「スティーヴンキング(ファミリーシークレット)」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

スティーヴン・キング ファミリー・シークレットの紹介:2014年製作のアメリカ映画。ホラーの帝王、スティーヴン・キング原作・脚本によるサスペンス。長年連れ添った夫が、全米を震撼させ続ける連続猟奇殺人犯だと知った妻がくだした決断とは…。

予告動画

スティーヴンキング(ファミリーシークレット)の主な出演者

ダーシー・アンダーソン(ジョーン・アレン)、ボブ・アンダーソン(アンソニー・ラパリア)、ベティ・パイク(カーラ・ブオノ)、ペトラ・アンダーソン(クリステン・コノリー)、ビル・ゲインズ(マイク・オマリー)、ホルト・ラムジー(スティーヴン・ラング)

スティーヴンキング(ファミリーシークレット)のネタバレあらすじ

【起】- スティーヴンキング(ファミリーシークレット)のあらすじ1

ボブとダーシーは結婚25周年を迎える初老の夫婦です。ボブとダーシーの間には、息子・ドニーと娘・ペトラがおり、ペトラは近々結婚予定です。
子ども2人はすでに家を出て別の場所で暮らし、ダーシーとボブは夫婦だけの生活に戻っていますが、夫婦仲はよく、ダーシーは満足していました。
ある日、ボブとダーシーの結婚25周年の記念パーティーが、周囲の皆の協力によって開かれます。
ボブはその席で「最優秀会計士」の表彰を受けました。ダーシーの隣人でバツイチ女性のベティも祝福します。ベティはダーシーより少し若い女性でした。
息子・ドニーと娘・ペトラ、ペトラの婚約者のビルも口々に祝福の言葉をかけます。
ボブは妻・ダーシーに、「君はうお座だよね」と、熱帯魚の形をしたイヤリングをプレゼントしました。パーティーは盛況で、ダーシーは幸福だと感じます。
…パーティーの出席者は気づきませんが、それを見守る謎の男性・ラムジーがいました。
パーティーが終わって帰宅したボブは、飲み過ぎたというダーシーをベッドに導くと、ライム入り炭酸水を勧めます。
ダーシーはボブへのプレゼントが間に合わなかったと嘆きました。ボブは古いコインを収集するのが趣味です。
そんなボブに、ダーシーは1955年のダブルベイ小麦コインをプレゼントするつもりでした。1万5000ドル即決価格のオークションの出品相手に、9000ドルにならないか交渉している最中でした。
それを聞いたボブは、その気持ちだけで嬉しいことと「いつか自分の小銭入れの中で、コインとの出会いを果たしたい」と言います。
盛り上がったダーシーとボブは、愛の営みを交わしました。ボブのお好みは「いけない坊やね」と言われながらの騎乗位です。
向かいの家ではダーシーの親友・ベティが、ガレージでセックスしていました。
翌朝、ボブが出勤した後、ダーシーはお菓子の箱を開けます。すると「君は少し太ったような気がするぞ」という夫・ボブからのメモが入っていました。ダーシーは苦笑しながら、お菓子を食べずに箱をしまいます。
ダーシーがテレビの電源を入れてニュース番組を見ると、昨日パーティーの席で友人・ベティが話していた、連続猟奇殺人犯〝ビーディ〟の報道をしていました。
ダーシーはおぞましい話全般が苦手でした。だから避けていたのですが、その連続殺人犯〝ビーディ〟は、12人の女性を殺害しています。
報道されていた被害者はマージョリー・ドゥバルという中年女性で、縛ってレイプされた後に殺害されていました。
犯人〝ビーディ〟は、犯行を行なった後はいつも被害者のID(身分証明書)と、挑発的な犯行声明を警察に送りつけるのが常でした。

【承】- スティーヴンキング(ファミリーシークレット)のあらすじ2

12人も殺害している犯人が捕まらずにいるのだと想像しながら、ダーシーがテレビのチャンネルを変えると、ホラー映画が流れます。
ダーシーは慌ててテレビのチャンネルを変えようとしました。ダーシーはホラー映画も、グロテスクな描写も大嫌いなのです。しかしテレビのリモコンの電池が切れて、電源を消せません。
視線をそらしながらガレージに移動したダーシーは、自家用車のフロントガラスに「がんばれば君も駐車できる」というメモを見つけました。夫・ボブは家のあちこちに、妻・ダーシー宛てのメモを残すのが好きです。
ダーシーはガレージの横にある机の中から、電池のストックを探しました。その時にガレージの外に、見慣れぬ不審な車(ラムジーの車)が停まっているのを見ます。
ガレージの電気を消してダーシーが警戒しながらじっと車を見張ると、車はしばらくして去りました。
電気を再びつけようとしたダーシーは、雑誌の束にぶつかって雑誌と電池を落とします。雑誌のほとんどはダーシーが購入したものですが、一部知らないものもあり『ボンデージ(縛ったり拘束したりするSMプレイのようなもの)』という雑誌があり、ダーシーは眉をひそめました。
電池を探そうと机の下の箱と工具箱をどけると、奥の壁にくぼみが作られていて、そこに娘・ペトラが小学時代に作った10×15×4cmほどの小箱があります。
なぜそんな場所に隠しているのか不審に思ったダーシーが開くと、中には何枚ものカードが入っていました。
カードをめくると、うち1枚は「マージョリー・ドゥバル」という女性のIDカードでした。先ほど見ていたニュース番組の被害者の名と同じだと思い、ダーシーは激しく動揺します。
25年連れ添った仲のよい夫・ボブが連続殺人犯なのか…そう思うと震えが止まらないダーシーは、慌ててカードを元の場所にしまい、箱と工具箱も戻しました。外はいつのまにか雨が降り始めていました。
家に戻ったダーシーは、出先からの夫・ボブからの電話を受けます。泣いていたダーシーは「死んだ姉のことを思い出していた」とごまかしますが、夫・ボブは心配しました。
電話を切ったダーシーは、今までのボブの行動を思い起こします。会計士のボブは仕事の関係で、時折遠方への出張がありました。今朝もバーモント州に出張し、帰って来るのは明日です。
居間ではテレビがつけっぱなしで、まだホラー映画が流れていますが、今のダーシーにとってはどうでもいいことでした。
ダーシーはパソコンを開けると、インターネットに〝ビーディ〟と入力し、調べます。〝ビーディ〟は全米のあちこちで猟奇殺人を繰り返し、「バカ検事へお任せ」「息子は巻き添えだ」などと挑発的な文章をいつも送りつけていました。

【転】- スティーヴンキング(ファミリーシークレット)のあらすじ3

死体の画像も出てきます。被害者は拷問を受けており、マージョリー・ドゥバルはハサミで殺されていました。
生前のマージョリーの画像を見たダーシーは、激しいショックを受けます。そこには昨夜ダーシーがもらった熱帯魚のイヤリングと同じものをつけているマージョリーの写真がありました。
夫・ボブはマージョリーから奪ったイヤリングを自分にプレゼントしたのかと思うと、ダーシーは耐えられず涙をこぼします。
寝室に移動したダーシーが精神安定剤を服用しようとすると、そこにも夫・ボブの「今夜は本当に必要かな」というメモがありました。ダーシーは「今夜こそ必要だ」と言って、薬をのみます。
昼間から寝床に入ったダーシーは、空想しました。ボブが喫茶店にいると斜め向かいで『ひざまずかせて』という本を読む中年女性、それを見たボブが「いやらしい本を読みやがって」と吐き捨てて女性を尾行し、犯行に及ぶ…空想するだけで、ダーシーはおそれおののきました。
心配した夫・ボブが帰宅を早め、夜のうちに帰っていました。夜の3時半に帰宅したボブは、未明に起きて来たダーシーに「また飴を食べたな」と言います。
「確認しないと気が済まないタチ」だと言うボブは、ダーシーがガレージの秘密を見つけたことにも気づいていました。パソコンの検索履歴もチェックしています。
なぜ殺人を、と問うダーシーに、夫・ボブは話します。
中学の時に仲の良かったブライアンという友人が、車に撥ねられて若くして亡くなりました。以来、自分の中にもう1人の別人格が現れるようになりました。それが〝ビーディ〟です。
ボブは凶暴な人格の〝ビーディ〟と長い間戦っていましたが、ある時「確かめてみようと」思いました。〝ビーディ〟を野放しにしたらどうなるのか…結果、〝ビーディ〟は連続殺人を犯しながらも捕まることなく現在に至ります。
ボブは「通報しても僕はかまわないが、子どもたちのことが心配だ」と言いました。言われてみるとそうだとダーシーは思います。今まで築き上げた幸福な家庭が一瞬で崩壊します。
ボブは「朝まで寝よう」と言って電気を消し、ダーシーも寝ました。普段通りの朝が来ましたが、ベッド脇に包丁があるのを見てダーシーは恐れます。対応によっては、ダーシーはボブに殺されていたのかもしれません。
ダーシーはボブに、警察に被害者のIDカードと挑発的な犯行声明を送るのと、新たな殺人をやめてくれと要求しました。そうすれば水に流すと、暗ににおわせます。ボブは承諾しました。
何事も起こらなかったような日が続きますが、夫・ボブがポーツマスの小さな文房具会社の税金対策で出張した時、ポーツマスで女性ミケラ・ブレイク殺害のニュースが入ります。

【結】- スティーヴンキング(ファミリーシークレット)のあらすじ4

特に変化はありませんが、常にボブとダーシーの動向を、車に乗ったラムジーが偵察していました。
ダーシーは友人・ベティと外でランチすると、車をガレージに上手に駐車し「やればできる」と言いながら、ガレージに置いてあるクマの貯金箱に小銭を入れました。外出時に得た小銭は、コイン収集が趣味の夫・ボブのためにいつも入れていました。
娘・ペトラと婚約者・ビルの結婚式が行なわれます。花嫁・ペトラと踊る夫・ビルを見ながら、妻・ダーシーは感慨深げでした。
ある日、ボブはクマの貯金箱に入った小銭の中に、14歳から探し続けていたレアなコインを見つけて狂喜乱舞します。お祝いしようと言って外食したボブとダーシーは、幸せそうに帰宅しました。
妻・ダーシーのためにライム入り炭酸水を作ったボブは、階段をあがったところでダーシーに突き飛ばされ、階段の手すりを乗り越えて落下します。
夫・ボブを見におりたダーシーは、ボブにまだ息があるのを見て台所に行き、タオルをチャックつきポリ袋に入れたものを口に押し込みながら馬乗りになり「上に乗ってるわよ、お好みでしょ」と言いながら窒息死させました。
その後タオルとチャック入りビニール袋を念入りに洗って干し、袋に穴があいているのを見て、手袋をして口の中に残ったビニールの切れ端を見つけて処分し、ビニール袋は肉のパックを入れて冷蔵庫に保管します。
それから、改めて電話機を手に取ると救急車の手配をしました。「夫が階段から落ちた」と言いました。
ボブの葬儀が営まれます。棺を埋める際、ダーシーはボブから貰ったイヤリングを投げ入れました。
ずっと車で尾行していた謎の男性・ラムジーが、ダーシーに声をかけます。ダーシーはラムジーに州の司法局時代の名刺を渡し、家の中で話そうと言いました。ダーシーは家にあげます。
ラムジーは退職後、連続猟奇殺人犯〝ビーディ〟を追っていました。そして〝ビーディ(BEADIE)〟が、ボブのBとダーシーのDからきていると突き止め、夫婦でグルになって殺害を重ねていると思っていました。
ボブの死によって「妻・ダーシーは無実で、夫・ボブが殺人犯だと知ったダーシーがボブを殺した」と理解したラムジーは、自分の推理を話します。ラムジーは重い病に侵されており、ダーシーと話した後に車で気絶し、隣人・ベティの通報で救急搬送されました。
病室に忍び込んだダーシーはラムジーを殺そうと考えましたが、ラムジーは「1人(自分)が死ねば秘密は守られる」と言います。ダーシーが手を下さなくても、ラムジーの死は近づいていると暗に告げました。
さらにラムジーは「君は正しいことをした」と言葉をかけ、ダーシーはその発言に救われます。ダーシーは〝ビーディ〟というのは自分たちの頭文字ではなく、ボブの昔の友人「ブライアン・デラハンティ」の頭文字だったと告げました。
…ボブの犯行も、ダーシーの犯行も世に露見することはありませんでした。
夫の趣味が半ば自分の趣味となったダーシーは、コインカタログを見ながらお菓子を食べようとします。
お菓子の箱に「僕は害虫だ。でも君と一緒にいたい」と書かれた夫・ボブのメモを無造作に丸めて捨てると、ダーシーはお菓子を口に入れました。

みんなの感想

ライターの感想

なんとも底知れない薄気味悪さが、全編を通して流れます。
ホラー映画はもちろんのこと、ちょっとのグロでも苦手だったダーシーが、夫が猟奇殺人犯だと知ると、表向きは普段どおりに振る舞いながら、用意周到に計画を練って夫殺害に至る。
女性ならではのしたたかさ、強さがうまく表現されています。
途中に出て来たポーツマスの殺人は、劇中では「内縁の夫に事情聴取している」とされています。だからもしかしたらボブはちゃんと約束を守り、殺人をやめた可能性もある。
家族の名誉を守るために夫を殺害するダーシーは、どんな気持ちだったのでしょう。
…ボブなりのおちゃめな悪戯なのでしょうが、個人的にはあちこちにメモを残されてたら、それだけで「夫、怖っ!」と思います。まめな夫なのでしょうけど。

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