「猿の惑星2新世紀ライジング」のネタバレあらすじ結末

猿の惑星:新世紀(ライジング)の紹介:2014年公開のアメリカ映画。2011年公開の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編で、前作の10年後の地球を舞台とする。日本では2014年9月19日公開。

予告動画

猿の惑星2新世紀ライジングの主な出演者

シーザー(アンディ・サーキス)、コバ(トビー・ケベル)、ブルーアイズ(ニック・サーストン)、モーリス(カリン・コノヴァル)、マルコム(ジェイソン・クラーク)、ドレイファス(ゲイリー・オールドマン)、エリー(ケリー・ラッセル)、アレクサンダー(コディ・スミット=マクフィー)

猿の惑星2新世紀ライジングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アルツハイマー用の治療薬として開発されたALZ-113は猿の知能を格段に飛躍させるが、人間には致死薬。10年後、人類は殆ど死に耐え、わずかに生き残った人類は文明とはほど遠い生活を余儀なくされていた。 ②シーザーたちはミュアウッズ国定公園で猿たちの生活を送っていたが、ある日そこへ人間が紛れこむ。人間マルコムの目的は、シーザーらの居住地域の隅にある水力発電施設を稼働すること。シーザーは武器を持ちこまないことを条件に作業を許す。 ③人間を快く思わないコバがシーザーを撃ち、人間の仕業に見せかけた。人間界に攻め入ったコバを、生きていたシーザーが止める。しかし軍が攻めてくる予定。

【起】- 猿の惑星2新世紀ライジングのあらすじ1

アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ。
オスのチンパンジー・シーザーは、アルツハイマー病対策の研究者・ウィルという人間に育てられました。
ウィルはシーザーにいろんなことを教え、またシーザーの母はアルツハイマー病対策のウィルス遺伝子治療薬ALZ-112を打たれた関係で、知能が高くなっています。
隣人に暴力を振るったことで動物管理局に入れられたシーザーは、そこで仲間の猿たちと会いました。動物管理局の運営者の人間が虐待をすることで、シーザーは人間不信にも陥ります。
人間世界との訣別を決意したシーザーは、仲間たちに治療薬を噴霧し(注:厳密には強くなった薬ALZ-113)、仲間にも知性を与えました。
集団脱走したシーザーたちは、ミュアウッズ国定公園に住みつきます。
ところがその頃、新薬のALZ-113は人間には致死性のウィルスであると判明していました。
研究者のフランクリンがウィルの隣家の男性と接触し、隣家の男性がパイロットであったことから、感染は拡大します(映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』参照)…。

…10年後。
シーザーたちはミュアウッズ国定公園で、自分たちの住みかを築いていました。
樹木の上に丸太を組み、家を作っています。
移動手段として馬を用い、集団で意思疎通を図りながらシカ狩りをします。
メスの猿や赤ん坊、子どもたちは住みかでひとまとまりになり、オランウータンのモーリスは子どもの猿に文字を教えるなどの教育係をしていました。
彼らの約束事は「エイプ(猿)はエイプを殺してはならない」でした。
シーザーはその群れのボスとして、君臨し続けています。妻もでき、息子・ブルーアイズ以外にも、第2子(弟)が生まれました。

猿たちは繁栄していましたが、対照的に人間界では大変な事態が起きていました。
ウィルが開発した強い薬ALZ-113は致死性ウィルスで、後に「猿インフルエンザ」と呼ばれるようになりました。
ウィルスを出したのがジェネシス社であることは、すぐに知れます。
感染は爆発的に拡大し、人間社会の存続は難しくなりました。全ての行政機関が機能しなくなり、はては暴動まで起き、まさしく「人間の世界の終わり」の様相を呈していました。
10年後には、人間の数は絶滅寸前にまで追いやられ、生き残った人類は点在する避難地区で、窮屈で不便な生活を強いられていました。

ある日。
シーザーが率いるミュアウッズ国定公園の敷地内に、武装した人間たちが入り込みます。
マルコムという男が率いる5人は、そこに猿が住んでいることを知りませんでした。驚いた仲間のひとりが発砲し、チンパンジーのロケットの息子・アッシュにケガを負わせます。
争いを好まないシーザーは、マルコムたちに悪意がないと知りました。

【承】- 猿の惑星2新世紀ライジングのあらすじ2

偶発的な事故だと察知したシーザーは、マルコムに人語で「GO(行け)」と言い、猿がしゃべると思っていなかったマルコムは驚きます。
一方でシーザーは、仲間のコバに追跡を命じました。コバは人間たちを尾行し、ゴールデン・ゲート・ブリッジの向こう側にあるサンフランシスコの、下町の高級ショッピングモールと摩天楼(タワー)に、ゾーン9隔離エリアという人間の集落があると知ります。
コバはシーザーに報告しました。

シーザーは後日、大勢の仲間を引き連れて馬に乗り、人間たちが住むエリアに行きます。
そして「我々は戦いを望まない。だが必要とあればそうする」としゃべり、マルコムが忘れて行った荷物を置きます。
「エイプ(猿)のうち(ホーム)、人間のうち、二度と来るな」と警告を発して立ち去ることで、無用な戦いを避けるのが、シーザーの狙いでした。
狙いはおおよそ、成功したかに思えました。二足歩行し、人語を操る猿が現れたことで、人間たちは呆然とし、パニックに陥ります。

しかし…人間側にも事情がありました。
人間がミュアウッズ国定公園に立ち入ったのは、その先にあるダムを動かすつもりだったからなのです。
人間世界ではもうすぐ電気がなくなりそうで、ダムには水力発電の設備が備わっていました。
電力を得るためにその施設を稼働させるのが、マルコムの上司・ドレイファスの狙いです。
ドレイファスはすぐにも猿との戦いを始めようと考えましたが、マルコムは別の見方をします。
シーザーが荷物を送り届けてくれたことを示し、「話せば説得できるかも」と言い、3日間の猶予を自分にくれと頼みます。
ドレイファスは分かったと答えました。

シーザー側でも、コバが「今こそ人間を絶滅させるチャンスだ」と囁きます。
しかしシーザーは無用な戦いをしたくありませんでした。その裏には、人間のウィルに育てられた過去も関係したかもしれません。
いっぽうのコバは研究動物として、人間に恨みを持っていました。
人間側はマルコムと共に、作業用チームがついていきます。
再び車でミュアウッズ国定公園を訪れたマルコムは、「話を聞いてくれ。見せたいものがある」と言うと、シーザーに水力発電の設備を見せます。
ダムを稼働させて発電所を稼働させれば、もう自分たちは近寄らないとマルコムは言いました。
シーザーは、武器を持ちこまないのであれば許すと条件を呑みます。

【転】- 猿の惑星2新世紀ライジングのあらすじ3

コバは「人間に甘い」とシーザーに反対しますが、シーザーは「人間は必死だから、もし追い返せば攻めてくる。そうなると仲間が死ぬ」として、人間側の条件を聞くと話しました。
コバはシーザーに不満を持ち、造反(謀反)を企みます。

人間側も、ドレイファスが猿の軍団からの襲撃に備え、武器庫の点検と整備を開始しました。
コバはそれを知り、武器庫にいる人間に近づきます。
知性がないただの猿の振りをして警戒を解き、少しずつ人間に親しみを持たせます。
そしてある時、酒を飲んでいる作業員たちに自分も飲ませろとジェスチャーで示し、酒がまずかった振りで口から吐き出しました。
面白がる作業員たちにふざけて銃を取り上げると、作業員たちを射殺します。

シーザーはマルコムたちと接するうちに、善良な人間もいるのだと思っていました。
もともとシーザーは、ウィルという人間の愛情を受けて育っています。
その後、動物管理局で悪い人間と接して人間不信に陥ったものの、「いい人間もいる」ということはよく分かっていました。
マルコムたちも作業を着々と進めます。
水力発電が上手くいき、すぐそばの飲食店の電気がつきました。店内からは音楽が流れ始め、シーザーもマルコムも喜びました。
ゴールデン・ゲート・ブリッジの見える高台に、シーザーがマルコムを案内すると、人間の居住区域にも電気がついていました。
これで猿、人間ともに円満に別れられると思った時、事件は起きます。

コバは猿の居住エリアに火を放った後、マルコムと平和的に別れようとするシーザーを銃で撃ちました。
響き渡った発砲音で、猿たちに緊張が走ります。
そこへコバが銃を持って現れ「人間がシーザーを撃った」と言いました。
リーダーを失い、猿たちに動揺が走ります。

コバはすぐさま自分がリーダーの地位につくと、人間たちへの報復のため、戦いに行くことを宣言しました。
猿たちはコバについていき、人間側の居住エリアに侵略に行きます。
人間側も猿が攻撃に来たことを察知し、戦いの準備を始めますが、身体能力の差で猿に追いつめられました。摩天楼のタワーは猿に占領されます。

事情を早期に把握したモーリスは、マルコムたちに逃げるように言いました。
森に隠れたマルコムは、銃弾に倒れたシーザーを見つけます。
シーザーは重傷を負いながらも、息がありました。医学知識のある女性・コーネリアが簡易手当てを施し、橋を渡って近くの廃墟に身を隠します。
マルコムは医療器具を取りに行きました。そこでシーザーの息子・ブルーアイズを見つけたマルコムは、シーザーが生きていることを告げ、こっそり連れてきます。

【結】- 猿の惑星2新世紀ライジングのあらすじ4

シーザーは息子のブルーアイズに「エイプが私を撃った」と言いました。

猿側でも小さな混乱はあります。
モーリスたち穏健派は、人間との戦いを嫌いました。コバは穏健派の猿を檻に入れて隔離すると、自分がリーダーとして他の猿を率いて人間たちに襲いかかります。
捕まった人間たちも檻に入れられました。

シーザーが隠れ家として運ばれた廃墟は、偶然にもウィルの家でした。
ウィルがどうなっているのかは不明ですが、館は荒れ果てていました。
手術は成功に終わり、弾丸を摘出されたシーザーは、懐かしい館の部屋を物色し、自分が幼い頃のウィルとのツーショットのビデオ映像を見ます。
シーザーは「コバを止めたい」と思い、息子のブルーアイズも「力になりたい」と協力を申し出ます。

シーザーはマルコムたちと共に地下鉄の穴を通って人間居住地域に入ると、ブルーアイズの手引きで穏健派のところへ行きました。マルコムは上司のドレイファスのところへ戻ります。
猿たちがタワーを占拠したので、ドレイファスはタワーの周囲に爆弾を仕掛けて爆発させようと考えていました。
マルコムは「シーザーに任せよう」と言いましたが、ドレイファスは爆破装置を作動させます。
その頃、穏健派を連れたシーザーが、コバの前に姿を現したところでした。シーザーの生存で他の猿に動揺が走りますが、コバは「強い猿がボスになる」と、負傷したシーザーと戦い始めます。
タワーの爆発が起き、穏健派は負傷者を助けました。
コバは銃を乱射して暴れますが、シーザーが体当たりをします。コバはタワーから落ちそうになりました。
落ちそうなコバは「エイプはエイプを殺さない」というシーザーの常套句を言い、助けを求めますが、シーザーは「お前はエイプではない」と言い、コバに差し伸べた手を離します。
コバはタワーから落ちて死にました。

シーザーとコバとの戦いに決着がついたところへ、マルコムがやってきます。
ドレイファスが軍基地に連絡を取っており、この場所に人間の軍隊がやってくることを告げ、逃げるべきだとマルコムはシーザーに助言しました。
しかしシーザーは「戦争はすでに始まっている。人間はきっと猿たちを許さない。君が逃げろ。すまない、友よ」と言います。
コバの邪魔が入らず、マルコムとシーザーが上手に渡り合えば、もしかしたら人間と猿の共存が果たせたかもしれない…そう思っていた2人は、悲しい結末を嘆き、互いの額を合わせて別れを惜しみました。
マルコムは、シーザーが妻子のもとに戻るのを確認し、姿を消します(シーザーの助言どおりに逃げた)。
振り返ったシーザーは、そこにマルコムがいないことを確認すると、猿たちの方に向き直ります。
改めてリーダーに返り咲いたシーザーは、やってくる新たな戦いへの決意を心に決めました(軍隊と戦うつもり)。
(映画『猿の惑星:聖戦記』へ続く)

みんなの感想

ライターの感想

前作から10年後を描いた作品。
のっけからシーザーたちが「馬に乗っている」という時点でつかみはOK。
知性が相当、発達しているんだろうということを、このシーンを見るだけで一目瞭然。
リーダーとしてのシーザーの教育「エイプはエイプを殺さない」いいことばだ。
これがのちの伏線にもなるわけだけど。
第3弾の聖戦記が2017年10月に公開予定。
どうなるか楽しみ。

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