「サロゲート危険な誘い」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

サロゲート -危険な誘い-の紹介:2016年製作のアメリカ映画。『24 TWENTY FOUR』シリーズを手掛けたジョン・カサー監督のサスペンス映画。子どもができず悩むジョンとローラ夫婦は代理出産を決意し、その母体となってくれる若い女性・アナと契約するが…。

予告動画

サロゲート危険な誘いの主な出演者

ジョン・テイラー(モリス・チェスナット)、ローラ・テイラー(レジーナ・ホール)、アナ・ウォルシュ(ジャズ・シンクレア)、マイク・ミッチェル(テオ・ロッシ)、トッド・デッカー(ロマニー・マルコ)、ローランド・ホワイト(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)、マーティン・クーパー(グレン・モーシャワー)、グレイス・パーク医師(ジジ・エルネタ)

サロゲート危険な誘いのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①40代の夫婦ジョンとローラは子どもに恵まれず、若い女性・アナと代理母の契約を結ぶ。婚約者のマイクに暴力を振るわれたアナを引き取ったジョンとローラだが、豊かな夫婦の生活を見たアナは自分が妻の座におさまりたいと考えるように。 ②アナは何度もジョンを誘惑し、邪魔になった婚約者のマイクを殺害。さらに腹の赤ん坊を人質にとって逃亡。ローラを襲ったアナは出産後、赤ん坊を連れて逃げるが、夫婦で撃退。

【起】- サロゲート危険な誘いのあらすじ1

(「サロゲート」=「代理人」の意味。この映画においては、「代理母」をあらわす)

アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ。
優秀な弁護士のジョン・テイラーと、女性でありながら活躍するシェフのローラ・テイラーは、仲のよい黒人夫婦でした。
40代の2人は仕事も順調で、大きな家に住んでいます。家は妻・ローラの祖母の相続で手に入れたものでした。
深く愛し合うジョンとローラでしたが、子どもができないことが悩みです。ローラは過去に3回流産を経験していました。受精卵は1つしか残っていません。
考えたジョンとローラは、代理母を募ろうと思います。
名乗りを上げたのは、若くてしおらしい黒人女性アナ・ウォルシュでした。アナはまだ21歳の若い女性です。
アナの婚約者マイク・ミッチェルと共に、テイラー夫妻は4人で会食しました。
マイクは婚約者のアナが出産することに、抵抗を持っていません。軍隊に所属しているというマイクは、自分の軍隊の派遣手当てとアナの代理母のお金を合わせて、おじが経営している屋根葺き会社を買い取る資金に充てると言いました。
アナは「今まで人に求められた経験がないので、代理母になることは栄誉だ」と答えます。
ジョンは、婚約者のマイクにいい印象を抱きませんでしたが、ローラがアナを気に入りました。そこで、アナに代理母を依頼することにし、代理出産の契約を結びます。

体外受精した卵子をアナの子宮に入れる時には、ローラが付き添いました。
その後、妊娠検査薬でアナの妊娠が確認されます。病院で妊娠が認められた時は、ローラもジョンも喜びました。
ところがこの日、アナを迎えに来るはずの婚約者・マイクが現れず、アナはジョンの職場へやってきます。
ジョンは車で家まで送りますが、犬を連れて出迎えたマイクはふてぶてしい態度を取りました。
その夜、電話を受けたローラは、アナがマイクに暴力を振るわれて警察沙汰になったことを知ります。
ジョンが駆け付けると、婚約者のマイクは逮捕され、アナはパトカーで保護されていました。殴られたのは顔で、アナがジョンに泣きついたのを見ると、またマイクは怒りました。
ローラはアナを自分たちの家へ連れて行きます。
ジョンは弁護士という立場を利用し、アナに有利なように取り計らいました。マイクが10日後に中東へ行く予定なのを知り、それまで接近禁止令を出します。
接近禁止令を言い渡しても、マイクは薄気味悪く笑顔を浮かべていました。それを見たジョンは不気味に感じます。

翌日ジョンとローラ夫妻は、アナに「よかったら好きに暮らして」「仕事も休んでいいのよ」と言います。
アナはテイラー夫妻のところで暮らし始めました。
ローラはアナを可愛がり、一緒にヨガやプールへ行ったり、買い物に行ったりします。アナはまとめ髪からショートのスパイラルパーマをかけました。この頃から次第にアナは大胆になってきます。
妊娠10週が経過した頃、夫婦でパーティーに出かける機会がありました。ローラが着用した赤いドレスが綺麗だと褒めたアナは、留守の間にローラの部屋を見てまわり、ローラの持っている衣装をためしに着てみます。
翌朝、起きて来たジョンに、アナは猫のことを聞きました。その猫はミス・ハヴィシャムという老猫で、ローラが溺愛しているとジョンは答えます。
アナは妊娠している子どもを、まだ性別も分からないのですが「男の子だと思う」と言うと、ジョンにお腹を触らせました。
そして「あなたが私の中にいる」「私の中のあなたの子」という言葉を何度も使います…。

アナは隠れてマイクと会っていました。
先日の暴力の件も込みで、実はすべてマイクの入れ知恵です。
最初の会食の時、ジョンとローラが相手を物色したように、マイクとアナも相手がどれだけ裕福でたかれそうか、物色していたのでした。

【承】- サロゲート危険な誘いのあらすじ2

マイクはアナを代理母にし、「以後は月が変わるごとに『赤ん坊は自分のものにする』と言い出して、切羽詰まった夫妻から金額を吊り上げろ」と指示します。
代理母の代金は3000ドル(約33万円)ですが、マイクは4000ドル(約43万円)にしろと言います。
ところがアナは夫妻と過ごすうちに、夫のジョンを好きになりかけていました。マイクがいうには、昔からアナは年上の金持ち男性に弱いそうです。
マイクは「相手はお前を、自分の子を産んでくれる牛程度にしか考えていない」と忠告しました。しかしアナは次第に、「ローラを妻から引きずりおろし、自分がジョンの妻の座におさまる」ことを考え始めます。

慈善団体の青少年育成パーティーに参加することになった夫妻は、アナも誘いました。
当日、遅れて出てきたアナはローラが見立てたドレスではなく、ローラが先日着用していた赤いドレスを身にまとっていました。アナは「もらったドレスはサイズが合わなくて」と答えます。
ジョンの独身の同僚トッド・デッカーがアナを見て、デートに誘いたいと言いました。アナとの関係を問われて困ったジョンは「はとこ」と嘘をつき、ぜひデートに誘ってやってくれと答えます。
アナはトッドに誘われた時に「はとこ」と紹介されたことを知り、あとで「2人だけの秘密ね」とジョンに囁きました。
雨の夜、屋根に何かが当たる音がするので深夜にはしごでのぼったジョンは、カーテンの隙間からアナの裸を見てしまいます。というよりも、アナが裸を見せてジョンを誘惑しました。
その後、ローラが出張に出かけます。帰りは来週の火曜日となるとローラが告げ、アナはローラが留守の間、何度もジョンを誘惑しました。誘惑はエスカレートしていきますが、ジョンはなびきません。
ローラがCEO(最高経営責任者)から出世をにおわされていることを、ジョンに電話で告げます。ローラはアナのお腹の子が生まれ次第、産休に入るつもりですが、それまでの半年間でもいいから出世したいと言いました。ジョンは承諾します。
ローラの帰りが近づいているのに、全くなびかないジョンに業を煮やしたアナは、ローラが帰宅する日、ジョンの職場に自分の裸を見せる動画を送ってきました。
ローラを愛しているジョンは、帰宅してアナに注意します。さらに、「誤解を与えたのならば申し訳ないが、その気は自分にはない」と謝ります。
そこへローラが帰ってきました。痴話喧嘩をしていたムードのジョンは、急いで「ローラが出世したのだ」と言って雰囲気を変えます。

アナが金額の吊り上げ要求をしていないことを知ったマイクが怒り、昼間のテイラー夫妻の屋敷を訪問しました。
アナをビンタしたマイクは(元々DVの素質はある模様)、芝居がばれる前に早く金をせびれと言います。
もし相手が金額アップに応じなければ、アリゾナ州の闇マーケットに赤ん坊を連れていこうとも言いました。そちらでは1万5000ドル(約163万円)でも買い手がつくそうです。
この頃には、アナはジョンの妻の座を明確に狙っていました。
せかすマイクを邪魔に思ったアナは、帰宅するマイクの後を追います。帰宅したマイクを包丁で刺し、階段から突き落として殺害すると、部屋に放置しました。
深夜、何事もなかったかのように帰宅したアナは、全裸で庭のプールで泳ぎます。

お腹の子が大きくなり、性別が分かる日が来ました。その日ローラが来られず、ジョンが産婦人科で立ち会います。
性別は男の子で、それを知ったジョンは大喜びしました。
出世したローラは多忙になっており、その場に立ち会えなかったことを残念に思います。しかし携帯電話のスケジュールの設定が変わっていたのを、いぶかしく思いました(アナが変更していた)。

【転】- サロゲート危険な誘いのあらすじ3

アナがジョンの職場にやってきます。来客中のジョンは戸惑いました。
アナはローラの悪口を言うと、「マイクなら高く子どもを売れると言った」と口を滑らせます。この言葉で、ジョンはアナとマイクが組んで自分たち夫婦をゆすり、金を多く取ろうとしていたのだと知りました。
アナは、今ではジョンのことを本気で愛していると言います。これは本気の言葉です。
しかしジョンは「好きにしろ。子どもはあきらめる」と答えると「僕たち夫婦は子どもがいなくても、なんとか乗り越える」と言いました。
アナのやり口を不審に思ったジョンは、親友のトッドにマイクとアナの身上調査を依頼します。

職場にアナのセクシー動画が送られてきたことが問題視され、ジョンは上司から呼び出しを受けました。やむなくジョンは、その相手が代理母の女性だと明かします。
トッドも、アナがジョンの「はとこ」ではないと知りました。急いでマイクとアナについて調べてくれ、結果を知らせます。
マイクは2年前に暴行事件を起こして、すでに除隊処分となっていました。
アナのほうは、「アナ・ウォルシュ」という名前だったので、なかなか過去を探れずにいました。これはアナが19歳で一度結婚した時の苗字で、本名は「アナ・デヴォスト」と言います。
アナ・デヴォストは10代の頃に、マリワナや飲酒運転の前歴がありました。初対面で見せた、初々しくしおらしいアナの態度は、すべて演技だったのです。
テネシー州メンフィスで生まれたアナは、3歳で両親を亡くし、その後、里親に育てられて12年間そこで暮らしました。
16歳の時、義父による性的虐待が動機で、アナはハサミで義父を刺殺していました。
アナはその後、州に保護されて精神科病院へ送致されましたが、18歳になった時に病院を抜け出して、以後は行方不明になっていたそうです。
アナの本性を知り、ジョンはひと筋縄ではいかないと感じました。そんな女性に、自分たちの子どもを握られているのです。

自宅でローラが友人たちに祝福されているのを、アナが不愉快な顔で見ていました。産むのは自分なのに、なぜローラが祝福されるのか納得できないのです。
その夜、またアナはジョンに迫りました。「あなたが私を選んだ。キスしてみたら(運命の人だと)分かる」と言い、強引にキスしようとします。
アナをなだめてベッドで寝かせたジョンですが、アナは包丁を持って逃げるつもりでした。外へ出ています。
そこへパトロール中のパトカーが通りかかりました(あるいはアナがあらかじめ通報したのかも。詳細は不明)。
アナは「彼(ジョン)は毎晩、私とやってたわ」と嘘をつき、パトカーに保護されます。
起きて来たローラは、ジョンとアナが面倒なことになっていることを知りました。

ローラはジョンの話を信じてくれました。ジョンが浮気をしていないことも、理解してくれます。
自分たちの赤ん坊を連れて逃げたアナは誘拐罪にあたらないのかと、ローラは警官に聞きました。しかし警察官は渋い顔で、「誘拐にはあたらない。彼女が親権を放棄しないかぎり、産みの親が実の親ということになる」と答えます。
上司から共同経営の話を持ちかけられていたジョンですが、アナのセクシー動画の件で共同経営は白紙になりました。
そこへジョンの親友・トッドが「アナがメキシコの薬局で、陣痛促進薬を購入した」という知らせを持ってきます。堕胎薬にもなりうる薬です。
いまさらながら、赤ん坊の命はアナの気持ちひとつで、どうにでもなるのだと、ジョンもローラも思い知らされました。

【結】- サロゲート危険な誘いのあらすじ4

ジョンとローラは、トッドも交え、今後の方針について話し合いました。トッドはアナのことを「詐欺を働くつもりだったのだろうが、夫に恋をしてしまい本人も混乱しているのだろう」と言います。
ローラは「子どもを最優先」という決断をしました。堕胎させるよりも、アナに相思相愛だと信じ込ませて産ませろとジョンに言います。
ジョン名義の別荘がありました。そこへアナを連れて行き、一緒に暮らしたいと囁けと、ローラはジョンに指示しました。
そのためには、多少の浮気も許す…とローラは言います。ローラの苦渋の決断を、ジョンも受け入れました。
そこへたまたまアナから着信があります。ジョンは誘いに応じ、待ち合わせの水族館へ行きました。

姿を見せたアナは、試すようにジョンから逃げる振りをします。ジョンは自分からキスし、アナを別荘へ連れていきました。ローラとのツーショットの写真を急いで隠し「親父の別荘だったが、ローラは来たがらない」と嘘をつきます。
そして「離婚届を出したら、2人で一緒に住もう」と言いました。アナは喜びます。
翌日、ジョンは家に帰宅しました。ローラは浮気をそそのかしましたが、一睡もできずに子ども部屋に絵を描いていました。
「奇跡を信じたい」とローラが言い、ジョンはローラを抱きしめます。
ハグしているジョンとローラを車の中から見たアナは嫉妬に狂い、車中で暴れました。そして、一計を案じます。

車を抜け出したアナは、再び姿を消します。
そしてジョンへ「陣痛が起きたので、聖アグネス病院へ行く」というメールを送りました。職場でメールを受けたジョンと親友・トッドが病院へ駆け込みますが、該当者はいないと言われます。
マイクとトッドはマイクの家へ行き、マイクの腐乱死体を見つけました。ただの腐乱死体ではなく、飼い犬も食べているかもしれません(一瞬しか映らなかったので判別つかず)。
その隙に、アナはテイラー夫妻の家に忍び込みました。
帰宅したローラは、飼い猫ミス・ハヴィシャムを探します。子ども部屋が荒らされ、ベビーベッドに飼い猫の遺体が置かれているのを見たローラは、ショックを受けました。
背後から臨月のアナが現れ、ビンでローラを殴ります。さらに倒れたローラを何度も蹴りました。
蹴っている最中、アナが破水します。ジョンからローラに電話がかかりました。
ローラは「赤ちゃんが生まれる」と知らせた後、気絶します…。

救急搬送されたローラは、頭部に外傷を負いながらも奇跡的に脳震盪で済みました。
破水したアナは現場から逃げて、自力でモンゴメリー病院へ駆け込み、男児を出産した後に子どもを連れて逃げたと、トッドから連絡が入ります。
ローラの病室でその知らせを聞いたジョンに、ローラが「生後すぐの赤ん坊を連れて逃げる場所は、安全なところしかない」と別荘を示唆しました。
ジョンは別荘へ行くと言い、無理をおして退院したローラも一緒に車に乗ります。
アナは別荘のベッドで寝ていました。赤ん坊はタオルで挟み、寝かせています。
ジョンがこっそり赤ん坊を奪い、チャイルドシートに置いた直後、アナが包丁でジョンの腹を刺しました。
アナに背後からしがみつかれたジョンは、食器棚にぶつかって撃退します。
赤ん坊を置いたチャイルドシートを持って移動すると、車の前にアナが立ちはだかりました。銃を持っており、ためらいもなく散弾銃を至近距離からぶっ放します。
赤ん坊が後部座席に乗っているにもかかわらず、発砲してきたことに怒ったローラは、発車してアナを轢きました。アナは轢死します。
明け方、パトカーがやってくるのを見ながら、ジョンはローラに「もう大丈夫だ」と言いました(正当防衛にあたると思うので、ジョンもローラも罪に問われない可能性大)。

みんなの感想

ライターの感想

スタンダードなサスペンス! でも怖い。この手があったかと新鮮でもある。
第一印象は「はかなげでしおらしい」女の子に見えていたアナが、夫婦に引き取られたあたりから、徐々に本性をあらわしていく。
この過程がきちんと描かれているので、見ていて怖い! 女って怖い!(笑)
こういう子にターゲットにされたら、夫婦して困るよなあ…かといって、初対面の第一印象は良好なだけに、予防線の張りようがないし。
夫のジョンを誘惑するためにあの手この手を使ってくるアナ、それでもジョンがなびかないと知ると、エスカレートしていく狂気。
エスカレートの度合いが絶妙。全体的に地味な作品かもしれないが、良作。

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