「LOOPERルーパー」のネタバレあらすじ結末

SF映画

LOOPER/ルーパーの紹介:2012年製作のアメリカ映画。タイムスリップによって30年後の世界からやってきた自分と対峙することになる暗殺者の数奇な運命を描くSFアクション。若手有望株のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが暗殺者を、ブルース・ウィリスが30年後の主人公に扮し初共演。

映画「LOOPERルーパー」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「LOOPERルーパー」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

LOOPERルーパーの主な出演者

ジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)、オールド・ジョー(ブルース・ウィリス)、サラ(エミリー・ブラント)、セス(ポール・ダノ)、キッド・ブルー(ノア・セガン)、スージー(パイパー・ペラーボ)、エイブ(ジェフ・ダニエルズ)、シド(ピアース・ガニォン)、オールド・ジョーの妻(シュイ・チン)、ベアトリクス(トレイシー・トムズ)、オールド・セス(フランク・ブレナン)、ジェシー(ギャレット・ディラハント)、デイル(ニック・ゴメス)、ザック(マーカス・ヘスター)

LOOPERルーパーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①近未来のアメリカ。タイムトラベルを悪用して暗殺業をするジョーはある日、未来の自分を派遣され取り逃がしてしまう。このままだと自分が組織に殺されると思ったジョーは、未来の自分オールド・ジョーを捜す。オールド・ジョーは未来で脅威となる存在・レインメーカーを幼いうちに殺そうと考えていた。 ②レインメーカーの候補者は3人。そのうちの1人・シドの元に先回りしたジョーは、シドこそがレインメーカーと気づく。オールド・ジョーがシドの母・サラを殺そうとした時、それは不正解だと気づいたジョーは自殺してサラとシドを救った。

【起】- LOOPERルーパーのあらすじ1

近未来。
2044年、アメリカ・カンザス州。
2044年の世界ではタイムトラベルは未開発ですが、30年後(2074年)の世界ではタイムトラベルが可能になっています。
しかし法律ではタイムトラベルの使用は禁止されており、犯罪組織が秘密裏に悪用していました。
どのように悪用するかというと、死体の処理です。
30年後の未来では、死体の始末がほぼ不可能なくらい身元追跡調査が発達しています。
そこで未来の犯罪組織は「殺したい相手」を30年前にワープさせるのです。30年前つまり2044年の世界では、未来の犯罪組織と契約した殺し屋、通称・ルーパー(LOOPER)が待ちうけており、暗殺と死体の始末を行なうという仕組みでした。標的は縛られて、顔に袋をかぶせられた状態で現れます。
若い男・ジョーは時間通りに現れた標的を殺し、〝存在しない死体〟を焼却炉に入れればいいだけです。標的の背中に銀の延べ棒が背負わされており、それが報酬でした。
アメリカは貧富の差が激しくなっており、ジョーはスラム街に近い場所に住み、ルーパーの仕事をしながら金を貯めています。目標額が貯まれば引退して、フランスで一旗揚げるのが夢でした。
2044年では突然変異でTKという、テレキネシス(念動力)の能力を持つ人間が10%の割合で生まれています。しかしせいぜいがコインを浮かせる程度の力でした。
ある日、ジョーたちルーパーの契約が打ち切られ始めます。
タイムトラベルは違法なので、契約を解除する時には、自分たちの存在も全て消し去ることを、ジョーたちは承諾させられていました。最後に殺すのは〝未来の自分たち〟で、背中には銀ではなく金の延べ棒が背負わされています。
それを〝ループを閉じる〟と言い、契約解除になったルーパーは、余命30年を生きます(30年後に殺されることは明白だから)。
同僚の男友達・セスがある夜、ジョーを頼ってきました。セスもループを閉じられたのですが、未来の自分を殺せず、取り逃がしてしまったのです。
オールド・セス(未来のセス)は、通称〝レインメーカー〟なる者が全てのループを閉じていると、セスに話した後に逃亡しました。
ジョーはセスを床下金庫に匿いますが、未来から派遣された上司のエイブに脅されます。かつて時計店で盗みを働いていたジョーを引き立て、ルーパーにしたエイブはジョーに「フランスじゃなくて中国語を勉強しろ。中国の方が将来性がある」と脅し、ジョーはセスを引き渡します。
現在のセスが捕らえられて、拷問のため四肢を少しずつ切断されました。現在のセスの影響で、オールド・セスの腕に「ワイヤー通り75番地へ、15分以内に」という文字が浮き上がり、右手の小指から1本ずつ消えていきます。
オールド・セスは急いで目的地に向かいますが、脚も切断され、鼻も剃られて、辿りつく頃には死んでいました。
自分の財産が奪われることを恐れて親友を引き渡したことを悔いながらも、ジョーは娼婦の女性・スージーと楽しいひと時に慰められ、点眼薬タイプの麻薬で誤魔化しながら生きていました。
そのジョーもある日、ループが閉じられます。
いつものようにサトウキビ畑の脇で待っていたジョーは、時間になっても標的が現れないのを不審に思います。

【承】- LOOPERルーパーのあらすじ2

やがて目の前に現れたのは、拘束もされず、顔を袋で覆われていない男でした。見つめ合った瞬間、ジョーは相手が30年後の自分(オールド・ジョー)だと気づきます。
それでも仕事を遂行しないとセスと同じ末路を辿るので、ジョーは撃とうとします。ところが撃たれる瞬間に、オールド・ジョーは背を向けて金の延べ棒を盾にし、さらにジョーに金の延べ棒を投げつけて、殴って気絶させました。
ジョーが気絶から目を覚ますと、オールド・ジョーはいなくなっており「貨車に飛び乗り街を出ろ。逃げるんだ」というメモが残されていました。
困ったジョーは、自分の手でオールド・ジョーを殺そうと決め、追跡装置を壊して財産を取りに家に戻ります。そこにはエイブの部下で現在の世界でのもめ事に出動するラッパ隊のキッド・ブルーがいました。
キッド・ブルーを金庫に閉じ込めて逃げたジョーですが、部屋から非常梯子で降りる途中で手がすべり、車の上に落ちて気絶します…。
…オールド・ジョーはどんな人生を送ったかというと。
ループを閉じた1年後、中国・上海に渡っていました。そこで自堕落に生活していたため、財産は徐々に減っていきました。
10年後には全財産を使ったジョーは強盗をしてその日暮らしの生活を送ります。
23年後には殺し屋もしていました。この時、黒髪のミステリアスな東洋系の女性と、運命の出会いを果たします。
運命の女性と出会ったことで、ジョーは初めて満ち足りた生活を送るようになりました。悪の世界から身を引いたジョーは、25年後には結婚して妻と一緒に穏やかで平和な暮らしをしていました。
そして30年が経過した時、レインメーカーの組織に襲われたのです。妻は撃たれ、家は焼かれました。
レインメーカーさえいなければ、妻が死ななかったのに…そう思ったオールド・ジョーは、タイムトラベルして30年前のレインメーカーの正体を暴き、殺しておこうと決意したのです。
それで敢えてタイムトラベルの機械に乗り込み、30年前の2044年にやってきたのでした。
オールド・ジョーは図書館に潜入し、手のひらに書いていた番号を頼りに3人の該当者を割り出します。その作業の最中に、右腕にベアトリクスという文字が浮き出るのを見て、若かりし自分がルーパーの仕事の後に立ち寄っていたダイナー(レストランカフェ)に行きます。
オールド・ジョーと会ったジョーですが、相手は自分なのでお互い行動パターンが読めます。またオールド・ジョーの若い頃とは未来が変わってしまっています。
同じ時に〝存在しないもう1人の自分〟がいることから、オールド・ジョーにはジョーの行動の記憶が残る一方で、かつての妻の顔も思い出せない現象が起きます。
オールド・ジョーは自分の計画をジョーに宣言します。かつて殺し屋でヤク中でガキのような精神構造を持つ自分を変えた女性がいたこと、その女をレインメーカーの手下が殺したことを告げました。
レインメーカー、別名・恐怖の支配者はある日忽然と現われて、大量虐殺や放浪者の抹殺を一斉に行ないます。半年間で5つの犯罪組織を掌握するのを、たった一人でやってのけました。
全てが謎でいろんな噂が立つ中、レインメーカーがループを閉じ始め、別のルーパーの男がレインメーカーの手掛かりを得ます。それが「07153902935」という数字でした。病院記録です。

【転】- LOOPERルーパーのあらすじ3

自分の妻を殺すきっかけになったレインメーカーを殺すことをオールド・ジョーは告げますが、ジョーは未来の自分を殺すことに躍起になりました。そうしないと自分が組織から殺されるからです。
揉めた際にオールド・ジョーの地図の切れ端をジョーが持ち、そこへ犯罪組織が乱入しました。ジョーとオールド・ジョーは二手に分かれて逃げます。
ジョーは地図の切れ端に丸く記された場所に、いずれオールド・ジョーが現れると踏み、先回りしました…。
…サトウキビ畑に囲まれた平原の一軒家に、サラは10歳になる息子のシドと住んでいます。
その地域には時々浮浪者が現れるので、サラは猟銃を持って警戒しながら暮らしていました。ジョーはそこに辿り着きながらも、隠れてサラを見守っていました。
夜、倉庫が開いたままだと気づいたサラに近づく気配があります。危ないと感じたジョーは、サラを守りに咄嗟に出て行きました。近づいた者は害のなさそうな、〝食べ物を恵んでください〟というプラカードを首から提げた男性でした。
安堵したジョーは、直後、薬の禁断症状で吐き始め、サラに介抱されます。
同じ頃、キッドはジョーを二度までも取り逃がしたことから、上司・エイブに銃を取り上げられて手を潰され、資格を剥奪されました。キッドは名誉挽回のためジョー追跡に躍起になります。
オールド・ジョーにはジョーの居場所が分かっていました。そこを後回しにし、1人目の候補者の子どものところへ行き、殺します。
目覚めたジョーはサラに出て行けと言われますが、ジョーが持つ地図に書かれた番号を見たサラは、血相を変えて詰め寄ります。
サラはジョーの腹を岩塩弾(暴徒鎮圧などに用いられる、貫通力の低いもの)で撃って威嚇し、事情を聞きました。
ジョーはその番号を持つ者がレインメーカーになる可能性を指摘し、未来から来た者が殺しに現れると正直に白状します。その番号はサラの息子・シドの、誕生日と生まれた病院の医療番号でした。
サラはジョーに納屋にいることを許可する代わりに、シドと接触しないことを条件に、シドを守ってくれと言います。
暗殺者が来るからサトウキビ畑を焼いて見晴らしをよくしようとジョーは提案しますが、サラはサトウキビの種子を取るためにそのままにしておきたいと主張しました。
連絡用にブザーかトランシーバーが必要だとジョーは言います。
夜、うなされているジョーを見たシドが近づき、カエルのオモチャを改造してブザーを作りました。シドは天才的な子どもで「サラは本当のママではない。本当のママが殺されるのを止められなかった」とジョーに言います。
翌日、ジョーはサラにシドと話したことを報告し、本当のママではないと言っていたことも告げました。サラは傷つきます。
サラはシドの実の母です。但しサラは22歳でシドを生んだ後、姉の住む農場に預けて都会に出かけました。姉が代わりに育てたため、シドは実の母を姉だと思っていると言います。シドは賢い子なので、自分を一度は捨てたサラを、母と認めたくない可能性もありました。
その頃オールド・ジョーは2人目の子どものところへ訪れていました。その子は娼婦・スージーの子でした。

【結】- LOOPERルーパーのあらすじ4

サラの農場に訪問客があります。それはエイブの部下・ジェシーでした。ジェシーはジョーとオールド・ジョーの写真を見せて、その2人を探していることと発見者には賞金が入ることを告げます。
ジョーはシドに非常脱出用の出口に案内してもらい、事なきを得ました。
その夜、サラはジョーを寝室に呼んで身体を許すと、シドを狙っている暗殺者が30年後のジョーだろうと指摘します。ジョーも認めました。
サラは強いTK(念動力)の持ち主でした。コインではなく、ライターを浮かせます。
一度は退散したジェシーですが、再び農場に現れていました。ジェシーを見たシドが階段から落ちかけた時、シドは能力を発動させ、見えない空気の力が同心円状に広く放たれます。家具やジェシーは吹き飛び、サラもジョーも吹き飛ばされそうになりました。
シドは強力なTKの持ち主で、恐怖でパワーを炸裂させてしまうのです。サラはいつかその力をシドが制御できると思っていました。
その力を見た時、ジョーはシドこそがレインメーカーだと気づきます。と同時に、オールド・ジョーも自分の記憶として「シドがレインメーカー」と気づき、農場に向かおうとしますが、キッドに捕まりました。
シドが小爆発を起こしたことは組織にもオールド・ジョーにも露見したので、すぐに逃げろとジョーは言い、サラは荷支度をします。
キッドに捕まって組織に連行されたオールド・ジョーは、組織を半壊状態にして脱走し、農場へ向かいました。キッドもそれを追います。
オールド・ジョーにジョーが立ちはだかりますが、オールド・ジョーは「追っ手を殺した。人生を取り戻したから立ち去れ」と言って金の延べ棒を1つ渡すと、どけと言います。しかしジョーはシドとサラを守る気でした。
キッドがバイクで追ってきました。ジョーはキッドと戦って倒しますが、その隙にオールド・ジョーがサラとシドの乗ったトラックの前に立ちはだかります。
シドが能力を発動したので車が横転して止まり、オールド・ジョーは銃撃しながらサラとシドに近づきました。
サラはシドに、サトウキビ畑に逃げ込めと指示します。
シドの右頬に銃弾がかすりました。撃たれたシドは能力を発動させ、オールド・ジョーもサラも宙に浮きます。
サラは「大丈夫よシド、いいのよ、愛してる」とシドに優しく呼びかけました。シドは恐怖と警戒心を解き、サラを母と認めます。
立ち向かったサラをオールド・ジョーが撃とうとしました。その瞬間、ジョーはそれが間違いだと気づきます。
もしそこでオールド・ジョーがサラを撃つと、目の前で母を殺されたシドの心に憎しみの炎が燃え上がり、シドは悪の道に落ちて悲劇は繰り返されます。いつまでも復讐の連鎖は終わらないわけです。
どうしたらよいか考えたジョーは、瞬時に答えを出しました。銃口を自分の胸に当て、引き金を引いたのです(自殺)。ジョーが死ぬと共に、オールド・ジョーの姿も消え、復讐の連鎖(ループ)もなくなりました。
サラとシドは無事で、オールド・ジョーが残した金と銀の延べ棒も残ります。「ジョーは?」と聞くシドに、サラは「いなくなった」と答えます。本当はそこにジョーの死体がありますが、サラはシドに見えないよう、抱きしめました。
敵はいなくなり、サラとシドは逃げる必要がなくなります。
その夜、シドを部屋で寝かせつけたサラは、ジョーが残した時計を形見にしました。未来が変わったのでどうなるかは不明ですが、シドに悲しい記憶は植え付けられなかったので、よりよい未来が待ちうけていることでしょう。

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みんなの感想

ライターの感想

タイム・パラドックスを扱った映画。けっこうこれ、考えれば考えるほど深い内容。
但し本当は深く考えず、そのまま「現在の自分と未来の自分が戦う映画」として見るだけでも、じゅうぶん面白い。
(タイム・パラドックスについて実はパンフに詳しく説明されているのだが、割愛させていただく)
全く顔つきが異なる2人なのに、同一人物として見られるのだから面白い。演技達者だな、ジョセフ・ゴードン。ふとした仕草も似てる。
セスが捕まって身体を切り刻まれて行くことで、オールド・セスの身体が徐々に欠損していくシーンが衝撃的。
ほかにもシドがTKを発動するシーンも迫力ある。おすすめ。

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