「インフェルノ」のネタバレあらすじ結末

インフェルノの紹介:2016年公開のアメリカ映画。ダ・ヴィンチ・コードシリーズ第3弾。トム・ハンクス演じるラングドン教授が、増え続ける人口増加への過激な対抗策として作られたウィルスを探し、散布を防ごうと立ち向かう姿を描く。

予告動画

インフェルノの主な出演者

ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)、シエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)、クリストフ・ブシャール(オマール・シー)、バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)、ハリー・シムズ(イルファーン・カーン)、エリザベス・シンスキー(シセ・バベット・クヌッセン)、ヴァエンサ(アナ・ウラル)、マルタ・アルヴァレス(アイダ・ダーヴィッシュ)、リチャード(ジョン・ドナヒュー)、アルボガスト(ポール・リッター)、教授(フィリップ・アルディッティ)、ミルサット(メフメット・エルゲン)、セキュリティー・ディレクター(シモーヌ・マリアーニ)、パルケル(ファウスト・マリア・シャラッパ)、アントワーヌ(グザヴィエ・ローラン)

インフェルノのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①生化学者・ゾブリストが人類を死に至らしめるウイルスを発明、設置して自殺する。アメリカにいた筈のラングドンは記憶喪失でイタリアの病室で目覚める。記憶がないまま手がかりを元にラングドンは記憶を取り戻そうとする。 ②シエナはゾブリストの恋人でウイルスを仕掛けた場所を知りたくて、ラングドンと行動を共にしていた。ラングドンと元カノでWHO事務局長のエリザベスはウイルス飛散を防ぐ。

【起】- インフェルノのあらすじ1

ロバート・ラングドン教授は、アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジにある、ハーバード大学の宗教象徴学専門の大学教授です。幼い頃に井戸に落ちたことがきっかけで、中年になってもなお、狭いところが苦手な閉所恐怖症でした。
ラングドンは今までにジャック・ソニエール美術館長の殺人事件の解決に協力したり(映画『ダ・ヴィンチ・コード』参照)、ローマのバチカン市国の殺人事件を解決したり(映画『天使と悪魔』参照)など、宗教絵画を元にした事件には重宝されていました。

世界の人口は、最初の10万年をかけて10億人に増えました。
しかし次の100年でさらに倍に増えます。
1970年代には40億人だった人口が、現在では約80億人。
このままいくと、どんどん増加の一途を辿ります。その流れを変えるには「痛み」を伴うしかありません。
「ここにスイッチがある。それを押すと、人類の半分が死ぬ。押さないと、人類は100年以内に死滅する」
「人類は自らの体内に発生したガンなのだ。終点は、インフェルノ(地獄)…」
そう演説する男性バートランド・ゾブリストがいます…。

ゾブリストは追われていました。バディア・フィオレンティーナ教会にのぼったゾブリストは、自分を追っていた相手がブシャールであったことを喜びつつ、身を投げて自殺しました…(ゾブリストとブシャールの正体については後述)。

…ラングドンが目覚めると、そこはイタリア・フィレンツェでした。しかも病室に寝かされています。
そばには若い女医シエナ・ブルックスともう1人の医師が付き添っていました。シエナはラングドンに、覚えている最後の記憶を質問します。
ラングドンが覚えている最後の記憶は、大学のキャンパスにいたことです。
「今日は土曜日」と思っていましたが、実際には今日は6月20日月曜日で、イタリア・フィレンツェでした。窓の外にヴェッキオ宮殿があるのを見て、ここがフィレンツェだと知ったラングドンは驚愕します。
シエナはラングドンに、頭に衝撃があったことによる一時的な逆行性健忘で、数日経過すれば元に戻ると言いました。
思い出そうとするラングドンの脳裏には、世界が焼ける映像や、広場に佇む顔の見えない女性(顔部分には長いスカーフ状のベールがかかって見えない)、そういったものがフラッシュバックし、頭痛を伴います。
シエナは、担ぎ込まれた時にラングドンは頭部に「銃創」を負っていたと言いました。あと数センチずれていたら死んでいたと告げます。
シエナはラングドンのことを知っていました。9歳の時にロンドンの大学でラングドンの講演を聞き、今までラングドンの著作はすべて読破したそうです。
そんな話をしている時、イタリア軍警察の格好をした女性の殺し屋・ヴァエンサが現れて、シエナの横にいた男性医師を撃ちました。シエナはつっかい棒をして部屋に入れないようにすると、ラングドンの私物を持ち、ラングドンを連れて病室から逃亡します。

シエナはラングドンを、自分の住むアパートに連れていきました。シエナは警察に通報すると言いますが、ラングドンは警官の女性が撃ってきたことで警察は信用ならないと思い、アメリカ領事館にかけたいと言います。でも、まだ電話はかけていません。
銃撃される理由に心当たりはないかとシエナは聞きますが、ラングドンにはありませんでした。シエナはラングドンが駆け込んできたときに、何度も『ヴェ…ソーリー』と言っていたことを告げて、録音テープを聞かせます。「very sorry(本当にすまない)」という言葉がヒントにならないかとラングドンは記してみましたがやはり頭が痛く、とぎれとぎれの映像が時折脳裏によぎる程度です。顔の見えない女性や、その背後から大量の血が流れ出るところや、仮面の映像です。
その仮面が「疫病医のもの(鳥のくちばしのように先端が尖ったもの)」だ気づいたラングドンですが、それ以上は思い出せません。ふと見ると、大事なミッキーマウスの腕時計がなくなっていました。シエナも運び込まれた時には、既になかったと言います。

シエナにアメリカ領事館へ電話するよう頼んだラングドンは、その間にパソコンを拝借して自分のメールボックスにログインし、届いているメールを斜め読みしました。イニャツィオ・ブソーニからのメールに「我々が盗んだものは隠した」とあり、ラングドンが忘れている間の出来事なので、これも不可解です。
シエナの男友達の服を借りて洗面所で着替える時、ラングドンは自分の右肩に謎の赤い斑点ができていることに気づきました。
私服から荷物の入れ替えをしている時、金属製の小さな円筒形の容器を見つけます。

【承】- インフェルノのあらすじ2

シエナが横で「医療品の運搬に使うバイオチューブだ」と言いました。確かに、円筒形のマークにはバイオハザード(感染性廃棄物)のマークがついています。しかもそのチューブには指紋認証が導入されており、特定の人にしか開けられないものでした。
自分の指紋で開けられるならば、自分が関与していることのあかしだとして、ラングドンが開けてみます。容器は開きました。
そこには人間の骨で作られた円筒印章が入っていました。周囲には中世の黒死病のマークが描かれています。
それがファラデー・ポインターという小型プロジェクターだと気づいたラングドンは、容器を振って光を出しました。照明を消して壁に映し出すと、画家・ボッティチェリの描いた『地獄の見取り図』だと気づきます。この絵は詩人・ダンテの『インフェルノ(地獄篇)』に着想を得て700年前に描かれたものでした。
しかしこのポインターを見ても、ラングドンの記憶は戻りません。
アメリカ領事館に連絡すると、「例のチューブはどこに?」と居場所を聞かれたので、ラングドンは咄嗟に部屋から見えるホテルの名前を言います。
絵を見ていたラングドンは、絵画の一部にオリジナルにはないアルファベットが記載されているのに気づきました。シエナと共に、アルファベットを拾っていきます。
絵の隅に「バートランド・ゾブリスト」という生化学者のサインもありました。「真実は死者の目を通してのみ見える」というメッセージも書かれています。
ラングドンとシエナは、早速ネットで検索し、動画で確認します。

ゾブリストは有名な生化学者であり、大富豪でもあり、極端な思想の持ち主でした。
ゾブリストは有史以来の人口増加を時間にたとえて説明し、この調子でいくと40年後には320億人の人間がいると告げ「今すぐ思い切った方法に出ないと、危ない。しかし産児制限を叫ぶと非難される」と講演会で声高に主張していました。
ゾブリストはこの2年間ずっと姿を隠していましたが、3日前にバディア・フィオレンティーナ教会から投身自殺をしていました。
絵の階層が変だと気づいた瞬間に、女性の殺し屋・ヴァエンサが目の前のホテルへやってきました。アメリカ領事館もグルになっていると思ったラングドンとシエナは、携帯を持ち歩くと居場所を突き止められるので、残して逃げます。
拾い上げたアルファベットがアナグラム(綴り替え)だと気づいたラングドンに、シエナが『チェルカ・トローヴァ(尋ねて 見出せ)』と言いました。
ラングドンはそれを聞いて、ヴェッキオ宮殿へ移動します。
追われる相手とその理由は依然として不明ですが、ラングドンは可能な限り自分で解こうとしました。
ヴェッキオ宮殿のヴァザーリという画家の絵の上部に、『尋ねて 見出せ』という文字が書かれていたと思ったのです。

マキアベッリ大通りを抜け宮殿へ行こうとした2人は、途中に検問が敷かれているのを見ました。上空にはドローンで捜索をしています。
ヴェッキオ宮殿の五百人広間に行ったラングドンは絵を見ながら、「真実は死者の目を通してのみ見える」と書かれた言葉について考えました。記憶がフラッシュバックし、ラングドンは自分が何者かに注射されたことを思い出します。
それと同時に背中の発疹のことも考えたラングドンは、「自分が死に至る感染症のウィルスの保菌者(キャリア)かもしれない」という結論に至りました。シエナにそれを伝えますが、シエナはずっと一緒に行動していたことを告げ、ラングドンがもしキャリアなら自分にもとうに伝染しているから、心配いらない(これから後も一緒に行動する)と言います。
五百人広間にいるラングドンに、話しかけてきた妊婦の女性がいました。
その女性は臨月のマルタ・アルヴァレスという博物館員でした。マルタの言葉から、ラングドンはつい先日も自分がイニャツィオと共にここへ来たと知ります。
「またデスマスクを見に来たんですか?」と言われたラングドンは、そうだと話を合わせました。ダンテのデスマスクです。
ところがそこへ行くと、デスマスクはありませんでした。マルタが盗難と気づき、監視カメラで確認します。

【転】- インフェルノのあらすじ3

カメラには、マルタが席を外した隙に、ラングドンとイニャツィオが2人でガラスケースを開き、盗んでいる一部始終が映っていました。
驚くマルタに、ラングドンは記憶がないことを告げます。
その時、金属探知機の反応と避難指示のアナウンスが入りました。ラングドンの居場所を突き止めた、軍警察と政府関係者がやってきたのです。

シエナと再び逃げたラングドンは、イニャツィオからのメールに「天国の25」という文面があったと思います。天国篇の25章という意味で、イニャツィオの仕事場に隠したのだと気づいたラングドンは、宮殿の裏の通路を使って外へ脱出しようとしました。
ラングドンとシエナは高い位置にある梁を渡って逃げますが、女殺し屋・ヴァエンサが追いかけてきました。梁から落ちたシエナがヴァエンサの足を払うと、ヴァエンサは落下して天井を突き破って落ち、墜落死します。

その少し前。
民間の危機管理会社「コンソーシアム」のCEO(最高経営責任者)ハリー・シムズ総監は、顧客であったゾブリストのビデオメッセージを、公開の前日に再生します。
本来は契約を順守すべきなのですが、オーナーであるゾブリストが死んだことで不審に思ったシムズ総監は、異例の措置を行ないました。
再生すると、ゾブリストは「死のウイルスを開発し、6月20日の夜に放出し、世界中に拡散した」というメッセージが入っていました。
再生予定日は21日ですが、見たのは20日です。つまりあと12時間以内に大量殺人が行なわれるという予告を、シムズ総監は知ったのです。
そしてラングドンたちを追跡しているのは、WHO(世界保健機関)でした。その事務局長の女性エリザベス・シンスキーこそが、本当はラングドンをイタリアまで連れてきた張本人です。
ラングドンは記憶喪失になっているので全く分からないのですが、ラングドンはエリザベスに依頼されて、このゾブリストの謎を解くよう指示されたのです。
しかし途中でラングドンが逃げ始めたことから、「もしかしたら裏切ってウイルスを拡散する側へ回ったのかもしれない」と思い、必死で捜索していました。
(ややこしくてすみません。追っ手の正体はWHO。当初、コンソーシアム側も追っ手を派遣していたが、後にWHOと合流することになる。命を狙われているようにラングドンに思わせたのは、後述するが実は芝居だった)
まさか途中でラングドンが記憶喪失になっているとは知らないエリザベスたちは、必死でラングドンの行方を追っていました。
ビデオメッセージの内容を知ったコンソーシアムのシムズ総監がエリザベスに接触し、互いに協力しようと言います。

サン・ジョバンニ洗礼堂へ行ったラングドンは、水盤の中に保存用密閉バッグに入ったダンテのデスマスクを見つけました。裏側に顔料が塗られており、拭くと文字が彫られています。
文字を読んだラングドンは、ウイルスが水中にあると気づきました。
その時、WHOのエリザベスの部下の、黒人男性クリストフ・ブシャールが接近します。
ラングドンに「一度お会いしました」と告げたブシャールは、自分が大学のキャンパスに行ってラングドンにポインターを渡したと言いました。
それを聞いたラングドンは、ブシャールの言うことを信じます。ラングドン、シエナ、ブシャールの3人でしばらく行動します。
次の目的地はヴェネツィアだと聞いたブシャールは、ジュネーブ行きの航空便を手配し、追っ手を撹乱しました。ラングドンたちは列車に乗ります。
ブシャールは「エリザベス・シンスキーがウイルスを外国の組織に売ろうとしている」と言いました。エリザベスを知るラングドンは驚きます。
しかし移動の車中で、ラングドンは「大学のキャンパスに迎えに来たのはエリザベスだ」という記憶を取り戻しました。そんな嘘をつくということは、「ウイルスを外国の組織に売ろうとしている」人物はブシャール自身なのだと考えたラングドンは、シエナに合図してブシャールに飲み物を買いに行かせた間に事情を話し、ラングドンとシエナでブシャールをトイレに閉じ込めて、列車から降りるのを遅らせました。自分たち2人は列車を降ります。

ヴェネツィア宮殿のクアランティン『疫病』まで移動したラングドンは、像の馬の首が切られた話を思い出しました。コンスタンティノープルからその像を運搬する際に、大きすぎて船に乗せられず、やむをえず一旦馬の首の部分を落として、運び終わってから再び繋げたのです。

【結】- インフェルノのあらすじ4

現在のトルコ・イスタンブールにあるエンリコ・ダンドロの墓にウイルスがあると思ったラングドンは、それをシエナに告げました。
しかしシエナはそこでラングドンを見捨て、自分ひとりで行きます。シエナは、自分の恋人がゾブリストだと明かし、ラングドンは自分が服を借りた「シエナの男友達」がゾブリストだと知りました…。

…シエナはゾブリストと恋人同士でした。ゾブリストと深い関係になったシエナは、ゾブリストに謎解きの方法を教わります。
しかしゾブリストはウイルスについては、シエナに明かしませんでした。ただ「尋ねて、見出せ」というヒントだけ明かし、そしてこの世を去ったのです。
シエナはゾブリストと同じ志を持っていました。ゾブリスト亡き今、シエナは彼の遺志を尊重したいと思っています。
シエナはウイルスを拡散したいのです。だからラングドンを途中で見捨てました。

見捨てられて宮殿からの出口の通風口を塞がれたラングドンは、シムズ総監の追っ手に捕まります。
シムズ総監とエリザベスに会ったラングドンは、ややこしかった事情を、やっと把握しました。
シムズ総監は当初、ラングドンに協力を願い出たのですが、ラングドンは怪しんで拒否します。それで「記憶をなくし、命を狙われている」状況下をラングドンに作り出すというシナリオを作ったのです。
ラングドンが襲われた病室で撃たれた医師は死んではおらず、空砲だったことを聞かされます。またラングドンの右の首にベンゾジアゼピンという薬物を投与したのは、シムズ総監自身でした。ベンゾジアゼピン系は、多量に投与すると健忘の副作用と発疹が出るのです。
すべて茶番劇だったのですが、シムズ総監の想定外だったのは、ラングドンがシエナと逃げたことでした。
エリザベスと会ったラングドンは、WHO専用飛行機で移動しながら説明を受けます。
ゾブリストは2年前にWHOを訪れ、「飲料に不妊薬を混ぜたい」と申し出たそうです。
エリザベスはそれを拒否し、ゾブリストをブラックリストに入れました。
しかしゾブリストは断念せず、シムズ総監の組織に行って身柄を確保し、ウイルスを作り続けていたのでした。

一足先にトルコ・イスタンブールへ移動したシエナは、志を同じくする者と会い、レンガに入った爆弾を受け取ります。今夜ウイルスが散布されますが、念のため爆破するように用意しておいたのです。
少し遅れてラングドンたちもイスタンブール入りしました。

ウイルスの入ったビニール袋は、古代の貯水池『イェレバタン・サラユ』の中に入れられていました。しかもその貯水池では、音響がよいとのことで、サマー・コンサートが開かれる予定です。ゾブリストはそのコンサートも計算に入れて、ウイルスを設置していました。
ラングドンとエリザベスは、音響トラブルを言い訳にしてコンサートを中止させ、携帯電波の妨害も行ないます。
ラングドンたちとシエナたちはウイルスを探します。
最初に見つけたのはエリザベスでした。しかしシエナ側の手先と会い、乱闘になります。シムズ総監も負傷しつつ、シエナ側の手下を倒しました。
シエナはリモコン(携帯電話)の操作ボタンを押しましたが、携帯電話の妨害が効果あり、爆破されません。シエナとシムズ総監は刺し違えます。
瀕死のシエナはそれでも直接爆弾を起動させました。しかし、ウイルスの入ったビニール袋は透明なガラスケースに入れられており、ウイルスは洩れませんでした。シエナは死にます。
エリザベスがケースを取ろうとしますが、シエナ側の手下が横取りします。狙撃隊が手下を撃ち、ラングドンは箱を確保しました。ウイルスの飛散は阻止されます。
ラングドンはミッキーマウスの腕時計をエリザベスから渡されます。エリザベスと会った時にシムズ総監による茶番劇の騒動に巻き込まれ、時計が外れたのでした。
回収したウイルスを遺伝子学的に分析し、正体を突き止めるために、エリザベスはそのウイルスを持ち帰りました。

ラングドンとエリザベスは、かつて共に将来を考えたことのある間柄でした。
しかしエリザベスにWHOの仕事が回ってきた時にラングドンは止めず、ラングドンも教授になったため、二人の道は分かれてしまいました。
そしてまた再会したものの、ラングドンとエリザベスに別れの時が来ます。「ダンテとベアトリーチェだな(ダンテの愛した女性・ベアトリーチェは他の男に嫁いだが、ダンテは一生涯愛し続けたと言われている)」とラングドンは言いました。

翌朝。
ラングドンはフィレンツェのヴェッキオ宮殿に行きます。警備員にマルタのことを聞くと、子どもが生まれていま産休を取っているそうです。
「ダンテの照明が切れているよ」とラングドンが言うと、警備員は「デスマスクは盗まれたので、展示していないのです」と答えます。
「あったけど?」とラングドンが返すと、警備員は驚いてその場に行きました。そしてデスマスクが戻っているのを見て大騒ぎします。
その騒動にまぎれ、こっそりラングドンはその場を離れました…。

みんなの感想

ライターの感想

…吃驚するくらい、原作を変えちゃった。ひー。
原作では、ラングドンといい感じになるのはシエナのほう。エリザベスはもっと初老女性だったような。
シエナは映画では拡散を狙う女性だったが、原作では「ゾブリストに心酔する女性(恋仲ではない)で、でもゾブリストの陰謀を知ってからは袂を分かち、ウイルス飛散を防ごうと奔走する」女性。
そしてなによりも。原作ではウイルスは飛散してます!!
時間前にラングドンたちが到着するんだけど、すでにビニール袋は開いちゃってて拡散済み。
ウイルスの正体は「不妊になる人が増えるよ(3人に1人が不妊症になる)」。
シエナはそれを知り、以後はその対抗薬を研究するためにWHOのエリザベスと手を合わせて、協力しあおう…という内容だった。
原作のほうが面白いのに! 現代人が抱える不妊とかの問題を扱っていて、なかなかにシャレた内容だと思っていただけに、原作の改変には驚いた。
これだと…ラングドンがただのヒーローになっちゃってる…。
そのほうが明確で娯楽的なのかもしれないけど、肝腎の「ウイルスの正体は謎のまま」で終わるし、もやもや感が残るかも。
あと、途中までいい感じに追跡していたブシャールが、列車シーン以後…出てこなかった。これも肩透かし。

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