「アンフェア(the end)完結」のネタバレあらすじ結末

アンフェア the endの紹介:2015年9月5日公開の日本映画。2006年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『アンフェア』の劇場版第3弾で、完結編。篠原涼子演じる敏腕女刑事・雪平夏見の活躍を描く、最終作品。

予告動画

アンフェア(the end)完結の主な出演者

雪平夏見(篠原涼子)、津島直紀(永山絢斗)、小久保祐二(阿部サダヲ)、三上薫(加藤雅也)、雪平美央(向井地美音)、特捜部長(吉田鋼太郎)、武部将臣(AKIRA)、山路哲夫(寺島進)、一条道孝(佐藤浩市)

アンフェア(the end)完結のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①とうとう組織の裏データを入手したものの、雪平は使い道に悩んでいた。その折、村上検察官親子が殺害される事件が発生し、昔の事件をなぞった証拠が発見される。 ②検察庁の武部が雪平に接近し、組織を暴く協力を依頼する。さらに組織のデータを入手したシステムエンジニア・津島も現れ、雪平は津島を守って逃亡する。 ③組織の現在の黒幕は武部。津島は武部の手先で、雪平のデータが目的だった。一条が武部や津島を殺し、自らも命を落とす。雪平は国際的なスキャンダルにして、国外へ逃亡した。

【起】- アンフェア(the end)完結のあらすじ1

〝世の中にはフェアなことなんてひとつもない。
目には目を。復讐には復讐を。…アンフェアには、アンフェアを…〟
…24年前に殺された刑事・雪平宗一郎を父に持つ女性・雪平夏見は、父を殺した犯人を見つけるために、警視庁捜査一課の刑事となりました。そこで雪平は、父が画策した警察内のクーデター計画を知ります。
それは長い年月を経て、警察病院占拠事件、ネイルガン(自動くぎ打ち機)連続殺人事件へと繋がりました。
同僚たちの手痛い裏切りに遭いながらも、雪平は元夫・佐藤和夫の命と引き換えに、国家の中枢で権力を乱用する組織から、ある機密のデータを手に入れました。
そこには、決して開けてはいけないパンドラの箱のような、真っ黒な深い闇が詰まっていました(『アンフェア』シリーズ参照)…。
データを入手した雪平は、それをコピーしたマイクロSDメモリーカードをペンダントトップに入れ、ネックレスにして首にかけて持ち歩きます。
これをただ公開しても一時的に世間を騒がせる程度で、根本的な解決にならないと考えた雪平は、最も効果的な反撃方法を模索していました。
機密データとは、「警察」「検察」「裁判所」の3つの組織が手を組んで、組織に都合の悪い人物を排斥して、その事実を隠蔽するという内容でした。
…超高層ビルから、村上克明検察官(『アンフェア the answer』で出演した検事)が首を絞められて転落死し、さらに自宅に村上の父であり元検事総長の村上成明の死体も見つかりました。
両方の現場には、2006年に起きた推理小説事件で犯人が遺体と共に残した手がかりである、『アンフェアなのは誰か』という文字が打ち抜かれている金属製の栞が残されています。
当時の犯人は恨みのある人物を殺していました。つまり犯人は、村上家に恨みのある人物だろうと目されます。
さらに「×(バツ)サイト」がインターネット上に復活しており、そこには黒い背景に赤いバツ印とともに「アンフェアなのは誰か 雪平夏見」と書かれていました。過去の一連の事件を知る雪平の同僚たちは、狙われるのは雪平だと思います。
最高検察庁の監察指導部所属の武部将臣が、雪平に接触します。武部は村上克明検事に最近会ったかと聞き、村上親子が「ある組織」に所属していたという情報を洩らしました。
村上親子は口封じのために組織に殺されたのではないかと言った武部は、組織を摘発したいので協力してほしいと雪平に言います。
雪平は断った後、「もし協力できることがあればお知らせする」と交わしました。
帰り道、立体駐車場で雪平は死んだとされた元恋人であり、北海道警の刑事課長だった一条道孝と会います。一条は表向きは留置所内で首を吊って自殺したと報道されましたが、雪平は生存を信じていました。

【承】- アンフェア(the end)完結のあらすじ2

一条は雪平に「村上を殺したのか」と聞き、雪平は「まさか」と答えます。雪平の身を守る用心棒になる条件と引き換えに、犯人の目星がついたら教えてくれと一条は取引を持ちかけますが、雪平は断りました。「気をつけろ」と言って一条は去ります。
警視庁は、村上親子を殺害した容疑で、津島直紀という25歳のシステムエンジニアを逮捕しました。村上克明の住むマンションのエレベーターの監視カメラに、乗り込む津島の映像が残されていたのです。
逮捕された津島は黙秘を続け、「雪平を呼べ、雪平になら話す」と訴えました。雪平は津島と会います。
津島と面識のない雪平は、なぜ自分を指名したのか聞きました。「組織の中で唯一信用できる人間だから」と言った津島は、雪平が組織からずっと監視されていることを告げます。
津島は出向した三沢基地で、雪平を監視する国家上層部の秘密のデータを多数持ち出したことを告げ、「明日会う人物に渡すつもりだった。その矢先に逮捕された」と言いました。そして事件とは無関係で冤罪だと主張します。
雪平は津島の発言の裏を取るべく、エレベーターの監視カメラ映像に何らかの加工がなされていないか調べてくれと、三上に依頼しました。
殺された村上のマンションから津島の指紋が発見され、さらに津島には大谷木(おおやぎ)総合病院の精神科の受診歴があります。妄想性障害だと診断されていました。
雪平は武部に電話し、津島のことを相談します。もし津島の言うことが本当ならば、武部の役に立つと言い添えました。
エレベーターの監視カメラには特に加工は見つかりませんでしたが、よく調べると身長差があり、実際の津島の身長よりも高い人物がカメラで確認されます。カメラは捏造された映像である確率が高まりました。
翌朝、津島が体調を崩して救急搬送されます。その病院先で津島は逃げました。雪平が逃亡を幇助したのです。
雪平が手伝ったことはすぐに山路に知れ、山路は雪平が単独で事件を追うことにしたのだと思います。
逃げた津島は、潜伏先で三沢基地から盗み出した機密データを雪平に見せました。本物のようです。
なぜ組織を告発するのか質問した雪平に、津島は自分の過去を話しました。津島の父は配送ドライバーでしたが、白バイと接触事故を起こし白バイ警官を殺してしまいます。
事件当時、白バイは赤色灯も点けず時速100km以上のスピードで交差点に突っ込み、津島の父に過失はありませんでしたが、警察は父側に過失があると内容を改竄し、多数いた目撃者の証言も握りつぶして父を有罪にしました。津島の父は自殺します。
父を有罪にした国家上層部の組織を壊滅させ、父を殺した復讐を晴らしたい、父の無罪を晴らしたい…それが津島の願いでした。雪平は自分の父を思い出します。

【転】- アンフェア(the end)完結のあらすじ3

津島はデータを、海外のジャーナリストに渡すつもりでした。国内だと一時的にしか話題にならないと考えた津島は、全世界的なニュースに乗せれば、上層部の手に余る事態に陥る、そう見込んだのです。
雪平と津島はそのジャーナリスト・スティーブ田中が宿泊するホテルに行きましたが、部屋には首を切られた死体がありました。
津島が会う予定だったもう1人のジャーナリストのウォルター・エヴァンスのホテルに行くと、何者かに襲われている最中で、雪平は踏み込んだものの銃を奪われて、その銃でウォルターは殺されます。雪平は通報しました。
警察と武部が来ました。雪平は津島を別の場所に隠しており、言いません。
三上が雪平を逮捕して連行しますが、手錠の鍵を渡して「黒い車の助手席に乗れ」と言いました。三上は雪平を逃がそうとしますが、事故に遭って2人とも気絶しました。
目を覚ますと、雪平は足枷をされて横たわっていました。武部、一条、はりつけにされた三上がいます。
武部は組織の現在のボスでした。ちなみに前のボスは村上の父・村上成明です。
三上も組織側の人間でしたが、実は三上は「雪平を守るために」組織に入ったのでした。
武部は「津島はどこだ」と聞き、雪平が答えないと一条に命じて三上の足を撃たせます。雪平自身を拷問しても効果がないと知る武部は、雪平の周囲にいる人物…小久保や山路…をモニターに映し、山路を狙撃させました。
一条に三上の眉間を撃って殺させると、武部は雪平の娘・美央をモニターに映し、雪平を脅します。銃を渡された雪平は「津島を殺せ」と命令を受けて解放されました。
津島をかくまった廃工場に戻った雪平は、カメラで監視されています。銃を向ける雪平に、娘を人質に取られたことを察した津島が「この国を変えたいのではないのか」と訴えます。
「自分が死んだ後は、データは雪平が引き継いでくれ」と頼む津島を信じた雪平は津島を連れて逃亡し、一条も駆け付けて雪平の味方になりました。美央は一条が先に手を回し、無事です。
次なる手として、津島はエルドニア共和国に亡命するつもりでした。津島は雪平の父の殺しを指示する当時の音声ファイルを渡し、雪平は父の殺害犯が一条だと知ります(指示した主は村上の父)。一条は雪平の監視も命令されていました。
父を殺したことを知ったことを告げた雪平は、一条に「父の殺害犯に復讐しようと思っていた。しかし復讐に復讐を重ねても、復讐の連鎖は終わらない。でもあなたを殺せないのは、そんなことじゃない(好きだから殺せない)」と告げます。一条は雪平にキスをして立ち去りました。
翌朝、警察が潜伏先を突き止めてやって来ますが、雪平はそれを見越して隣のガレージハウスに隠れており、逃亡します。検問はバスに乗ってやり過ごしました。

【結】- アンフェア(the end)完結のあらすじ4

警戒態勢が厳しいので国外への逃亡は難しいと考えた雪平は、東京国際ビルの中のエルドニア大使館に駆け込もうと考えます。至る所にいる警察官に怯えた津島は、携帯を落としましたが拾うことなく立ち去りました。
撃たれた山路ですが、奇跡的にライターが弾を受けて肋骨にダメージを負う程度で済んでいました。自分を撃った人物が警備一課の山本だと小久保に告げ、組織側の人間である特捜部長の反対を押し切って、山路と小久保は山本が向かった東京国際ビルへ行きます。
東京国際ビルにはすでに特捜隊や武部も駆け付けており、津島が脇腹を撃たれました。雪平は津島をエレベーターに乗せます。エルドニア大使館があるのは38階でした。
管理室の監視カメラは武部の部下にチェックされています。武部らは35階で停止ボタンを押して待ち受けますが、エレベーターの中は無人です。一条の指示があり、34階で津島と雪平が降りていました。
階段で38階を目指す雪平と津島を、警備一課の山本が狙いますが、山路と小久保が駆け付けて助けます。一条はエレベーターの中で武部と部下を殺しました。
雪平と津島はエルドニア大使館に駆け込みます。雪平は隠し持っていたペンダントを渡して「これもあわせて使って」と言いました。津島が銃を向けます。
実は津島も武部の手先でした。津島は「再審して父を無罪にしてやる」と言われて、武部に協力していたのです。
泣きながら津島が雪平を撃ち(心情的には津島は完璧な裏切り者ではなく、多分に雪平に同調していた)、駆け付けた一条が津島を撃ち、津島も一条を撃ちました。3人とも倒れます。
雪平は一条に向かって手を伸ばしますが、一条はすでに事切れていました。
…小久保と山路が駆け付けた時には雪平の姿はなく、津島と一条の死体と、雪平の血だまりだけです。津島のリュックとペンダントの中身も消えていました。
…後日、CDNワールドニュースが「日本の犯罪スキャンダルを『ポスト誌』に持ち込んだ」という報道がなされます。スキャンダルは波紋を呼び、警察と検察と裁判所の上層部が続々と逮捕、処分を受けているとキャスターは語りました。
エルドニア共和国の場末のホテルでシャワーを浴びながら、雪平は微かに笑います…。
(エンディング)本編で描かれなかった裏事情をつぶさに解説。
・武部が津島に雪平の資料と拳銃を渡す
・津島が×サイトを立ち上げた張本人
・金属の栞を発見する雪平を見ていたのは津島
・三上が武部に電話をかけ、エレベーターの監視カメラを調べろと雪平に指示されたことを密告
・津島は歩きながら「トーキョーコクサイビル」と武部へ送信(武部や特捜部がすぐにビルへ到達していた背景)
・管理室の武部の部下は、一条に脅されて34階ボタンを押していた
・さらに管理室、武部の部下は一条に殺される。一条は37階でエレベーターの照明が消えるよう設定
・エレベーターに乗り込んだ後、一条は武部から津島も一味と知らされる。エレベーターの照明が消えた瞬間、一条は武部と部下を殺す

みんなの感想

ライターの感想

待望のアンフェア完結。今までのアンフェアの映画シリーズの中では、比較的シンプルな内容となっておりシナリオがスムーズに理解できます。アクションの素晴らしさとハラハラドキドキのやりとり、緊張感があり時間がアッとゆう間でした。警察VS雪平、最後の結末は見ているこちらもすっきり。結末も見ごたえありますが、この映画はどんな状況でも他人を信じる雪平の人間性や強さがとてもかっこいいです。
雪平の周りにいる人間もそんな雪平に惹かれ憧れつつも状況ゆえに裏切らなくてはならない場面も多々あり、雪平をめぐる人間模様がとても印象に残る映画です。

ライターの感想

10年越しの『アンフェア』シリーズ、堂々の完結。しかし、もやもやする。
雪平を追う組織…こんだけ「なんでもあり」なんだったら、雪平が入手したデータを「すべて偽の情報です」と開き直ることもできるのではないか?
んな、執拗に追わなくても…と思わないでもない。
「裏組織があって、不都合な事実を隠匿してる」なんていう設定は使い古されたものだし、いまさらそれを告げられても…。
もやもやの正体はそのことではない。
アンフェアシリーズをずっと追ってきたファンは、程度の差こそあれ、雪平を応援しているはず。
なのに「雪平は何も救われていない」のだ。これがもやもやの正体。
最後になんらかの幸せが欲しかった。
念願かなって上層部のスキャンダルを暴くことはできたが、この10年で雪平が失った代償があまりに大きすぎて、終わってもすっきりしない。
できるならば一条と幸せになってほしかったんだが、しかしその一条は雪平の父を殺した相手であって…そうなると、ハッピーエンドはないのか。
三上だ、三上を生かしておいてもらいたかった!
山路は裏切ることはないだろうと思っていた。小久保が今回、終盤で味方についてくれたのは、ちょっと嬉しかった。

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