「ハードキャンディ(2006年)」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

ハードキャンディ(2006年)の紹介:2006年公開のアメリカ映画。日本で起きたオヤジ狩り事件にヒントを得た、衝撃的なサスペンス。謎めいた少女とはるか年上の男の危うい駆け引きが、密室的な空間でスリリングに展開する。『ハードキャンディ』(Hard Candy)とは、「勃起した男性器」を意味するスラング(俗語)。

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ハードキャンディ(2006年)の主な出演者

ジェフ・カルバー(パトリック・ウィルソン)、ヘイリー・スターク(エレン・ペイジ)、ジュディ・トクダ(サンドラ・オー)、ジャネル・ロジャース(オデッサ・レイ)

ハードキャンディ(2006年)のネタバレあらすじ

【起】- ハードキャンディ(2006年)のあらすじ1

32歳のカメラマンのジェフ・カルバーは、眼鏡をかけた男性です。ジェフは出会い系サイトで、14歳以下の女の子を口説くのが趣味でした。
チャットしているうちに相手が15歳以上だと知ると、すっと引き、14歳以下の少女だと粘って実際に会うところまで漕ぎつけようと、あの手この手を使います。ハンドルネームは「レンズマン319」です。カメラマンなので、レンズマンです。
この3週間、ジェフはずっとある少女とチャットを続けていました。その相手はハンドルネーム「ムチ少女」という、14歳の少女です。
ジェフの好みにぴったりで、14歳なんだけど少し背伸びして「私はゼイディー・スミスを読んでるのよ」なんて言われると、たまりません。
ジェフの熱心な口説きの甲斐あって、ジェフはやっと相手の女の子と会う約束を取り付けました。1時間後に『ナイトホーク』という店で待ち合わせです。
相手の子も「シャワー浴びてから行く」とか、微妙に背伸びしてジェフを誘惑する言葉などチャットで送って来るものですから、ジェフは会う前からうきうきでした。
1時間後の午前11時、待ち合わせの店ナイトホークというケーキ屋にジェフが行くと、あどけなさを残した少女が、ティラミスの味見をしていました。
ジェフは早速その子に声をかけます。振り返った少女は、赤いパーカのフードをかぶり、下は半ズボンという、赤ずきんちゃんみたいな恰好です。フードを取ると、ショートカットの黒髪が現れました。
ジェフは店でハートチョコを注文し、その少女・ヘイリーはトリュフ2つとガナッシュ2つを注文し、飲み物はデカフェラテにします。
店で楽しくおしゃべりしながら観察すると、ヘイリーは本当にジェフの好みの少女でした。面と向かってもやっぱりちょっと背伸びした会話をしたがり、ちょっとエッチな会話にもついてきます。
ヘイリーは、年齢に似合わぬ分厚い医学書を持ち歩いていました。聞くと、父にその本を読めと勧められているそうです。年上の姉を持ち、ヘイリー自身も14歳ながら、UCW(大学)に通う少女でした。
ジェフはヘイリーが目を留めた緑色のTシャツを買ってプレゼントします。「こんな手でおちないわよ」と言いながらも、ヘイリーはすぐそばのトイレでそのシャツに着替え、しかもちらっと一瞬着替えの様子を見せてもくれます。
これはいける…と思ったジェフは、下心を隠しつつ、3週間のチャットの間で知った、ヘイリーの好きな〝ゴールドフラップ〟のコンサートの音源を違法だけど録音して、MP3ファイル化したと言いました。
案の定、ヘイリーは食いついてきます。「メールで添付して送るよ」と言っても、家に聞きに行きたいと言い出しました。ジェフの思うつぼです。 この映画を無料で観る

【承】- ハードキャンディ(2006年)のあらすじ2

こうしてジェフは、赤ずきんちゃんに罠を仕掛けたオオカミの気分で、いそいそとヘイリーを車に乗せて自宅へお持ち帰りしました。
ヘイリーが音楽を聞いている間、ジェフはドリンクを作って勧めますが、「あやしいものを飲むなと言われている」とヘイリーは断り、代わりに自分がドリンクを作ると言い出します。
台所に移動したヘイリーは、手早くスクリュードライバーを作りました。ヘイリーも乾杯してそれを飲みます。
さてジェフの目的はというと、こうして14歳以下の少女を部屋に招いては、カメラで撮影することでした。できれば、わいせつないたずらもできたらな…と思っています。本業もカメラマンですが、趣味もカメラなのです。
このままヘイリーはジェフの毒牙にかかってしまうのか…と思いきや、ジェフは急に眠くなってきます。カメラでヘイリーを撮ろうとするのですが、めまいがして倒れました。
…目覚めたジェフは、椅子に両手両足と上半身を、がっちりと太い緑色のロープで縛られているのに気づきます。
なんと、罠にかかったのは、ジェフのほうだったのです!
ヘイリーは「ジェフ、遊びは終わりよ」と言うと、今まで過去にしてきた罪の証拠を出せと言いました。
事態の急な変化についていけないジェフは、大声で助けを呼びます。しかしヘイリーはすかさず、その口に風呂場用の洗剤(トイレ用かも)をスプレーして黙らせます。
その後、「隣家のミスター・ゴブリンさんは仕事、クロスコ一家はサンタバーバラで休暇」と告げました。
ヘイリーはずっと事前にジェフの正体を突き止め、計画的に狙って犯行の日を待っていたのです。
「狙ってたのか」と思わずうなるジェフに「獲物を探してたのは、あんたでしょ」とヘイリーは答えました。確かにそうです。
ジェフの自宅の壁には、今まで撮影した本業の写真がいくつも飾られていました。しかしヘイリーは、人に見せられない写真を隠している筈だと言い、家探しを始めます。
ヘイリーは、過去に撮影したモデルの中でも、ジャネルに思い入れがあると気づきました。
ジャネルとジェフは、お互いまだ若い頃に付き合っていました。しかしジェフが撮影したジャネルの写真が注目され、ジャネルがフォード社と契約してから、なんとなく別れていました。
ジェフの方は未練があり、当時の手紙をまだ取っておいたのです。ヘイリーはその私信を読みあげました。
ヘイリーが家探しをしている間、ジェフはなんとか拘束を解こうとしますが、縄はかたく結ばれており困難です。ヘイリーはベッドの下に銃を見つけました。
ジェフが奮闘した結果、力業で片足の縄だけゆるめることに成功します。
ヘイリーは部屋の中央に置かれた砂利のアートエリアの中央に、隠し金庫を見つけました。ジェフに、金庫の番号を教えろと言います。

【転】- ハードキャンディ(2006年)のあらすじ3

ヘイリーを精神的に揺さぶろうとしたジェフは「2番目の子はあまり親に構ってもらってないから淋しいんだろう」「夕食前に帰らないと親が心配するぞ」「淋しさへの怒りを僕にぶつけてるんだな。僕はすべてを受け止めるよ」などと声をかけました。
「何しても怒らない? じゃあ、1つだけ聞かせて」と言ったヘイリーは「そんな手に乗ると、マジで思ってるの?」と返しました。
ジェフが金庫のダイヤル番号を答える気がないと知ったヘイリーは、自力で開けようとします。「手がかりなしだと1週間はかかるぞ」と声をかけたジェフですが、ジェフのハンドルネームの「319(3月19日)」を、ジャネルとの初Hの日だと見破ったヘイリーが「3-19-89(1989年)」と打ち込み、金庫を開けました。
中からは、DVDや写真が出てきます。そこにはドナ・マウアーという少女の写真もありました。
実はこのドナ・マウアーという少女は、ジェフとヘイリーが待ち合わせた店『ナイトホーク』の店内に、失踪者としてポスターが貼られていた子です。
ヘイリーは、ドナの失踪にジェフが関係していると結論づけました。ジェフは否定して泣き落としにかかり、ゆるめた足でヘイリーを蹴りました。
ヘイリーが出した銃を手に取ろうとしますが、ヘイリーがすかさず背後からラップフィルムで顔をぐるぐる巻きにします。
ジェフは椅子を後ろの壁に何度もぶつけて、ヘイリーを壁に打ちつけますが、苦しくなり気絶しました。ヘイリーはジェフの鼻と口部分のフィルムをずりあげると、窒息死させないようにします。
…目覚めたジェフは、テーブルに仰向けに拘束されていました。下半身をテーブルの足にロープで固定され、手首は反対側の机の足に結ばれています。
しかも下半身はむきだしにされ、股間には氷が乗っていました。ヘイリーは緑色の術衣に着替えています。
失踪者・ドナは殺されたとヘイリーは思っています。そしていたいけな少女を殺すような男には「予防措置」をするべきだと言いました。
医学書を取り出したヘイリーは、これからジェフの「去勢手術をする」と言います。本気なのかどうか、ジェフははかりかねました。
ヘイリーはシェービングフォームで泡をつけた後、剃毛をします。その後、ウォッカで消毒をしました。
手術用手袋をはめるに至って、ヘイリーが本気だと気づいてジェフは必死で懇願しますが、どうあってもヘイリーの気持ちは動かないようでした。
完全に「縮こまる」までのあいだ、ヘイリーは外に出て屋上のチェックをします。この時、3軒先の夫人ジュディ・トクダがバラを摘みながら、ヘイリーの姿を目撃しました。
「後で自分で見られるように」とビデオカメラを設置したヘイリーは、縮こまっているのを確認して、手術にかかります。

【結】- ハードキャンディ(2006年)のあらすじ4

ちなみに今回の去勢手術は、いわゆるタマタマの摘出です。棒のほうは特に施術しません(棒のほうも切ればいいのに…)。
左右どっちのタマから取るか質問したヘイリーは、答えがないので右から摘出します。手術は思ったよりも簡単で、効果的だとヘイリーは言いました。
縫合し終わったヘイリーは「2~3日は予定をキャンセルした方がいい」「抜糸は8~9日後に、自分でやって」とアドバイスします。〝宦官(かんがん).com〟というサイトを見れば、去勢後のことでいろいろ相談に乗ってくれるとも告げました。
取ったタマタマを「これって弾むかな」と外に捨てようとしたヘイリーは、思い直します。猫などが誤って口に入れたらいけないからです。結局台所にあるディスポーザーで処理しました。
後はシャワーを浴びて出て行く…とヘイリーは告げます。ひとりになったジェフは絶望に打ちひしがれながら、両手の拘束を外しました。足も外して…見たくないけど股間も…というところで、タマタマに巨大メダマクリップがつけられているのに気づきました。去勢手術は嘘で、タマタマは取られていませんでした。
むきーっと怒ったジェフは警察に電話しようとして、やめます。手術用のメスを手に取ってシャワー室に行きますが、そこでヘイリーにスタンガンで返り討ちに遭いました。
ジェフが気絶している間、ヘイリーは部屋の指紋を拭き取ります。パソコンには〝銃で死にたかったが、引き金が引けない〟と打ち込みました。
ロサンゼルス市警の刑事と名乗ってジャネルに連絡を取り、ジェフの家まで呼び寄せます。
拘束したジェフを移動させて立たせ、ヘイリーは首吊り自殺をそそのかしました。「君は異常だ」と言われても「最初からそう言ってるでしょ」とヘイリーは返します。
ジェフ家のドアチャイムが鳴ります。3軒先のジュディ・トクダが訪ねて来たのでした。ジュディは募金のクッキーを売ります。ヘイリーは姪と名乗り、ジェフは食あたりを起こしていると言いました。
ジェフは戻って来たヘイリーの足にタックルし、包丁で手首の縄を解きます。包丁を持つジェフに、銃を持ったヘイリーが向きあいました。
ヘイリーは「あんたの急所はジャネルよ」と言い、ジャネルに連絡したからもうすぐ来ると告げます。本当に車がやってきたので、ジェフは慌てました。
極度に精神的に追いつめられたジェフは、やっと白状します。「殺してない。見てただけだ。やつが殺した。そいつの名前を言う」と。
それを遮って、やつの名前・アーロンを告げた(つまり知っていた)ヘイリーは「アーロンも同じことを言った」「自殺した」と告げます。
ヘイリーはジェフを、屋上の屋根にかけた縄に導きます。「任せて、秘密は守ってあげる」と言われたジェフは、もう抵抗する気力もないまま、首吊り自殺しました。
飛び降りかけたジェフに「…なんてね」と最後につけ足したヘイリーは、身の回りの荷物をまとめると、家を立ち去りました。

みんなの感想

ライターの感想

とにかく、なんだかとっても、痛そう! だって消毒だけして、麻酔なしだもん!
結局は摘出してないのだけど、想像しただけで「ひえーー」な映画だった。
オオカミよりも赤ずきんちゃんのほうが数段上手(うわて)であった、という話。
ヘイリーの正体はラストまで明らかにされない。終盤、ジェフに問われたヘイリーは被害者の会の代表…みたいなことを言うのだが、それが真相に最も近いと思われる。
しかしある意味、アッパレな映画。
なにせ劇中のほとんどがジェフの家のなか。会話だけで話が進む…という展開。
エレン・ペイジはこの作品でデビューし、当時18歳だったらしいのだが、14歳に見える!
これ男性側から見たら、たまらん映画だろうと思う。女性側から見たら「やれ、もっとやれ~」なんだけど。

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