「ドリームハウス」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

ドリームハウスの紹介:2011年製作のアメリカ映画。父親以外全員が殺害されたといういわくつきの家に引っ越してきた一家に起きる奇怪な出来事の数々が描かれる。ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズは本作での夫婦役がきっかけで結婚した。

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予告動画

ドリームハウスの主な出演者

ウィル・エイテンテン〔ピーター・ウォード〕(ダニエル・クレイグ)、アン・パターソン(ナオミ・ワッツ)、リビー・エイテンテン〔エリザベス・ウォード〕(レイチェル・ワイズ)、ジャック・パターソン(マートン・チョーカシュ)、ディディ・エイテンテン〔キャサリン・ウォード〕(クレア・アスティン・ギア)、トリッシュ・エイテンテン〔ベアトリス・ウォード〕(テイラー・ギア)、クロエ・パターソン(レイチェル・フォックス)、フードの男〔ボイス〕(イライアス・コティーズ)、グリーリー医師(ジェーン・アレクサンダー)、シンディ(サラ・ガドン)、アーティ(グレゴリー・スミス)

ドリームハウスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①優秀な編集者ウィルは本の執筆にかかるため、退社して新居を購入、家族と暮らし始める。しかし新居に不審者があったり、若者の集団が入り込んだりする。若者から家は5年前に一家惨殺事件があったと聞かされ、ウィルは事件について調べ始めた。 ②ウィルは5年前の一家惨殺事件の生き残りの夫・ピーターだった。記憶を喪失していた彼は気づかず、妻子は幽霊だった。惨殺事件の犯人は向かいの家の主人・ジャックと相棒で、ジャックは妻殺害を相棒に頼んだのだが、家を間違えたのだった。

【起】- ドリームハウスのあらすじ1

アメリカ、ニューヨーク。
ウィル・エイテンテンは優秀な編集者の中年男性です。ウィルはずっと仕事人間でしたが、このたび長年務めた会社・GPHを辞めて、一家で新たに購入したニューヨーク市郊外にある家で暮らすことにしました。
会社ではウィルの送別会が盛大に開かれ、同僚たちに惜しまれながらウィルは立ち去ります。去り際、GPHの代表の女性・グリーリーが「郡で一番の建築者を紹介しておく」と言い、ウィルに名刺を渡しました。
編集者として活躍していたウィルですが、もし可能ならば自分で本を書いて出版するのが夢です。これからは自宅で執筆をしようと考えました。
雪の降る中を列車で最寄り駅に降り立つと、家探しを手伝ってくれたという女性ヘザー・キーラーが迎えにきてくれていました。
ヘザーは「家は(購入する時に見たから)もう知っていると思うけれども」と言いながら、車で送ってくれます。2階建ての赤い屋根の家でした。
妻・リビーは外で待っていました。ウィルは雪玉を投げてリビーを驚かせます。妻・リビーはウィルが会社を辞めたのが嬉しく「これからはずっと家にいてくれるから、心強い」と言いました。
幼い子どもたちはもう眠ったそうです。時刻は夜なので不自然ではありません。…が、実は娘たちは起きて父・ウィルの帰りを待っていました。
隠れていた2人の娘・トリッシュとディディを見つけると、ウィルは風呂に入れると言います。子どもたちも喜んでいました。
娘たちが寝入った後、ウィルとリビーはテーブルで向かい合います。
今朝クロッカスの鉢植えが庭先のポーチに置かれていたのですが、妻・リビーはウィルからのプレゼントだと思いこんでいました。ウィルは違うと否定します。
翌朝、ウィルは雪かきをしていて向かいの家・パターソン家の住人を見かけました。夫・ジャックと妻・アン、10代半ばの娘・クロエです。この家はただいま離婚調停中で、クロエの親権をめぐって揉めている最中でした。
妻・リビーが柱の傷を見つけます。そこには「B 2006年3月27日 B 2005年9月24日」「K 2006年3月27日 K 2005年9月24日」…つまり、背の高さを柱につけた傷でした。リビーは前の住人の子のものだろうから、消したくないと言います。
その夜、下の娘・ディディが窓に男の影を見たと言います。ウィルは外を見て、電気をつけた瞬間に自分の影が映ったのだと答えました。その瞬間に風が吹き、外の木の板がガラスに当たって姉妹はびっくりしますが、ウィルは笑いました。
次の日、子ども部屋の外の木の板を修理しようとしたウィルは、足跡を発見します。もしかしたらディディの言う通り、不審者がいたのではないかと疑いました。
その日の夜、家の中で物音がして、ウィルは地下室を見に行きます。すると10代後半の若者たちが、おおぜい集まっていました。ウィルが怒るとみなちりぢりに逃げます。
若者のひとりを捕まえたウィルは、「この家は空き家だと思っていた」「5年前の4月の吹雪の日に、一家惨殺事件が起きた」ということを聞きだします。 この映画を無料で観る

【承】- ドリームハウスのあらすじ2

若者たちは一家惨殺事件が起きて現在は空き家になっていると思っていた家に集まって、肝試しをしていたのでした。事件のことを聞かされていなかったウィルは、ショックを受けます。
所轄の警察署に出向いて事情を聞きますが、対応した巡査は2年前に配属したばかりで、5年前のことは直接は知りません。
資料を見て確かに5年前に殺害事件があったと言い、当時の一家殺害事件の唯一の生き残りである、父親が犯人だと疑われたと言いました。その父・ピーターは頭部を撃たれたものの助かりましたが、精神を病んだそうです。
その頃、リビーは向かいの家の娘・クロエが携帯で喋っているのを聞き「ここに住むと死ぬと、その子が言っていた」と言いました。ウィルは向かいの家に事情を聞きに行きます。
クロエが出てきますが、すぐに母・アンを呼びます。アンは数日前がその家族たちの命日だったと言いましたが、ポーチに花を置いたかというウィルの問いには否定します。
帰宅すると、「虐殺犯の家」という落書きがされました。ペンキで塗りつぶしたウィルは、司祭を呼ぼうかと妻・リビーと相談します。
その夜、不審な男の影があり、影を追ったウィルは滑って浅い川に落ちますが、命に別条はありませんでした。
翌朝、娘が2人ともいないので妻・リビーが焦って探します。ウィルは娘たちの声をたよりに、クローゼットの奥にあった隠し部屋でトリッシュとディディを見つけました。2人はままごとをしていました。
その部屋で、前の住人とおぼしきキャサリン・ウォードとベアトリス・ウォードという名の入った絵本を、ウィルは見つけます。図書館で調べたウィルは、容疑者ピーター・ウォードが精神者施設に収容されたと知りました。
向かいの妻・アンがシチューの差し入れに来ます。ウィルは前の住人のことを聞きますが、アンは答えませんでした。気になったウィルは、ピーターが入所している施設を訪問します。
3日前から始めたばかりという受付の人は手間取り、その間にピーターの名を308号室に見つけたウィルは、こっそり308号室を訪れました。すると部屋に自分たちの家族写真があり、ウィルは自分たちの家に出没する不審者はピーターだと思います。
部屋に入って来た男性に詰め寄ると、その男性はマーティン・ティシェンコという入所したばかりの人でした。免許証を見せてウィルに証明します。
マーティンによると、すでに前の入居者・ピーターは出所しており、家族写真はピーターが残したものでした。どこかに消えたピーターが自分たち家族を狙っている…そうウィルは思います。
家の前にいたウィルを謎の車が襲いました。パトカーがきたので、車は立ち去ります。
パトカーはウィルが先に呼んでいたものでした。警察に「フードをかぶった男」と先ほどの「茶色い車」のことを告げ、精神収容施設から取って来た家族写真も見せて、ピーターに狙われていると訴えますが、警察はあまり深く捉えず、早々に立ち去ります。
ピーターについてきちんと調べようと、ウィルは事件時にピーターが収容された〝グリーンヘブン精神医療施設〟を訪問しました。

【転】- ドリームハウスのあらすじ3

一家惨殺事件で、ピーターは首の後ろに傷を負い、心神喪失状態で不起訴になっていました。その施設の映像を見たウィルは、映像の中に向かいに住む女性・アンの姿を発見します。
混乱するウィルですが、…実はもっと重大なことを、ウィルは医者に聞かされます。
ピーターは入所しているうちに心神喪失状態から、徐々に「自分がピーター・ウォードと受け入れなくなった」そうです。そして名前の部分を削り、入所施設で割り当てられた番号「W1-1L8-10-10」を代わりに自分の名だと思うようになりました。
「W1-1L8-10-10」…最初の2つの1をiに変え、残りの8と10の数字を英語で読み…「ウィル・エイテンテン」…つまり、ピーターはウィルだったのです。
(最大のネタがばれたので、ウィルのことをピーター表記に変更。というのも、終盤妻からもピーターと呼ばれるから)
ピーターは混乱しました。妻子はずっと家にいたからです。ありえないと思います。ところがそれは5年前に殺した筈の妻子なのです。リビーに電話をかけて医者に「話してみてくれ」と言いますが、医者は電話を代わろうとしません。
ピーターが受け入れなくてはならないことがありました。自分を盛大に送りだしてくれた、かつての同僚であるはずの人物たちが、精神収容施設に詰めていました。彼らは入所者だったのです(GPHはグリーンヘブン精神医療施設のこと)。
帰宅すると、家は廃屋でした。ピーターは、自分で描いた自分の夢の家(ドリームハウス)を思い描いていたのです。
ピーターは階段の途中の段の間に、自分がしたためていた手記を隠しました。
現実を突きつけられたピーターは熱を出します。それを看病してくれたのは、妻・リビーでした。同じく熱を出した娘・トリッシュとディディもいます。
(混乱すると申し訳ないので先に書くが、彼女らはピーターが作り出した妄想ではなく、幽霊である)
ピーターは妻・リビーに「施設の人の話によると、君はいないらしい」と告げました。リビーとは被害者・エリザベスの愛称で、トリッシュは正式名称・ベアトリス、ディディは本名はキャサリンなのですが、ケイティと普段は呼ばれており、それがなまって家族の間ではディディと呼ばれていました。
熱があるからよと妻・リビーは言いますが、娘たちのネグリジェを剥ぐと、トリッシュ(ベアトリス)には首の下に、ディディ(キャサリン)には背中に銃創があります。ピーターの前で、娘らは死にました。
妻・リビーはなぜ子どもを助けないのかとなじりますが、ピーターは「君も死んでいる」と告げます。
ドアをノックする音で外に出ると、ピーターは立ち退き通知を知らされ、「居住に適さない」という理由で封鎖措置が取られました。執行人がおおぜいやってきて、家に立ち入り禁止のシールを貼り、封鎖します。
向かいのアンが「私を覚えてない?」と聞き、ピーターを家に招きました。実はピーターは心神喪失だけではなく記憶喪失で、だから向かいの家のアンやクロエのことが思い出せません。彼女らはずっと向かいに住んでいました。
(引っ越してきたわけではなく、5年の施設暮らしを終えてピーターが戻って来ただけ。しかし記憶を失っているピーターが混乱せぬよう、アンはよけいなことを言わなかった)

【結】- ドリームハウスのあらすじ4

アンは生前のリビーと親友同士でした。だからリビーが殺害されて以降も、記憶を失ったリビーの夫・ピーターを施設に見舞いに来ていたのです。
クロエはピーターに「彼女たちが見えるの?」と質問します。もちろんクロエも昔から住んでいるので、リビーやトリッシュやディディのことを知っています。
ピーターに3人の幽霊が見えると知ったクロエは「いなくて淋しいと伝えて」と言いました。命日にポーチに花の鉢植えを置いたのは、クロエでした。
退所時に名刺をもらったことを思い出したピーターは、名刺の人物を訪問します。それはグリーリーで、ピーターの担当医でした。
グリーリーはピーターの話を聞き「あなたは本など書いていなくて、幻想の世界に生きていた」と告げますが、ピーターはそれでも夢の世界の方が幸せだと思ったので、帰宅すると廃屋の中に入りこみます。入ると、家族との幸福な暮らしが待っているのですから。
ピーターは妻・リビーに「あの夜のことを話せ」と言いましたが、リビーは思い出したくないようで、とぎれとぎれに話をします。
事件当夜は、ピーターはまだ帰宅していませんでした。階段で物音がしたのでリビーはピーターが帰って来たのだと思い、外に出ました。そしてリビーは倒れたそうです。
気がつくと娘たちは死んでおり、娘たちだけを死なせるわけにはいかないと思ったと、リビーは言いました。
封鎖措置を取られた家に不法侵入しているピーターを見つけ、アンがやってきます。ピーターはアンにも聞き、真実を話してくれと訴えました。犯人は自分という事実があるわけですから、ピーターは何があっても受け入れるつもりです。
ところが…そこに不審者が現れました。アンの夫・ジャックと、共犯の男・ボイスです。その瞬間、ピーターはやっと記憶を取り戻しました。
実は犯人はピーターではなく、黒幕はジャック、実行犯はボイスでした。
ジャックはアンと離婚後のクロエの親権で揉めており、自分の妻・アンを殺そうと計画してボイスを雇います。ボイスは聞いたとおりの家に行ったつもりでしたが、間違えてピーターの家を襲ってしまったのです。
家を間違えたものの生き残りのピーターに記憶障害が起き、警察もピーターが犯人だと思いこんだので、ジャックは知らんぷりを決め込みました。しかしボイスに5年間ゆすられています。
ジャックは相棒のボイスを銃撃すると、地下室でピーターを殴って気絶させ、アンを縛って廃屋に火をつけようとしました。
妻・リビーの幽霊は気絶したピーターを起こすと、家具を動かしてジャックの気をそらします(このシーンがあるのでリビーはピーターの妄想ではなく幽霊だと思われる)。
ピーターはジャックを殴り、アンを抱っこして外に出ました。まだ息のあったボイスが階段から地下室に灯油を倒し、ジャックは逃げ場を失います。
外に出たピーターはアンを置くと、再び家の中に入りました。家族たちと一緒にいたいと訴えますが、リビーも娘たちも「いつも一緒よ」「逃げて」と言います。
ピーターは階段の本を回収すると、家の外へ出ました…。
…後日。ピーターは『ドリームハウス』という著作を書き上げて、出版しています。その本はベストセラーになり、店頭にでかでかと広告が貼り出されていました。

みんなの感想

ライターの感想

この作品よくある話だけど「さらにその先があるんだよ」という映画。
ウィルがピーターだったというのは、割に初手で明かされる。…が、これが大オチではなく、さらに大きなオチがあとに控えている。
確かに、ウィルがピーターだと判明しても、観客が抱くのは新たな謎。夫婦円満なのに、なぜ殺害するの?
それが「向かいの家の主人が殺そうと思って人を雇ったら、家を間違えちゃった」という…なんじゃそりゃ~。
暗殺者が家をミスするなよ、と思わず突っ込み入れたくなりますが、と同時に「ああ、やっぱり殺してなかったのね」と納得もする。
サスペンスだし、序盤はホラーチックなのだが、ラストはなんともしみじみ…。

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