「宇宙戦争2005年」のネタバレあらすじ結末

SF映画

宇宙戦争(2005年)の紹介:2005年公開のアメリカ映画。スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で、H・G・ウェルズの名作小説を映画化したSFスペクタクル。地球侵略を狙う異星人と、愛する者を守ろうとする人類の闘いを描く。

映画「宇宙戦争2005年」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「宇宙戦争2005年」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

宇宙戦争2005年の主な出演者

レイ・フェリアー(トム・クルーズ)、レイチェル・フェリアー(ダコタ・ファニング)、ロビー・フェリアー(ジャスティン・チャットウィン)、メリー・アン・フェリアー(ミランダ・オットー)、ハーラン・オグルビー(ティム・ロビンス)、ナレーター(モーガン・フリーマン)

宇宙戦争2005年のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①地球で人間が栄えるよりも前に、人知を超えた存在がトライポッドを埋め込み、地球侵略の時を狙っていた。稲妻と共にトライポッドが動き始め、人間は攻撃されて灰になる。レイは元妻との子・ロビーとレイチェルを連れて逃げる。 ②続いて宇宙人は人間を捕らえ、人間の血を肥料にして自星から持ちこんだ植物を育て始めた。しかしバクテリアや微小生物の存在を計算に入れず、細菌に侵されて宇宙人は死滅した。

【起】- 宇宙戦争2005年のあらすじ1

21世紀の初頭の人類は誰も知りませんでしたが、実は銀河系には人知を超える存在があったのです。そして彼ら地球生命外体は、地球の侵略を狙っていました。
強大で冷酷な知的生命体が、ひそかに侵略の手筈を整えていました…(というナレーションが入る)。
…アメリカ東部、ニュージャージー州ハドソン郡南部のベイヨン。
レイ・フェリアーは港に運ばれた貨物用コンテナを重機で積み下ろしする作業員の男です。家庭では頼りにならないという理由で妻・メリー・アンとは離婚しており、メリー・アンは高校生の息子・ロビーと10歳の娘・レイチェルとは別れて暮らしています。
妻メリー・アンには恋人・ティムがいました。
ある週末、メリー・アンはティムと実家に行くことになり、レイは息子・ロビーと娘・レイチェルを預かります。実の息子と娘ですが、離婚原因となるくらい家では存在感のなかったレイですから、息子・ロビーにはバカにされています。
落ち合って2人の子を引き取ったものの、レイは迎える準備を何もしていませんでした。夜勤明けで疲れているから、ご飯はデリバリーを頼めと娘・レイチェルに言うありさまです。
レイチェルは自然食デリバリーのホムスに注文して食べますが、その後に起きて来たレイは食事を見て驚きました(明言されないが、もっとジャンクなものを注文すると思ったのであろう)。
レイが寝ている間に、息子・ロビーはレイの車を使って家を出て行ったと、レイチェルから聞かされます。無免許です。
困ったもんだ…そう思いながらレイが家の外に出ると、外にいる皆が同じ方向を見ていました。つられて見たレイは、遠くに巨大な黒い渦があるのを見つけます。
初めて見る光景に、レイは近所の人と会話します。風が吹き始め、渦の方に向かっていました。
渦がレイたちの住む町まで到達すると、風がぴたっとやみます。渦の中心に入ったようです。しーんとした後、雷鳴が聞こえました。
そして稲光を発すると、自宅から見えるベイヨンヌ橋の向こう側に落ちます。大半の者は危険を感じて家の中に逃げ込み、レイもレイチェルを連れて机の下に避難しました。
停電が起き、レイとレイチェルは外出したロビーのことを心配します。雷が鳴っている間、電話も携帯も不通で、腕時計すら止まっていました。
雷が止んでからも停電は復旧せず、どの車も動きません。
しばらくするとロビーが戻ってきました。車が動かなくなったロビーは、リンカーン通りに車を置いてきていました。最低26回の稲妻が目の前の交差点に連続して落ちるのを見たと聞き、レイはロビーにレイチェルを頼むと見に行きます。
途中、車を直す近所の修理工場の男・マニーに、レイはスターターの電気コイルを確認しろとアドバイスします。
教会の近くにある交差点に、多数のやじ馬がいました。稲妻は何度も同じ交差点中央に落ちていたと1人が言い、レイもそこを見ます。
問題の交差点から光る何かが出てきて、レイが拾うと氷のような冷たい透明なかけらでした。それと共にアスファルトの下で何かが動き、亀裂が走ります。野次馬は一斉に後退しますが、亀裂はアスファルトだけでなく周囲のビルにも到達しました。
ぐらぐらと揺れが始まり、教会の窓ガラスが割れ、建物は真っ二つになります。水道管が破裂し、教会の塔の部分が崩落しました。交差点には巨大な穴ができ、砂埃が舞います。
突然、陥没した道路に落ちた筈の車が宙に飛ぶと、中から三本脚の巨大な円盤が出てきました。大きな円盤に、すごく長い三本の足がついている形状で、高さは60mほどでした(のちに「トライポッド」と呼ばれるようになるが、現段階からその表記で説明させてもらう)。白昼の出来事に、皆唖然とします。

【承】- 宇宙戦争2005年のあらすじ2

トライポッドから短い手のようなものが2本現れると、青いレーザー光線が発射されました。光線を受けた人間は即座に灰になります。レイは都会の中をひたすら走って逃げ、家まで辿り着きました。
近所ではまだ騒動が起きていないので、埃まみれで呆然としながら逃げ帰った父・レイを見て、ロビーとレイチェルは心配します。
レイは我に返って埃を払ってから「60秒で家を出る用意をしろ」と言い、ロビーには「箱にできるだけ、食べ物を詰めこめ」と命令すると、家の奥にしまってあった銃を取り出して家を出ました。3人で徒歩で移動します。
ロビーは「説明を」と催促しますが「今は逃げるのが先決だ」とレイは言い聞かせます。市内のあちこちに避難を開始した人が見受けられました。
修理工場の男・マニーが「コイルで正解だった」と言い、レイに礼を言います。レイはその車のエンジンを始動してレイチェルとロビーを乗せると、マニーにも乗れと言いますが「客の車だ、返せ」とマニーは言いました。
やむなくレイは急発進します。直後、マニーはレーザー光線で焼かれて灰になり、目撃したロビーが驚きました。高速道路は倒壊して爆発が起こります。
車内ではレイチェルがパニックを起こし、ロビーがなだめます。
元々地下にいたマシンが町を破壊して人を焼き殺したことや、そのマシンに嵐で来た奴らが乗り込んだことを、運転しながらレイはロビーに説明しました。
メリー・アンの住む家に移動しましたが、彼らはすでにボストンに行って留守でした。
持参の食料をチェックしたレイは調味料ばかりだとロビーに怒りますが、「それしか家になかった」と言われると、その通りなのです(レイ宅には食料がなかった)。
メリー・アンが残した食パンにピーナツバターを塗ってレイチェルに渡しますが「ピーナツアレルギーだ」と言われて、レイは食パンを外に放り投げました(興味がなかったので、娘がアレルギーだと知らなかった。トラブル続きで自分も食欲が湧かなかった)。
レイチェルは文句を言いますが、安全だからとレイは地下室で眠りました。これは実は正解でした。
夜になると枝の音がし、家が揺れ始めたと思うと轟音がします。雷かと身構えた3人は隣のボイラー室で夜を明かしました。
朝になって外に出ると、家はなくなっていました。ジャンボジェット機が墜落していたのです。
黒人男性パレン・バインズがいたので声をかけましたが、レイは無視されました。無視されたのではなく、バインズは爆発の衝撃で鼓膜が破れて音が聞こえないのだと、同行するテレビ局の女性レポーターが説明します。
その女性によると、バインズは機甲部隊に所属する軍人ですが、州兵が攻撃してもトライポッドにはシールドが効いていてダメージを与えられなかったとのことでした。
LA、シカゴ、ロンドンの大都市はすべて全滅しており、全世界的規模で起きている現象だと知らされます。「トライポッド」という表現は、この女性レポーターから聞きました。
トライポッドはやはりずっと以前から埋まっており、稲妻に乗せたカプセルで移動した操縦者が乗っていると女性レポーターは言い、立ち去ります。彼らは乗せる見込みが立たないまま、取材をしていました。
車は奇跡的に無事でした。それに乗って3人は移動します。ハドソン川沿いに走ってボストンに行こうとレイは考えますが、勝手に独りで決めて命令する父にロビーは反感を抱きました。
草地で小用を足したレイチェルは、小川に大量の死体が流れるのを見てショックを受けます。軍隊が横を通り、ロビーは乗せてくれと頼みますが無視されます(ロビーは若さゆえの愛国心に目覚め、危機に立ち上がろうとしている)。

【転】- 宇宙戦争2005年のあらすじ3

フェリー乗り場まで後5kmというところで、子供を抱えた女性をよけたレイの車は電柱にぶつかって止まり、それを機に車が襲われました。ガラスを割られ、大勢の人に乗りこまれます。
レイはロビーをかばって車を降り、レイチェルも降ろそうとしますが、乗り込む人たちに囲まれてレイチェルは出られません。持っていた銃で威嚇し、レイチェルを救い出しましたが、他にも銃を持つ男がおり、レイは車を放棄しました。
やむなく向かいのカフェに避難すると、レイたちの乗って来た車の奪い合いで殺し合いが起きます。
カフェでは流言飛語が飛び交っていました。アジアは軽度のダメージでヨーロッパは被害がなく、アメリカが一番ひどいという説もあれば、ヨーロッパ全滅説もあります。
改めて徒歩で移動を始めたレイたちの前を、火をふきつつ走る列車が超高速で通過しました。
フェリー乗り場に着いたレイたちですが、既に多くの人で溢れかえっていました。往復便がすぐ出るから慌てないようにと、フェリー乗り場の男性が拡声器で呼びかけます。
レイはそこでシェリル&ノラ母娘に会いました。レイチェルは鳥が移動するのを見ていて、遠くにいるトライポッドを見つけます。フェリーにいた客も気づくと無言になり、次の瞬間一斉にフェリーに殺到しました。トライポッドは3体に増えています。
レイたちはフェリーに乗れましたが、シェリル&ノラは乗れませんでした。フェリーは強引に出港し、ロビーはタラップに掴まった人たちを助けます。
ハドソン川の下に渦潮ができると、トライポッドが出現しました。フェリーは転覆し、レイたちはなんとか岸に到達します。遠くのフェリー乗り場にいた人たちは攻撃され、上から大量の衣服が落ちてきました。
戦車やヘリが飛来して攻撃を開始します。ロビーは再び愛国心に目覚めて軍と共に戦おうとしました。
はやるロビーを止めるために、レイはレイチェルを木の下に置くと「待っておくように」と言ってロビーを説得します。しかしロビーは言うことを聞かず「お願いだから行かせて」と言い、レイチェルは置き去りにされたと思い込んだ中年夫婦が連れ去ろうとします。
レイが慌ててレイチェルの元に戻った時に爆発が起き、ロビーを見失いました。レイとレイチェルはレンガ作りの家の中に避難し、救急車の運転をしていたというハーラン・オグルビーに会います。
ハーランは家族全員を攻撃で失っており、逃げる途中でその家に潜伏していました。大昔から埋まっているトライポッドが、先遣隊だけで2日で世界最強の軍隊(アメリカ軍のこと)を壊滅させたことに触れ、敵の宇宙人はかなりの知性と技術を持つ集団だと言います。
パニックになって逃げ出しても殺されるだけで、敵の弱点を探すべきだと、ハーランは主張しました。現に、日本の大阪ではいくつか倒したという情報が入ってきていました。
ハーランはレイに「共に戦おう」と言います。しかしレイは戦うつもりはありませんでした。圧倒的な差を見せつけられているので、戦闘意欲なぞ湧かないのです。
夜、何かの植物の根のようなものが壁を這っているのを見つけたレイは、引き抜いて観察しました。それは血の色をしている、植物の根です。
トライポッドの触手が入ってきたので、レイとレイチェルは隠れました。触手の先端には目のようなカメラがついています。
ハーランはチューブ状の触手を斧で切断しようとしますが、レイは必死で止めます。触手を切断しただけではトライポッドは倒せませんし、切断することで自分たちの居場所が知れるからです。
レイの必死のジェスチャーでの懇願は通じ、ハーランはやめました。物音を立ててしまいますが、鏡の反対側に隠れてやりすごします。レンズが鏡の反対側を見た時には、レイとレイチェル、ハーランは別の場所に移動した後でした。

【結】- 宇宙戦争2005年のあらすじ4

カメラが探索した後、家の中に宇宙人が入ってきます。宇宙人は高さ2mほどの後頭部が長い生き物で、6本脚ですが真ん中の2本は小さく、二足歩行をしたり四足歩行をしたりします。大きな垂れ耳で、黒目が大きく鼻は目立たず、小さな口がついていました。
家族写真を3本指でつまんで見る宇宙人にハーレイはライフルを構えますが、レイは制止します。宇宙人たちは引き揚げていきました。
外を見たレイは驚きます。トライポッドでは捕らえた人間の血を肥料代わりにして、自分の星の植物を生やし始めていました。宇宙人たちの星の植物は、蔓も根も赤い色をしています。人間の血を肥料にしたからか、元々その色なのかは不明です。
光景を見たハーレイはパニックに陥り、騒ぎ始めました。トンネルを掘って地下鉄まで行くと言い、錯乱し始めたので、やむをえずレイはレイチェルに目隠しをして、好きな子守唄を歌うよう指示するとレイチェルの手で耳を塞ぐようにします。
そして奥の部屋に入ると、レイはハーレイを殺しました。
ソファでレイチェルとうたたねしたレイは、レイチェルの絶叫で目覚めます。すぐそばまで触手のカメラが来ていました。レイは急いで斧でカメラを切断しますが、レイチェルが捕らえられます。
地上に出ると、昨夜に比べて植物の生長がめざましく、早くも繁ろうとしていました。レイチェルが捕まるのを見たレイは、軍用車を見つけて手榴弾を手に入れると、挑発するように手榴弾の1つをトライポッドに向けて投げます。
トライポッドにわざと存在を示し、捕らえるように仕向けたレイは、捕らえられた人間の中でレイチェルを見つけました。
初期の頃はレーザー光線で人々を灰にしていた宇宙人ですが、植物の肥料のために人間を捕獲するようになっています。捕らえた人間はトライポッドの下にある鳥かごのような場所に、ひとかたまりにして入れられていました。かごは2つあり、1つのかごに20名ほどの人間が入っています。
トライポッドの中心に開口部が現れ(表現は悪いのだが、肛門に似ている)、人間が1人吸われました。しばらくすると、血が噴射されます。
それを見たレイは、手榴弾を抱えたままわざと開口部に入ります。レイがしようとすることを、他の人間は沈黙のうちに理解し、捕らえられようとしたレイの足を引っ張ってレイをかごに戻しました。
戻ってきたレイは、手榴弾のピンを抜いていました。それを見た他の人間は、一斉に伏せます。
手榴弾は内部で爆発を起こすと、トライポッドはゆっくり傾いて倒れました。人間たちは無事です。
…レイとレイチェルは、なんとかボストンに辿り着きました。ボストンにも植物が生えています。
ブロンズ像に付着した根をむしったレイは、変化に気づきました。植物が枯れ始めているのです。また、ボストン付近のトライポッドは、立ったまま機能停止していました。
1時間前から活動を停止していると、軍からの情報が寄せられます。
動いているトライポッドが1体ありましたが、レイは「鳥を見ろ!」と軍隊に言います。トライポッドのシールドが解除されていました(鳥がトライポッドのすぐ横で飛翔していた)。
軍隊はロケットランチャーを用意し、一斉に攻撃を始めました。ランチャー数発で、トライポッドは倒れます。
近づいた軍隊は、トライポッドの中から大量のオレンジ色の液体(この正体については不明)が出た後、宇宙人が出てくるのを見て緊張しますが、宇宙人は顔を出した直後、死にました。
ボストンの元妻メリー・アンのところでは、メリー・アンも恋人・ティムも無事で、行方不明だったロビーも到着していました。レイは、レイチェルを元妻に引き渡します。
結局、地球生命外体は、地球に対する免疫力がありませんでした。地球の空気を吸い、地球のものを食べて滅亡したのです。
バクテリアやミドリムシ、ゾウリムシなどの存在を研究していなかったため、細菌に対する免疫力がなく、あっけなく倒れたのでした。それは宇宙人だけでなく、宇宙人が持ち込んだ植物も同様でした。

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みんなの感想

ライターの感想

すんごく迫力あるんです。しかも、こんだけの内容が2時間弱にきちんと盛り込まれているのです。だから多少説明不足のところがあるのですが(映画で説明しきれていない内容が多々あり)、とにかく迫力はあります。
ところが…こんだけハイテンションでぐわーっと来られるので「…え? 宇宙人、まさかの自滅?」っていうオチがね、納得できないというか。
圧倒的な勢力で「あーもうこれ、人類駄目だね」と思わせておいて、しかも途中で「日本の大阪だけは、倒したと!? それは何ゆえに!?」とか思わせられて、唐突に突き放された感じ。
でも仕方ないんだよね。H・G・ウェルズの原作が確かにそういう終わり方だったし(ウイルス性のものに宇宙人が負けちゃうっていうの)。
そして…発表当時は確かに斬新だったと思うしね。
多少「竜頭蛇尾」感はあるものの、私はこの作品、好きです。
ただ…あんだけ頑張ったのに、トム・クルーズは報われないんだよね。元奥さんもその恋人も無事だから、けっきょくトムは「ぼっち」。

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