「そして、ひと粒のひかり」のネタバレあらすじ結末

そして、ひと粒のひかりの紹介:一家の大黒柱となっていた17歳のマリアは仕事を辞めてしまう。途方に暮れる彼女に舞い込んだのは、麻薬を胃の中に入れて密輸する運び屋だった。
実話を基に制作された衝撃のクライムサスペンス。PG-12指定。アメリカ・コロンビアの合作で、2004年ベルリン国際映画祭銀熊賞のほか、受賞・ノミネートは約30賞におよぶ。

予告動画

そして、ひと粒のひかりの主な出演者

マリア(カタリーナ・サンディノ・モレノ)、ブランカ(イェニー・パオラ・ベガ)、フランクリン(ジョン・アレックス・トロ)、ルーシー(ギリード・ロペス)、カルラ(パトリシア・ラエ)

そして、ひと粒のひかりのネタバレあらすじ

【起】- そして、ひと粒のひかりのあらすじ1

コロンビアの田舎町。17歳のマリアは祖母と母、未婚の母である姉と彼女の赤子を養っています。職場のバラ園は単調な作業且つ、非常に厳しい環境でした。
ある日マリアは体調の悪さを訴えますが、冷酷な主任はトイレさえ拒み、彼女は商品の上に嘔吐してしまいます。この件でマリアは職場を辞めますが、彼女に頼りっきりの母や姉に激しく責められました。
生理が2カ月も来ないマリアは妊娠を確信し、恋人ホアンに打ち明けます。彼は結婚を提案するものの、頑固なマリアは愛していないと言って彼のもとを去りました。
遊びに出たマリアは、親友ブランカに気のある同僚と遭遇し、彼の友人フランクリンと知合います。
職を得るためマリアは首都ボゴダへ向かおうとすると、フランクリンに会いバイクに乗せてもらいます。マリアが求職中だと知った彼は、運び屋の仕事があると持ちかけました。断ったマリアですが稼げると聞き、彼に連れられ元締めのハビエルに会いに行くことにします。
ニューヨークを経由し”フィルム”を運べば、手取りは700万ペソ以上だとハビエルから提示されますが、説明された内容からマリアは、麻薬を飲込んで密輸するのだと察知しました。

【承】- そして、ひと粒のひかりのあらすじ2

不安なマリアは、同じ運び屋のルーシーに声をかけます。彼女はニューヨークに移住した姉に会うために運び屋を二回経験したが、姉に会う勇気がなかったと話します。マリアは彼女から仕事の手ほどきを受け、麻薬を包むフィルムが胃中で破けたら死ぬという事実も知りました。
フランクリンに誘われたブランカも仕事すると聞いたマリアは止めますが、報酬で家族に家を買えるというブランカの意思は揺るぎませんでした。
マリアは別の場所で仕事すると家族に嘘をつき、アジトへ向かいました。マリアは何重ものフィルムで包んだ麻薬62粒を飲込みました。1粒でも足りなければ家族に危害が及ぶと忠告され、飛行機に搭乗します。同じ機内にはルーシー、ブランカ、もう一人の共犯者もおり、誰かが捕まれば他の者が通過しやすくなるからだとルーシーが教えました。
機内でマリアは便と共に粒を排出してしまい、慌てて再び飲込みました。一方ルーシーは体調が悪くなりますが、耐えるしかありません。航空会社から宿泊先の記入を求められ、ルーシーに助けを求めたマリアは、ルーシーの姉の住所を教えて貰いました。

【転】- そして、ひと粒のひかりのあらすじ3

空港にて若く不安げなマリアは税関で止められます。運び屋と見透かされるも、尿検査で妊娠が判明したマリアはX線検査を受けられず解放されます。その脇で一人の朋輩が連行されていきました。
柄の悪い男二人が迎えにきてマリアらはホテルに軟禁されます。徐々に麻薬を取出していきますが、麻薬が体にまわり衰弱していくルーシーをマリアは必死で介抱しました。
マリアが目を覚ますと、血だらけのルーシーが男に運ばれるのを目撃します。マリアはブランカを説得し、ホテルを逃げ出しました。
二人は無料でタクシーに乗せてもらい、マリアはルーシーの姉カルラを訪ねようとしました。面識がない人だと反対したブランカはどこかへ行ってしまいます。マリアはカルラの帰宅を待ち続け、ルーシーは元気だなどと嘘をつき、渋るカルラ夫妻にどうにか泊めてもらいます。
翌日ブランカもカルラの部屋へ来たため、カルラは南米人向けの職業案内所へ二人を連れて行きました。残されたマリアとブランカが揉めていると、ブランカの鞄の中の“粒”を案内所のフェルナンドに見られてしまいます。彼は家族が殺されないよう、麻薬を返せと諭しました。

【結】- そして、ひと粒のひかりのあらすじ4

マリアはフェルナンドにルーシーを探して欲しいと頼みますが、情報を漏らした彼女にブランカは怒り、二人は喧嘩別れします。
一人になったマリアは、南米人向けの産婦人科を見かけ受診します。エコー画像を見て胎児の心音を聞いたマリアに久々に笑顔が溢れました。次の予約を入れられたマリアは複雑な気持ちになります。
再び案内所を訪ねたマリアは、胃を切り裂かれたルーシーの遺体が発見されたと聞きます。しかしマリアはカルラに言い出せずにいました。フェルナンドからの電話で妹の死を知ったカルラは、結局戻って来たブランカとマリアを家から追い出しました。
二人は麻薬を返しに行くと、ひどい扱いを受けながらも報酬を手にします。ルーシーの責任をとれと男らにマリアが食らいついても、相手にされませんでした。マリアはルーシーの遺体を国へ返す資金をフェルナンドに渡し、棺の中の彼女と対面しました。
空港へ向かう車中でマリアは胎児のエコー写真を見て、心が揺れます。ブランカが空港の搭乗ゲートを通過すると、マリアは彼女の背中を見送りました。アメリカに残ったマリアは一人歩き出しました。

みんなの感想

ライターの感想

邦題の“ひと粒のひかり”というのはまさに赤ちゃんのことなのでしょう。妊娠2~3か月の胎児と麻薬の粒の大きさが同じくらいなのだと考えると、つらい気持ちになりました。
始終難しい顔をしていたマリアが、エコーを受けているときに見せた笑顔が美しくて忘れられません。

DVDのジャケットにサスペンスと表記されていたので、カテゴリーをサスペンスにしましたが、世界の片隅の現状が描かれた人間ドラマとして鑑賞しました。
実話を基にしているということもあり、移民問題がクローズアップされている昨今の状況下で深く考えさせられました。胸がいっぱいになりすぎて、あまり言葉が思い浮かびません。

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