「アンフェア(the answer)」のネタバレあらすじ結末

アンフェア the answerの紹介:2011年公開の日本映画。2006年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『アンフェア』の劇場版2作目で、2015年9月に公開される続編『アンフェア the end』がシリーズ完結編となる。

予告動画

アンフェア(the answer)の主な出演者

雪平夏見(篠原涼子)、一条道孝(佐藤浩市)、村上克明(山田孝之)、小久保祐二(阿部サダヲ)、三上薫(加藤雅也)、武田信彦(吹越満)、大野(モロ師岡)、結城脩(大森南朋)、山路哲夫(寺島進)、佐藤和夫(香川照之)

アンフェア(the answer)のネタバレあらすじ

【起】- アンフェア(the answer)のあらすじ1

元警視庁捜査第一課第二強行殺人犯捜査第四係所属の刑事だった雪平夏見は、豊洲警察病院占拠テロ事件(『アンフェア the movie』参照)を解決しましたが、真相は闇に葬られてしまいました。
その後、雪平は北海道の西紋別署刑事課へ配属が決まり、赴任します。
西紋別で独り暮らしを始めた雪平は、刑事課の課長・一条警部と肉体関係になりました。雪平の娘・美央はアメリカ・ロサンゼルスに渡っています。
…東京都内で、3件のネイルガン(釘打ち機械)連続殺人事件が発生しました。
3件目の遺体は、江東区豊洲の河川敷で発見されました。死体には369本もの夥しい数の釘が打ち込まれ、血抜き処理がなされています。
死因は、後頭蓋窩(後頭部)に打ち込まれた釘によるものでした。3件目のネイルガン殺人も、以前のものと同じ手口です。
1件めの被害者・新城という男の死体発見時に見つかった指紋は、新城の部下・田島のもので、警視庁では田島を重要参考人にしました。
ところがその田島が、2件目の事件の被害者となります。現場には武田という男の指紋が残されていました。
そして3件目の被害者は武田信彦です。現場には、フリージャーナリストをする雪平の元夫・佐藤和夫の指紋が残されていました。
警視庁の検視官・三上は「連続殺人に見せかけた予告殺人」と言いますが、捜査一課の課長・小久保警視正は佐藤和夫を重要参考人として手配します。
雪平は三上に電話して、被害者・武田がかつて北海道中央銀行に勤務していたことを知りました。
北海道までやってきた佐藤と、雪平は車中で会話します。実は雪平は、豊洲警察病院占拠テロ事件の時に斉木から手渡されたUSBの中身の解析を、佐藤に依頼していました。
まず雪平は佐藤に、狙われる理由に心当たりがあるか訊きます。佐藤はネイルガン殺人の犯人について、快楽殺人鬼だなどと、犯人の憎しみを煽るような記事を書いていました。それが理由なのではないかと述べます。
警視庁の秘密が隠されたUSBについては、プロテクトキーロックがかかっていて解除ができなかったと言いました。つまり「ある特定のパソコンに挿した時のみ、解除されて出てくる」USBです。
佐藤は雪平に「ほとぼりが冷めるまで姿をくらます」と言いました。どこか海外に逃げるそうです。
雪平の胸のクロス(十字架)ペンダントを見て、新たな恋人ができたと勘付いた佐藤は「今度こそ幸せになれよ」と告げて去りました。雪平は「真犯人、必ず捕まえるから」と言います。
車を降りて別れて帰宅した雪平は、一条から着信があったことに気づきました。一条に電話しますが、留守電になっていました。
翌朝、雪平の家を一条らが訪問します。佐藤が殺され、凶器から雪平の指紋が発見されたのです。しかし今回は血抜き処理がなされていませんでした。

【承】- アンフェア(the answer)のあらすじ2

事件当夜にアリバイがない雪平は、殺人容疑で逮捕されます。しかし犯人ではないので、雪平は黙秘します。
この事件は当然、警視庁にも伝わりました。東京地検の検事(特捜部)・村上克明が面会に来ます。
ちょうど佐藤と雪平は、北海道で警察の裏金について調査しているところでした。それを逆手に取って殺されたのではないかと、村上は指摘します。
村上は警察内部に漂う腐敗を摘発しようとしていました。一緒に組んで捜査しないかと村上に誘われた雪平は、村上の筋書き通りに動きます。
雪平が村上に銃を突きつけて人質に取り、西紋別警察署から逃亡しました。他の車のタイヤを撃ってパンクさせ、逃亡時にパトカーを1台炎上させる念の入りようです。
佐藤の死体遺棄現場に行った雪平は、死体と同じポーズで寝そべりました。その後、別の逃走車両に乗り換えて、村上と雪平は東京へ移動します。
東京の遺体遺棄現場でもポーズを取ってきらきら星を歌った雪平は、自分たちを追う男を見つけました。
東京で、雪平は村上の持つビルの1つに匿われます。村上は金持ちの息子でした(注:本人言。補足として「村上の父は、元検事総長である」ことも付け加えておく)。
北海道から移動した一条は、村上を見張ります。
雪平は、与えられたビルの一室でシャワーを浴びている際にブレーカーを落とされ、襲われました。必死で抵抗している時に村上が駆け付け、村上はナイフで腕を刺されますが、幸い軽傷で済みます。
男は逃げ、村上を尾行していた一条もビルにやってきました。一条に「足手まとい」と言われた村上は、資料を渡して立ち去ります。
雪平は犯人と格闘した際に、引っかいて爪に入った犯人の皮膚を取っておきました。
雪平は逃亡中の身ながら、所轄に飛ばされている山路と、鑑識課の三上、一条の4人で焼肉屋に行きます。山路と三上は、雪平が東京の警察内部で信用できる人物でした。
トイレに立った三上に、雪平は襲った相手の皮膚を渡し、DNA鑑定を頼みます。そしてこのことは、一条にも山路にも秘密にしておいてくれとも言いました。
一条は雪平に、刑事を辞めて2人でどこかへ行こうと告げます。
その一条に電話がありました。ネイルガン事件が起きて駆り出された一条は、車に雪平を残し、ビデオカメラの録画機能で雪平にも現場を見せます。
現場は、木に雪平のコートとクロスペンダントがかけられていました。見せしめか、雪平をおびき寄せる罠だと思われます。
車中の雪平に電話があります。電話の相手は「プレゼント、気に入ってくれた? ペンダントは返すよ」と告げて切りました。
三上の鑑定結果で、結城という男が浮上します。結城は未成年の時代に、過失致死罪で補導されていました。

【転】- アンフェア(the answer)のあらすじ3

豊洲警察病院占拠テロ事件の際に、警察上層部にとって大事な裏金のありかなどが入ったUSBの所在が、不明になっていると三上から聞かされた雪平は、知らない振りを装います。
そのUSBに関係する者が今回殺されていて、犯人は警察上層部に雇われた男なのではないかと三上は言いました。
結城の家に潜入した雪平は、部屋を物色します。そこは古くて広い一軒家の屋敷で、蝶のコレクションが大量に飾られた部屋や、大きな台所がありました。
さらに奥へ進んだ雪平は、ウォークインクローゼットの内部に、犯行時の写真がびっしりと貼られているのを見つけます。但し、そこには元夫・佐藤和夫の写真コレクションがありませんでした。
雪平が車中から消えたので一条が村上に電話をし、さらに村上の車を覗きこんだ小久保が、泳がせつつも盗聴器を仕掛けます。
結城が帰宅しました。雪平はソファの下に隠れますが、見つかって後頭部を殴られ、気絶します。拷問されかかった雪平は、ある交渉を結城と行ないました…。
…村上が傷だらけの雪平を発見します。それが盗聴器を通じて警視庁にも伝わります。
雪平は「USBを渡せばもう付きまとわないと約束したから、持って行かないと」と言い、「潮見の廃工場」と言った後で村上を殴りました(注:この時一度、雪平は盗聴器の電源を切って持ち歩く)。
潮見の廃工場に踏み込んだ警察は、手錠で拘束された村上を発見します。
その頃雪平は約束通り結城と会い、USBを渡した後に首にネイルガンを撃ちこまれました(注:この時再び雪平は盗聴器の電源を入れる)。
一条が物陰から現れて、「返せ」と結城に詰め寄ります。一条の声を聞いて、結城は「いつも電話で殺人の指示を与えてくれる、ご主人様だ」と言いました。
結城は一条にUSBを渡す条件として「誰が佐藤を殺した」と聞きます。一条は「俺だ。お前が来る前に海外に逃亡しそうになったから殺した」と言いました。一条に雪平が銃を当てます。
雪平と結城の交渉内容は「佐藤を殺した真犯人を教える」というものでした。
最初3件の殺害は、一条が指示を与えて実行犯は結城です。佐藤は結城が殺す前に何者かに殺され、「作品を汚された」と感じた快楽殺人鬼の結城は、佐藤を殺した犯人が雪平だと思い込み、復讐しようと考えていました。
「私ならきちんとコピーする。血抜きだってする」という雪平の言葉に心を動かされた結城は、誰が殺したか知るために芝居を打ったのです。
パトカーの近づく音に、雪平は交渉通りに結城を逃がしました。盗聴器によって一条の自白が取れたので、一条は逮捕されます。
盗聴器をまんまと利用される形となった小久保は、苦々しげに「いつからが芝居だ」と雪平に聞きました。雪平は「盗聴器を見つけた時から」と答えます。

【結】- アンフェア(the answer)のあらすじ4

しかし、一条に渡した筈のUSBは、忽然と消えていました…。
…後日、一条が拘置所で自殺した記事が小さく載ります。
屋上で山路は雪平に「あの男(一条)のことを愛していたのか」と問いました。雪平は「そうね」と答えます。「つくづく因果な女だな」と言いながらも、山路は雪平に同情を寄せました。
USBがパソコンに差し込まれたアラーム音が、雪平のスマホから鳴ります。
実は亡くなる前に接触した際、元夫・佐藤から雪平はある知恵を授けられていました。佐藤はロックを解除できなかった代わりに、USBに別の仕掛けを施したのです。
1つめはUSBがパソコンに差し込まれてデータが出てきた際に、自動で転送する仕組み…転送先のノートパソコンを、佐藤は雪平に渡します。
2つめはロックが解除された時に、USBの近くで携帯着信があると、USBが自動で爆発する仕組みです。
それを伝えた後、佐藤は「これぞと思う人物が見つかったら、渡せ」と雪平に告げました…。
…USBのデータの発信源は「東京高等検察庁」を示していました。雪平が正義漢だと思っていた村上も噛んでいたのです。また結城は捕まって殺され、数日中に身元不明の遺体として発見される予定でした。
雪平は村上に電話をかけ、USBを爆発させました。オリジナルのデータは消失し、村上は口惜しがります。
さらに…自殺されたとされる一条も生きており、雪平のしわざに思わずにやっとしました。三上もメンバーに入っていました(注:但し三上はUSBの仕掛けも看破した上で、黙っていたように思われる)。
北海道にある雪平の自宅のノートパソコンには、データがすべて届きます。村上への電話を切った雪平は、改めて元夫・佐藤に感謝するのでした。
〝世の中にはフェアなことなんてひとつもない。
目には目を。復讐には復讐を。…アンフェアには、アンフェアを…〟
(エンド前)本編で描かれなかった裏事情をつぶさに解説。
・雪平に贈った一条からのプレゼント。クロスペンダントには追跡装置が仕込まれていた。これにより、一条は雪平の居場所を常に追跡できていた。
・雪平の指紋は、一条との情事の際に飲んだウイスキーのグラスから採取。
・クロスペンダントにより佐藤と会っていたことを知った一条は、雪平と別れた後の佐藤を拉致し、拷問する。
・雪平の指紋を指先に装着した手袋で、ネイルガンを握って指紋をつける。
・村上と雪平の脱走劇を、結城は北海道で見ていた。それから後ずっと結城は尾行していた。
・佐藤の遺体現場から雪平はUSBを回収する(USBは事前に船の下に雪平が隠していた?)。
・一条が逮捕される直前、一瞬だけ村上が一条に触れる。その際にUSBは一条から村上の手に託される。

みんなの感想

ライターの感想

今作品はけっこうグロテスク。
ネイルガン連続殺人事件…というだけあって、死体にびっしり釘が打たれてて、痛そう。
あれは作り物…と判っていても、それでもやっぱり痛々しい感じだった。
殺人犯の結城を演じる大森南朋も、いい味を出してた。もったいないな。
今作品だけでなく、シリーズで組めそうなのに…と思うが、アンフェアの肝となる部分とは異なるので、身元不明の遺体として揚がっても仕方ないか。
そういえば、いろんな謎がまだ明らかになってないんだよね。
前作品のラストで斉木を撃ったのは誰かは、もう全く触れられなかった。
遺体発見現場にUSBがあるのも意味不明だし。これについては各所で指摘されてるようで。
山路が言ってますが、雪平はほんとにつくづく、因果な女だ…なんか可哀想なんだよね。
前の夫は殺されちゃうし、愛した男・一条は悪い側の人間だったし。

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