「ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!」のネタバレあらすじ結末

SF映画

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!の紹介:2013年のイギリス映画。監督・脚本はエドガー・ライト。同監督と主演のサイモン・ペグとニック・フロストによる「スリー・フレーバー・コルネット」のシリーズで、同じ3人による作品としては2004年の『ショーン・オブ・ザ・デッド』、2007年の『ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』に続く3作目である。

予告動画

ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!の主な出演者

ゲイリー・キング(サイモン・ペグ)、アンディ・ナイトリー(ニック・フロスト)、スティーヴン・プリンス(パディ・コンシダイン)、オリヴァー・チェンバレン(マーティン・フリーマン)、ピーター・ペイジ(エディ・マーサン)、サム・チェンバレン(ロザムンド・パイク)、ガイ・シェパード(ピアース・ブロスナン)、バジル(デイビッド・ブラッドリー)、ザ・ネットワーク(ビル・ナイ)

ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!のネタバレあらすじ

【起】- ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!のあらすじ1

1990年6月22日、高校生のゲイリーは気の合う仲間アンディ、スティーヴン、オリヴァー、ピーターの5人で、故郷の町ニュートン・ヘイヴンの12軒のパブ(飲み屋)をハシゴするというゴールデン・マイルの旅に出ました。しかし彼らは途中で挫折してしまいます。その時のもう二度とこんな楽しい経験はないだろうという予感はあたり、20年後、中年のゲイリーはただのアル中になっていました。
そして今、ゲイリーは再びかつてのハシゴ旅を最後まで成功させようと、当時の仲間たちのもとを訪ねて歩きます。彼らはみんな社会的成功者でゲイリーの言葉には気乗りがしない様子でしたが、しぶしぶながら参加します。
ゲイリーの車で故郷の町に向かう彼らは同窓会ノリで互いの成功を確認しますが、ゲイリーだけは当時と変わってなくてみんなに呆れられるのでした。
途中、偶然にも帰省していたオリヴァーの妹サムがやってきます。サムは昔、ゲイリーと一度だけ関係をもったことがありましたが、彼が昔の悪ガキのままで少しも変わってないことに呆れて立ち去りました。
途中の店でゲイリーたちは昔、宇宙人の話ばかりしていた老人バジルと出会いますが、彼はこちらのことを忘れている様子でした。
3軒目、4軒目とハシゴを続けるうち、一同は昔話で盛りあがってきましたが、やはりゲイリーが昔と変わらないことでみんな苛立ちを募らせていきます。遂にアンディたちはゲイリーのいい加減さにキレてしまい、飲み歩きを切り上げて帰ろうと言います。
そんな中、ゲイリーはトイレで地元の男に難癖をつけてケンカになってしまいます。ゲイリーが男の頭を便器に叩きつけると首が抜けてしまいました。男はロボットだったのです。ゲイリーに文句を言うためアンディたちがトイレに入ってくると、ロボットの仲間たちも入ってきました。ロボットたちは意外に脆く、ゲイリーたちは格闘の末彼らを倒します。
あまりの異常事態にみんなは家族に電話しようとしますが、電波が通じません。ゲイリーはこの町が乗っ取られていると言いましたが、それでも飲み歩きを続けようとします。町に入った時から飲み歩きのことをさんざん公言してきたため、止めたら逆に怪しまれるという理屈です。他にいい考えもなく、みんなは彼につき合わざるを得ませんでした。

【承】- ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!のあらすじ2

町の人々の不気味な視線を受けながら、彼らは飲み歩きを続けます。
次の店で昔なじみの薬の売人トレヴァーと出会ったゲイリーは、事情を聞こうと話しかけます。トレヴァーはロボットではありませんでしたが、町の中で目立たないようにやっていて、ゲイリーたちと話をしたくない様子でした。
次に入った店で彼らはサムと再会します。サムもこの町の奇妙さに気づいている様子で、ゲイリーは彼女に事情を説明しました。最初、彼の言葉を信じなかったサムですが、双子の女ロボットに襲われたことで事情を理解します。
サムも加わって再び飲み歩きの旅を再開した一行でしたが、次の店でスティーブンがいきなりバジルに倉庫に連れ込まれ、事の真相を聞かされました。1990年に町にやってきた正体不明の存在が密かに町の人々に接触し、DNAを採取して偽者のロボットを作ってすり替えるのだと言うことです。
その頃、ゲイリーたちに昔のままのガールフレンドが現れて迫ってきていました。脳天気なゲイリーはあっさりキスされ、DNAを採取されてしまいます。
サムは昔死んだはずのボーイフレンドが現れたことで事態の深刻さに気づき、この町を逃げようと言い出しました。しかし姿を消していたオリヴァーが現れ、このまま計画を進めようと主張します。一同はやむなく次の店に向かいました。

【転】- ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!のあらすじ3

次の店には、学生時代の恩師シェパードがいました。彼はこの町にやってきた存在は人類を助けようとしていると言い、協力するよう誘います。オリヴァーもシェパードに賛成したため、アンディは彼を椅子で殴りつけました。すると彼の頭は砕けてしまいます。オリヴァーもロボットにすり替わっていたのです。店にいた客たちが一斉にロボットとしての本性を現し、たちまち乱闘になってしまいました。
一行は営業停止になった店を待ち合わせの場所に決め、別々に逃げていきます。
ゲイリーはサムと一緒に逃げ出しました。ゲイリーはサムを車で逃がすと、仲間たちを助けるため一人で残ります。
閉鎖された店で仲間たちと合流したゲイリーですが、みんな互いに本物だという確証がありません。みんなは古傷を見せて本物だと証明します。さらに次の10軒目の店に向かおうとするゲイリーたちですが、途中、ピーターが敵に捕まってしまいます。
アンディはついにキレて、ゲイリーを殴って気絶させ、彼を抱えて脱出のための車に向かおうとします。しかし敵に追いつめられて、10軒目の店に入りました。
するとゲイリーは目を覚まし、店のビールを飲みました。彼はあくまでもゴールデン・マイルを続けるつもりで店を駆け出していきます。アンディたちも彼を追います。途中、スティーブンと離れ離れになってしまいましたが、結局、アンディは最後の「ワールド・エンド」までつき合ってしまいました。

【結】- ワールズエンド酔っぱらいが世界を救う!のあらすじ4

ゲイリーは最後の一杯を飲もうとしますが、キレたアンディは彼を止めます。アンディはなんとかしてゴールデン・マイルを止めさせようとしますが、ゲイリーは自分には他に何もない、人生を楽しくやりたいと言いました。ゲイリーにとって高校の時のゴールデン・マイル巡りが人生最高の時だったのです。
最後までやり遂げようとゲイリーがビールを注ごうとした時、2人を乗せたカウンターが地下に沈んでいきました。そこはエイリアンの基地だったのです。町の人々と入れ替わったロボットたちが現れ彼らを取り囲み、地球にやってきた目的を語ります。
彼らは人類を銀河系のコミュニティに加えるためにやってきたと語ります。「ザ・ネットワーク」と名乗った姿無きエイリアンは、自分たちの仲間になればコピーされた若い肉体を与えると言います。そして高校生の時のゲイリーたちが彼らの前に現れました。その体に記憶をコピーさせてくれると言うのです。しかしゲイリーは高校生の姿の自分の首をねじ切り、「ゲイリー・キングは一人だけだ」と言いました。
そんな彼に、ザ・ネットワークは地球のインターネットが彼らによってもたらされたものだと語り、自分たちが地球人を正しく導けると説明します。そして野蛮な人類がこのままでは宇宙を滅ぼすと言いました。
ゲイリーたちは彼らの言葉に耳を貸さず、あくまで逆らう姿勢を見せました。しかも酔っぱらい丸出しの態度で、罵声を浴びせかけます。最初は理性的に語ろうとしていたザ・ネットワークですが、なんでも好きにやらせろと喚くゲイリーたちに呆れ、ついに人類に愛想をつかせて立ち去ると言い出しました。
大喜びするゲイリーたちですが、周囲のロボットたちが倒れ、ワールド・エンドの建物が崩れ始めてしまいました。慌てて外に出たゲイリーたちですが、ワールド・エンドの建物は今にも爆発しそうです。彼らが死を覚悟した時、道に迷ったサムが車で戻ってきました。ゲイリーたちはサムの車に乗り込み、無事に爆発から逃れたのでした。
その後の顛末を、崩壊した世界の片隅でアンディが語ります。
ザ・ネットワークが去った時、電磁波が発生して人類のテクノロジーはすべて失われました。多くの人が死に、人々は昔ながらの生活に戻りました。アンディは別れた妻と復縁して自給自足の生活を送り、スティーブンはサムと結婚しました。そしてロボットになったオリヴァーとピーターも元の生活を送るようになりました。ザ・ネットワークが去ったことで、ロボットたちは自我を取り戻したのです。しかし、ゲイリーだけは行方がわかりません。
そしてゲイリーは、若い頃の仲間たちを模したロボットを連れ、世界を旅していました。人々はロボットを嫌い、差別しましたが、ゲイリーは仲間になったロボットを守ろうとします。彼はアンディの願った通り、自分の好きなことに命をかける生き方をしていたのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

サイモン・ペグとニック・フロストのコンビでは、フロストがボケでペグがツッコミになることが多いんですが、この映画では逆パターン。ペグがどうしようもないクズ男で、フロストが真面目な大人キャラだってのが意外でした。
侵略された町の人々がコピーされた存在になってるってのは『盗まれた町』のパターンですが、コピー人間がぞろぞろ迫ってくるところは『ショーン・オブ・ザ・デッド』を思い出します。敵があんまり強くなくてこちらがボケをかましてる余裕があるってところも同じ。さすがに相手がエイリアンだけあって、少しずつ仲間がやられていきますが。
敵である「ザ・ネットワーク」は人間をコピーしてオリジナルの肉体を肥料にしちゃうという、冷静に考えてみればかなりエグいことをやってるんですが、仲間になればいくら壊されてもいくらでも復活できる肉体を与えてくれるわけで、その辺は魅力的といえば魅力的。彼らの計画通りにいけばSFでよくある完璧に管理されたユートピアも実現したということでしょう。
しかしそんな理屈もタチの悪い酔っぱらいには通用せず、ゲイリーたちの説得をあきらめてあっさりと地球を去ってしまうという、SF史上もっともヘタレた侵略者でありました。
この辺の力の抜けっぷりが、いかにもエドガー・ライト監督作品といったところでしょうか。

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