヴァン・ランドという男性のシャツを褒めたケリーは、エヴァンを見たことがあるような気がしたのですが、気のせいかもしれないと思いなおしました。エヴァンを呑みに誘いますが、断られます。
夜道を帰るケリーとメリッサは、バーに勤務する前に話しかけ、しつこく絡んできた男性と道で再会しました。
「クソ野郎」と相手に向かって言ったメリッサは拳銃で撃たれ、ケリーは車のボンネットの上に倒され、首を絞めて殺されます。断末魔のケリーの網膜には、殺す男の映像が強く残りました。
それをモニター画面で見ていたマイケルズは「清掃を回しておけ」と指示しました。
ヴァイスのコントロールセンターではセクション単位で管理されており、数多くの監視カメラがあちこちに仕掛けられて、居住者レプリカントが死ぬと「清掃」と称して修理をするのです。

【承】- デッドシティ2055のあらすじ2

修理を受けたメリッサとケリーは、翌日もまた同じ行為を繰り返します。メリッサがケリーを起こし、同じ会話を繰り返し、バーテンダー最後の日の勤務に出かけました。
バーでメリッサとケリーはいつものように乾杯しますが、その直前にケリーの記憶がフラッシュバックします。消去したはずの映像が脳内によみがえりました。
ケリーは前の夜に、メリッサと自分が殺された時の記憶を思い出します。
ケリーはフラッシュバックの現象で混乱し、モニターで察知したコントロールセンターでは、ケリーの回収とリセット処理をマイケルズが命じていました。
ケリーはすぐに運ばれ、技師によって椅子に拘束されて脳に器具を装着されます。
レプリカントの脳のリセット処理は、情報に「アクセス不能」になるだけで情報は消去(デリート)しても脳にわずかに残っていました。技師は記憶を復元してから元に戻す措置をします。
それに伴い、ケリーの脳には今までに殺された過去の数々の記憶が次々によみがえり、ケリーは混乱しました。パニックに陥ったケリーは拘束をほどいて技師を蹴り倒し、センターから脱走します。
追っ手から逃げて外へ出ますが、ヴァイスの敷地は広大なので、まだヴァイスのエリア内でした。
ケリーを逃がすまいとするヴァイス内の特殊部隊が銃を使い、センターの前にある噴水で爆発が起きます。
その騒動で駆け付けたロイ刑事は、異変を感じました。表向きは「ガス管の爆発で連鎖的に爆発が起きた」と発表されますが、ヴァイスの内部で何かが起きていると思います。
マイケルズはケリーの早期捕獲を目指し、他のレプリカントを停止させて、ケリー(登録番号ID:6126)の捕獲を最優先としました。ジュリアンの右腕の男性・クリスがケリーの捜索と捕獲に当たります。
ヴァイス内の場末の居酒屋に入ったケリーはウォッカを注文しますが、店の中でヴァイス閉鎖のニュースが流れていました。マイケルズがインタビューに答えています。
マイケルズは24時間以内にヴァイスを再開させると発言した後「提供するのは、エンターテイメントだ」「中にいるのは人間ではない」という言葉を使い、ケリーは自分がレプリカントだと知ります。
店を出たケリーを、ウォッカをおごった男性キース・ウィリアムズがついてきました。立体駐車場でケリーを口説こうとするキースに対し、クリスが迎えに来てケリーに「保護しに来た」と言います。
ナイフを出して脅すキースを、クリスは最新鋭の武器で射殺しましたが、その隙にケリーは逃げて廃ビルに駆け込みました。特殊部隊3人に連射されながら、ケリーは無我夢中でビルから飛び降り、市街地へ向かいます。

【転】- デッドシティ2055のあらすじ3

一般人のキースが殺害されたことを受け、ロイ刑事がヴァイスに入って捜査を開始しました。キースは暴行の常習犯で、クスリもやっていますが、いずれも軽犯罪の部類です。
さほど命を狙われる危険性もないキースが、最新鋭の武器で攻撃され殺されたのを確認したロイ刑事は、あやしいと睨みました。キースを殺した相手は、20代前半でブロンドの美女を追って行ったという証言を得て、その女性こそがヴァイスで起きている混乱の主だと見当をつけます。
キースの爪には女性の皮膚が残っており、ロイ刑事はDNA鑑定を依頼しました。
同僚の女性刑事・ステイシーに聞くと、監視カメラ映像は爆発が起きた時間のものは残っていないと言われます。
DNA鑑定の結果、キースの爪から出た皮膚の持ち主は5年前に亡くなった女性ミシェル・ランドのものでした。そしてミシェルの夫・エヴァンはレプリカントの開発者でした。
ロイ刑事は事情聴取をしに、エヴァンのところへ行きます。
その頃ケリーは、夢で見たことのある教会らしき建物を見つけ、中に入りました。そこにはケリーの記憶にはありませんが、シャツを褒めた相手エヴァンがいます。
そこはヴァイスの外れの外壁付近にある、都市で唯一の教会でした。ヴァイスで教会を利用する者などいないので、ふだんは人の立ち入りはありません。
エヴァンはケリーを奥の部屋に通すと、IDブレスレットを外しました。このブレスレットがGPS機能も果たしているのです。
エヴァンの部屋の新聞記事を見ると、ケリーと瓜二つの顔がありました。エヴァンの妻・ミシェルです。
ケリーはエヴァンが作ったレプリカントでした。当初、エヴァンは自分の妻を作るだけでしたが、その腕前と能力を知ったマイケルズが警察などを買収して、ヴァイスの施設内でレプリカントを作り始めたのです。
感情は全て本物ですが、他人の人生が下敷きにあり、マイケルズはそれを制御(24時間おきにリセット)することで、レプリカントを支配していました。ケリーはエヴァンにそれらを知らされます。
ケリーにはミシェル時代の記憶はありません(他人の人生を下敷きにして、感情を作られているから)。しかしケリーになってからの記憶を取り戻すと、エヴァンは何度もケリーに会いにバーへ来ていたのです。
エヴァンはケリーを連れて、ヴァイスの外の安全な場所・セントヘレナへ行こうと考えました。友人のハッカー・ジェームズの協力を得て、ヴァイスを脱出しようと考えます。

【結】- デッドシティ2055のあらすじ4

そこへロイ刑事が事情聴取に来ました。追っ手と勘違いしたケリーがロイ刑事を銃の台尻で叩き、車を奪って逃亡します。ヴァイス側の追っ手も乱入し、ロイ刑事と撃ち合いになりました。
ジェームズを訪問したエヴァンとケリーは、ジェニファーという偽名で今晩出るフェリーの切符を手配してもらいます。62番埠頭で、1時間半後に出る便です。
熱探知もされない古い車・ムスタングを借りて、エヴァンとケリーはフェリーの埠頭を目指しました。
ロイ刑事はエヴァンの部屋にあった新聞記事から、2人の行き先がセントヘレナだろうと当たりをつけます。
それを警察無線で相棒のマシューズに知らせますが、マイケルズが傍受して追っ手をセントヘレナ行きのフェリーの桟橋へ向かわせました。
貨物便に乗ろうとしたエヴァンとケリーのところへロイ刑事が現れ、ケリーを説得します。ヴァイスを潰したいと訴えるロイ刑事は、死者であるレプリカントのケリーが証言すれば、ヴァイスを潰せると言いました。だから保護するとも付け加えます。
そこへヴァイス側の追っ手が来て、エヴァンが撃たれました。エヴァンはケリーの腕の中で息絶えます。
復讐を誓ったケリーは、ロイ刑事と共にヴァイスを葬ると決めました。
ハッカーのジェームズのところへ戻ったケリーは、アップグレードを要求し、さらにヴァイス本館に入る手配を頼みます。
ロイ刑事はジェームズに、ヴァイスのデータを抹消するウイルスを頼みました。ジェームズはUSBを渡し、これをメインコンピューターに繋げばいいと告げます。
ヴァイス本部に乗り込んだロイ刑事とケリーは、二手に分かれました。ロイ刑事はコントロール室に侵入し、USBをホストコンピューターに差し込みます。
データは抹消され、あちこちで制御が外れたレプリカントが起動し、フラッシュバックを起こして騒動が起きました。
ケリーはマイケルズと対峙します。「お帰り、ケリー」と両腕を広げたマイケルズは「どうぞ撃って、遠慮はいらない」と言いますが、ケリーは撃てません。レプリカントが人間を撃てないよう、設計者が機能を加えていました。
マイケルズを前に苦戦するケリーのところへ、ロイ刑事が現れます。ケリーが銃を渡し、ロイ刑事がマイケルズを打ちました。
本館から出ると、あちこちでまだ騒動が続いています。メリッサと再会したケリーは抱き合い、互いの無事を確認しました。
それを見たロイ刑事が「現実の世界へようこそ」と言います。
…死んだはずのマイケルズの目が開きました(マイケルズもレプリカント?)。

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みんなの感想

ライターの感想

『デッド・シティ2055』なんてへんな邦題つけず、単純に原題のまま『ヴァイス』でいいじゃん~。タイトルのせいで二流感、三流感ぷんぷん。
ぱっと見の感じは決して悪くはないのだが、あとあと考えてみるといろいろ突っ込みどころ満載のこの映画。
まずヴァイスを敵視するロイ刑事だが…確かにヴァイスが犯罪を助長しているむきはあるかもしれない。
しかしヴァイスがなくなれば即、犯罪がなくなるかというと、そうでもないわけで…だからヴァイスを破壊してメデタシメデタシってわけにもいかんと思う。
そのヴァイス。…女性ばかりのレプリカント。むーん、そういう欲望って富裕層の「男性限定」ですか? おかしくないですか?
女性向けに、男性用レプリカントがあってもいいと思うんだが…。
んな、富裕層みんな殺人とかレイプとかしたい輩ばかりじゃなかろうに…。
ラストシーン。最後の最後にブルース・ウィリスがぱちっと目を開く。かっこいいラスト。
…しかし、待て。もしマイケルズがレプリカントだった場合はだ。もっと上層部に黒幕がいるってことになるぞよ。
それともなにか、殺されても大丈夫なように、マイケルズは自分のレプリカントも作ってたってことか(こっちのほうが納得できそう)。
いやいや、こんな精巧なレプリカントが作れる世の中になってるわけだから、経営者ジュリアン・マイケルズは「不死身な身体を持つことに成功」してるのかもしれん。
このように、ラストシーンひとつとっても、いろんな解釈ができそう…。
  • 匿名さんの感想

    色々な解釈もあるとは思いますが。。
    序盤で紹介されてる通りここはすべてがレプリカントの都市。
    客の人間は一人だけ。

    客が体験したかったのはロイ刑事で、最後にブルースウィリスに勝負を挑んで勝つという設定。
    というわけで、逃亡するレプリカントへの銃撃は絶対に当たらないし、ロイが負傷することもない。
    物語(やらせ)がスムーズに進行するために厳戒警備の建物への侵入も簡単。

    体験型のシアターだという事かもしれない。
    「ゲーム」(1997)に近い作品だと思った。

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