「インビテーション(2015年)不吉な招待状」のネタバレあらすじ結末

インビテーション(2015年)の紹介:2015年製作のアメリカ映画。シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2015で最優秀長編映画賞に輝いたスリラー。音信不通だった元妻からパーティーに招かれた男が、思わぬ事態に直面する。

予告動画

インビテーション(2015年)不吉な招待状の主な出演者

ウィル(ローガン・マーシャル=グリーン)、イーデン(タミー・ブランチャード)、デヴィッド(ミヒル・ホイスマン)、キーラ(エマヤツィ・コーリナルディ)、ジーナ(ミシェル・クルジーク)、チョイ(カール・ユネ)、トミー(マイク・ドイル)、ミゲル(ジョーディ・ビラスーソ)、ベン(ジェイ・ラーソン)、クレア(マリー・デルフィノ)、セイディ(リンゼイ・バージ)、プルイット(ジョン・キャロル・リンチ)、タイ(イーデン・ラブカンプ)、ジョセフ博士(トビー・フス)、アニー(ダニエル・カマストラ)

インビテーション(2015年)不吉な招待状のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①息子の死で別れたウィルのところへ元妻・イーデンからディナー・パーティーの招待状が届く。主催者のイーデンとデヴィッドが呼んだのは10人の客だが、うち2人は初対面の男女。デヴィッドとイーデンは2年間メキシコである団体に所属して、集団生活を行なっていた。 ②デヴィッドとイーデンの目的は全員で集団自殺すること。カルト教団の教祖の指示。ほかにも集団自殺をしている模様で、合図の赤いランタンが住宅街にちらほらともっていた。

【起】- インビテーション(2015年)不吉な招待状のあらすじ1

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス。
ウィルは離婚してから連絡を取っていなかった元妻・イーデンから、2年ぶりの知らせを受けました。それはディナー・パーティーの招待状(インビテーション)で、ただの自宅でのディナー・パーティーにしては、カードが本格的な作りでした。
イーデンは遺族の会でデヴィッドという男性と知り合い、一緒に暮らしていました。ウィルは現在、黒人女性のキーラと交際しています。
助手席にキーラを乗せて車でイーデン宅へ向かっていたウィルは、途中でコヨーテを轢いてしまいました。車を降りてコヨーテを車道の脇に移動させたウィルは、まだ息があって苦しんでいるコヨーテを、タイヤレバーで殴って安楽死させます。
イーデンが住む家は、離婚するまではウィルも住んでいたところで、だからいろいろな思い出が頭を去来します。
気心の知れた仲間たちも誘われており、すでに来ていました。

・ウィル…中年の金髪長めの髪の男性。元妻・イーデンと別れて現在はキーラと付き合っている。
・キーラ…若い黒人女性。ウィルと同行してパーティーに出席。
・デヴィッド…顔立ちの濃い少し長めの黒髪の男性。現在のイーデンの夫。
・イーデン…黒髪ロングの女性。パーティーの主賓、白いロングドレス着用。ウィルの元妻で現在はデヴィッドの妻。
・トミー…黒髪の若い男性。緑のシャツを着用。ウィルとイーデンと旧知の仲間。ミゲルと同性愛の仲。
・ミゲル…黒髪の若い男性。ウィルとイーデンと旧知の仲間。トミーといい仲。
・クレア…長い金髪を結んでいる女性。ウィルやイーデンとは旧知の仲間。
・ベン…茶色の髪の太っちょ男性。赤いシャツ着用。ウィルとは昔一緒に仕事をしたことがある。
・ジーナ…黒髪の若いアジア系女性。ウィルとイーデンとは旧知の間柄。チョイが彼氏。
・チョイ…黒髪の若いアジア系男性。ウィルトイーデンと親しい。ジーナと恋人同士。
・セイディ…金髪の長い髪の若い女性。やせぎす。皆とは初対面。
・プルイット…黒髪の頭頂部に髪がない中年男性。皆とは初対面。

パーティーの主催者はデヴィッドとイーデン夫妻で、ウィルたち10人が招待されたディナーでした。イーデンの家はイーデンの実家の金で購入したもので、ハリウッドの高級住宅街の一角にある豪華な屋敷です。

ウィルとイーデンはかつて仲睦まじい夫婦でした。2人の間には愛らしい息子・タイがいて、ウィルとイーデンは溺愛していました。
ところがある日タイは不慮の事故で他界します。残された夫婦は嘆き、息子の死を乗り越えられずに離婚したのです。
旧知の知人はみなそのことを知っているので、あえて触れません。

ウィルとキーラが到着すると、先に5人が集まっていました。トミー、ミゲル、ジーナ、クレア、ベンの5人です。
互いに自己紹介していると、ウィルは台所の奥にやせぎすの女性がいると気付きました。
その女性はセイディと名乗り、パーティーに参加させてくれと言います。
聞くと、セイディは友人の紹介でメキシコで出会い、今はデヴィッドとイーデンと共に3人でこの家に暮らしているとのことでした。
食事の前に、まずはソファの間でみんなはワインを楽しみます。デヴィッドはビンテージワインを惜しみなく開け、上機嫌で呑んでいますが、ウィルだけは過去のことを思い出してしまうので、つい塞ぎがちになりました。
台所でウィルとイーデンが久しぶりに話をしていると、ベンがやってきます。
イーデンはデヴィッドと共に、2年間メキシコに行っていたそうです。そこで、無用な苦痛から解放されたとイーデンは話しました。

【承】- インビテーション(2015年)不吉な招待状のあらすじ2

「悲しみ、怒り、憂鬱、そういったマイナスの感情は全部化学反応に過ぎない。物理的なことだから変えられる」
そう言ったイーデンを茶化したベンは、イーデンに平手打ちされました。イーデンは「そうやって信じずにすぐバカにする」とベンに言い、立ち去ります。
ベンとウィルも会うのは久しぶりで、ウィルは近況を聞きました。ベンの妻・アマンダは子どもと留守番しているそうです。

外で車のライトが光りました。まだ到着していないチョイかもしれないと、チョイの恋人・ジーナが言いますが、やってきたのは知らない中年男性でした。
その男性はプルイットと名乗ります。セイディとは知り合いのようでした。
客が来るたびに内側からの差し込むタイプの鍵を開け閉めするデヴィッドを見て、ウィルは注意します。デヴィッドは防犯対策と言いました。それでもウィルが露骨に嫌な顔をするので、鍵を差し込みます。
1か月前にこの界隈に強盗が入り、夫婦が殺された事件があったので、防犯のためにしていることだとデヴィッドは言いました。
しかしウィルは館に違和感を覚えます。すべての窓に柵がつけられており、とても1か月かそこらで作られた防犯設備とは思えませんでした。要塞に近い感じです。
いっぽうで、本来先に思いつくべき「セキュリティ会社に登録する」ということは、どうやら行なっていないようなのです。
部屋を見て回ったウィルは、イーデンが大量の鎮静剤フェノビタールを持っていることにも気づきました。このパーティーは何かおかしいと思いつつ、言い出せずにいます。

パーティーは主にデヴィッドが仕切っていました。
メキシコで2年間何をしていたのかとみなに聞かれたデヴィッドは、「科学的なグループに所属していた」という話をします。
カルト教団だとみなが言い出し「どんな感じなのか」「カルトに勧誘する気か」と質問が相次ぎました。デヴィッドは、このハリウッドでも何千人も信者がいると言います。
どう説明したらよいのか困った振りを装いながら、デヴィッドはみなにそのグループの映像を見せます。
そこはメキシコのソノラという土地で、ジョセフ博士という人が教団を率いていました。
「脳には治癒能力がある。トラウマとはだれもが持つものであり、それを解放することが大事だ」
そう言ったジョセフ博士は、横たわったアニーと会話をします。信者もアニーのベッドを取り囲んでいます。
やがてアニーは亡くなりました。その最期を看取った他の信者たちは、「彼女の魂を吸い込んだ」と言い、ジョセフ博士は「トラウマを解放した」と言います。
そこで映像は終わりました。
アニーという女性の死を映像で見せられた一同は、しんとします。
デヴィッドは、アニーは末期がんに侵されていたと告げ、デヴィッド自身も元はコカイン漬けの音楽プロデューサーだったのだが、博士に解放してもらったと言いました。
それでもメンバーはみな、奇妙な雰囲気に包まれます。うさんくささを感じたのです。
かといって主賓のデヴィッドをむげにするわけにいかず、パーティーは表向き、穏やかに進みました。

デヴィッドがメキシコのゲームをしようと言い出しました。
「互いの願望を言う。正直に自分の願望を認めれば、なんでも叶う。正直になるというゲームだ」
まずセイディが名乗りを上げ「ここにいるみなに愛していると言いたい。素直に言う勇気のない人が多いけれど私は言う」と告げて、ジーナにキスします。

【転】- インビテーション(2015年)不吉な招待状のあらすじ3

みなは、いきなりセイディが同性のジーナにキスしたことに驚きつつも、笑いました。つかの間、和やかなムードになります。
つづいてジーナが「またコカインを吸いたい」と言いました。デヴィッドが「すぐ用意する」と答えます。つい先ほどコカイン漬けから解放されたと発言したじゃないかとみなが突っ込み、また笑いが起きます。
次はプルイットです。プルイットは8年間連れ添った妻と7年前に口論になり、突き飛ばした時に妻を死なせてしまったことを告白しました。
刑務所で罪をつぐなったプルイットは、「今は罪の意識も嘆きもない。いつかあの世で、彼女とまた再会できると確信しているから、さびしくも思わない」と言います。
プルイットのディープな発言に、また一同のムードが沈みます。
イーデンが「一度ベンにキスしたかった」と言って、本格的なキスをします。みなは囃し立てました。
そらぞらしい、作った感じのムードに耐えかねて、クレアが帰ると言い出します。デヴィッドは止めますが、クレアの気持ちが変えられないと知ると、見送ります。
プルイットがクレアの日本車の後ろに停めたと言って、自分の車を出しに行きました。それを、ウィルは窓から見守ります。
プルイットが自分の車をバックして出し、クレアの車も出ていきました。出て行ったところでプルイットがクレアに何かを話しかけている時に、背後からデヴィッドがウィルに声をかけました。そのため、クレアがどうなったかウィルは知りません。
(劇中でも触れられないが、たぶんこの時、クレアはプルイットに殺された)
「鍵をかけるだけで注意するし、いまだってクレアに僕の友人が声をかけただけで見張っているなんて、まるで僕らのもてなしを疑っているようだ」とデヴィッドに文句を言われたウィルは、申し訳ないと謝りました。プルイットもすぐ戻ってきます。

2階へ移動し、夕食が始まりました。
テーブルにはたくさんのろうそくをともし、豪華な料理が並びます。
それでもウィルはどうしても、この家で暮らしていた数々の思い出が脳裏をよぎるのを抑えられませんでした。息子・タイのことを思い出してしまうのです。
食後、ウィルはベランダでぼうっとしていました。ふと携帯をチェックしたウィルは、チョイから留守電が入っていることに気づきます。
チョイのメッセージは「午後7時、イーデンの屋敷の前に着いた。デザートを買うのを忘れた。買って来てくれないか」というものでした。
部屋では1週間先のミゲルの誕生パーティーを祝おうと、電気を消してイーデンがケーキを運んでいます。
留守電を聞いたウィルは、デヴィッドとイーデンに「チョイが最初に来ていたはずだ。チョイをどうした」と詰め寄りました。みなも驚きます。
このときとばかり、ウィルはみなの前で訴えます。息子・タイの死から目をそむけようとし、窓には柵をつけ、寝室には大量の鎮静剤を置いており、2年も音信不通だったのに突然派手なディナーに招待し、妙な雰囲気、いったいどんな魂胆があるのだとデヴィッドとイーデンに詰問しました。
その時ドアチャイムが鳴り、チョイがやってきます。
チョイは「時間通りに家の前まで来ていたのだけれども、職場から電話があって、引き返していた」と言い訳しました。
元気なチョイを見て、みなはウィルに冷たい視線を寄越します。ウィルがパーティーの雰囲気を壊した悪者となり、ウィルは謝罪しました。デヴィッドとイーデンは寛容に許します。

【結】- インビテーション(2015年)不吉な招待状のあらすじ4

ウィルはイーデンに子ども部屋を見たいと言い、ひとりで部屋に行きました。
部屋に行くと、可愛い息子・タイのことを思い出してしまい、ウィルは感傷にふけります。
ふと、窓の外を見ると、デヴィッドが庭にあるランタンに火をつけました。赤いランタンがともります。
ウィルは先ほどデヴィッドがみなに見せた、カルト教団のジョセフ博士の動画を見ました。やはり、うさんくささを感じます。

プルイットが乾杯すると、ウィルを呼びに来ました。
全員が揃ってワインで乾杯する瞬間、ある不吉な予感がしたウィルは、「飲むな!」と言ってみなのグラスを払って割ります。
「よくもぶち壊したわね!」とセイディが掴みかかってきて、ウィルがセイディを突き飛ばすと、セイディは転倒して頭を打ちました。みなはウィルを非難がましい目で見ます。
ところがそれは一瞬のことでした。
ワインを口にしてしまったジーナが泡を吹いて倒れているのを見たミゲルは、ジーナを仰向けにして蘇生しようと心臓マッサージを開始します。
そのミゲルをデヴィッドが射殺しました。セイディは頭から出血しつつも起き上がります。
プルイットはデヴィッドを説得して銃を受け取ると、トミーめがけて発砲しました(トミーはかすり傷程度)。瀕死のセイディがそれでもナイフを持ち、襲ってきます。
逃げようとしましたが、屋敷はすべて施錠されており、出られません。鍵を内側から差し込むタイプにしていたのは、みなを閉じ込めるためでした。
ウィルとキーラは洗面所に隠れます。
カルト教団・ジョセフ博士の教えは「苦しみを終わらせる唯一の方法は、死である」でした。
デヴィッドだけではなく、イーデン、セイディ、プルイットも信者で、他の友人らを招いて集団自殺するつもりでした。
ウィルはガレージに続くドアから逃げようとしましたが、そこにあったドアはなくなっています。
横を見ると、庭に出た男(ベン、ミゲル、チョイのいずれか)が、刺されて射殺されていました。
プルイットが見回りに来て、ウィルと揉み合いになりました。キーラが殴って倒します。
部屋に戻ると、イーデンがウィルの右肩を撃ちました。その後、イーデンは自分の腹を撃ちます。
キーラがイーデンの銃を奪いました。銃声を聞きつけてやってきたデヴィッドは、無事だったトミーがナイフで襲って倒します。
瀕死のイーデンはウィルに「あの子がいなくてさびしかったの。だから信じたかった」と言いました。
本人の望みどおりにイーデンを外へ連れ出したウィルとキーラは、イーデンを看取ります。
トミーは恋人のミゲルのところへ見に行きました。
イーデンを看取って庭から外を見たウィルは、先ほどデヴィッドが庭にともした赤いランタンが気になり、近寄ります。
この赤いランタンの意味は…と考えながらハリウッドの住宅街を見ると、あちこちにランタンが飾られていました。パトカーが出動している音が、遠くで聞こえます。
どうやらそれはカルト教団の集団自殺の合図で、今まさしくあちこちで集団自殺が行なわれていることを意味しました。
(デヴィッドとイーデンのパーティーの目的は、カルト教団の信者の集団自殺につきあわせるため。「死がすべての苦しみを終わらせる唯一の方法」と信じ込んでいるため、それが悪いことなどと全く思っていない。
映画冒頭で、ウィルがコヨーテを安楽死させるシーンもこれと重なる。つらく長引かせる苦痛から解放するために、ウィルはコヨーテを殺した。デヴィッドとイーデンも要は同じ論理で、他の者にとってはよかれと思ってしていることで、そこに罪の意識はみじんもない)

みんなの感想

ライターの感想

不気味、不気味。ただ「意外な結末」という感じではない。
パーティーは確かに終始、なんか気持ち悪い感じ。
問題のカルト教団については、序盤でデヴィッドが明らかにするし、ビデオも見せるし。
イーデンもそれらしきこと言うし、セイディとプルイットは見た目からしてあやしいし。
なので「あらー、なんかカルト教団、あやしいね。あやしいと思ったら、やっぱりそうだったね」という印象。
ただ、劇中でちらっと触れられもするが「勧誘するのが目的か」というミスリードさせるのが狙いでもある。
緊迫感はある。なので見て損はなし。

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