「GODZILLA(1998年)」のネタバレあらすじ結末

SF映画

GODZILLA(1998年)の紹介:日本の有名怪獣映画「ゴジラ」を元に、ハリウッドで製作された特撮映画。ハリウッド版の製作は1990年代初頭より何度か企画が立てられていたが、さまざまな理由から挫折した末、エメリッヒの監督によってようやく製作が決定した。オリジナルのゴジラとはあまりにデザインが違いすぎることや、キャラクター性を一変させたことで、長い歴史のあるゴジラのファン層に批判され、興行収入的には成功を収めたものの続編の企画はキャンセルされた。ただし、ゴジラ映画ではなく一般的なモンスター映画としては及第点として評価する声も存在する。

映画「GODZILLA(1998年)」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「GODZILLA(1998年)」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

GODZILLA(1998年)の主な出演者

ニック・タトプロス(マシュー・ブロデリック)、オードリー・ティモンズ(マリア・ピティロ)、ヴィクター・“アニマル”・パロッティ(ハンク・アザリア)、フィリップ・ローシェ(ジャン・レノ)、アレキサンダー・ヒックス大佐(ケヴィン・ダン)、オリバー・オニール軍曹(ダグ・サヴァント)

GODZILLA(1998年)のネタバレあらすじ

【起】- GODZILLA(1998年)のあらすじ1

南太平洋のムルロア環礁でフランスによる核実験が行われました。そしてその光景を近くの環礁に棲むウミイグアナが見守っていました。
その数年後、近くの海域で日本の漁船が正体不明の巨大生物に襲われる事件が起きました。乗組員の中でただ一人生き残った老人が収容された病院に一人の男がやってきました。彼がガイガカウンターで老人を調べると激しい放射能の反応があります。さらに何を目撃したのかと尋ねられた老人は、朦朧としながらも「ゴジラ」と答えました。
同じ頃、ロシアのチェルノブイリ原発の汚染区域で、放射能による生物の巨大化について調査しているニック・タトプロス博士のもとに、米国務省から緊急の召集がかかります。彼は強引に調査を打ち切られ、パナマに向かう事となりました。ヒックス大佐に連れられ、調査チームとともに現地に赴いた彼は、巨大な生物の足跡を目撃します。その足跡は地平線の彼方まで続いていました。さらに調査チームは、フランスが公開した生き残りの船員の調査報告を入手します。それは冒頭の老人の記録映像でした。調査チームは、その生物こそが「ゴジラ」ではないかと気づきます。
一方、ニューヨークではテレビ局のアシスタントとして働くオードリーが、今までさんざん尽くしてきた上司に冷たくあしらわれ、憤慨していました。自分が利用されていたことに気づいた彼女は、上司を見返すため、なんとしてもスクープを物にしようと考えていました。
ニックたち調査チームは、ジャマイカで座礁した貨物船の調査に向かいます。そこには冒頭の場面で老人を調べに来た男も来ていましたが、彼は保険会社の調査員フィリップと名乗ります。貨物船の船腹には巨大な爪痕があり、ニックはそこで生物の肉片を入手しました。彼は核実験による放射能を受けたトカゲが突然変異を起こした可能性を示唆します。そしてその生物、ゴジラはアメリカ本土に向かっていました。
ついに、ニューヨークの湾岸地帯にゴジラが上陸し、街を蹂躙していきます。折しもニューヨーク市街ではエバート市長の演説会が行われていましたが、ゴジラの乱入によって街は大パニックです。
混乱の中、ゴジラはいずこかへ姿を消してしまいました。ゴジラを追ってきたニックたち調査チームもニューヨークに到着します。ニックはゴジラが水に囲まれたニューヨークを自分の巣にするつもりではないかと推測しました。

【承】- GODZILLA(1998年)のあらすじ2

たまたま街に出ていたカメラマンのアニマルが、ゴジラを至近距離から撮影に成功しました。その映像はさっそくテレビで放送され、アニマルはテレビ局でヒーローとなります。同じ局で働くアニマルの妻は彼の成功を賞賛しつつ、その無鉄砲さを咎めます。アニマルたちはオードリーの同僚で、彼女が上司に利用されていたことに同情していました。
オードリーは対策チームが映ったテレビの中継映像でニックがニューヨークにやってきた事に気づきます。彼女はニックの昔の恋人なのです。さっそくオードリーは対策チームにコネがあることを上司に報告しますが、相手にされません。憤慨したオードリーは上司からIDを盗み、強引な取材をする決意をしたのでした。
マンハッタン島に避難命令が出され、街は大パニックとなります。その混乱の中でニューヨーク市長に近づいたフィリップは、市長の服に隠しマイクを仕込みました。アジトに戻った彼は、部下が買ってきたコーヒーに不満を漏らします。どうやら彼は特殊な機関に属している人間のようでした。
ゴジラが姿を消したことで、安全宣言を出したい市長とオニール大佐の間で対立が起きます。オニールはゴジラが地下鉄のトンネルを利用して地下に潜ったと推測し、調査に取りかかります。しかし長い歴史のあるニューヨークの地下トンネルは無数にあり、捜索はなかなか進みません。
ニックはゴジラが単なる動物であると指摘し、餌で誘い出すことを提案しました。
軍はニックの指示で街の中央部に大量の魚を積み上げました。さらにニックは魚の匂いが地下に流れ込むようにマンホールの蓋を開けるよう、軍の兵士たちに指示します。最後の蓋を開けた時、アスファルトの地面を割ってゴジラが地上に姿を現しました。
ニックは至近距離からゴジラを撮影します。そのフラッシュに気づいたゴジラはニックに顔を寄せますが、すぐに興味を失って魚の山に向かいました。その間に兵士たちは戦闘配置につき、司令部の指示で攻撃を開始しました。
無数の銃撃がゴジラに向けられますが、まるで歯が立ちません。強力なロケット砲はゴジラの俊敏さに追いつけず避けられる一方です。
攻撃ヘリの編隊が出動して逃げ出したゴジラを追いかけますが、やはりその動きの速さに翻弄されてミサイルは命中せず、全機が返り討ちにされてしまいました。勝ち誇ったゴジラは摩天楼に登って雄叫びをあげるのでした。

【転】- GODZILLA(1998年)のあらすじ3

ゴジラが動きを止めたことで、軍はいったん攻撃を停めて後退します。
その間、ニックは近くの薬局で妊娠検査薬を大量に購入しました。と、そこへオードリーがやってきます。かつて二人はつきあっていましたが、オードリーはレポーターになるために別れを告げたのでした。それでもニックはかつての恋人との再会を喜び、彼女をお茶にと自分のテントに誘います。
オードリーがお茶を飲んでいる間、ニックは採取したゴジラのサンプルを妊娠検査薬にかけました。その結果、ゴジラがオスでありながら妊娠していて、無性生殖で卵を産むことが分かります。さらにニックは、ゴジラが巣作りのためにニューヨークにやって来たと推測しますた。ニックは急いでこのことを軍に知らせる為にテントを出て行きます。残されたオードリーは、スクープを求めてテントの中を探し、生き残りの老人が「ゴジラ」とつぶやいたビデオテープを持ち出したのでした。
その頃、再び地下に潜ったゴジラを探すため軍の部隊が捜索していましたが、まったく成果はあがっていませんでした。
軍の司令部を訪れたニックは、ゴジラの産卵の可能性について報告し、一刻も早く巣を探すことを要請します。オニール大佐はゴジラ撃滅を優先しようとしますが、ニックはそれでは間に合わないと告げます。
その時、テレビのニュースでオードリーが持ち出した資料映像が流されました。
放送を見ていたオードリーは、ニュース中で自分の名前が呼ばれなかったことに憤慨しました。自分が持ち込んだスクープにもかかわらず、上司に手柄をひとりじめされたのです。
一方、情報が流出した責任を問われ、ニックは調査チームから外されてしまいました。
荷物をまとめてタクシーに乗り込もうとするニックのもとに、オードリーが謝りに来ます。憤慨するニックに、オードリーは自分がレポーターになる夢をかなえられていないことを告白し、そのために焦っていたのだと告げました。しかしニックその言葉に耳を貸さずにタクシーに乗り込み、空港へと向かうのでした。その様子を見ていたアニマルは、取材をしようとニックのタクシーを追跡します。
しかし、ニックのタクシーが向かった先は空港ではなく、港の近くでした。そのタクシーを運転していたのはフィリップです。彼はフランスの諜報機関の一員で、自国の核実験のせいでゴジラが生まれたことを知り、その始末のために行動していたのです。フィリップは大勢の部下とともに倉庫に武器を持ち込み、市長にしかけた盗聴器で軍の動向を探っていたのでした。そして彼はゴジラの巣の捜索のためにニックへの協力を求めました。ニックとフィリップたちはアメリカ軍に変装して軍の封鎖地域に入り、地下へと侵入していきます。

【結】- GODZILLA(1998年)のあらすじ4

一方、オードリーは自分の軽率な行動を悔やんでいましたが、そこにアニマルがやってきます。アニマルはニックがフランス諜報部とともにマンハッタンの地下に潜入することを明かし、自分もスクープを得るためについて行くことを告げました。そしてニックが正しかったことを証明しようとオードリーを誘います。オードリーとアニマルは、地下鉄の構内から地下へと入っていきました。
ニックの推測をもとに地下に侵入したニックとフィリップたちは、さっそくゴジラと遭遇します。瓦礫の間に身を隠してやりすごすと、ゴジラは再び地上へと出て行きました。
地上では、再び魚を使ったおとり作戦が実行されていました。セントラルパークに大量の魚が積み上げられていましたが、今度はゴジラは警戒し、罠にかかりません。再び戦闘ヘリと地上部隊による攻撃が始まりましたが、ゴジラはそれをすべて避け、川に飛び込みました。
そこには海軍の潜水艦艦隊が待ちかまえていて、魚雷による攻撃が開始されます。しかしゴジラが魚雷をかわしたため、魚雷は別の潜水艦に命中してしまいます。残った潜水艦が再びゴジラを攻撃します。ゴジラが川の岸壁にぶつかったところに魚雷が命中しました。ゴジラは川底へと沈んでいきました。
その頃、ゴジラの痕跡を追っていたニックたちは、マジソン・スクエア・ガーデンに辿り着いていました。そここそがゴジラの巣であり、無数の卵が産み付けられていたのです。周囲にはゴジラが運んできた魚が散乱しています。
さっそくフィリップの部下たちが爆破作業にとりかかりますが、数が多すぎて爆薬が足りません。しかも卵は既にふ化が始まろうとしていて、ニックの見守る前で次々とゴジラの幼体が殻を破って現れてきます。幼体たちは置かれていた魚を食べ始めますが、ニックは自分たちにも魚の匂いがついていることに気づきます。このままでは自分たちも襲われてしまうと気づき、ニックたちは外へと脱出しようとしますが、あちこちにいるゴジラの幼体たちが襲いかかってきます。
ニックたちの後を追ってやってきたオードリーとアニマルも、周囲でゴジラが次々とふ化することに気づき、慌てて逃げ出します。倉庫の中に追いつめられた二人は天井から送風口に逃げ込みました。
その頃、軍の司令部では、市長が市民に安全宣言を出すよう訴えていました。しかし、ヒックス大佐はゴジラの死体が確認されてからだと譲りません。調査チームの一人がニックの説が正しかった可能性を指摘し、ゴジラの巣を探すよう提案します。ヒックス大佐は部下たちに巣を探すよう指示しました。
マジソン・スクエア・ガーデンのニックたちは、ゴジラの幼体たちを会場内に閉じ込めることに成功し、軍にこのことを報告しようとしますが、回線が混み合っていて外部と連絡が取れません。しかも幼体たちが会場内から抜けだしてきて、フィリップの部下たちは一人一人倒されていきます。
残ったニックとフィリップが追いつめれたところに、通風口からアニマルとオードリーが姿を現します。一行は外部と連絡をとるため、オードリーの提案でマジソン・スクエア・ガーデンの放送席へと向かいます。オードリーはテレビ局の仕事で何度も放送施設を利用していたのです。連絡を受けた局の同僚も最初は信じようとしませんでしたが、生中継されたゴジラの映像を見てすぐにテレビに回線を繋ぎます。
オードリーは夢見ていたテレビレポーターとしてニックを紹介し、彼の説が正しかったことを訴えました。そして「自分たちはどうなってもいい。一刻も早くここを爆破して下さい」と要請します。
その映像は軍の司令部でも流されていました。さっそくオニール大佐はマジソン・スクエア・ガーデンの爆撃を指示します。
爆撃開始まで6分しかありません。ニックたちは放送席を出て、建物内を逃げまわります。追ってきたゴジラの幼体たちを自動販売機のガムボールで転がし、なんとか入り口まで辿り着きましたが、そこには無数の幼体たちが蠢いていました。
フィリップはとっさに天井のシャンデリアを銃撃して落とし、ゴジラたちが避けた隙を突いて玄関へと向かいます。なんとかゴジラたちを閉じ込めて外へと脱出した時、戦闘機によるミサイルがマジソン・スクエア・ガーデンに命中、たちまち粉微塵にしました。
ニックたちが安堵したのも束の間、瓦礫の山から親ゴジラが出現します。海軍の攻撃は通用せず、ゴジラは生きていたのです。幼体の死体に気づいたゴジラは激怒し、ニックたちを追いかけてきました。路地裏に逃げ込んでゴジラの追撃をかわしたニックたちは、放棄されていたタクシーでその場を後にします。
しかしゴジラはしつこく後を追ってきます。ニックたちはフィリップの運転するタクシーでひたすら逃げまわりました。と、そこにゴジラの巣を探すために出動した軍の部隊がやってきました。ゴジラに追われて立ち止まる余裕のないニックは、とっさにタクシーのIDプレートを投げて、軍との通信チャンネルを確保します。
軍もゴジラが生きていたことを知り、再び戦闘機による攻撃をしようとします。そのためには、ゴジラを広い場所に誘い出さなければなりません。
連絡を受けたニックは、ブルックリン橋に向かうようフィリップに指示します。一度はゴジラの口にタクシーがくわえられたものの、ニックがとっさに電線を歯茎に押し込んで無事に脱出に成功します。そしてブルックリン橋に逃げ込んだタクシーを追い、ゴジラも橋の上に突入しました。すると、吊り橋のケーブルがゴジラに巻きついてその体を縛りつけます。
そこに戦闘機が飛来してきて、ミサイル攻撃を開始しました。何度もミサイルり攻撃を受け、ついにゴジラは悲鳴をあげて倒れたのでした。ニックが近づく前で、ゴジラはゆっくりと目を閉じます。ついにゴジラは死んだのでした。その映像を見て、街の人々や軍の司令部も喜びに沸きます。
さっそく報道陣がニックに殺到しますが、彼はオードリーを専属レポーターに指名します。オードリーの上司がすりよってきますが、彼女はそれを拒否しました。
一方、アニマルは自分の持っていたカメラからビデオテープが抜かれていた事に気づきます。と、そこにニックの携帯にフィリップから電話がかかってきて、テープは編集した後で返すと説明しました。いつの間にか姿を消していたフィリップは、公衆電話で話し終えると、そのまま路地裏へと立ち去っていきました。
その頃、マジソン・スクエア・ガーデンの地下深くでは、一つだけ残った卵からゴジラがふ化していたのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

肝心のゴジラがデザインや生態などがあまりにも日本のゴジラ映画と違いすぎたことで、数多くのファンに非難されたこの作品ですが、純粋にモンスター映画として見ると実はそう悪くないことがわかります。モンスターの被害や爪痕を少しずつ小出しにして期待を盛り上げていく前半の展開は、まさにモンスター映画の王道パターンとして非常に良く出来ています。またゴジラのニューヨーク上陸シーンの、巨大な怪物が猛烈な勢いで街を蹂躙していく映像は、CG全盛の現在でも遜色がありません。夜の街を徘徊するゴジラの場面で、ビルの屋上を巨大な背びれだけが横切っていく映像は、悪夢のような光景でモンスター映画好きには実に印象的な名場面だと思います。
ストーリーもこの手のジャンル映画としての王道パターンで、キャラクターもドラマも類型的で深みこそありませんが、しっかりと主役であるゴジラの存在を軸にしていて、エピソードの一つ一つがきちんと機能しています。登場人物が抱えている悩みが事件の解決とともに解消されるというのは、娯楽映画の定番パターンですが、きっちりと出来ているのも好印象です。当たり前のようですが、特にこの手のジャンル映画では、これが意外に出来てないことが多いのです。この辺はさすがに職人監督のローランド・エメリッヒの面目躍如といったところでしょう。
とにかく、「ゴジラはこうでなくては」といった思い込みの強い人には拒否されがちな作品ですが、そういった固定概念がなく、気楽に楽しめる映画が観たいという人にはお勧めの作品ではないでしょうか。

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