「星空のむこうの国」のネタバレあらすじ結末

SF映画

星空のむこうの国の紹介:平凡な高校生の昭雄はある日交通事故に遭うが奇跡的に助かる。その日から夢の中に見知らぬ美少女が現れるようになり、自分があの事故で死んでしまった別の世界“パラレル・ワールド”へ迷い込む。1986年公開。監督:小中和哉。小中和哉の商業映画監督デビュー作で有森也実の映画デビュー作である。本作は1970年代にNHKで放送された少年ドラマシリーズのオマージュ作品となっている。小中和哉は小学生の頃に兄で脚本家の千昭と8ミリカメラで映画を撮り始めた。低予算作品のため主人公の家のシーンは監督の実家で撮影されている。(主人公の部屋は千昭、主人公の妹の部屋は和哉の部屋)黒沢清が通行人としてワンカット出演している。

星空のむこうの国の主な出演者

森昭雄(神田裕司)、坂口理沙(有森也実)、尾崎(関顕嗣)、上田医師(木村善孝)、圭子(岡部美鈴)、美知(藤掛聖子)、努(吉田篤郎)、拓郎(神藤光裕)、酒屋(牛山真一)、用務員(岸野雄一)、昭雄の父[声のみ](桜井英一)、南田医局長(泉大助)

星空のむこうの国のネタバレあらすじ

【起】- 星空のむこうの国のあらすじ1

17歳の高校生・昭雄はある日信号無視の車に撥ねられますが、奇跡的に頭を軽く打っただけで助かります。
ところがそれ以来、星空を背景に見知らぬ美しい少女が悲しそうに自分を見つめる夢をみるようになります。
11月11日、この日は60数年に一度のシリウス流星群が観測できる日で、星を見るのが好きな昭雄は以前から楽しみにしていました。
親友の尾崎と学校から帰る途中、電車の窓から並走する電車の中に夢の中の少女を見た昭雄は、次の駅で降りてその少女を見つけます。
昭雄を見た少女は、目に涙を浮かべて抱きついてきます。
しかしいつの間にか少女は消え、傍にいた尾崎はそんな少女はいなかったと言います。
家に帰った昭雄は、仏壇に自分の遺影が飾ってあるのを見ます。
その時、家の前にあの少女がやって来ますが、車に乗った男たちに拉致されるのを見て、昭雄は自転車で追いかけます。
(11月なのに桜が満開に咲いている)
車は総合病院に入って行き、そこへ尾崎が来たので声をかけると、尾崎は幽霊を見たように驚きます。

【承】- 星空のむこうの国のあらすじ2

尾崎は「お前はあの交通事故で死んだはず」というのです。
そしてあの少女・理沙は昭雄の恋人で、血液を自分で作れなくなる難病でこの病院にずっと入院しているのだと。
混乱する昭雄は自分が体験したことを尾崎に話します。
SFマニアの尾崎は、昭雄は「交通事故で助かった世界」から「同じ事故で死んでしまったパラレル・ワールド(並行世界)」へワープしてしまったという仮説を立てます。
昭雄は尾崎に連れられて病室の理沙に会いに行きます。
彼を見た理沙は「この日を楽しみにしていたの。連れて行って」と言います。
一緒にシリウス流星群を観に行く約束をしていたのです。
理沙の決心が固いのを見た昭雄は「自分がこちらの世界に呼ばれた理由がわかった気がする」と言い、尾崎の協力のもと理沙を病院から連れ出します。
約束していた浜辺に着いて、星空の下で振り返って昭雄を見つめる理沙は、あの夢の中と同じ姿でした。
でも今の理沙は夢の中と違い微笑んでいます。

【転】- 星空のむこうの国のあらすじ3

昭雄は流星に祈ります。
「この人を、幸せに」
目を閉じて祈っていた理沙は、「これであたしたち、いつまでも一緒ね」と言いました。
行くあてのない2人は、昭雄の学校に行きます。
理沙は「ずっとそばにいてね」と言いますが、窓から夜空を見た昭雄は、月が2つ並んでいるのを見て、やっぱりここは自分の世界ではないのだと悟ります。
昭雄は理沙から2人が出会ったきっかけを聞きます。
病院の待合室で星の本を読んでいた理沙に、妹の見舞いに来た彼が「星が好きなんですか?」と話しかけたのです。
昭雄を見た理沙は自分が幼い頃から待っていた運命の人だと直感して、診察室に入る時「ここで、待っててくれますか?」と言い、昭雄は「大丈夫、ここで待ってる」と応えたのでした。
一方尾崎は、昭雄をこの世界に呼んだのが理沙の力だとすれば、自然が時空に生じたひずみを修正しようとして昭雄と理沙の身に悪いことが起こるのではないかと危惧していました。

【結】- 星空のむこうの国のあらすじ4

翌朝、昭雄と理沙は教室で目覚めます。
駆けつけた尾崎は「理沙の恋人はお前ではなくこの世界の死んだ昭雄だ」と責めます。
尾崎も密かに理沙に想いを寄せていたのです。
やがて理沙の体調は悪化し、昭雄は病院へ行こうと言いますが、理沙は「今度病院に行ったら、もうあなたには会えないの」と拒否します。
理沙の主治医の上田は一晩中理沙を捜して学校に来ます。
理沙は倒れ、上田医師と“昭雄の幽霊”を見て騒然となった生徒達が駆けつけます。
理沙は「あたしたち、ずっと一緒よ。だって星に誓ったもの」と言い残して昭雄に見守られながら息を引き取り、昭雄の体も皆の目の前で消えて行きました。
目覚めた昭雄は、病院のベッドに寝ていました。
交通事故で運び込まれたのです。
待合室でシリウス流星群の記事が載った雑誌を見ていると、声をかけられます。
「星がお好きなんですか?」
見上げると、理沙が立っていました。
理沙は学校の制服を着て健康そうな様子で、弟の見舞いに来たと言います。
診察室に呼ばれた昭雄は尋ねます。
「ここで、待っててくれますか?」
理沙は笑顔で応えました。
「大丈夫、ちゃんと待ってます。ここで」

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