「ET」のネタバレあらすじ結末

SF映画

E.T.の紹介:1982年に公開されたアメリカ映画。「E.T.」とは「The Extra-Terrestrial」=地球外生命体のことである。監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ。比較的低予算で製作されたものの全世界で記録的な大ヒットとなり、公開から10年以上の間、日米ともに歴代の配給収入1位の座にあった。第40回のゴールデングローブ賞ではドラマ部門作品賞を受賞し、また第55回アカデミー賞で音響効果賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞など数々の栄冠に輝いた。これまでのSF映画では『エイリアン』に代表される攻撃的な異星人が多かったが、本作の大ヒットによって友好的な異星人や不思議な生き物が描かれる作品が増えていったとも言われている。また主人公エリオットの妹ガーティを演じたドリュー・バリモア、本作の演技によって一気に人気が爆発し、子役として様々な映画で活躍するようになった。

予告動画

ETの主な出演者

エリオット(ヘンリー・トーマス)、ガーティ(ドリュー・バリモア)、マイケル(ロバート・マクノートン)、メアリー(ディー・ウォレス)、キーズ(ピーター・コヨーテ)、グレッグ(K・C・マーテル)、スティーブ(ショーン・フライ)、タイラー(C・トーマス・ハウエル)

ETのネタバレあらすじ

【起】- ETのあらすじ1

あるアメリカの地方都市、その外れにある森の中に異星人の宇宙船が着陸しました。中から降りてきた異星人たちは、森の中に入って植物のサンプルを採集していましたが、そこに人間たちが近づいてきます。人間たちは鍵をいくつもぶらさげた男(キーズ)を中心に、集団で異星人を追跡しました。宇宙船が緊急発進して脱出しましたが、一人の異星人が取り残されていました。その異星人は町の方に向かいました。
その頃、近くの住宅街の一角では、エリオットとマイケルの兄弟が、近所の子供たちとともにゲームをしていました。しかし10歳の少年エリオットは、幼いからということで仲間に入れてもらえません。兄のマイケルは、彼に宅配ヒザの受け取りに生かせます。
外に出たエリオットは物置で奇妙な物音を聞き、ボールを投げ込みます。すると何かがボールを投げ返しました。怖くなってみんなを呼んだエリオットですが、マイケルたちが出てくると、そこには何もいませんでした。母親のメアリーは子供だけで勝手にピザを注文したことを叱ります。彼らの家族は母子家庭でした。
その夜、エリオットはこっそり家を抜け出して様子を見に行きます。そこには奇妙な生き物がいて、エリオットを見て森の方に逃げていきました。
翌日、エリオットは森の方に向かうと、チョコレートを餌にしてその生き物を探し始めます。そこには何かを探している男(キーズ)がいました。怖くなってエリオットは家に帰ります。
その夜、妹のガーティとマイケル、母のメアリーとともに食卓を囲んだエリオットは自分の見たもののことを言いますが、誰も信じてくれません。思わずエリオットは「パパだったら信じてくれる」と言いました。彼らの父親は離婚し、メキシコに行ってしまったのです。そのことでメアリーは落ち込んでしまいます。マイケルはエリオットを責めるのでした。
深夜、あきらめきれないエリオットは家の外で見張りをしていました。するとそこに異星人が姿を現します。異星人はよちよち歩きでエリオットに近づくと、自分が拾ったチョコレートを差し出しました。
エリオットは再びチョコレートを使って異星人を部屋の中に誘い込みます。そして毛布を着せてクローゼットに隠しました。異星人はエリオットの仕草を真似て、彼を安心させます。エリオットはそのまま眠り込んでしまいました。
その頃、近くの森ではキーズを中心とした男たちが異星人の痕跡を探していました。その中でキーズは、エリオットがまいたチョコレートを発見します。

【承】- ETのあらすじ2

朝、エリオットは仮病を使って学校を休みました。そしてクローゼットから異星人を連れ出し、言葉を教えていきます。やがて空腹をおぼえたエリオットは台所にいきましたが、部屋で異星人が驚いたのに反応し、牛乳を取り落としました。
しばらくして兄のマイケルが家に帰ってきます。エリオットは彼に異星人を紹介しました。するとそこに妹のガーティも帰ってきて悲鳴をあげます。それを聞きつけてメアリーが部屋に飛び込んできましたが、マイケルは適当に誤魔化して母を追い出します。
エリオットはマイケルとガーティに異星人を紹介し、秘密にするよう約束させました。
住宅地近くの丘では、キーズたちが捜索を続けていました。
夜、再びマイケルとガーティがエリオットの部屋に集まり、異星人を囲みました。彼らは異星人がどこから来たのかと地球儀を示して訪ねましたが、異星人は窓の外を指さします。さらに異星人は、エリオットの図鑑にある太陽系の図を見て、不思議な力でボールを浮かせて太陽系を再現して見せました。その時エリオットは得体のしれない恐怖を感じ、家の外に出て行きました。すると近くで人間たちが捜索している声が聞こえます。
家の中では幼児用の絵本を眺めていた異星人が、枯れていた鉢植えの花を復活させるという力を発揮していました。
翌日、登校するエリオットは友達たちに宇宙人を見つけたと言います。友達たちは「宇宙人? ETか」と言いますが、当然のように誰も信じてくれませんでした。
家に1人残された異星人=ETは、勝手に歩き回ったあげく、冷蔵庫をあさってビールを飲み始めます。すると、学校にいたエリオットも酔っぱらったような状態になりました。
さらにETはテレビを見たり新聞を見たりしていましたが、やがて新聞の漫画で遭難した探検者が救助を求めるコマに目を止めました。彼は
学校ではカエルの解剖の授業が行われていましたが、エリオットがカエルに同情して逃がしてしまいます。クラスの子供たちも調子に乗ってカエルたちを逃がしはじめ、教室は大混乱になってしまいました。その混乱に乗じ、エリオットはクラスメートの美少女にキスしてしまいます。

【転】- ETのあらすじ3

夕方、メアリーがガーティを連れて帰宅しますが、家事に忙しくて足元にいるETにも気づきません。しかし、飲み捨てられたビールの空き缶を見て怪訝な顔をします。そこに学校から電話がかかってきて、エリオットが酔っぱらったという知らせを受け、出かけていきます。残されたガーティは、ETが電話に興味を示したのに気づきました。
帰宅したエリオットは、ガーティにコスプレさせられたETに驚きますが、すぐにETが言葉を覚えていることに気づきます。ETは窓の外を指さし「ET、家、デンワ」と言いました。
エリオットはマイケルの手を借りて、ETが作成中の通信機の部品を集め始めます。物置をあさっていた彼らは、父親が残した服を見つけ、その匂いの懐かしさにひたりました。
夜、集音マイクで住宅街を調査していたキーズの一行はエリオットたちの会話を聞きつけました。
一方、ガーティを寝かせていたメアリーは、ピーターパンの絵本を読んであげていました。ちょうどティンカーベルの奇跡のくだりを読んでいた時、エリオットがケガをしてしまいます。するとETが不思議な力でその傷を治してしまいました。
深夜、ETは集められた部品を組み立てていましたが、その傍らでは彼によって復活した花が再びしおれかけていました。
ハロウィンの夜、子供たちはコスプレに紛れてETを外に連れ出す計画を立てます。町はハロウィンのコスプレをした子供たちが溢れ、ETはヨーダのコスプレをした子供に着いていきそうになりました。
自転車にETを乗せ、森に向かったエリオットですが、あやうく崖から落ちそうになってしまいます。するとETが超能力で彼を浮かせ、エリオットは自転車に乗ったまま空を飛びました。
森の中に入ったETは組み立てた通信機を空に向けてセットします。
その頃、子供たちが帰ってこないことに心配したメアリーは、探しに行こうと車で出かけていきました。その直後、近くで待機していた男たちが車から降り、家に向かってきました。彼らは家の中に入ってきて、何かの調査を始めました。
森の中ではETがセットした通信機が作動を始めていました。エリオットはすぐには返事がないだろうから、家に帰ろうと言いましたが、ETは何も答えません。
翌朝、心配したメアリーが警察を呼んだところにエリオットが帰ってきました。すっかり体の冷え切ったエリオットは、マイケルにETを探して来てと頼みます。

【結】- ETのあらすじ4

森に向かったマイケルは、小川で倒れているETを見つけました。
家に戻ったマイケルはメアリーに瀕死の状態になったETを見せます。ETの傍らで弱り切っているエリオットの姿を見て、メアリーは子供たちをETから引き離します。
その時、宇宙服を着た男たちが外から入ってきました。彼らは宇宙人を追跡するための政府の機関で、エリオットたちの家を完全に隔離してしまいます。科学者たちはエリオットの家族に聞き取り調査をし、マイケルはエリオットとETが何らかの方法で繋がっていると説明します。
ETを生かそうと懸命に努力する科学者たちによって、ETとエリオットがシンクロしていることがわかります。ETの傍らで検査を受けていたエリオットのところにはキーズがやってきて、自分も10歳の頃からETを探していたと明かします。彼はエリオットと会えたのはETにとって幸運だったと言いました。
しかし、ETはエリオットに別れを告げ、二人のシンクロが失われていきました。やがてETは死亡し、エリオットは回復します。科学者たちは懸命にETを蘇生させようとしましたが、ついに死亡が確認されてしまいます。
家の外では近所の野次馬たちが集まっていましたが、その中にはエリオットやマイケルの悪友たちも含まれていました。
一方、キーズはエリオットに最後のお別れをさせようと、ETの遺体の前で記録をとる科学者たちを部屋の外に出させます。エリオットは別れの言葉を告げましたが、その時、あの植木の花が再び咲いていることに気づきます。ETは復活したのです。
エリオットはETを保存ケースに隠して科学者たちの目を誤魔化すと、マイケルとともにETを連れ出す作戦を始めました。ET輸送用の救急車を強奪した二人は、野次馬の中にまじっていた友達たちに協力を呼びかけると町外れに向かいます。
町外れの公園で、自転車を用意していた友達たちと合流し、彼らは自転車で森へと向かいました。政府機関の指示を受けた警察が彼らを追いますが、子供たちは協力してそれを妨害します。しかし大人たちに先回りされ、包囲されてしまいました。絶体絶命かと思われたその時、再びETが不思議な力を発揮し、子供たち全員が自転車で空を飛びました。
そのまま森とたどりついた一同の前に、再び宇宙船が降下してきます。そこにメアリーに連れられてガーティもやってきます。ガーティとマイケルはそれぞれETに別れを告げました。最後にETはエリオットに別れを告げます。二人はともに「痛い」と言って抱き合いました。そしてETはエリオットの額を指さし「ずっとここにいるよ」と告げると、ガーティにもらった花瓶をもって宇宙船の中に入っていくのでした。
ETを乗せた宇宙船は一条の虹となって夕焼けの空に消えていきます。その光景を見ながら、エリオットたちは感慨にひたっていたのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

言わずと知れたSFファンタジーの大傑作、そしてスピルバーグの最高傑作でもあります(断言)。ETの造形といった特撮部分などは、CG全盛の現在の視点でみるといささか古びた感がありますが、物語自体はいまでも十分に通用するのではないでしょうか。
この作品以降、不思議な生き物がやってきて子供と仲良くあるパターンの映画がいくつも製作されましたが、この作品が他と一線を画しているところか、悪人が誰一人として出てこないという点でしょうか。ETを追いかけていた大人たちにしても、実はETを助けようとしていたのだということがクライマックスでわかります。その象徴が鍵をいくつもぶらさげたキーズというキャラクターですが、彼は幼いころにETに会えなかったエリオットとも言うべきキャラクターで、大人になってからこの作品を見返すと、彼がスピルバーグ監督の分身だということがわかります。
エリオットの家を盗聴していた彼が、いなくなった父親について話す場面はとても印象的でした。

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