「アナザー(2015年)」のネタバレあらすじ結末

アナザー(2015年)の紹介:2015年製作のフランス&ベルギー合作映画。自分にそっくりな女の存在を知ったヒロインが、身に覚えのない殺人事件に巻き込まれていくサイコスリラー。セバスチアン・ジャプリゾの小説「新車のなかの女」を、『ゲンスブールと女たち』などのジョアン・スファール監督が映画化。もう一人の自分の存在に翻弄(ほんろう)されていくヒロインを、『サンシャイン/歌声が響く街』などのフレイア・メイヴァーが演じる。

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予告動画

アナザー(2015年)の主な出演者

ダニー・ドレミュス(フレイア・メイヴァー)、マイケル・キャラヴァイル(バンジャマン・ビオレ)、ステファノ・ディット・ジョルジュ(エリオ・ジェルマーノ)、アニタ(ステイシー・マーティン)

アナザー(2015年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①社長の車を空港から自宅まで送るよう頼まれた女性秘書・ダニーは、海を見たいと思って車で南へ移動する。途中、初めて来た場所なのに「前にも来た」と複数の人に言われて、ダニーは混乱する。 ②ダニーは正気で、ダニーに殺人の罪を着せ心中させようとしたマイケル社長の罠だった。もみ合いになり社長を殺したダニーは海を見に行く。

【起】- アナザー(2015年)のあらすじ1

そばかすの目立つ、眼鏡をかけた若い金髪女性のダニー・マリー・ヴィルジニー・ドレミュスは、生まれてこのかた、一度も海を見たことがありません。いつか海を見たいのが、パリに住むダニーの夢です…。
…フランス・パリ。1980年代。
ダニーはマイケル・キャラヴァイル社長の下で働く秘書です。
ある日ダニーはマイケル社長に、急な用事を頼まれました。
マイケル社長は翌日からジュネーブに出張らしいのですが、その資料をマーティに用意させたところ、字が汚くて読みにくいらしいのです。できればダニーに自分の家に来てもらい、タイピングをしてもらいたいと頼みました。
ダニーはもっとタイピングが速い女性・フランシスの名をあげますが、社長はダニーに家に来てほしいと頼みます。
マイケル社長の妻・アニタとダニーは親しい同僚だったということもあり、それでマイケル社長はダニーを誘うのです。アニタが喜ぶと聞かされたダニーは承諾しました。
置き手紙を残してオフィスを離れ、社長の車に乗ります。
一度ダニーの家に寄ってもらって着替えを済ませると、ダニーは社長の家に行きました。
てっきりその日はマイケル社長の家で、全員で食卓を囲むのだとダニーは思っていましたが、マイケル社長は「夫婦で行かねばならないパーティーがある」と言い、ダニーは自分の分の食事を買い物してからマイケル社長宅へ行きました。
黒髪の女性の妻・アニタは3年半ぶりのダニーとの再会を喜びます。社長とアニタには、3歳になる娘・シルヴィーがいました。
ダニーは個室を与えられます。
娘・シルヴィーは祖母宅に預けられ、マイケル夫妻は会合に出かけました。ひとりになったダニーは少し仮眠を取ったものの、ほぼ徹夜でタイピングして資料を仕上げます。
朝、マイケル社長に起こされたダニーは、わがままをきいてくれた礼にとボーナスを渡されました。空港まで送ってほしいと社長に頼まれます。
途中でシルヴィーを拾い、社長夫妻を空港まで送ったダニーは、サンダーバードという車種の車を家まで運転して帰って欲しいと頼まれました。何かあればとスイスの連絡先を社長は渡します。
高級車を運転したダニーは、社長らが帰って来るのは週明けなので、パリへ戻らず、カンヌ・ニース方面へ車を走らせました。海を見たかったからです。
同僚の別の女性たちに、ちらっと「今まで休暇をパリ以外で過ごしたことがないんでしょ」と言われた反動もあり、ダニーは途中で服を買い物して車のトランクに入れ、ひたすら南東のモンテカルロを目指します。 この映画を無料で観る

【承】- アナザー(2015年)のあらすじ2

途中に入った飲食店の中年女性に「今朝、私のカフェで食べたでしょ。コートを忘れてったわね」と言われました。気味が悪いので、ダニーは女性の相手をするのをほどほどで切り上げて、去ります。
気持ちがくじけそうになりましたが、休み明けまでに洗車して社長宅に車を返しておけば問題ないと思い、再び車の運転を始めました。
立ち寄ったガソリンスタンドで、ミニのスカートをはいたダニーは男性の視線を浴びて、恥ずかしいのと誇らしい気持ちが交錯します。
トラックの運転手は、ダニーの乗る車に入っていた小さな花を取り「追いついたら花を返すよ」というナンパまがいのこともしました。休日の開放的な気分も手伝い、ダニーはほがらかな気持ちになります。
ところがトイレに入ってみだしなみをチェックしていたダニーは、背後から何者かに襲われました。悲鳴を上げたので皆が助けに来てくれますが、ダニーは何者かに左手首をトイレのドアで挟まれて、負傷します。
それを訴えると、ダニーはガソリンスタンドの店主に「昨夜から傷はあったじゃないか」と言われました。ダニーは昨晩も来たと、店主に言われます。
店主は「ブレーキランプの故障を修理したじゃないか」というのですが、まったく覚えがないことでした。
夜も運転して移動したダニーは、白バイ警官に大丈夫ですかと声をかけられますが、警官もダニーの名を知っています。
警官はルネッサンス・ホテルへの道を案内してくれました。そこで1泊してゆっくり眠り、明日パリへ戻ろうとダニーは思います。
ホテルの受付の男はさすがにダニーを知っている様子はありませんが、よく聞くと昨日は非番だったそうです。試しに台帳を見せてもらうと、ダニーの名が昨日の宿泊名簿にありました。
ダニーは、自分がおかしくなったのだろうかと思います。
ホテルには石油会社を経営しているという男・ジョルジュがいました。ダニーは彼と意気投合し、「違うもう1人の自分がいるようだ」と相談します。ジョルジュは「花を持って行った男があやしい」と答えました。
トラック仲間同士で無線で連絡を取り合い、そうやってイタズラをダニーに仕掛けているのではないかとジョルジュは言います。
なるほどと納得したダニーは安心し、ジョルジュといいムードになってベッドインしました。
翌朝、ジョルジュの財布の身分証明を見たダニーは、ジョルジュが偽名で本当はヴィンチェンツオ・ロンゴという名だと知りますが、騙されたままを振る舞います。

【転】- アナザー(2015年)のあらすじ3

石油会社を経営しているというのも嘘っぽく、持っているのはカイロ行きの三等切符(いちばん安価な切符)でした。
マルセイユまで乗せていってくれと頼まれ、ダニーはジョルジュの運転で南へ向かいます。途中、車をおりて景色のよい川べりに案内されたダニーは、「煙草を取って来る」と言ったジョルジュに取り残されました。
車は奪われ、ダニーの荷物は捨てられていました。
自分はどこで道を誤ったのだろうと考えたダニーは、通りすがりの車に乗せてもらってガソリンスタンドへ戻り、そこにたむろしているトラック運転手に声をかけて、無線で緑色のサンダーバードを探してもらいます。
該当する車はあっというまにトラック仲間たちの無線で見つかりました。ブリニョルにいると判明します。
運転手はその場所までダニーを送ってくれました。車を奪い返します。
その時に、見知らぬ少年・ベルトランに「後ろに人が乗っているよ」と言われたダニーは、車のトランクに男の遺体を発見して驚愕しました。遺体は死後何日か経過しているものです。
衣服を買ってトランクを開けた時には、何も入っていませんでした。いつどのタイミングで遺体がトランクに入ったのか、ダニーは悩みます。
いっそ警察に行こうと思いますが、どう説明すればよいのか分かりませんでした。妄想かもしれないとも考えます。
運転しているとジョルジュがバイクで追いかけてきて、「ついてこい」と言いました。あてのないダニーはそれに従い、廃工場へ行きます。
ジョルジュはダニーの車を盗むつもりで接近したことを認め、でも遺体が入っていたので驚いて逃げ出したそうです。
ダニーに遺体の心当たりがないと知ると、ジョルジュは「では社長の仕業だ。死体は死んでからだいぶ経過している」と言いました。
でも途中でトランクを開けた時には、中身は空だったとダニーが言うと、ジョルジュも頭を抱えます。凶器らしきライフルも、遺体と一緒に入っていました。
「もう考えるのは放棄して、遺体をここに捨ててしまえ」と言い、ジョルジュはトランクから遺体を出すと、廃工場に捨ててくれます。
ダニーを騙そうとした相手ですが、親身にもなってくれるので、ダニーはジョルジュの気持ちが嬉しく、抱き合います。
ところがふとダニーが遺体についているメモ紙を見て「どういうつもりだ」と血相を変えました。ジョルジュは険しい顔をすると、ダニーに銃を向けます。
銃の奪い合いになった時、ダニーの右こめかみに傷がつきました。ジョルジュはそのまま立ち去ります。

【結】- アナザー(2015年)のあらすじ4

その水色の用紙には「あなたなしじゃ駄目なの ダニー」と書かれていました。またダニーは混乱します。
なにがなんだか分からなくなったダニーは、公衆電話で社長の妻・アニタに電話しました。そして正直に車で寄り道したと告げます。
アニタは「近くに友人の家がある。友人は留守にしているからそこに行って」と言い、鍵のある場所を教えました。ダニーはアンティーブにある家に行きます。
すると、家の中にはコートがありました。飲食店の女性に「コートを忘れてったわね」と言われたコートです。
混乱したダニーを後ろからはがいじめにしたのは、マイケル社長でした。マイケル社長は「世話が焼ける」と言って、ダニーの首を絞めます。
…ダニーは2人いたわけではなく、ダニーに変装したアニタが、前の日にたまたまその界隈をうろついただけでした。すべての黒幕はマイケル社長と妻・アニタです。
アニタがある時酔い潰れて、モーリス・コーブという男とひと晩だけの浮気をしたのがきっかけです。モーリスはアニタとの裸の写真を撮り、脅迫してきました。
ところがマイケル社長は妻・アニタが浮気をしたと知っても、別れる気などさらさらありませんでした。しかしモーリスの脅しがしつこいので邪魔になります。
考えたマイケル社長は、「別の場所で死んだことにすればよい」と思いました。
ダニーをタイピングで呼びだした夜、パーティーと言って出かけたのは嘘でした。ボニーがパリで徹夜でタイピングしていた夜、社長はモーリスをマルセイユに呼びだして殺害します。
同じ時、妻・アニタはダニーに変装して、アンティーブを目立つように行動しました。金髪のかつらをかぶり、左手首に包帯を巻き、大きな眼鏡をかけて緑のサンダーバードに乗って動きまわれば、皆の注目は手首の包帯と眼鏡にいき、顔の細部の違いは気づかれにくくなります。
緑のサンダーバードは、殺されたモーリスの車でした。
夜遅くにマルセイユで合流した夫妻は、翌朝早くにパリに戻りました。そして空港まで送らせて、帰りの車をダニーに運転させますが、社長はスイスに行かずに残ります。
当初の予定では、社長宅に戻ったダニーを毒殺し、モーリスの死体と共に破棄して心中に見せかけるつもりでした。
ところが案に相違してダニーが偶然、前の日に妻・アニタ(ダニーの変装)と同じルートを通ったため、誤解が生じたのです。
途中で他の目撃者に気づかれるとまずいと思ったマイケル社長は、ガソリンスタンドのトイレでダニーを襲って、左手首に傷を負わせました。包帯を巻かせるためです。
そしてトイレで襲われたダニーの騒動のどさくさまぎれで、トランクに遺体を移し変えたのでした。
ダニーは社長と揉み合いになり、銃で社長を殺します。
ただ海を見たかっただけなのに…と思いながら、ダニーは再び車で移動して南へ行き、海に辿り着きました。

みんなの感想

ライターの感想

DVDのパッケージと中身は、ちょっとイメージが違う。イメージが違うものの、内容は悪くない。
綺麗なフランス映画って感じ。
種明かしの仕方が…凡庸。社長が最後に出てきてベラベラていねいに説明してくれるのだ。
社長&アニタ&ダニーの三画面になって、非常に判り易くはあるんだが、そんなに難しい仕組みじゃなかった。
ダニー役の女性の、ミニスカートから出た足がすらっと細くて長くて綺麗。内容的には突出したミステリーではないけれども、映像は美しい。

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