「バーニングクロス」のネタバレあらすじ結末

バーニング・クロスの紹介:2012年製作のアメリカ映画。アレックス・クロスシリーズ第3弾。心理学に精通するワシントン市警の刑事、アレックス・クロスの活躍を描くサスペンスだが、アレックス役はモーガン・フリーマンからタイラー・ペリーに交代している。

予告動画

バーニングクロスの主な出演者

アレックス・クロス(タイラー・ペリー)、トミー・ケイン(エドワード・バーンズ)、ピカソ(マシュー・フォックス)、ジル・メルシエ(ジャン・レノ)、マリア・クロス(カルメン・イジョゴ)、ナナ・ママ(シシリー・タイソン)、モニカ・アッシュ(レイチェル・ニコルズ)、リチャード・ブルックウェル(ジョン・C・マッギンリー)、エリク・ヌネマッカー(ヴェルナー・ダーエン)、ジャネル・クロス(ヤラ・シャヒディ)、ファン・ヤオ・リー(ステファニー・ジェイコブセン)、ダラマス・ホリデイ(ジャンカルロ・エスポジート)

バーニングクロスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①デトロイト市警のアレックスとトミーはピカソという猟奇殺人犯を追う。殺された女性がメルシエという資産家の会社の重役と知り、メルシエが狙われると予測、ピカソはトミーの恋人・モニカとアレックスの妻・マリアを殺す。 ②ピカソを追いつめて倒したアレックスだが、ピカソを雇ったのはメルシエ自身だと気付いた。高飛びしたメルシエを現地警察に逮捕させたアレックスは、FBIへの転職を決めた。

【起】- バーニングクロスのあらすじ1

アメリカ・ミシガン州デトロイト。
レイプ犯を追ったデトロイト市警の黒人男性アレックス・クロスと同僚の女性モニカ・アッシュは、レイプ犯を逮捕しました。保護された女性に、もう大丈夫だと声をかけます。
アレックス・クロスは犯罪心理学の学位を持っており、それを捜査に役立てていました。
アレックスと相棒を組むのは、幼馴染みの男性トミー・ケインです。トミーとは幼少期から仲が良く、ツーカーの間柄でした。

署に戻ったアレックスは、留置されている17歳の黒人女性・ポップに、「あの2人を殺したのは君じゃない」と言います。
ポップはおじのダラマス・ホリデイを庇っているようでした。ダラマスはデトロイトの裏社会でのボスで前科が多く、次に捕まれば終身刑なのです。しかしポップ本人が犯行を自供している以上、覆すことは不可能でした。

帰宅したアレックスは、妻・マリアから妊娠を聞かされます。アレックスは自分の母、妻のマリア、娘・ジャネルと下の息子(名前は出てこない)と暮らしています。
マリアはまだ妊娠8週で、12週になるまでは(あと1か月は)秘密にしておいてくれと言いました。

その頃。
300万ドル(約3億2600万円)で仕事を請け負った男・ピカソは地下の賭け喧嘩の会場に行きます。
ブッチャー・オブ・スライゴという名で大金を投じて飛び入り参加し、連勝をしているナノッド・スタンジックに挑み、勝利します。
それを見ていたギャラリーのアジア系女性ファン・ヤオ・リーに呼ばれたピカソは、ベッドインに持ち込むかにみせかけて、ファン・ヤオに薬物を注射しました。
ファン・ヤオを注射で麻痺させると、護衛の男性、料理人、もう1人の護衛を殺し、最後にファン・ヤオを拷問して十指を切断して殺しました。現場に木炭で絵を描いて立ち去ります。
(犯人が「ピカソ」と呼ばれるのは、ピカソ風の絵を残したから)

明け方。事件の一報をチーフから聞いたアレックスは、相棒のトミーに連絡しました。
トミーは署内恋愛禁止のルールを破り、同僚のモニカと恋愛関係にあります。交際2か月です。
迎えに行ったアレックスは、トミーがモニカと会っていたことをすぐに見抜きました。殺人課を辞めるか、モニカと別れるかを選択しないとよくないと助言します。
ファン・ヤオ邸の殺害現場に着いたアレックスは、4人の殺害現場を見て単独犯だと見抜きました。しかもただの強盗ではなく、確固たる目的があるということも看破します。
テーブルの痕から、そこに置かれたパソコンが持ち去られたことを指摘しました。ファン・ヤオの指を切断したのはパスワードを聞くためで、多分に遊び要素があっただろうと言います。犯人は嗜虐性がありました。
高価なネックレスが残っているのを見つけたアレックスは、宝石箱と共にハードドライブを見つけます。どうやらそこまでは、ピカソも見つけられなかったようです。

【承】- バーニングクロスのあらすじ2

ファン・ヤオは台湾国籍の女性で、中国の大学を出た後にアメリカへ渡り、オックスフォード大学を中退して以降、5年間の足取りは不明でした。
ハードドライブを解析すると、フランス人の資産家ジル・メルシエと、ドイツ人の重役エリク・ヌネマッカーのデータが出てきます。
メルシエは実業家で、ヌネマッカーとファン・ヤオはその重役でした。
次に狙われるのはメルシエとヌネマッカーだと思ったアレックスとトミーは、メルシエの会社に行きます。

ヌネマッカーは警護はいらないと拒否しますが、受付で話をしている時に、ビル内の壁にある噴水の装置が止まるというトラブルがありました。
こんなことは初めてだと聞き、アレックスはそれがピカソの侵入方法だと気付きます。
その通りでした。ピカソは水を止め、送水口から侵入していました。
アレックスはピカソを追いつめますが、手榴弾を使ってピカソは逃亡します。相棒のトミーが銃撃したものの、ピカソの肩をかすめた程度で、ピカソはマンホールから逃げおおせました。

アレックスの言う通りピカソが単独犯だと知ったトミーは、自分たちの家族に害を及ぼさないだろうかと心配します。
アレックスは、犯人は元軍人の一匹狼で、雇われて仕事をしている反社会的な人物で、決まった標的以外は手をかけないだろう、だから自分たちの周辺に被害はないと答えました。

ヌネマッカーは恐れをなしてメルシエ宅に逃げ込み、アレックスとトミーはメルシエ宅を訪問します。
応対に出た自称助手・パラミタという女性は、明らかにラリっていて寝ていない様子でした。メルシエは右手の小指に大きな赤い指輪をしています。
アレックスはメルシエに、狙われる心当たりがないかと質問しますが、適度にかわされ、追い払われました。

次の休日。
アレックスはFBI(連邦捜査局)への転職を考えていました。
妻・マリアとレストランで2人きりの食事に出かけたアレックスは、FBIに就職してワシントンへ行けば、給料は35%アップし、高度な医療を受けられると言います。
マリアはそれに対し、子どもの学校や自分の勤務先がデトロイトにあることを訴え、まだ解決せねばならない問題は山積していると釘をさします。
その時、アレックスの携帯にモニカから電話がありました。アレックスは席を立ち、その間に妻のマリアは見晴らしのよい席に案内されます。
モニカだと思って出ると、男の声でした。さらに携帯メールで画像が送付され、モニカの死体映像が映し出されます。
電話の相手はピカソで、モニカを火と水で拷問して殺したと言いました。さらにピカソはアレックスがつけている青い花柄のネクタイを指摘します。
今この瞬間を狙っていることに気付いたアレックスは、電話を放って妻・マリアのところへ急ぎました。ところが直後、マリアは狙撃されてアレックスの腕の中で息絶えます。

【転】- バーニングクロスのあらすじ3

教会で泣きぬれるアレックスのところへ、同じく恋人・モニカを亡くしたトミーがやってくると、横に座りました。
アレックスは、「こうなったのは俺の責任だ」と言います。自分のピカソ像の分析が、至らなかったと思ったのです。
マリアの葬儀がしめやかに営まれました。ピカソは葬儀に並ぶアレックスを観察しつつ、絵を描きます。
アレックスは娘のジャネルに、人は亡くなっても愛は消えないから、母の愛は消えないと慰めました。
その自宅へピカソから挑発の電話がかかってきます。日本のことわざで「人を呪わば穴二つ」と聞かされたアレックスは、怒りました。
そんなアレックスに母ナナ・ママは「犯人を殺しても何も変わらないから、復讐はやめろ」と声をかけます。アレックスの家族は念のため、警察に保護されて隔離されます。
アレックスもトミーも、愛する者を奪われた怒りに燃えました。

鑑識の結果が出ました。ファン・ヤオに使われた薬物がTTXというもので、身体が麻痺するものの意識はあり、24時間で絶命する薬と知ります。
アレックスとトミーはデトロイト市警に忍び込み、証拠品の銃を奪いました。その銃で非合法な取引をするつもりです。
アレックスは証拠品の銃を持って、裏社会のボスであるダラマスのところへ行きました。
自分が非番であることを告げ(警察官でないと言いたい)、ダラマスの顔が広いことを挙げ、薬物・TTXの売人の情報を得ようとします。
もし売人の名前を教えたら、証拠の銃を返そうと言いました。そして名前を聞き出します。
(証拠品である銃が紛失という事態になれば、立件が難しくなる。つまり冒頭の17歳の黒人少女・ポップは釈放されるということ。もともとポップはおじのダラマスを庇っているから無罪。おじであるダラマスの罪も見逃すことを意味している)

アレックスとトミーはヤクの売人宅へ行ったものの、売人は名前も顔も知りませんでした。
監視カメラを見せてもらい、ピカソがキャデラックのTD860と読み取ります。
これにより、犯人の車のGPSが追跡できます。ピカソはダウンタウンに車を止めていました。

その日のメルシエ(ピカソが狙う相手)は、デトロイト都市計画審議会に参加しています。
会場にSWATが急行しました。デトロイト市警も爆発物処理班を同行させ、会議場へ行きます。
SWATと市警が会場を包囲しました。しかしアレックスは、まだ抜け穴があるのではないかと思いを巡らせます。

アレックスの思う通りでした。
ピカソはダウンタウンの駐車場(劇場跡地)に車を止めた後に偽タクシーの車両に乗り換え、さらにギターのカバーに武器を入れて電車に乗り込みます。
3両しかない車両の最後尾には、ピカソ以外には3人の男しか乗り込みませんでした。
3人の男はピカソがすかしているとからかいますが、ピカソは乗り込んだ直後から、車両後部の操作盤をいじると、ドアを開く設定にします。

【結】- バーニングクロスのあらすじ4

そして3人の男を射殺すると(厳密には3人を射殺し、助けを乞うた1人は太ももを撃った。ランチャー発射後に太ももを撃った男を射殺した)、開いた車両に棒を渡し、ロケットランチャーを会場に撃ち込みました。
厳重な警備の下、メルシエが到着して会場内に入った時の事態でした。
会場玄関は吹き飛びます…。

ピカソは犯行を終えた後、自分の車に乗り込んで立ち去ろうとします。
ところが駐車場出口のところで、GPSで場所を特定したアレックスとトミーが乗る車に激突されました。
助手席にいたトミーは負傷して出遅れますが、軽傷のピカソが逃げ、それをアレックスが負います。
互いに銃撃し、弾が尽きてからは肉弾戦にもつれ込んだ2人は、劇場跡地のホールに落ちます。
床が抜けて落ちそうになり、アレックスはピカソを蹴り落としました。ピカソは墜落死します。
アレックスも落ちそうになりますが、遅れて駆け付けたトミーが助けます。
事件解決を喜ぶトミーでしたが、アレックスは「まだ終わっていない」と言います…。

…季節はめぐって。
南国で優雅に過ごすメルシエのところへ、アレックスが電話をします。
ピカソとの最後の対決の日、都市計画審議会の会場に現れたのは、おとりのクロシェでした。クロシェは、メルシエの護衛の男です。
アレックスは、到着したメルシエの右手小指にあるはずの、赤い指輪がなかったことに気付いていました。
2008年のドイツの金融危機で窮地に追いやられたメルシエは、会社の金を横領したのです。
そしてそれを知る2人の人物、重役のヌネマッカーとファン・ヤオの口封じのために、ピカソを雇ったのでした。さらに自分を狙うように仕向け、メルシエ自身は高飛びしていました。
ピカソを雇った黒幕は、メルシエ自身でした。

アレックスの推理を聞いたメルシエは、それでも余裕があります。高飛びした国には身柄引き渡し命令がないからです。
しかしアレックスは手を打っていました。
助手の女性・パラミタが薬物依存なのに目をつけ、逮捕しました。パラミタは罪を逃れるため、メルシエの居場所をアレックスに告白しています。
通話の最中に、メルシエの警備の者が2kgのコカインを取り出し、積み重ねます。
その国でのコカイン所持の罰則は、銃殺刑でした…。
(劇中では描かれないが、その後メルシエは逮捕され刑に処されたと思われる)

妻・マリアを失ったアレックスは、FBIへ転職を決めます。
そのアレックスに、相棒のトミーが「切手代が浮くから」と封筒を渡しました。FBIの出願要請書です。
トミーもFBIに転職するつもりだと知ったアレックスは「ワシントンで会おう」と言って別れます。
すでにアレックスの家は売家として出されていました。アレックスの母と子どもたちが引っ越しの準備をしています。
「大切なものを置いていっては駄目よ」と母に言われたアレックスは、家族を大事に守ろうと改めて決意するのでした…。
(トミーもFBIに転職する気で、FBIでもアレックスとトミーは相棒になることが暗示されている)

みんなの感想

ライターの感想

アレックス・クロスシリーズの第3弾。前作品までモーガン・フリーマンが演じたが、今作品ではタイラー・ペリー。
ムキムキマッチョなアレックスができあがった。その体格のとおり、やはりアクション押し。
モーガン・フリーマンの方は知的な感じ、こっちは武闘派。推理メインよか、アクション重視。
犯人のピカソ役のマシュ・フォックスが、細身なのに筋肉質といったすごい身体を披露。
推理という点においては…悲しいかな。ジャン・レノが出てきた時点で「大物すぎて」ばれてしまう。こいつが黒幕って、もろ判り。
最後に会場を狙うのが、よりにもよってロケット・ランチャー。すごいの出してきたなと思った。その割にCGがしょぼいという…(笑)。
えっと、単品で見るとそれなりに面白い。が、アレックス・クロスシリーズとして見ると、もうちょっと知性が欲しかった。

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