「その女諜報員アレックス」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

その女諜報員アレックスの紹介:2016年公開の南アフリカ&アメリカ合作映画。『ミリオンダラー・ベイビー』『アメリカン・スナイパー』などでカメラオペレーターを務めてきたスティーヴン・カンパネッリがメガホンを取ったアクション。ダイヤとUSBメモリーを盗むも仲間が何者かの襲撃を受け、生き残ったヒロインがアメリカの巨悪に差し向けられた殺し屋軍団とバトルを展開する。主演は『007/慰めの報酬』などのオルガ・キュリレンコ。共演は『アイアンクラッド』のジェームズ・ピュアフォイ。

予告動画

その女諜報員アレックスの主な出演者

アレックス・ファラデー(オルガ・キュリレンコ)、ワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)、ペニー・フラー(リー=アン・サマーズ)、ジェシカ(ジェナ・サラ)、ケヴィン・フラー(コリン・モス)、ダグ・マッカーサー(カール・タニング)、上院議員(モーガン・フリーマン)

その女諜報員アレックスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アレックスたちは銀行強盗をしてダイヤとUSBを盗むが、依頼主に殺されそうになる。依頼主は上院議員で、ダイヤではなくUSBが本命。USBには議員の洩らした未来に起こる陰謀についてのデータが入っている。 ②アレックスは元CIAの諜報員で、ある事故がきっかけで現在はテロリストとして追われていた。議員の手下・ワシントンを倒したアレックスは議員に陰謀を知ったことを告げる。

【起】- その女諜報員アレックスのあらすじ1

南アフリカ、ケープタウン。
ある銀行が4人の銀行強盗に遭っていました。銀行強盗は黒ずくめのボディスーツを着用し、ダースベーダーみたいな恰好をしています。
リーダー格の強盗が頭取に詰め寄り、金庫を開けさせました。奪ったのはダイヤモンドと1つのUSBです。
銀行を立ち去る時に内輪もめが起こりました。仲間の1人が、動くなという命令に背いて動いた警備員を殺そうとしたのです。
仲間と撃ち合いになった、リーダー格の強盗のマスクが外れました。左の頬骨に銃がかすめ、すり傷を負った若い金髪碧眼の女性・アレックスの顔があらわになり、客や行員に見られます。反抗したウェインという男は殺されました。
ウェインの遺体も連れて逃げた銀行強盗は、早々に別れました。リーダーのアレックスの顔が目撃されたので、ウェインの仲間側のタトゥー男は逃げるように去ります。一緒にいると捕まる可能性が高いからです。
アレックスは旧知の知人男性・ケヴィンに、「明日中に私を逃がして」と頼みました。そもそも今回の作戦に参加したのも、ケヴィンの頼みだったからです。
アレックスたちはある人物からの依頼で、今回の銀行強盗をしたのでした。
ホテルにチェックインしたアレックスは、ニュースで自分の手配書がすでに出回っているのを見て、髪の毛を黒く染め、茶色のカラーコンタクトを入れます。
明日の逃亡手配を聞きに、ケヴィンの取った部屋に訪ねにいきました。ところがケヴィンは元々アレックスと恋人同士だったこともあり、色っぽいことを要求します。
アレックスはそれを撥ねつけました。昔は恋人同士でしたが、ケヴィンはもう結婚して、妻・ペニーと幼い息子・マシューがいるのです。
アレックスとケヴィンが部屋で話をしていると、来客がありました。とっさにアレックスはベッドの下に隠れます。
訪問客は4人でした。ジェシカという金髪女性とクリントンという黒髪女性、ジェファーソンというひげ面の男とワシントンという男で、ワシントンがリーダーです。
ワシントンたちが依頼主が派遣した手先で、彼らの狙いはダイヤモンドではなく、ダイヤと一緒に入っていたUSBの方でした。なんでも、スキャンダルの内容が入っているようです。
ケヴィンは拷問されて、バックアップを取っていないか聞かれました。拷問の際に「上院議員」という言葉が出てきて、依頼主は上院議員だとアレックスは知ります。
不手際で金髪女性のジェシカは殺されました。
ダイヤとUSBのありかを吐かなかったため、ケヴィンはナイフで刺されて殺されました。ベッドの下で潜伏しているアレックスは、自身も身の危険を感じます。
ところでそのUSBですが、ケヴィンがベッドの下にシールで貼りつけていました。アレックスはそれを見つけて所持します。

【承】- その女諜報員アレックスのあらすじ2

ワシントンD.C.にいる上院議員に電話をかけたワシントンは、証拠は消したがUSBはまだ手に入れていないと報告しました。上院議員は、ぐずぐずしているとワシントンだけでなくマッカーサーを派遣すると言います(彼らの名は本名ではなくコードネーム)。
隙をついて逃げようとしたアレックスは、目撃者として追われます。
アレックスの逃げ込んだホテルの部屋に追って行ったワシントンは、毛染め剤を見て指名手配されている強盗犯の女性がアレックスだと気づきました。
アレックスはワシントンの追跡をかわして外に逃げ出しますが、ワシントンはケヴィンの部屋の後始末をクリントンに命じると、追跡を開始します。
アレックスは駐車場にあった洗車中の車を奪って逃げ、強盗仲間のタトゥー男の家に行き、入れてくれるよう頼みました。タトゥー男はケヴィンが殺されてアレックスが依頼主に追われていると知ると、協力します。タトゥー男は強盗後、安全な国外へ逃げようとしていました。
電話を借りたアレックスは、ケヴィンの妻・ペニーに電話して「今すぐ逃げて」と訴えます。ところがペニーはアレックスがケヴィンの元カノと知っているので、アレックスに敵意をむき出しにするだけで話を聞いてくれません。
その頃、敵を迎え討とうとしていたタトゥー男は、背後から襲われて殺されました。ワシントンたちが家に乗り込みます。
アレックスは電話台の真上の天井に張りついて隠れました。ワシントンは「リダイヤル機能」を使ってペニーの家に電話をかけます。
電話に出たのは息子のマシューでした。ペニーはアレックスからだと思って電話に出ず、代わりにマシューが出たのです。
ワシントンはマシューから住所を聞き出し、アレックスがそこへ向かったと考えて次の行き先に決めました。ホテルの現場を片付けているクリントンには現地で待ち合わせと指示し、向かいます。
殺し屋の部下2人とグレン通りに向かったワシントンは、ペニーにUSBのことを聞きますが、ペニーが本当に知らないと悟ると、ペニーとマシューの始末を部下2人に任せて上院議員に言い訳しました。
残った手下の金髪男は戸棚に隠れたマシューを探し、黒人男性はペニーに性的暴行を働こうとしますが、アレックスが助けに現れてまず金髪男をナイフで倒します。
続いて黒人男性もナイフで刺しましたが、気が強いペニーが黒人男性に何度も椅子を振りおろし、とどめを刺します。
ペニーとアレックスは和解し、アレックスはUSBの中身を探ろうとしてペニーにパソコンを借ります。

【転】- その女諜報員アレックスのあらすじ3

パソコンにUSBを繋ぎますが、USBにはロックがかかっており、解除ができません。アレックスはペニーに逃げる準備をしろと言います。
アレックスはワシントンに電話をし、「通報したからホテルから出るべきだ」と助言しました。そしてホテルから遺体を運び出して立ち去る車を、バイクでひそかに尾行します。
ワシントンは、アレックスがダイヤモンドを奪いに現れると思いました。
アジトの廃工場に到着します。
アレックスは車のそばにいた男・ジェファーソンを気絶させると、トランクの遺体袋から金髪女性・ジェシカの生首を取り出してバッグに詰めました。生首がなくなっていることに気づかれないまま、ケヴィンとジェシカの遺体は焼却炉で焼かれます。
それを逆手に取ったアレックスは、ダイヤを渡さないとジェファーソンの頭を吹き飛ばすと脅し、ワシントンは代わりにUSBを寄越せと言いました。
直後、ワシントンたちが乗ってきた車が、アレックスの仕掛けた爆弾で爆発します。
しかしジェファーソンを盾に取ったアレックスは、ワシントンに捕まって気絶しました。
…気絶から目を覚ましたアレックスは、椅子に拘束されて拷問されています。
ワシントンはダイヤが偽物でガラスだったと告げ、アレックスの左足を万力(まんりき 締めつけて固定する用具)で締めつけて、USBのありかを吐かせようとしました。しかしアレックスは頑として口を割りません。
その様子を見て、ワシントンはある都市伝説を思い出しました。
7年前にワシントンがフリーランスでCIA(アメリカ中央情報局)の仕事をしていた頃に、エジプト・カイロで聞いた内容です。
パレスチナの要人がエジプト政府との会合のためカイロを訪問しました。要人はエジプト政府の建物に宿泊予定でしたが、建物には爆弾が仕掛けられていたそうです。
実際に爆弾は仕掛けられており爆破されたのですが、パレスチナの要人は無傷で救出されました。
当時CIAにはイスラエルの諜報機関に派遣していた、とんでもなく有能な解錠のプロフェッショナルの女性がいたそうです。その女性はいかなる痕跡も残さず、難攻不落の建物に侵入して要人を救出したのだろうと言いました。
ところが…パレスチナの要人は無傷で救出されましたが、救出時にその女性諜報員が使った解錠用の爆弾が、要人の妻と3人の幼い子どもの命を奪ってしまったそうです。
CIAはこれを重く捉え、作戦後にその女性諜報員をごみのように捨て、テロリストとして指名手配しました。
その女性こそがアレックスなのではないかと、ワシントンが指摘します。アレックスは無言でしたが、否定もしませんでした。

【結】- その女諜報員アレックスのあらすじ4

USBを差し出さないと、ケヴィンの妻・ペニーと息子・マシューを殺すと脅されたアレックスは、「君は特に罪のない子どもを殺せない筈だ」と言われ、従うことにします。
アレックスはペニーに電話をかけ、21時にウエスタンケープ国際空港へ持ってきてと電話しました。その後携帯電話を投げつけて「リダイヤル防止よ」と言います(先にリダイヤルでペニーの居場所がバレたことを示して)。
ワシントンはアレックスの左太ももにナイフを刺して深手を負わせ、逃げられないようにした後、アレックスをドレスアップさせて空港に連れていきます。
杖をつくアレックスをフォローする形でワシントンがぴったりと寄り添い、空港へ行きました。
途中、擦れ違いざまにアレックスは持っていたバッグ(ジェシカの生首入り)をペニーに渡し、ペニーはコインロッカーのキーを交換します。あっという間の交換に、ワシントンは感心しました。
解放してくれとアレックスは言いますが、ワシントンはロッカーに何が入っているか分からないからと警戒し、アレックスに開けさせようします。
ワシントンとアレックスの口論を聞きつけて、警官がやってきました。ワシントンは騒動を避けたくて「下の階に不審物が置かれていた」とその警官に言います。
ロッカーの中身は小型爆発物でした。爆発が起こり、警官隊が空港へ押し寄せます。
実はこの騒動を起こすために、アレックスはわざとワシントンに捕まったのでした。
警官隊と戦ったワシントンの部下は殺されていきます。
USBは、ワシントンのネクタイピンに隠されていました。それを取り上げたアレックスは、ワシントンにネクタイがダサいという話をし、反射的にワシントンがネクタイに手をやった瞬間に「銃よ」と呼びかけます。
ワシントンは外にいた警官隊に一斉射撃され、死にました。
爆発現場にジェシカの生首を置いたことで、強盗犯は死んだことにされ、爆弾も強盗による犯行となりました。
ペニーとアレックスは衣装を交換し、ペニーが事情聴取に残ります。
ペニーの協力で国外へ逃げたアレックスは、CIA時代の同僚に機内で会い、USBを開いてもらいました。
USBの中身は音声ファイルと資料で、「国の運命は私が決める」という上院議員の発言と共に、これから先に起こる陰謀について記されていました。
およそ5か月後、シカゴ北部で9.11(アメリカ同時多発テロ)以上のテロが起き、それが戦争のきっかけを与えると、上院議員は発言しています。
上院議員が裏で工作して戦争を起こし、軍事産業にも利益をもたらし、議員は国の要職につく作戦でした。
アレックスがジェシカ(生首の女性)の携帯を使って電話をすると、マッカーサー(先の上院議員とワシントンの会話に出て来た人物)に繋がりました。
マッカーサーはUSBを返さないと死ぬまで上院議員は追い続けると、アレックスを脅しました。
(明確な黒幕との対決シーンはなし。興行収入成績いかんでは続編もあるかも)

みんなの感想

ライターの感想

…このミステリーがすごい! の2014年海外版で総なめにしたフランス人作家ピエール・ルメートルの『その女アレックス』という作品をご存じか。
それの映画化なのかと思って借りてきたのだが、まるっきりの別物であった。
…というふうに、多少落胆してしまったものの…いやいや! けっこう本格的なアクションサスペンス。
先の私の妙な期待さえなければ、レベルの高い映画だと思った。アクションもよかったし、話の運びやテンポもグッド。
予告にもあるが、「あー、なんかミラ・ジョヴォヴィッチがこういうふうに成り上がっていったよね」と思う感じ。
特にミラ・ジョヴォヴィッチの『ウルトラ・ヴァイオレット』を思い出した(髪の毛の色が変わるところだけが共通してるくらいか?)。

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