「パンドラム」のネタバレあらすじ結末

SF映画

パンドラムの紹介:2174年人口過密となった地球を旅立った巨大宇宙船エリジウムの船内で乗員を蝕む病”パンドラム”とは?…という2009年公開の米/独合作のSF・ホラー映画。製作は「バイオハザード」「イベント・ホライゾン」のポール・W・S・アンダーソン他、監督は「ケース39」のクリスティアン・アルヴァルト。製作総指揮/原案/脚本は「ストリート・ガン」のトラヴィス・ミロイ。

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パンドラムの主な出演者

ペイトン中尉(デニス・クエイド)、バウアー伍長(ベン・フォスター)、ギャロ伍長(カム・ジガンデイ)、ナディア(アンチュ・トラウェ)、マン(カン・リー)、リーランド(エディ・ローズ)、シェパード(ノーマン・リーダス)、ハンター・リーダー(アンドレ・ヘンニック)など。

パンドラムのネタバレあらすじ

【起】- パンドラムのあらすじ1

2153年、人口243億4000万人となった地球では水と食料不足が世界的に慢性化、地球と類似した惑星タニスに探査機が着陸、2174年、残された資源の争奪戦がピークとなり、惑星タニスに向かう宇宙船エリジウムが打ち上げられます。
指令室では3人の乗組員が地球からの通信を聞いていました。「残るは君らだけだ。幸運を祈る。神のご加護を。成功を祈る」…若い男性乗組員の胸には”GALLO”と名前がありました。

冷凍睡眠カプセルの中で突然目覚めたのはバウアー伍長でした。彼は自動的に開いた扉から這い出し、体内に埋め込まれたパイプを引き抜き、真っ暗な室内をケミカルライトで見回ります。クーパー少尉のカプセルは空で、ペイトン中尉は睡眠中、計器類は埃だらけでいつから止まっていたのか解りません。
彼の腕には”FLT-005-015”(フライトチーム5)の認識番号があり、カプセルの”長期の冷凍睡眠では軽度の記憶障害が起こる”の注意書き通り、ロッカーの写真の女性が誰かわかりません。
遅れてカプセルから投げ出されたペイトン中尉も混乱していましたが、バウアーがここは宇宙船エリジウムの船内で、交代の時期なのではと話します。2人は非常電源を立ち上げ、通信を試みますが、前任のチーム4と連絡が取れず、指令室への扉は開かず誰かがこじ開けた形跡がありました。

カプセル室は時折電源が入って激しく揺れ、電気回路の故障で制御装置が機能しておらず、換気システムが過電流のたび再起動しています。航行の管理は全て指令室から行いますが、指令室への扉が開かないため、ペイトンはバウアーに天井の換気口から侵入するよう指示し、彼は残ってモニターで監視、指示することに。ダクトに入ったバウアーは、縦穴に落下しクーパーの死体を発見します。そこは荷物室のダクトの金網の上で、落下の際、通信機が不調を起こします。

荷物室の外は暗い通路で、彼は女性を見つけて追いますが、トラップで首を吊られた乗員の死体に驚いた瞬間襲われます。彼は懸命に自分はフライトクルーだと訴えますが、彼女は小声で、見つかるから靴を脱いでと言い去って行きました。暗闇では唸り声がし、何かが素早く駆け回っているようです。
彼が荷物室に隠れると、槍を持った異形=”ハンター”が首吊り死体を運んでいました。その時、通信機からペイトンの声が漏れハンターはロッカーに隠れたバウアーを襲いますが諦め、クーパーの死体を引きずり通路に消えます。彼はペイトンに事を伝え、あれは人間じゃない、対処できない、指令室に行かなければと言います。

【承】- パンドラムのあらすじ2

けれど記憶が戻ったペイトンは、指令室に行っても無駄だ、ここは宇宙の果てで救援も無く、地球にも戻れない、この船は我々を含め6万人を一度に運ぶ移住船だと話します。バウアーは、少年の頃、宇宙探査船から送られた惑星タニスの生物の映像に胸躍らせた事、写真の女性を愛しながらも残してきた事を思い出し、ペイトンの妻が船内にいるはずだと呟きます。
ペイトンはハンターに船を乗っ取られる前に指令室に行けと言いますが、バウアーは武器庫から暴動鎮圧銃を取り出し、原子炉に行き手動で再起動すると言い、ペイトンは非常扉を避けた経路を指示することに。
通路の奥で再びハンターの影を目撃したバウアーは、ペイトンに”パンドラム”を経験したことはあるかと聞きます。彼の手は覚醒直後から時折震えていました。ペイトンは、かつて宇宙船エデンがたった一人の士官の狂気”軌道機能不全症候群=パンドラム”により、5000人分の睡眠カプセルを宇宙に放出し死に至らしめた”エデンの惨劇”を語ります。

バウアーは再び通路で首吊りトラップにかかった男を発見、救出します。男はシェパードと名乗り彼らの後任チーム6でしたが、船の情報は無く、間もなくハンターに捕まり殺害されます。バウアーはハンターに鎮圧銃を撃ちますが効果が無く、深い谷のような場所に逃げ込みワイヤーで飛び降りますが、ハンターがワイヤーを引き上げ始めます。が、間一髪で男に救出されます。彼は大型のナイフなどで武装していましたが言葉が通じません。その認識番号から農業部門のマンだと分かり、自分は原子炉に行くとなんとか説明し別れます。
その頃、ペイトンは扉を開けようとしていましたが、周囲には唸り声と走り回る音がし、換気口に蓋をしスパナで固定します。気が付くと鼻血が垂れていました。

コンテナ室に着いたバウアーは、再びあの女に襲われますが、マンが割って入り格闘となります。バウアーは2人を落ち着かせ、原子炉に行きたい、協力し合おうと話します。マンは自分が案内すると言いますが、女は、バウアーが宇宙船の離着陸ができると知って別な通路に案内します。
彼女は通路の先の危険物マークの扉を掌紋認証機で開きます。内部は無傷で”生態系開発室”と呼ばれる種の保存と研究のためのラボでした。ラボは膨大な数の細胞標本の保管庫の中心に独立して浮かぶ部屋で、彼女はその標本から家畜や動物を繁殖させる研究者ナディアでした。彼女はこれは”ノアの方舟”でラボ専用の発電装置はまだ動いているがタニスまで持つかどうかと話します。
また、ラボの構造を思い出すのに数ヵ月かかり、故郷や兄の名前はまだ思い出せないと話し、繁殖させたバッタをバウアーに勧め、自分も齧ります。彼女もこうなった原因は知らず、自分たちは長く眠り過ぎたと言います。
3人はクルーの睡眠室に着きますが、ほとんどのカプセルは空でした。その下は無数の人骨や腐乱死体が浮かぶ汚物槽で、3人掛かりでようやく1匹のハンターを倒した直後、群れに見つかってしまいます。が、その時、突然電源が入ってカプセルが開き目覚めたクルーが瞬く間にハンターに襲われ、彼らは難を逃れます。

その頃ペイトンは、換気口から全裸で血と粘液に塗れ怯えた男を助け出します。彼はギャロ伍長と名乗り、自分はクルーで司令室から来たが、航空士じゃないから位置など知らない、この血は仲間のものでパンドラムで仕方が無かった、あれを見たらあんたも同じことをしたはずだと笑いながら話します。彼は前任のチーム4のメンバーでした。

【転】- パンドラムのあらすじ3

やがて3人はドーム構造の部屋の2階廊下で暮らす自称コックのリーランドに出会いますが、彼は降りて来ません。
ナディアは、睡眠中の栄養剤に含まれる環境に順応させる成分の影響で乗客が突然変異してハンターになったとのでは?と言い、リーランドはハンターが発生した経緯を説明します。
宇宙船エリジウムが地球を発ち乗員が冷凍睡眠についた時、指令室に残った3人は「残るは君らだけだ。幸運を祈る。神のご加護を。成功を祈る」という地球からの最後の通信を聞き”地球””天体消失”と言うデータを見て衝撃を受けます。
6万人という重荷を背負ったまま目的も法も生きがいも失った3人は殺し合い、男性1人が生き残ったものの、彼は冷凍睡眠に入らず、船の主=王となり、起こした乗客を貨物倉に閉じ込め殺し合いをさせ飽きると眠りについた、がその間、ゲームの生存者がハンターに変異し、地獄は発展し続けたと。

またカプセル室ではギャロが、パンドラムはかゆみや体の震えから始まり、脳障害や幻覚を起こし乱心する、あんたは直に見た事があるか?それは感情に起因し、精神的ショックが引き金になる、真実を知ったらどうする?とペイトンに迫っていました。真実とは?…ペイトンが問います。
俺たちの番の時、指揮官と少尉が発症したが軽症だった。が、地球がたった1日で天体図からこつ然と消えたことで、仲間は衝撃を受け少尉が別人のようになり暴走し始めたと語っていました。

リーランドの話が終わる頃、3人は気を失い、鎖で足を縛られ逆さまに吊るされ気づきます。彼は生存者を催眠ガスで捕獲し食料としていたのです。彼はナディアをナイフで刺し、バウアーを疑いますが、バウアーは「船の音を聞け」と言い、原子炉の過電流の音だ、今すぐ再起動しないと1時間以内に完全停止し誰も生き残れない、誰もおまえを責められないと説得します。以前から船の異常に気づいていた彼は3人を解放し、バウアーは彼の無線でペイトンに連絡を入れ、完全停止まで47分と聞き出します。
彼らは原子炉に急ぎますが、途中で幼いハンターを殺し損ない、追ってきたハンターを振り切り逃げ込んだのはクルーの家族のカプセル室でした。そこでバウアーは志望動機が妻と別れた事だと思い出し、みんな死んだ!待つ者もいないのになんのために進むんだ!と怒鳴ります。が、ナディアは、私たちには先に進む義務がある、生き残るのが使命だと話します。バウアーは”ペイトン夫人”のカプセルを見て、そうだったのか…と呟きます。

4人はついに原子炉に辿り着きますが、土台部分はハンターの巣になっていて、隙間なく身を寄せ眠っていました。リーランドは上に残り、炉に繋がる橋をバウアーが渡り始めた途端橋げたが折れ、マンが橋を支えますが、バウアーは途中の鉄骨まで落ちてしまいます。
ナディアは橋を渡り何とか原子炉の装置を起動させますが、再起動のコード入力を求められやむなく中断します。

原子炉の装置が始動したことはカプセル室にも伝わり、ペイトンはカプセルで脱出すると喚いていたギャロに、助かるぞ、私を信じろと言いますが、彼は自分に嘘をつく奴が信じられるかと言い、理性を失い妄想を抱いているのは誰だ?俺は脱出する、任務完了だ!と叫んでカプセルに入り、ペイトンに脱出の操作をさせますが、騙され閉じ込めてられてしまいます。激怒したギャロは「ここから出せ!皆殺しにする気か!全滅するぞ!”伍長”!」と叫んでいます。

バウアーは土台の巣に降り、ハンターの死体の皮を体中に巻きつけ群れの中を進みます。ようやくバウアーが本体のはしごに辿り着いた時、リーランドがしくじってハンターが起き出しバウアーを追いますが、マンは橋を落として叫び囮となって逃げていきます。バウアーの操作で原子炉は再起動し電源は復活し、巣は一瞬で焼き尽くされます。残り時間は3秒でした。
ハンターを振り切ったマンは、リーダーに見つかり一騎打ちを挑まれます。能力は互角で、激しい戦いが続く中、彼は槍でリーダーの腹を刺し、ナイフで息の根を止めます。が、彼も重傷を負っていて、子ハンターにナイフで首を切り裂かれ絶命します。
また、原子炉から逃げたバウアーとナディアは、リーランドに非常用扉を閉められてしまいます。 この映画を無料で観る

【結】- パンドラムのあらすじ4

一方、カプセル室ではギャロが、バウアーになんと説明する気だ?!いずれバレると笑っていました。彼はカプセルを破壊し外に出て、沈静銃でペイトンに迫ります。2人が格闘するうち、ギャロは消え、沈静銃はペイトンが彼自身に注射していました。彼はたどり着いたリーランドの目に沈静銃の針を打ち込み、指令室へのドアを開け満面の笑みを浮かべ入って行きます。

続いてバウアーとナディアがカプセル室に辿り着きます。バウアーはリーランドの死体から鎮圧銃を奪い装着しますが、ペイトンがいません。彼は「あれはペイトン中尉じゃない」と言い、鎮圧銃を構えて指令室に入ります。
指令室では先頭の操縦席に死体が座っており窓は閉じたままです。が、後部席にはペイトンだった者が座り黙って彼らを見ていました。彼は自分はギャロ伍長だと言い、乗船時にはおまえより若かったと話します。
バウアーは彼に鎮圧銃を突きつけ、仲間のクルーを殺したのはお前だなと言い、船の位置を訊ねます。彼は船体の窓を開きますが星が見えません。

ギャロは、咎める者は誰もいなかった、神は人類と共に死んだ、法も秩序も善悪も無く俺たちだけなのに、お前は俺を裁こうと言うのかと平然と言い、怒るバウアーにモラルに縛られない究極の自由を味わえと囁きます。
バウアーは必死で抗いますが、ギャロは見透かすようにつまらん概念は捨てろといい、残った者が真実だ、この船は新世界を生み出す種だとそそのかします。ハンターの物音に気付いたナディアはじっと天井を見つめています。
「完全なる王国をおまえに与えてやる!」ギャロがそう叫んだ時、バウアーは彼を押え込み「法は存在する、自分がした事の責任を取れ」とペンチでその歯を抜き始めます。
その時、船窓を巨大で透き通ったエイのような生物が横切って行きました。そこは惑星タニスの海底でした。任務開始から923年、エリジウムはすでに不時着していたのです。

真実を知り愕然とするバウアーにギャロが襲いかかり、ナディアが加わり格闘になりますが、バウアーは計器類の奥から現れたハンターに鎮圧銃を発射、飛び散った部品が窓に当たって割れ始め、船体が軋み始めます。
ギャロは流れ込んだ水流に飲み込まれ、バウアーは彼女と共にカプセルに入り脱出ボタンを押します。追ってきたハンターは水に飲まれ、カプセルには水が入り込んできます。バウアーは彼女に酸素マスクを着け耐えるうちカプセルは水上に打ち出され、扉が吹き飛びます。
2人はその雄大な景色に圧倒され、微笑み合います。
惑星タニスには地球と同じ大気があり、滝の流れる大地があり、雲の切れ間には巨大な惑星が浮かんでいました。水上には生き残った人々のカプセルが次々と打ち出されてきていました。

人類の第2の故郷、タニス元年 人口1213名。

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