「デスノート(前編)」のネタバレあらすじ結末

デスノート 前編の紹介:2006年公開の日本映画。人気漫画『DEATH NOTE』を原作とし、公開は邦画史上として初の前・後編の2部連続公開として企画された。死神のノートを手に入れた青年と、彼の周囲で起きる様々な事件を描く。

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予告動画

デスノート(前編)の主な出演者

夜神月(藤原竜也)、L〔竜崎〕(松山ケンイチ)、南空ナオミ(瀬戸朝香)、秋野詩織(香椎由宇)、レイ・イワマツ(細川茂樹)、夜神幸子(五大路子)、夜神粧裕(満島ひかり)、リュークの声(中村獅童)、弥海砂(戸田恵梨香)、ワタリ(藤村俊二)、夜神総一郎(鹿賀丈史)

デスノート(前編)のネタバレあらすじ

【起】- デスノート(前編)のあらすじ1

警視庁の刑事部長・総一郎を持つ夜神月(やがみライト)は、東応大学のエリート大学生です。月の家庭は頼りになる父・総一郎を中心に、優しい母・幸子、兄を慕う高校生の妹・粧裕の4人家族で、幸福で円満な家庭でした。
月は大学在学中に司法試験を初受験で合格するくらい優秀で、将来は父のようになりたいと思っています。人一倍正義感が強く、18歳の時に父から贈られた六法全書を大事にしています。
そんな月にとっては、現在の世界は許せないものです。日々凶悪犯罪が横行し、犯罪者の数が減らないからです。
ある日父・総一郎のパソコンでログインし、警視庁のデータベースに潜り込んで閲覧した月は、日本警察に落胆し、正義の限界を知りました。
逮捕されたたくさんの犯罪者が「心神喪失状態」という名目で不起訴処分になっていたり、あるいは未解決事件でお蔵入りになっていたりしました。
実際に不起訴処分になった人物がどんな生活を送っているのかと、月はある夜、渋井丸拓男を探して場末のバーに行きました。
殺人事件を犯した渋井丸は、悪びれることなくバーで仲間と飲んでいます。「犯行の瞬間、ぼーっとしてわけが分からなくなって」「どこか遠くから声が聞こえてくる」そう言えば無罪になると豪語した渋井丸は、俺のことを誰も裁けないと意気がっていました。
正義とは何かということが分からなくなった月は、降りだした雨の中、アスファルトの上に、そこだけが雨に濡れず落ちている黒いノートを見つけます。
それは『デスノート(DEATH NOTE)』と書かれた、一見何の変哲もない大学ノートでした。
家に持ち帰った月は、ノートをめくります。最初のページに英語でルールが記載してありました。
〝このノートに名前を書かれた人間は死ぬ〟
〝デスノートは書く人物の顔が頭に入ってないと効果は得られない。ゆえに、同姓同名の人物は死なない〟
〝名前のあとに人間界単位で40秒以内に死因を書くと、その通りになる。だが、死因を書かなければ、すべてが心臓麻痺になる〟
…冗談だろうと思いつつ、月はニュースで報道されていた女子高校生殺害事件で逮捕された容疑者・顔沼陽介の名を記しました。
翌日、朝刊を見た月は驚きます。逮捕された顔沼が、拘置所内で突然死を遂げていたからです。
月はノートを拾った場所に行き、死神〝リューク〟と出会いました。リュークは黒っぽいいでたちの翼を持つ大きな男で、デスノートを触った者にだけ見えます。
リュークはノートの所有者は月に渡ったと言いました。
デスノートを手に入れた月は、指名手配犯や凶悪犯などの犯罪者の名をノートに書き、次々に殺しました。続発する謎の変死は新聞で日々取り沙汰され、いつしかそれは『救世主キラ』の仕業だとインターネット上で話題になります。
世間ではキラについて意見が二分していました。「犯罪者を裁いてくれる救世主」と喝采を送る者と、「犯罪者とは人を殺しているから罪深き悪魔だ」と眉をひそめる者とがいます。
厚生労働省は「未知の病原体ウィルス」ではないかと調査しますが、特に問題はなく、また全世界で現象が起きていることから可能性は低いとしました。 この映画を無料で観る

【承】- デスノート(前編)のあらすじ2

4か月後、月の父・総一郎は警察庁から呼び出しを受けます。そこでICPO(国際刑事警察機構)の松原と話をした総一郎は、犯罪者が死ぬのは自然現象ではなく人為的なものだと聞かされました。
さらに犯人・キラは日本にいると限定されます。それは世界的に有名な謎の探偵『L(エル)』の推理で、最初の事件が日本で起きたことが根拠でした。
Lが陣頭指揮を取り、直接対決であぶり出してキラを特定することになります。Lは直接姿を見せず、ワタリという初老の男性を唯一の交渉窓口としています。
日本に捜査本部が設置され、総一郎は本部長に任命されました。
月は殺人犯をデスノートに書いて処刑することで、満足感を得ていました。これで犯罪のない理想の社会が生まれる、未来は僕の手に託されていると思います。
現実にいじめ問題などが激減し、非のある人物は怯え、そうでない人物は大手を振って歩ける社会になっていました。
自分のしていることは、犯罪の抑止力になっていると実感を得た月は、すっかり天狗になりました。同じ大学に通い、将来は検察官を志望している恋人・詩織とは意見が合いませんが、月にはさして問題ではありませんでした。
ある日、キラに関する臨時ニュースが流れました。それはICPOからの生放送で、Lと名乗る外国人の男性リンド・L・テイラーがキラを幼稚、害虫、虫けら呼ばわりします。腹が立った月はその名を書き込み、男性はテレビの前で死にました。
しかしこれはLからの挑戦状と罠で、この放送は日本の関東圏にしか放送されていませんでした。Lはキラが直接手を下さずに人を殺せることも知ります。テレビ画面に映っていた男性は、極秘逮捕された死刑囚でした。
翌日、新聞はこぞってLとキラの対決について取り上げます。
捜査本部で死亡推定時刻を分析したところ、空白の時間が発生していると分かります。ちょうど時間割のような空白部分に、キラは学生だとLは推理しました。
月はキラ事件の進捗状況を知りたくて父・総一郎に「僕も父さんの力になりたい」と言いますが、巻き込むわけにはいかないと総一郎は断ります。この発言で父・総一郎が捜査本部の責任者だと確信し、父のパソコンで捜査状況を盗み見しました。
キラが学生である可能性を指摘した資料を見た月は、早速1時間ごとに1人殺すようにします。ところが早々に動いたことから、Lによって「キラは死の時間を操れる」「捜査本部の情報が筒抜けになっている → キラは身内にいる可能性あり」と露見しました。
Lは裏で手を回し、FBI(アメリカ連邦捜査局)捜査官に捜査本部の家族を調査させます。月は尾行がついたことを知りました。
後手に回った月に、死神リュークが「死神の目が欲しくないか」と訊きます。死神の目とは、残りの寿命の半分と引き換えに、顔を見ただけで相手の寿命と名前が分かる能力です。
死神リュークは月がノートに書いて殺した相手の、本来残っている筈の寿命を貰って生きていました。
月はリュークの誘いを断って、刑務所にいる犯罪者をターゲットに、新たな実験を開始します。
〝死因を書くと更に6分40秒の詳しい死の状況を記載する時間が与えられる〟
刑務所内で3人の不審死が相次ぎます。1人は○の中に☆印を描いて死に、1人はひらがなのみの遺書を書いて死に、1人は脱走した後、廊下で死にました。Lは報道には伏せておくよう告げますが、月はデータベースで知ります。

【転】- デスノート(前編)のあらすじ3

その頃、現金を奪って逃走中の容疑者・恐田がいることを知った月は、恐田を利用しようして尾行する者の正体を突き止めようと考えました。
翌朝、恋人・詩織と月が乗ったバスに恐田容疑者が乗り込み、バスジャックをすると現金1億円を要求します。月は「安心して」というメモを詩織に見せますが、月らの後部に座った尾行者はメモを見て慌てました。
尾行するくらいだから容疑者の共犯者かもしれない、と月は言い、やむなく尾行者はFBIの身分証明を月に見せました。月はFBIが動いていることと、尾行者の名がレイ・イワマツだと知ります。
月とイワマツが会話するのを見た恐田が近寄り、月のメモを拾います。デスノートの切れ端で作ったメモに触れた恐田はリュークが見えるようになり、驚いてリュークに向けて発砲した後、バスを降りて左車線を走行していた車に轢かれ死亡しました。
月は「尾行者の身元」「デスノートに触れた者は所有者以外でもリュークが見える」ことを確認しました。恐田の事故死も全て計算済みでした。
FBIを邪魔に思うものの、人物の名と顔を知らない月は次なる作戦を計画します。最早、月にとっては自分の野心を達成することが大事で、そのためには犯罪者以外の者も手にかけるようになります。
イワマツは婚約者・ナオミと近日挙式する予定ですが、教会に行く約束をキャンセルして地下鉄に乗車します。ナオミもFBI捜査官で、Lの下で働いたことがあり、イワマツの行動を不審に思ったナオミは尾行しました。
イワマツは乗車すると網棚の上の資料を取ります。中にはキラからのメッセージとトランシーバー、紙の束が入っていました。
月はキラと名乗り、イワマツの隣に座った婦女暴行事件の容疑者を殺して証明します。日本に入ったFBIの編成と人数をパソコンで閲覧させ、リストで顔も確認した後、イワマツ自身に用紙へ記入させました。
用紙は一番上が厚紙になっており、穴が開いている部分に名を記入しろとキラは指定します。厚紙はデスノートに直接触れない配慮で、その下の用紙がノートです。命令されたイワマツは11名の名を記入すると用紙を元に戻し、網棚の上に置きました。
〝デスノートの所有者以外でも、顔と名前の認識を持って名前を書き込めば、所有者が使う時と同じ効果がある〟
次の駅で降りたイワマツは、3秒後に月の指定どおり心臓麻痺で死にました。電車を降りる間際にイワマツはリュークが見え(穴部分に触れてしまったため)、網棚の資料を回収する人物が月だと知りますが、イワマツにはどうすることもできませんでした。
但しイワマツが不審な行動を取った後、駅ホームで死ぬのを見た婚約者・ナオミはキラへの復讐を誓います。
FBIの捜査官12名(イワマツ含む)が一斉に亡くなったことで捜査本部に動揺が走り、キラは犯罪者でなくとも殺すことが証明されました。捜査本部長・総一郎は捜査から外れても降格しないことを約束し、身の危険を感じた大半の捜査員が事件をおります。残ったのは総一郎を入れて6名だけでした。
総一郎は顔を見せないLを信用できないと発言し、ワタリはLの元へ6名を案内します。Lはまだ若くて華奢な青年でした。

【結】- デスノート(前編)のあらすじ4

Lは自らを「竜崎(仮名)」と名乗り、正直に名乗った総一郎に、顔と名前を迂闊に言わないようたしなめます。
FBIには捜査中止命令が出されますが、ナオミは動き始めます。バスジャックの運転手に聞き込みしたナオミは、イワマツと会話した青年・月がいたことを知りました。
同じ頃LもFBI捜査官の死の状況を見、ナオミが単独行動を始めたことから「イワマツが担当していた相手が怪しい」と睨み、容疑者を本部長・総一郎と次長の家族と絞ります。
Lはこの時資料を見て、夜神月が最もキラの人物像に近い人間だと直感しました。総一郎と次長の家には監視カメラと盗聴器が7日間つけられます。
詩織と会ったナオミは記者を装って月とも会い、偽名の名刺を渡して宣戦布告して去りました。
監視カメラで見張りますが、月の行動に不審な点はありません。何かあった時のためにと、事前に月は何週間も先まで殺人予定のスケジュールを組んでいたためでした。
Lもその点に着目し「新たな犯罪者が出た時が、白黒をつけるチャンスだ」と言います。
監視7日目、朝まで勉強すると言った月はポテトチップスを持って部屋に入り、間食しながら勉強をします。臨時ニュースで江戸川区幼女誘拐事件の容疑者・貸間山が逮捕され、幼女は遺体で発見される報道が流れました。容疑者はその直後、警察署内で心臓麻痺により死亡します。
これで月の疑いは晴れ監視カメラと盗聴器は外されましたが、Lはまだ疑っていました。
月は勉強している振りを装って、ポテトチップスの袋の中に超小型テレビとノートの切れ端、ペンを入れ、貸間山の名を記したのです。ポテトチップスのコンソメ味は、月の家では月しか口にしません。
ナオミが詩織を拉致して月を欧名美術館に呼び出し、銃を詩織に突きつけながら「正直に言わないと愛する者を殺す」と脅しました。通報により警察官たちも駆け付けます。Lは美術館の監視カメラ映像を見ました。
詩織がナオミに誤射され、撃つ気のなかったナオミは精神錯乱状態となり拳銃自殺されます。しかしこれも全て月の思惑通りでした。
イワマツの婚約者と知った月は教会を訪れてナオミの名を知り、細部にわたって死の詳細を記していました。そこには詩織の死も織り込み済みです。
日本に銃を持つ人間はいないことを逆手に取った戦法でした。
恋人・詩織をキラ事件の一環で殺されたという動機ができ、月が捜査本部に入っても不自然ではないという流れを作ったのです。それを聞いた死神・リュークは「お前は死神以上に、死神らしいぜ」と言いました。
月は捜査本部に入れてくれと父・総一郎に懇願し、姿を現したL(竜崎)が承諾します。その手には「ポテトチップス コンソメ味」が握られていました。
月を挑発するようにポテトチップスを食べる竜崎に、月は熱い視線を送ります。
…同じ頃、売り出し中のアイドル・弥海砂(あまねみさ)がテレビ局の職員のストーカー・坂城に追われていました。坂城はナイフを手に持ち、海砂と波止場で心中しようとします。
坂城が突然胸を押さえて死にました。驚く海砂の目の前に、ノートが空から落ちてきます。それは2つめのデスノートでした。
(『デスノート(the Last name)』に続く)

みんなの感想

ライターの感想

前編、後編のいわゆる2部作で公開された、初の邦画作品です。現在ならDVDで視聴できますから、もしレンタルする時には2本同時に借りたほうがいいですよ。続きが気になりますから(笑)。
ストーリーの序盤から話がテンポよく展開されます。途中だれることもなくばーっと一気に2時間過ぎてたって感じ。
すごく盛り上がったところで前編が終わるので、続きが気になる。だから後編も一緒に借りておいてほうがいいんです。
ストーリーの前半は月の独壇場です。ノートを使って殺人を犯しているとはいえ、処刑する人物はみな犯罪者なので、見る側としても抵抗感なしに月の立場に立って応援しちゃいます。
ところが…Lが満を持して登場したあたりから、少しずつ「月ってほんとに正しいことをしてるんだろうか」と思わせる。監督の手腕はすごいです。あ、原作者がすごいのか。
Lの存在感がハンパない。白い顔に黒い目張り…俊雄くん(『呪怨』)が成長したらこんな感じ?
Lのインパクトが大きかったことは、その後『L change the WorLd』というスピンオフ作品がつくられたことなどからも、よーく判ることでしょう。
最近ではテレビドラマ化され、また2016年には新たな『デスノート』の映画も作られる予定です。
未見のかたはぜひ、一度ご覧になってください。レンタルして視聴する場合には前後編を、購入して見る場合はコンプリートボックスを!

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