「ランダム存在の確率」のネタバレあらすじ結末

SF映画

ランダム 存在の確率の紹介:ミラー彗星が大接近した夜、ホームパーティーに集まった男女8人は、彼らと全く同じ状況のもう一組の彼らと遭遇するが…という2013年制作のアメリカのSFスリラー。製作総指揮/監督/原案/脚本は、本作が長編デビューとなるジェームズ・ウォード・バーキット。シッチェス・カタロニア、アムステルダムなど各地のファンタスティック映画祭で数々の賞を受賞した。

予告動画

ランダム存在の確率の主な出演者

エム(エミリー・フォクスラー)、その恋人ケヴィン(モーリー・スターリング)、ホスト夫妻の夫マイク(ニコラス・ブレンドン)、その妻リー(ローリーン・スカファリア)、ベス(エリザベス・グレイセン)、その夫ヒュー(ヒューゴ・アームストロング)、アミール(アレックス・マヌジャン)、ケヴィンの元恋人ローリー(ローレン・マハー)

ランダム存在の確率のネタバレあらすじ

【起】- ランダム存在の確率のあらすじ1

ミラー彗星が大接近した夜。
エムは恋人のケヴィンとスマホで話しながら、車でパーティーに向かっています。彼はヒューと一緒に来る途中でしたが突然会話が途切れ、スマホ画面にヒビが入ります。
会場となるマイクとリー夫妻の家には、ハーブや風水などにハマっているベスが来ていて2人の料理をつまみお喋りしていました。エムは3人との再会を喜び、突然スマホが壊れた、彗星のせいでこうなるらしいと言いますが、彼女たちはアミールがあの黒髪の意地悪女ケヴィンの元恋人ローリーを連れて来るらしいと話します。またベスはケタミン入りの自前の調合薬を、飲み物に数滴入れて飲めば気が落ち着くと勧めて窓辺に置き、リーのハーブを褒めたところで、ケヴィンとベスの夫ヒューが到着します。2人はローリーが来ることを言い、ケヴィンをからかい、ヒューは困惑します。また始まる直前、ケヴィンはエムに早めに決めてくれと言いますが、彼女は迷っているようです。
そこにローリーとアミールが到着します。彼女は露出度の高い黒のドレスで現れ皆とハグしますが、エムはすぐ離れ、ケヴィンは逆に彼女に近づき再会を喜び合います。

パーティが始まってすぐ、ヒューは皆のスマホの調子を聞き、繋がらないとざわつきますが、エムは1923年フィンランドに彗星が接近した際、物忘れや迷う人が続出、中でも殺したはずの夫が家にいると通報した女がいたが無罪放免になったと話します。またリーは、ハレー彗星が接近した年に、演劇の彗星役を姉に取られたと笑い写真を見せ、ベスに風水的に置き場所が悪いと言われます。
また、マイクに近況を聞かれたローリーは虐待された青少年の支援活動だと言って彼の仕事を聞き、俳優でTVドラマ”ロズウェル”のレギュラー役を4年演ったと言う彼をイメージと違うと笑います。
次に彼女は、エムにバレエで一世を風靡してたじゃない?と振ります。エムは確かにあの時は舞台演出も務めいい時代だったが、主役を世界的トップダンサーに奪われ、プライドのため代役のオファーを蹴って仕事も失った、代役はキャサリン・メリスに決まったと話し、皆も彼女に同情しますが、ローリーは「”よくある話”だけどひどい」「キャサリンは唯一知ってるダンサーだけど、あなたが送るはずだった人生を奪ったわけね」と言い、皆言葉に詰まります。
そこでケヴィンがローリーと付き合っていた頃のクレージーな夢の話をしますが、ウケたのはローリーだけで、皆愛想笑いで合わせます。

その時、ヒューが自分のスマホが割れている事に気づき、いつも物理学者とつるんでる弟に変わった事があれば必ず連絡をくれと言われたと言い出し、固定電話やネットは使えないかと聞きます。けれど固定電話は無くネットもダウンしていました。
その時突然停電となり、皆は慌ててキャンドルに火を着け青いケミカルライトが配られますが、周囲一帯が停電だが2ブロック先の一軒だけ明かりが点いてると誰かが言い外に出ます。あたりは真っ暗で人気が無く、ヒューがあの家だと指差し、自家発電なら固定電話が使えるかもと言いますが、一同は夜空に輝くミラー彗星を見て一旦戻る事に。
室内では、テーブルになぜか仕舞ってあったグラスが割れた状態で置かれていて、ヒューがベスの反対を押し切りアミールと共にその家に向かいます。
残ったメンバーは動揺しつつもエムの彗星の話を聞来ます。彼女は、ミラー彗星の前回の接近は100年前で距離も遠く影響は無かったが今回は近いと言い、1908年シベリアで彗星が空中爆発した”ツングースカ大爆発”では死者があまり出なかった話をしますが、不安を煽る結果になります。
その時、裏口を叩く音がして皆パニックになり、ケヴィンがバットを持って確認に行き、マイクが発電機を動かし明かりが点きますが、2人を探しに行くかどうかで揉めるうち、額をケガしたヒューと、見慣れぬカギ付きの箱を持ったアミールが帰ってきます。

質問攻めされた2人は不機嫌で、アミールは箱はあの家にあった物でヒューが置いて走り出したため気づいたら持ってたと言いますが、ヒューは逆に私は知らない!箱に関わるな!と怒っています。またアミールはヒューだけがあの家の裏で何かを見たと言い、ヒューは勝手に開けろよ!と逆ギレします。
皆が怯える中、マイクが箱を開け中味を取り出しますが、中には卓球ラケットと裏に赤いペンで数字が書かれた全員の写真が入っていて、問い詰められたヒューはついにパーティー中の自分たちを見たと白状します。
けれど彼はその中に自分はいなかったと言い、アミールも間違いなくあの家まで歩いたと証言しますが、皆はこの家だったのでは?と責めるばかりで信じません。ヒューは再度あの家に行って電話を借り、誰もいなければメモを置いてくると言い書き始めます。その時ローリーが大きな男が外にいる!立ち去った!と騒ぎ、見ると扉の外側にたった今ヒューが書いたのと同じメモが貼られていました。

写真の数字はリー、ヒュー、マイクが1、ローリーが2、ベスとエムが4、アミールが5、ケヴィンが6、その上なぜかエムとケヴィンの写真はツーショットの写真が切り離された物でした。
また、アミールは今着てるセーターを着てカメラ目線で背後には彼らが今いる部屋の壁が写っています。これは今日買ったセーターだから今日ここで撮った写真だと言いますが、当然全く覚えがありません。
皆がキッチンに行った隙に、エムはケヴィンに写真の数字が自分の字に似てるが当然書いた覚えはないと打ち明けます。また自分ではなくローリーとの思い出話をした事を責め、彼は君とはいい意味でクレイジーな話が無かったからと言い訳します。
やがてマイクがあの家に確かめに行くと言い出し、エムは一旦反対しますがケヴィンとローリーが行くのを見て支度を始めます。家にはヒューとベス、アミールとリーが残り、マイクとケヴィンとローリーとエムは青いケミカルライトを持ってその家に向かいます。

【承】- ランダム存在の確率のあらすじ2

道には人気が無く、マイクはその家を見るなり俺の家だと駆け寄って覗き込み「リーがいる」と呟きます。間もなく人が出てくる気配があり逃げますが、それは赤いライトを持った彼らで、2組は互いに相手に驚き逃げ出します。
戻った4人は、見たままを話し違ってたのはライトの色だけだと言いますが、ベスは信じず声を掛けなかったのかと責められます。またエムは途中一段と暗い奇妙な場所を通ったと言い、ヒューもエミールも確かにあったと証言します。その時リーは仮眠中でした。
皆はその奇妙な現象を調べようとしますが、ネットも携帯も使えず家には演劇の本しかありません。けれどベスがヒューの弟が忘れて行った量子力学か物理学の本を送ろうと思って車に置いてあると言い出し、ヒューとケヴィンが取りに行きますが、本は”重力:最新の研究概論”でおいそれと理解できる内容ではなく、ベスはヒューの弟は頭が良くカリフォルニア大で教えている変わり者だと話します。
しかし本には弟が書いたと思しき「共存の崩壊(デコヒーレンス)とシュレーディンガーの猫」と言うメモがありました。
ヒューは、”シュレーディンガーの猫”とは思考実験で、5割の確率で毒を放出する仕掛けの箱に猫を入れると生死の確率は5割、常識的には猫は生きてるか死んでるかのどちらか一方だが、量子物理学では箱の中では生き死に2つの状態が共存し、箱を開ける事により共存が崩れ1つの状態に収束すると考える、また弟は「共存の崩壊後も2つの状態は別々に存在し続け、各結果に基づき新たな現実世界を形成する。異なる結果は互いに独立した現実を生じさせる」とも書いてると解説します。

マイクは、つまり今の自分たちは箱の中の猫で、生死の可能性が共存し多分彗星が通過するまで続くと言い、アミールは彗星が通過してしまえば2つの現実は完全に分離し全て元通りになると言いますが、エムは、ならばなぜ向こうの彼らが接触してくるのかと聞きます。
けれど問題は元々向こうの家にあったその箱で、マイクは先に接触したのは自分たちでそのため共存は崩壊すると言い、”スライディング・ドア”という恋愛映画の話をし始めたローリーを無視して「この現実が壊れる前に奴らの現実を壊してやる!押し掛けて奴らを殺す!」と言い出します。皆は懸命になだめようとしますが、向こうの俺も多分同じことを考える、その上飲んでたら?もう1人の俺に君らを殺させたくないと言われ言葉に詰まります。彼の酒癖の悪さは周知の事実のようです。
しかしマイクはあの家でリーを見たため、仮眠してたのがベスなら弟の本の話も出てないはず、マイクとケヴィンは彼らが気づく前に本を奪おうと言い出します。けれどヒューとアミールはこれ以上接触するのは避けるべきだと言い車のキーを渡しません。
一方でローリーは、外見が似てても性格は違うかもと言い出しますが、エムに自分を見つめ直す良い機会だと言われます。
そこでリーが起きたため、皆から説明を受けますが、マイクはケヴィンを呼んで輪を離れ、小声で「”ベスとの秘密”で奴らを脅迫し、車に行かせないようにしよう」と言います。それは過去の揉め事でマイクは解決済みだと言いますがケヴィンは断固反対します。

2人が輪に戻り説明が終わってもリーはぼんやりしていて、ベスの薬の影響かもと呟いた事で、皆はベスを責め、以前マジックマッシュルームを料理に混ぜた事があった、この現象も幻覚で、彼女が料理にドラックを混ぜたせいなのでは?と騒ぎ始めます。
彼女はマッシュルームは皆も同意の上だったし調合薬は安全で、リーに数滴やっただけだと言いますが誰も聞かず、怒ったベスは潔白を証明しにキッチンに向かい皆も続きます。しかし薬はなぜか1/4も減っていたためローリーが一層彼女を責める中、ヒューとリーが必死で庇い、皆はようやく納得し引き上げます。その時、ベスとリーはハーブの話を繰り返しますが、違和感を感じたのはエムだけでした。
その頃、居間ではアミールとヒューが赤いケミカルランプを取り出し、声を潜めて「赤の箱は開けてない」「この家を出よう」と話し、マイクが戻ってきたため慌てて赤のランプを隠します。
マイクは、向こうの家に行って車の本を奪おうとも思ったが(脅迫の)置手紙だけしてきた、小一時間かかって喉が渇いたと酒を飲み始めます。ケヴィンは、お前がいなかったのはせいぜい10分だと言いますが聞き流されます。
その隙に、ヒューとアミールは、写真を入れた箱と弟の本を持ってこっそり出て行きます。

【転】- ランダム存在の確率のあらすじ3

皆は、飲み始めたマイクを見て困惑し、ヒューとアミールが本を奪い箱を戻しに行ったと気づきます。
ベスは探しに行くと騒ぎ、ローリーは2人は戻った時から様子が変だった、本人じゃなかったのかも、あの家の説明も疑わしいと騒ぎ、ケヴィンは出る支度をしますがエムに止められます。
皆は散り散りになり、エムは残ったマイクに「箱の中にあった私の写真を探してみて」と頼み、彼は幸せだった頃のエムとケヴィンの写真の束を持ってきます。中には切られていた写真もあり、マイクは彼女にハサミを渡し席を外します。
一方、キッチンで洗い物を始めたリーは、マイクは飲むと人が変わる、そのため仕事を失い街を出る羽目になったのにとぼやきます。ベスは彼女の後ろでケタミン入りの酒を飲んでいました。
一方、暗い廊下の隅では、ローリーがケヴィンに、エムはベトナムの仕事に同行しないそうね?、情熱的なあなたが迷ってばかりの女と上手く行くはずがないとキスをせがみ、エムを愛してると言いながらも応じる彼に、私たち(体の)相性はよかったじゃない、今日のためにヨガに通ったのよと笑います。その一部始終を見ていたベスは、落ち込むエムにその事を伝えます。
けれど、部屋の隅の床で飲んでいたマイクの傍にはリーが寄り添い「向こうの俺がキレたらここの俺もキレる、俺は向こうでも同じだ」と自嘲する彼に「この世界のあなたはどの世界のあなたより私に愛されてるから大丈夫」ともたれかかり、彼は落ち着きを取り戻します。
エムはケヴィンに、ベスからローリーと話してたと聞いた、何かあったの?と聞きますが、そんな場合じゃないだろ?と一蹴されます。
その時、再び停電となり、家のあちこちから皆の声が聞こえます。

一同は再び居間に集まりキャンドルを灯しますが、玄関先で物音がし皆で外に見に行くことに。
案の定ヒューの車の窓が割られていたため皆は各自の車を見に行きますが、車に行ったエムは、フロントボックスの中のケヴィンとの思い出の指輪をはめたところでケヴィンが来て、指輪の思い出話をし、ローリーの事があっても私たち大丈夫よね?と聞き、彼女は理解できないと微笑む彼を抱きしめます。けれどそのケヴィンは、ヒューの車の事を聞かれて黙り込み闇に溶けて行きます。
彼女は怯えて家に戻りますが、ケヴィンは居間で皆と話し合っていました。彼はエムに「どこにいた?」と聞きますが、彼女が指輪を見せても興味を持ちません。
その時、青いライトを持ったヒューとアミールが戻りますが、なぜかあの家から戻った時と同じ話をし、その上ヒューの額には違う絆創膏が貼られ、手当された事すら覚えてないようです。2人はあの家から取ってきたという赤いライトを見せ、赤いライトの箱が未開封なのを確認させます。
皆は、つまり今までこの家にいたヒューとアミールは向こうの世界の人間(偽物)で、今戻った彼らこそがこちらの世界の人間(本物)だと解釈しますが、エムがヒューに玄関のメモの話を聞き、そのヒューはメモそのものを知らない事が判明します。
それは複数の彼が存在する事を意味していました。

やがて一同はこの家に目印を付けようと言い出し、オリジナルの印をどうするか話し合います。
けれど、リーは知らぬ間にその家にあったというカギ付きの箱を出してきて、各自の写真(エムはツーショット写真を切るのを嫌がりますが、ローリーが別の彼の写真を出したため、怒りに任せツーショット写真を切るハメになります)を用意し、写真が無かったアミールは壁を背にカメラ目線で写真を撮り、エムが青いペンでサイコロの数字を書き込みます。
またアミールは、ネットバンキングの認証コード=他要素認証(MFA)と同じ乱数的な役割の物も入れようと言い出し卓球ラケットに決まりかけますが、エムの提案でコースターになります。
つまり、彼らがオリジナルに拘れば拘るほど、なぜかあの家の箱を模す事になり、その上誰もそれに違和感を感じなくなって行きます。
皆はようやく話が少し進んだと笑いリラックスしますが、エムは前にメモした数字に違和感を覚え、また目の前で計算アプリを使い始めたヒューのスマホが壊れていた事を思い出します。
彼女は、皆に前の写真の数字を憶えてるかと確認し、テーブルで飲んでいたマイクに、リーとベスはずっとこの家を出てないのに、前の写真の数字の記憶が違ってる、つまり私たちが他の家からこの家に来た、ここのリーはあなたの奥さんじゃない、それにヒューのスマホだって壊れたはずよと言いますが、彼はただ笑うだけです。
また彼女は、途中にあった暗い場所は、通る者を無作為に別の現実に送り込むルーレット盤のようなモノで、一度通れば元の家には戻れない、彗星が通過する前に元の家に戻る方法を見つけないとここに永遠に取り残される、そんなのイヤよ!と話します。
しかしマイクは、君の理論が正しければ本来の家に戻る方法なんて無い、ここに残るしかないと言います。

そこに皆が戻ってきますが、ヒューが物音に気づき玄関ドアの下でメモを見つけます。
それはマイクが向こうのマイクに宛てた脅迫文で「12年前ベスと寝た事をバラされたくなければ本を取りに行くな!」といった内容でした。ヒューは怒ってマイクとベスを問い詰めますが、ベスは鼻血を出して逃げ出し、ヒューと言い争いになります。
ヒューはさらに、全員がその事実を知っていたと聞き激昂、マイクは必死で自分はこの家の人間じゃない、君のスマホも壊れたはずだと言い訳しますが焼け石に水で、全員が箱の中には全く別な物が入っていたと認識している事が判明しただけでした。
マイクは「ここにいるベスも俺も別の世界から来たんだ」と言いますが、キレたヒューに「私の知る現実では、私の親友は妻と寝たりはしないからな!」と返され、「今夜共存してる何百万もの現実の全てで、俺はベスと寝たよ!」と応戦し殴られます。
エムはマイクを座らせ、皆は怒鳴り合うヒューとベスをなだめに行きます。
マイクは「俺は今夜、自分でいくつか選択した結果ここに来た死んだ猫だな」と自嘲し、「邪悪な別の自分に襲われるのが怖かったが、邪悪なのは俺自身かもな」とこぼし、その直後玄関から入って来た別のマイクに殴られ気を失います。皆は一斉に駆けつけますが、ベスの鼻血を見たローリーが錯乱、一同はパニックに陥ります。
エムはその隙を見て外に出ますが、扉には再びヒューの書いたメモが貼られています。

【結】- ランダム存在の確率のあらすじ4

彼女は暗い場所を何度も通り、いくつかの彼らの”家”を覗いて回ります。
そこではヒステリックな自分や罵り合う彼ら、中には2人のマイクが椅子に縛られていたり、ローリーとケヴィンがカップルの世界もありました。彼女は真上を流れる彗星に導かれるように、明るい光で満たされた”家”を覗きます。その世界の彼女はケヴィンと仲の良いカップルで、皆はベトナムの話で盛り上がり、ローリーはアミールの恋人でした。
エムはその部屋に忍び込んでケタミンを奪い、ヒューの車の窓を割って皆をおびき出し、自分の車に指輪を取りに来たもう1人のエムを襲い、カーディガンを奪ってトランクに隠します。
彼女はその世界のエムに成りすましますが、そこのケヴィンは彼女を案じ、指輪を愛おしそうに撫で優しく抱きしめます。アミールもローリーと、マイクも素面でリーと寄り添っています。やがて彼らはテラスで彗星を見上げますが、彗星が2つに割れた途端、短い停電が起こりすぐに明かりが点きます。
その時別のエムがふらつきながら戻ってきたのを見たエムは、バスルームで別のエムを撲殺、遺体をバスタブに隠し、その指輪を奪い居間に戻り倒れます。彼女自身の指輪はトイレの便器の脇に落ちていました。

翌朝。彼女は居間のソファで目覚めますが、リーはキッチンで朝食の準備をし、遺体を隠したバスルームからはシャワーを終えたベスが出て来ます。また外では、ヒューの車の窓は割られていましたが、弟の本は開封されぬまま残っていました。
そこにケヴィンが来て、バスルームに落ちてたと言い指輪を渡しますが、彼女の指には同じ指輪が嵌っています。その時、彼の携帯が鳴り「変だな、君からだ」と笑顔で出た彼は、数秒後、訝しげに彼女を見つめます。

みんなの感想

ライターの感想

知的レベルがそこそこ高い冷静で論理的で理性的なメンバー8人が繰り広げる大人の恋愛騒動で、理屈(論理?)部分が一見ハードル高そうに見えますが、なんだかんだ言って舞台はこの家一軒、諸々出て来るアイテムや数字もさして重要ではないので、量子力学とかシュレーディンガーとか細かい事は気にせず、パラレル物として気楽に楽しむのが一番かも(申し訳ない事にあの薀蓄こそが本作のキモなんですが)。
ローリーはねぇ、いるよねぇ、こういう女。彼女とエムの間でふらつくケヴィンも思いやりのある男ではないし、いつ乗り替えられてもおかしくない最悪の状況。けれどまさかのエムが一番思い切った行動に出るなんて。いやマジでケヴィンはローリーとお似合いよ。恋の炎をボーボーしながら2人で熱く生きてきゃいいじゃん。あーたには他にもいるってイイ男が。殺したと思われたもう1人の彼女も生きてたことだし(実は収束してない)、そんな男はとっとと捨てて一日も早い舞台復帰が望まれるところです。

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