「ザウォッチャー」のネタバレあらすじ結末

ザ・ウォッチャーの紹介:LAで女性連続殺人鬼の捜査で疲れ果て、休職してシカゴに移ったFBI捜査官をその殺人鬼が追い、予告殺人のゲームを仕掛けるという2000年公開のサスペンス映画。監督は本作がデビュー作となるジョー・チャーバニック。音楽は「スクリーム」「パラサイト」のマルコ・ベルトラミ。主演のFBI捜査官役を「セックスと嘘とビデオテープ」「ボストン・リーガル」のジェームズ・スペイダー、ヒロインを「レスラー」「いとこのビニー」のマリサ・トメイが演じ、初の悪役となる殺人鬼を「マトリックス」「スウィート・ノベンバー」のキアヌ・リーヴスが演じている。

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予告動画

ザウォッチャーの主な出演者

ジョエル・キャンベル(ジェームズ・スペイダー)、グリフィン(キアヌ・リーヴス)、ポリー(マリサ・トメイ)、マイク・イビー(アーニー・ハドソン)、マッキー刑事(クリス・エリス)、ミッチ(ロバート・チッチーニ)、ダイアナ(ジェニー・マクシェーン)、写真店員エリー(レベッカ・L・スミス)、タトゥの女(ジリアン・ピーターソン)など。

ザウォッチャーのネタバレあらすじ

【起】- ザウォッチャーのあらすじ1

クリスマス間近のシカゴ。FBI捜査官ジョエル・キャンベルは、3年半ロサンゼルスの連続女性殺害事件を追い続けて疲れ果て、不眠と酷い偏頭痛に悩まされるようになったため休職し、カウンセラーに通っています。
彼は、犯人は被害女性をストーキング後、明け方女性宅に侵入、監禁し、ピアノ線で絞殺する手口を繰り返している、「犯人は大人しく待ってはいないからね。犯人のヘマにつけ込むしかない」と自嘲します。カウンセラーのポリーは話を興味深く聞き、微笑みます。また家に戻った彼は、恋人のリサが犠牲となった最後の事件の悪夢にうなされ、より強い薬を注射し発作を抑えます。
犯人の目的は、女性殺害だけではなく、追い続けるキャンベルをもストーキングし、翻弄して逃げ切り、彼のプライドをズタズタに傷つけるというゲームへと変質していました。彼はそれを誰にも打ち明けられず、追いつめられていたのです。

ある夜、彼がベトナム料理店で飲んで帰ると、アパートの下階に立ち入り禁止のテープが張られパトカーが集まり騒動になっていました。彼はテープを除けて部屋に戻ろうとしますが、マッキー刑事に呼び止められます。彼が身分証を見せ殺人か?と聞くと、マッキーは下階の女性が殺されたと写真を見せ、何かあったら連絡をくれと名刺を渡します。
翌朝、キャンベルは見慣れぬ郵便物から昨夜の被害者の写真を、別の郵便物からは別の女性の写真を見つけます。彼はマッキーに犯人を知ってると言い、警察署で届いた2枚の写真を見せます。
彼は、郵便は連続女性殺人事件の犯人グリフィンからで、ロスで3年半追う間11件の殺人を犯し、半裸の女性をピアノ線で殺害、証拠は残さない、予告殺人の手口も同じだと言い、まだ顔は知らないが、何より自分と同じアパートの女を殺したことが奴である証拠だと話します。

その頃、ショッピングモールにある写真店に現れたグリフィンは、メガネの女性店員を口説き、インスタントカメラで彼女の写真を撮り現像を頼みます。
FBIのイビーはキャンベルを呼び、君は奴に詳しいし何より君を巻き込みたがってると言い、シカゴ警察との合同捜査の指揮を依頼しますが、断わられます。キャンベルはその足でリサの墓を参りますが、その様子を何者かが遠くから観察しています。
また、彼はカウンセリングで、今は睡眠薬無しでは眠れず、血圧や偏頭痛の薬漬けでろくに買い物もできない、仕事ができるはずがないと言いますが、ポリーは、あなたはそれでも週2回忘れずにここに来てる、娘がさらわれたら私に捜査を頼むかい?と聞く彼に、頼むわと答えます。
その夜、リサとの思い出に浸っていたキャンベルの元に、グリフィンから電話があります。彼はあんたの後任とウマが合わずシカゴに来たと明るく話し、次の獲物の写真を送るから明日の夜9時までに探せとゲームを仕掛けてきます。
翌朝、花束が届き、カードにはあの写真店の女性の写真が貼り付けられていました。彼はイビーに捜査がしたいと申し出ます。
キャンベルは部下のダイアナに現像番号から写真店を洗え、ミッチに写真分析を指示し、部分拡大した中から犯人らしき影と文字らしきものを見つけます。また、2人の共通点は身寄りも友人も無く孤独だったと聞き、いなくなっても目立たないからだと話します。
マッキーは記者会見を開いて女性の写真を公開し情報提供を求めます。マスコミは事件を大々的に取り上げ、警察には情報が殺到しますがどれも不確かで、肝心の本人は仕事中でテレビを見ていません。
やがてレストランから先週ターゲットを見たと情報が入り、彼はダイアナやマッキーと共にレストランに行き、先週のスタッフを呼びつけて事情を聞き、警察やFBI総出でカードの客に電話をさせますが、9時20分前になっても有力な情報はありませんでした。

その頃女性は勤務を終え写真店を出ますが、モールに貼り出された自分の貼り紙には気づかずエレベーターに乗り、目撃情報で駆けつけたキャンベルたちとはすれ違いになります。
キャンベルはモールで聞き込みを続けるうち、写真店を発見し女性がエリーだと知り、店員に急いで自宅に連絡するよう言い、その頃自宅でペルシャ猫のフランクと映画を見ていた彼女は電話を取りますが、母親からでした。彼女が電話を切った9時ちょうど、部屋に潜んでいたグリフィンは彼女に襲いかかります。
キャンベルは店員から聞いたエリーの番号に電話をかけていましたが、長い呼び出しの後、取ったのはグリフィンで、もう手遅れだと言い、ハラハラしたろ?とはしゃぎます。彼は日頃のキャンベルの行動を言い当て、「こうして話していながら互いを知らない、でも俺が判るよな?ジョエル」と言い電話を切ります。彼女の部屋からは猫のフランクが消えていました。
その後、グリフィンは路上で小銭をねだる黒髪で小柄な女性に声を掛けられ、ダンスをしようと誘い、路上で踊ります。
キャンベルはマッキーとベトナム料理店に行きますが、グリフィンがその店の事を話していたのを思い出し、裏口から抜けて路上駐車の車を調べ始めます。すると青のクーペが強引に車を出し逃走します。2人はしばらく追いますが逃げられます。 この映画を無料で観る

【承】- ザウォッチャーのあらすじ2

翌日、キャンベルはポリーのクリニックに行きますが、彼一人が乗るエレベーターに乗り込んできたのがグリフィンだとは気付きません。彼はキャンベルを時々盗み見て同じ階で降り、ポリーのクリニックを確認し通り過ぎます。
キャンベルはポリーに、復帰できた礼を言いますが、グリフィンが復讐を企んでいるのかと聞かれ、これは彼流の儀式で私はその一部だ、私無しでは成り立たないと話します。またポリーに彼は寂しいのねと言われ”おかしい”だろと言い換え、あなたはどうなの?と聞かれて「どういう意味だ」と聞き返します。会話は新しい写真が届いたと言う知らせで終わります。
写真は首にハートのタトゥがあるあの小銭をたかっていた女性でした。キャンベルは写真を拡大し、タトゥの店や撮影場所の特定を指示し、公開捜査が始まります。
一方、グリフィンはエイブラハムと名乗ってポリーのクリニックに行き、キャビネットの位置などを確認し、先生は美人だから会いたくて来る患者もいるのかと聞いていました。

その頃タトゥの女性は路上で小銭をせびっていましたが、テレビで事件を知った母親から連絡があり、娘は弁護士の彼がいてコーヒーショップで働いていると聞いてると話します。キャンベルは撮影場所がコーヒーショップの前だと気づき、場所の特定を急ぎます。
女性は路上生活者で、廃ビルで暮らしていましたが、BFのスケボー少年は彼女を見捨てて帰ります。その頃キャンベルたちは警察総出で付近の路上で懸命に聞き込みを続けていましたが、キャンベルに呼び止められたスケボー少年は慌てて逃げ出します。
一方、廃ビルにはグリフィンが現れ、たき火にあたっていた女性に声を掛けますが、ラジカセで殴られ逃げられます。女性は迷路のようになったビルの中を必死で逃げますが、やがて捕まり殺害されます。また、スケボー少年から居場所を聞き出したキャンベルは、廃ビルを捜索するうち、逃げるグリフィンを見かけて後を追い、ピストルで撃ち屋上へと追い込みます。
空には警察のヘリ、地上には大勢の警官が彼を追っていましたが、確実に追っているのはキャンベルだけで、グリフィンはビルを渡って地上へと逃げ置いてあった車で逃走、キャンベルもパトカーで追いかけます。
彼の車を数十台のパトカーが追いかけ激しいカーチェイスとなりますが、キャンベルのパトカーは途中で工事現場に突っ込み脱落、グリフィンの車は数台のパトカーに追われガソリンスタンドに突っ込みガソリンを浴びます。
彼は、おもむろにライターを取り出しガソリンに火を放ち、スタンドは大爆発、追ってきた数台のパトカーも巻き込まれ炎上します。彼はまだボンネットに火が残る車で現場から逃走します。
この一件で3人の警官と女性が死亡、キャンベルは過労で倒れ入院します。入院先にはポリーが見舞いに訪れ、2人は穏やかなひと時を過ごします。
一方、グリフィンはポリーのクリニックに忍び込み、キャンベルのカルテとテープを盗み出し、「彼は寂しいのね」「あなたは?」の部分を車の中で繰り返し聞いていました。その膝にはエリーの猫フランクがいて喉を鳴らしていました。

【転】- ザウォッチャーのあらすじ3

ほどなくして警察は新たな殺人予告を公表、届いた写真を公開します。それは入院中だったキャンベルの家から警察に回送された郵便物で、病院のベッドにいた彼は、テレビのニュースでその写真を見て愕然とし病院を抜け出します。
それはロスで彼に襲われ亡くなった彼の恋人リサでした。彼女は家で拉致られた所をキャンベルに発見されますが、彼はリサの拘束を解く前にグリフィンを追って出て、その間家では火災が発生、彼女は椅子に括られたまま焼死したのです。写真にはお悔やみの言葉が添えられていました。

キャンベルはピストルを持ってリサの墓に行き、隣の墓に立って微笑むグリフィンに銃口を向け近づきます。グリフィンは親しげにビールを勧め、リサの墓があるからシカゴへ来たのかと言い、死んだ女などもう忘れろよと明るく話します。
キャンベルは自首するために俺を呼んだのかと聞きますが、彼はリサが人妻だったから寝たと言えなかったのかと論います。が、いつでも撃てると脅すと、俺を殺せば灯油にロウソクの火が燃え移ってポリーも死ぬと言い、赤いシミのある彼女の名刺を見せ、リサが焼け死ぬ時には肉の焼ける臭いがしたか?と言います。
グリフィンは、ポリーはまだ殺してない、それよりここで話そうと言いますが、キャンベルは無事なら彼女に会わせろと言い、銃をグリフィンに渡します。彼は会えて嬉しいと言いながら残弾を地面に撃ち、彼と一緒に歩き出します。
グリフィンは助手席に座り、彼に運転させ、ポリーの拉致現場へと案内します。ドライブ中、彼はキャンベルを労い、俺たちは友だち以上、兄弟だったと語りますが、本当の兄弟は?と聞かれて、あの女の真似事で優位に立つ気か?目を見て話せ、捜査の事は忘れろ、あのビッチ=ポリーとも会い過ぎだとイラつきます。
また、何が欲しいか要求を言え、彼女の安全を確認したら俺が叶えてやると言われ、俺が欲しいのはお前だと笑います。キャンベルは密かにマッキーの携帯を鳴らし、会話の続きを聞かせます。マッキーはすぐ気づき、逆探知を指示します。
グリフィンは、2人で話せば分かり合えると思った、お前は俺を理解している、お前の目もずっと俺を見ていた、でもリサと…と言いかけた時、車は目的地に到着します。
そこはミシガン湖の湖岸に建つ古い倉庫で、古い貨物用エレベーターで部屋に着くと、グリフィンはドアに仕掛けた銃のトラップを外し、彼を招き入れます。
たくさんのキャンドルが灯され灯油がまかれた部屋の中央で、ポリーは椅子に括られ口をガムテープで塞がれ呻いています。部屋の隅にはプロパンのボンベも並んでいます。彼がその様子に気を取られた瞬間、グリフィンに殴られ倒れます。
一方、逆探知で居場所を知ったマッキーらもヘリで倉庫に向かい、倉庫は徐々に警官隊に包囲されていきます。

【結】- ザウォッチャーのあらすじ4

グリフィンは彼女の前でカンフーのようなダンスをし、キャンベルを椅子に座らせライトで照らし、銃口を向けます。が、ポリーに安心しろ殺さないよと言い、俺たちは互いに必要なんだ、陰と陽、黒と白さと話します。そして彼女の口のテープをはがし、どちらが欠けても生きる意味を失う関係だろ?と聞き、彼女がそうだけどと答えると、キャンベルにそれ見ろと笑いかけます。

グリフィンが彼女を椅子から立たせ銃口を向けると、キャンベルは殺す気なんてないんだろう?手を離せと説得しますが、振り向きざまに彼の足を撃ち、椅子に座らせます。そして彼の肩を抱いて頬を寄せ、炎に美人の女、懐かしい光景だろう?なのにお前は罪悪感に耐え切れず、俺を避けシカゴに逃げたと言います。けれど、俺のミスで女が死んだ事を後悔してると思うのかと言われ、お前の全てを俺に注がなかった事が問題なんだ、”惨めな俺をよく助けに来てくれた”と礼を言えと迫ります。
キャンベルは、シカゴには連続殺人犯が掃いて捨てるほどいるんだ、お前など仕事の一部にすぎないと言い捨てます。
グリフィンは彼を殴打し、奴はまだ俺を解ってないと言い、ポリーの首にピアノ線を掛け「奴を恨め」と言い締め始めます。が、キャンベルが「ありがとう」と言うと止め、彼に近づき、「もう一度」と言い微笑みます。キャンベルはありがとうと言うなり彼の首を破片で刺します。
グリフィンがよろけた瞬間蝋燭が倒れ、灯油に火が燃え移り、部屋は瞬く間に炎に包まれます。彼がピストルを拾い撃とうとした瞬間、キャンベルはトラップのショットガンで彼の肩を撃ち抜き、グリフィンは炎に包まれます。
キャンベルがポリーの縄を解いた時、包囲していた警官隊が倉庫に突入、扉を打ち破った瞬間炎が吹き出し、2人は窓を突き破って湖に飛び込み、部屋が爆発炎上した瞬間、炎に包まれたグリフィンが湖に落ちます。
ポリーはすぐに警官に引き上げられ、キャンベルはそばに浮いていたグリフィンの顔が焼け崩れているのを確認した後、引き上げられます。グリフィンの死体はボートで回収されます。

犯人は大人しく待ってはいないからね。犯人のヘマにつけ込むしかない…キャンベルの自嘲的な台詞で事件は終わります。

みんなの感想

ライターの感想

うるさいくらいの盛り上げ系BGM、ド派手なカーアクションと爆発炎上シーンが見事で見どころっちゃー見どころなんですが、監督はそもそもMTVの監督だそうで、頼みのキアヌがラジー賞ワースト助演男優賞まで取りかけたと言ういわゆるダメ映画なのですが、不思議な引力がある作品です。
サイコな黒キアヌに期待した初見ではちゃぶ台を返しそうになったものの、キアヌの妙な魅力に気付いて以来、お宝シーンの連続で見るたび妙な笑いが込み上げてきます。
まったりとボリューミーなキアヌが踊る奇妙な牛ダンス、エレベーターでのちら見から始まり、念願だったキャンベルとの逢瀬でようやく想いを打ち明けるキアヌ。その狂おしいまでの想いを全く意に介さずこのド殺人鬼め!要求は何だ!人質を釈放しろ!揚句にキサマなどそこらによくいるシリアルキラーの端くれで仕事で仕方なく付き合ってやってたんだ!とぶった切るキャンベル。
警察側が当然この切ない想いを理解するはずも無く、マッキーなんざいきなり「欲しいのはお前だ」とか聞かされながらも言った台詞が「逆探知だ!」(いや、あんたは正しい笑)…どこでどう間違っちゃったんですかねぇ。
同じ現象が今では巨匠と呼ばれるキャスリン・ビグロー監督の「ハート・ブルー」や「JM」でも見受けられるので、やっぱり彼には監督を狂わせる何かがあるんでしょうねぇ。
しかしながら製作費3000万ドル、世界興行収入4700万ドル超と言うんだからこの中の9割がちゃぶ台を返し、1割がニヤついていたとしてもなかなかの好成績では?と言う、これこそまさに迷品・珍品。廃盤前にぜひ。

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