「サロゲート」のネタバレあらすじ結末

サロゲートの紹介:2009年製作のアメリカ映画。身代わりロボット“サロゲート”が人間のすべての社会生活を代行する、安全と自由が約束された世界で起きる不可解な事件の謎を描いた、ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス。

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予告動画

サロゲートの主な出演者

トム・グリアー(ブルース・ウィリス)、ジェニファー・ピータース(ラダ・ミッチェル)、マギー・グリアー(ロザムンド・パイク)、アンディ・ストーン〔アンドリュー・O・ストーン〕(ボリス・コジョー)、ジャリッド・キャンター(ジェームズ・フランシス・ギンティ)、ライオネル・キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)、予言者Z・パウエル(ヴィング・レイムス)、マイルズ・ストリックランド(ジャック・ノーズワージー)、ボビー・サンダース(デヴィン・ラトレイ)

サロゲートのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①サロゲート(身代わりロボット)が普及し世界人口の98%が用いるようになった社会。サロゲートを破壊するだけでなく、それを操るオペレーター(人間)をも殺す武器が出現した。FBI捜査官・トムは15年ぶりの殺人事件を追う。 ②サロゲートを作ったキャンター博士と、サロゲート最大手メーカーVSI社がもめた結果。VSI社はある計画で偶然出来上がった過負荷銃を使ってキャンター博士を殺そうとし、キャンター博士は銃を奪うと全サロゲートを破壊しようと試みる。トムはたくらみを阻止し、サロゲート社会は崩壊して人類は外に出るようになった。

【起】- サロゲートのあらすじ1

14年前。
脳からの命令でロボットを動かす技術を、ライオネル・キャンター博士が発明しました。発明は画期的で、世界を揺るがします。
11年前。
キャンター博士が発明した『身代わりロボット(サロゲート)』は、まず戦闘用ロボットとして戦場で使われました。
戦場で戦う兵士はすべてサロゲートになり、この頃から軍事用だけでなく産業用ロボットも開発され、一般化していきます。
外出時の怪我や危険がないことが魅力で、サロゲートを使うことで、ジムや美容整形をすることなしに、自分の理想のルックスを手に入れることが可能です。
この年、最高裁でサロゲートの日常使用が許可されたことがきっかけで、一気に日常生活でサロゲートを使う人が増えました。
7年前。
最大手メーカー・VSI社によると、世界人口の98%が日常生活にサロゲートを用いていました。想像を超える現実世界が広がったのです。
サロゲートの普及によって、世界的に犯罪は激減し、同様に暴力事件や伝染病、人種差別は影をひそめ、人類が長年抱えて来た難問は、短期間で解決されました。
3年前。
サロゲート使用を反対する者は、少数ではあるものの存在します。
それらサロゲート反対派は、サロゲートのことを『人類の侵略者』と考えていました。
反対派はサロゲートの立ち入りを拒否する独立区をアメリカ全国各地に設置します。
彼らの指導者はZ・パウエルという中年の黒人男性で、皆から通称・予言者と呼ばれています。
…そして、現在。
サロゲートができて15年が経過し、街ゆく人たちは全てサロゲートです。サロゲートは持ち主に似せて作る人もいますが、年齢を若く設定したり、性別を変えたりする人ももちろんいます。
人間は自宅にあるベッドに似た椅子に座り、ヘッドセットとアイマスク着用でサロゲートを操作しました。
ある日、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨークで奇怪な事件が起こります。
それは、表向きは単なる2体のサロゲートが壊れただけのことでした。ところが調べてみると、自宅でサロゲートを遠隔操作していた人間も、機械越しに殺されていたのです。実に15年ぶりの殺人事件でした。
FBI(アメリカ連邦捜査局)の捜査官の若い女性ジェニファー・ピータースと、中年男性トム・グリアーはこの事件の捜査に当たりました。2人ともサロゲートを使用しており、サロゲートは実際の年齢よりも若めに設定しています。
トム捜査官は15年以上前のサロゲートが普及していなかった時代に、一人息子を事故で亡くした過去を持っていました。妻・マギーとは疎遠になっており、同じ屋根の下で生活していながらも、すれ違いの生活を送っています。
殺害されたサロゲートは、一見若い男女のカップルに見えました。
女性キャメロン・マカリスターのサロゲートを操作していた持ち主(通称・オペレーター)は実は太っちょのスキンヘッド男性で、ジェニファーとトムがオペレーターの部屋を訪れると、操作ベッドの上で死んでいました。 この映画を無料で観る

【承】- サロゲートのあらすじ2

もう1人、男性の方の持ち主も判明します。
男性のサロゲートは登録記録がなく、探すのに難儀しましたが、操作していたオペレーターは、サロゲートを発明したライオネル・キャンター博士の息子ジャリッド・キャンターでした。ウエスト・サンディエゴ大学に通う学生です。
検死の結果、被害者2名の脳は頭蓋骨の中で液化していました。サロゲート越しに殺されたことが判明し、FBIの上司アンディ・ストーンは緘口令を敷きます。
これだけサロゲートが普及してしまった現在、安全性をうたい文句にしているサロゲートを使って殺人が起きたことを世間が知れば、大騒ぎになると考えたからでした。ニュースでは、死因は不明と報道されます。
キャンター博士の息子は、キャンター博士のサロゲートを使っている時に殺されていました。本来はサロゲートの登録は厳重に管理されており、貸し借りはできないようになっていますが、発明者のキャンター博士なのでいかようにもできます。
ジェニファーとトムは、キャンター博士が本当は狙われたのではないかと睨みます。
キャンター博士は発明者でありながら、会社の方向性をめぐって経営陣と対立し、7年前に会長の座を追われていました。
ジェニファーとトムはVSI社を訪問し、サロゲートが送信する信号によってオペレーター(操作手)が死に至る可能性はないかとウェルチ副社長に聞きますが、返ってきた答えはノーです。
建前上はそう答えるだろうと踏んだトムは、技術部へ忍び込みます。技術者セス・スタインバーグに聞くと、全ての回路が過負荷で一気に吹き飛んで持ち込まれたサロゲートが何体かあるとのことでした。いずれもチップは抜かれているので、持ち主は分かりません。
防犯カメラに映った映像から、2体のサロゲートを襲ったバイクに乗った犯人が判明します。犯人は1か月前に武装強盗容疑で検挙されたにも関わらず、すぐに釈放されたストリックランドと言われる若い男性でした。すぐに釈放されたのは、警察内部にコネがあることを意味します。
ジェニファーはFBIで珍しくサロゲートを使わずに自分の身体で行動している技師ボビー・サンダースから話を聞きました。
ボビーはオペレーターとサロゲートを遮断するソフトを自作しています。ソフトを使うと暴力事件を強制終了させることができ、サロゲート同士の犯罪抑止に繋がります。
話を聞いたジェニファーは、サロゲートのシステムにはいろんな穴があると気づきました。
一方トムは、ストリックランドが潜伏している独立区の近くのドーチェスター区に向かいます。
独立区はサロゲートにとって危険区域です。サロゲート反対派はサロゲートを侵入者と考えているので、攻撃してくる可能性がありました。
トムらFBI捜査官はストリックランドを路地裏に追いつめますが、ストリックランドが所持していた武器を使います。それは少し大きめの直方体のような『過負荷銃』でした(注:武器の名称はこの段階では出てこないが、便宜上名称だけ先に使わせてもらう)。

【転】- サロゲートのあらすじ3

気づいたトムは咄嗟にアイマスクとヘッドセットを外して難を逃れますが、他の捜査員5人のオペレーターは過負荷銃で一瞬にして殺されます。
トムの乗ったヘリが独立区に落ちたため、殺気立った連中にトムは狙われました。ヘリ墜落時にトムのサロゲートは右腕が取れ、車に轢かれます。
ストリックランドを取り逃し、トムは自宅で鼻血を出して倒れ、入院しました。
独立区の住民から反発を受け、その原因を作ったトムは停職処分を受けます。事件が解決するまでサロゲートを使用してはならないと言い渡されました。
捜査員5名の仲間を殺されて納得がいかないトムは、サロゲートではなく生身で事件を追うことにします。
ところが久しぶりに街に出たトムは、歩くのも恐怖を覚えました。相棒のジェニファーはサロゲートを購入するよう勧めますが、トムは断ってひとりで捜査を続けます。
その頃、ストリックランドは予言者・パウエルに武器をどこで手に入れたか尋問を受け、殺されていました。パウエルはひそかに過負荷銃を隠し持ちます。
独立区に入ったトムは、自分のサロゲートが磔にされてさらしものになっているのを見ました。「サロゲートの時代はじき終わる」と演説するパウエルに接触しますが、追い払われます。
独立区からはじき出されたトムに、キャンター博士が近づきました。キャンター博士は、過負荷銃は最新の武器なので莫大な開発費をかけている筈だと告げ、武器の出どころを調べろと言います。
FBI本部に戻ってデータ検索したトムは、陸軍とVSIが共同で進めていた計画が中止になった記事を見つけ、陸軍に話を聞きに行きました。
陸軍に所属するブレンドン大佐に会ったトムは、「O.D.(オーバーロード・デバイス)」過負荷銃という1発で戦いを終わらせる銃の存在を知ります。それはウイルスを中央処理装置(C.P.U.)に投入することでサロゲートは即死し、自動安全装置が破壊されてオペレーターの命をも奪う代物でした。トムは、過負荷銃が殺人事件に用いられた武器だと確信します。
開発したのはVSI社でした。想定外の結果(先のオペレーターの命までも奪うという結果)が出てしまったため、開発は見送られ、試作品も1挺のみです。
それがストリックランドの手に渡っているのを、ブレンドン大佐は知らないようでした。何者かが裏で働きかけて、1カ月前に強盗事件で捕まったストリックランドを釈放させ、さらに過負荷銃を渡したものと思われます。
ブレンドン大佐は銃が人権擁護団体の手にあるとトムから聞かされ、軍隊を派遣しました。独立区で銃撃戦が始まって予言者・パウエルは銃撃されますが、なんとパウエルもサロゲートでした。
パウエルは射殺される前に、FBIのジェニファーに向けて過負荷銃を送っています。
さらにその少し前、トムの相棒のジェニファー本人が自宅で襲われて殺され、ジェニファーのサロゲートが乗っ取られていました。偽ジェニファーはFBIに入りこむと、パウエルから送られた過負荷銃を手に入れます。

【結】- サロゲートのあらすじ4

トムはFBI本部に戻ると上司・ストーンのサロゲートを破壊して、ストーン名義でコンピューターにアクセスすると立ち去ります。
キャンター博士の息子・ジャリッドを殺害した実行犯はストリックランドですが、それを指示したのはストーンでした。
ストーンはVSI社と癒着しており、VSI社にとって不都合なキャンター博士を亡きものにしようとします。
キャンター博士を狙ったつもりだったのですが、キャンター博士のサロゲートを時々息子が借りに来ていることを知らず(また違法に当たるので本来はよくない)、本当はキャンター博士を殺したつもりが、誤って息子のジャリッドを殺害していました。
トムはその証拠をコンピューターからコピーしました。
偽ジェニファーと合流したトムは、キャンター博士が予言者・パウエルに大金を流して、サロゲート撲滅運動に加担していた可能性を指摘しました。自分を追い出したVSI社への復讐です。
ジェニファーは真相に近づきつつあるトムを交通事故に遭わせると、過負荷銃を持ってFBIに戻ると、技師・ボビーを人質にとって全サロゲートを破壊するソフトを流せと命令しました。
トムは車の助手席から這い出ると、キャンター博士の邸宅へ行きます。キャンター博士の邸宅には、パウエルのサロゲートもありました。パウエルを操作していたのもキャンター博士です。
トムと向き合った生身のキャンター博士は、自分が作り上げたサロゲート社会を壊そうとしていました。自分を追い出したVSI社への恨み、息子を殺された恨み、それらが積もり積もってキャンター博士を突き動かしています。
キャンター博士は車椅子に乗る障害者でした。そして本来は、足の悪い自分のような障害者を補助するために作ったシステムだったのに、人々がサロゲート依存症になったことを嘆いていました。
依存症を断ち切ると言ったキャンター博士は、サロゲートを破壊するシステムをアップロードし終わると、薬を服用して自殺します。
同じ頃、FBIで偽ジェニファーに脅されていた技師・ボビーは、偽ジェニファーがいつのまにかフリーズしているのに気づきました。操作していたのはキャンター博士だったのですが、キャンター博士がトムと会話していて、ボビーの方をお留守にしていたのです。
とはいうもののなす術もないボビーでしたが、トムが偽ジェニファーを操作してトムだと名乗り、過負荷システムのアップロードを止める方法がないかとボビーに言いました。
ボビーが操作方法を説明し、まずはオペレーターが死ぬ状態は回避されます。続いてエンターキーを押せば、サロゲートも助けられる状態になりますが、そこでトムはためらいます。サロゲート社会を続行させていいのか考えたのです。
トムが悩む間に突撃部隊が急襲しました。時間が来て全世界のサロゲートが停止します。
サロゲートが使えなくなったので、人々は何が起きたのかと部屋着で家からおずおずと出てきました。ニューヨークのタイムズ・スクエアには、動かなくなったサロゲートが多数倒れています。
帰宅したトムは、本物のマギーと会います。
…全世界のサロゲートシステムはダウンし、最大手メーカーのVSI社はノーコメントを貫きます。システム再開のめどは立ちませんが、これを機に人々は自分の足で外に出るようになりました。

みんなの感想

ライターの感想

設定はすごく魅力的。ただ、ところどころ破綻しているところがある。
いくら事故の危険性がないからといって、皆が皆サロゲート使うかなあ。この大前提がしっくりこないので、それを下敷きにしたストーリーが展開されても違和感が残る。
映画終盤で、全サロゲートがダウンして、歩いていた人たちが突然ばたっと倒れる…このシーンをやりたかっただけなんだろうな。
これで果たして世界は救われたのか…もやもや感は残る。
映像は綺麗。適度にSFも入り、無駄に長いだけの作品ではなく短くまとめられているので、深く考えずに見るだけならいいかも。
(そうそう、字幕はやたら多いですよ)

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