「バーバー」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

バーバーの紹介:退屈な日々を送る理髪師に転機が訪れる。彼が思いついたちょっとした恐喝は、悪夢のような日々の始まりだった。
共作で数々の名作を世に送り出したアメリカのコーエン兄弟監督・脚本によるクライムサスペンス。2001年カンヌ国際映画祭最優秀監督賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀主演男優賞を受賞したほか、多数の賞を獲得した。原題は『The Man Who Wasn’t There』。

映画「バーバー」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「バーバー」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

バーバーの主な出演者

エド・クレイン(ビリー・ボブ・ソーントン)、ドリス・クレイン(フランシス・マクドーマンド)、フランク(マイケル・バダルコ)、クレイトン・トリヴァー(ジョン・ポリト)、フレディ・リーデンシュナイダー(トニー・シャルーブ)、バーディ・アバンダス(スカーレット・ヨハンソン)、ウォルター・アバンダス(リチャード・ジェンキンス)

バーバーのネタバレあらすじ

【起】- バーバーのあらすじ1

1949年カリフォルニア。エドは出会って二週間で理髪店の娘ドリスと愛もないまま結婚し、義父の店を継ぎ理髪師になりました。とは言え、店主は義弟フランクでエドは雇われの身です。お喋りなフランクに対し、エドは無口で人付き合いも苦手でした。
ドリスは町の小さなデパートで帳簿係をしています。彼女は店の跡継ぎ娘と結婚した社長デイヴと不倫していて、エドはそれに気付いていました。デイヴは支店を新たに開き、ドリスを経理部長にしようと計画しています。彼はよく兵役中の手柄話を自慢げにし、話の内容も下品な男でした。
ある日理髪店の閉店間際に一見の男性客クレイトンがやって来て、エドは一人残り施術しました。怪しげな男はベンチャービジネスでドライクリーニングを始めようとしていて、出資者を探していると話しました。
理髪師で人生を終えたくないエドは、翌日クレイトンのホテルの部屋に行き、出資の意思を伝えます。そしてエドは資金調達のため、デイヴに不倫の口止め料1万ドルを払うよう匿名で脅迫状を出しました。

【承】- バーバーのあらすじ2

デパートの社員パーティに出掛けたエドは、脅迫状が届いたとデイヴから相談されます。実はデイヴもクレイトンに出資話を打診されていたため、脅迫状はクレイトンの仕業だと睨んでいました。更にデイヴはドリスに会社の金の流用をさせており、このままでは支店の夢が消えるとエドに嘆きました。
エドは戻り際、賑わう会場とは別の部屋でピアノを弾く高校生バーディを見かけます。彼女は理髪店に来る弁護士ウォルターの娘で、エドは彼女の演奏に魅かれました。
結局デイヴは金を用意し、エドはクレイトンに1万ドルを渡しました。
翌日エドはドリスと結婚式に参列します。帰宅後泥酔して寝入るドリスを自宅のベッドにエドが運んでいると、デイヴに呼び出されました。
デイヴはクレイトンを殴り彼に自白させ、エドが関わっていたことをつかんでいました。デイヴがエドに襲いかかり首をしめてきたため、エドはナイフ(デイヴの物と思われる)で、彼を刺し殺しました。
次の日エドの店に刑事が来ます。ところが告げられたのは、ドリスの横領容疑と殺人でした。
フランクの意向もあり、エドは有能だというリーデンシュナイダーという弁護士に依頼し、店を担保に入れ高額な費用を払うことになります。

【転】- バーバーのあらすじ3

弁護人との接見時、エドはデイヴを殺したと自白しますが、リーデンシュナイダーはドリスを庇うための与太話で法廷では使えないと言い、デイヴが脅迫されていたという内容で裁判を進めていくと話しました。
エドは脅迫の裏付けのためにクレイトンを訪ねますが、彼はホテル代も払わず姿を消していました。エドはこの時、騙されたと思いました。
エドは弁護費用のために働き続けます。彼は安らぎを求めて、バーディのピアノを毎日聴きに行くようになりました。
リーデンシュナイダーは探偵を雇い、デイヴが喧嘩っ早いことや兵役中はあくまで事務職で、問題も起こしていた情報を得ます。デイヴが軍で手柄を挙げたというホラ話を誰かに脅迫されたという体裁にすれば、ドリスの死刑は免れるとリーデンシュナイダーは自信に溢れます。
エドは公判を待ちながら、バーディをプロにして自分がマネージャーになろうと考え出し、公判終了後に人生を再出発しようと思っていました。しかし公判初日。ドリスはエドが出廷用に差し入れたドレスのベルトで首つり自殺を図りました。
衝撃を受けたフランクは仕事に来なくなり、エドは町中の人から避けられ孤独を実感します。

【結】- バーバーのあらすじ4

ある日エドは検視官から、ドリスが妊娠していたと告げられます。エドは妻との肉体関係が何年もありませんでした。虚しくても彼には胸の痛みを打明ける相手もいないのです。
エドはバーディの計画を本格的に進めようと、遠くの町の優秀な専門家に彼女の演奏を聞かせました。専門家からは「いい娘だが、譜面通りの演奏しかできない」と酷評されます。元々プロになる気は無かったバーディは落胆もせず、帰りの車中でお礼がしたいとエドに触れてきます。抗ったエドはハンドル操作を誤り大事故を起こしました。
大怪我から意識を取戻したエドの前にいたのは、刑事でした。エドはクレイトンの殺人容疑で逮捕されます。クレイトンはデイヴに撲殺され、車ごと沈められていたのを発見されたのです。鞄の中の契約書にエドのサインがあり、彼が犯人とされました。
エドは家を担保に再びリーデンシュナイダーを雇いますが、金が底をつきます。やる気のない公選弁護人が担当になると、死刑へ一直線でした。
エドは心の整理のためにも、手記を男性誌に載せました。彼は床屋になったことを悔いたことがあると書いたものの、電気椅子で処刑される直前まで人の髪型を見ていました。

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みんなの感想

ライターの感想

何かが起きそうな気配を漂わせ、じわりじわりと不吉さが迫ってくるような展開。そして思いもしないラストが待ち受けていました。因果応報とはまさにこのことでしょうか。作品の原題こそ、エドの運命そのものだったのですね。
物語はエドのナレーションで進行するのですが、それが彼の手記だったと分かった時は、体がざわざわするようでした。多くのシーンがリンクするのも鮮やかでした。(カラーはモノクロですが)

ほぼ無表情で、何を考いているのか分からないエドを演じたビリー・ボブの演技が秀逸でした。好きな俳優の一人ですがどの作品を観ても、もっと評価されてもいいのになぁと感じてしまいます。

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