「パーフェクトマン完全犯罪」のネタバレあらすじ結末

パーフェクトマン 完全犯罪の紹介:2017年1月21日公開のフランス映画。『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネ主演によるフレンチサスペンス。作家志望の青年・マチューは、遺品整理の仕事中に故人の日記を見つける。彼はそれを盗作してベストセラー作家となるが、ある日「盗んだものの代償を支払え」と男から脅迫され…。

予告動画

パーフェクトマン完全犯罪の主な出演者

マチュー・ヴァサー(ピエール・ニネ)、アリス・フルサック(アナ・ジラルド)、アレイン・フルサック(アンドレ・マルコン)、エレーン・フルサック(ヴァレリア・カヴァッリ)、スタニスラス・リッカー〔スタン〕(ティボー・ヴァンソン)、ヴィンセント(マルク・バルベ)、ステファン・マルサン(ロラン・グレヴィル)

パーフェクトマン完全犯罪のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①作家志望の若者・マチューは書けども出版される見込みなし。ある日本業の運送業で孤独死した老人の私物を始末していて、日記を発見したマチューは持ち帰り盗作する。出版にこぎつけマチューは一躍時の人に。アリスという恋人も得てマチューの人生は順風満帆に思われた。 ②3年後、2作目が書けずマチューは悩む。サイン会で盗作を知る人物に脅されたマチューは、金が用意できず恋人・アリスの父の銃を盗む。盗みを見つけたスタンを殺害、脅す男を自分に仕立てて事故死にし、マチューはアリスの前から消えた。

【起】- パーフェクトマン完全犯罪のあらすじ1

フランス・パリ。
スピードを上げて夜道を走る車に乗った男・マチューは、車中でときどきわめきます。
カーブを曲がった先には岩壁がありました…。(このシーンは後に出てくる)

…2011年5月。
マチュー・ヴァサーは作家志望の26歳の男性です。
昼間は運送会社で働き、空いた時間で作品を書いていました。『陰の男』という作品を仕上げ、出版社に送付します。
ある日、大学構内で〝香りと文学〟という講義を開く若い女性アリス・フルサックを見たマチューは、アリスに一目惚れしました。しかし接点はありません。
同僚に仕事をさぼるなと言われ、しぶしぶ講義の見学を切り上げて、マチューは荷物運びの仕事に戻りました。
帰宅して郵便受けを見ると、出版社からでした。定型文とともに「出版は難しい」という文言が書かれた手紙をマチューは、それでも出版社に電話して「本当に原稿を読んだのか」と確認します。鬱陶しいと思われたのか、通話の途中で電話を切られました。

別の日。
孤独死した老人男性の部屋の私物を、廃棄処分してくれという仕事をします。その老人は身よりもなく、35年その部屋に住んでいたそうです。
私物をどんどん黒いごみ袋に入れていたマチューは、その家の死んだあるじの名前がレオン・ヴォーバンと知ります。労働許可証が出てきたのです。
写真なども出てきました。
その私物の中に、こげ茶色の革製のカバーがかかった日記帳がありました。ぱらぱらとめくったマチューは、「今日、アルジェリア兵を2人殺した」という文字を見て興味を持ちます。
それは〝アルジェリア召集兵の日記〟と書かれた、老人の日記でした。1956年頃のものです。マチューが生まれる前のことです。
マチューは持ち帰って、老人の日記を読んでみました。
小説を書いていても気になったマチューは、老人の日記を自分が書いた風にアレンジします。
日記の隅の「砂は黒かった」という走り書きを見て、タイトルは『黒い砂』としました。
それをプリントアウトしてセルクル出版へ送ります。

反応はすぐありました。編集者のステファン・マルサンから電話があったのです。
ステファンは「衝撃を受けました。ぜひうちで出版を」と言い、会いたいと言い出します。
嬉しい申し出に、すぐにでも会う約束をしようとしたマチューですが、思い直して月末に延期しました。急いでアルジェリア戦争について、付け焼刃の勉強をします。
暗唱できるほど歴史の勉強をした後、マチューは証拠となる老人の日記を燃やしました…。

本は出版され、好評を博します。
一目ぼれした女性・アリスの顔をパーティーで見かけたマチューは、嬉しくて声をかけました。アリスはマチューが作者と知らず、「フラットな文体」と表現しながらマチューの作品にあれこれ論評します。
ミレーヌという女性にマチューが声をかけられて、初めて目の前にいる男性がマチューと知ったアリスは、失礼なことをしたとその場を去ろうとしました。
しかしマチューが夕食に誘い、アリスは微笑みます。

【承】- パーフェクトマン完全犯罪のあらすじ2

…3年後。
『黒い砂』でルノードー賞を取ったマチューは、早く次回作を書いてくれと言われていますが、ずるずる引き延ばしていました。
マチューはアリスと交際しており、付き合いは順調です。アリスはマチューに、自分の名の刻印入りの腕時計をプレゼントしていました。
アリスは裕福な家の娘で、マチューはアリスの両親と別荘で会う約束をしていました。マチューはアリスの両親に歓待されます。
アリスの父・アレインは昔の銃のコレクターで、マチューにコレクションを見せて自慢しました。
マチューの携帯に編集者のステファンから、催促の電話がかかります。マチューは次回作を書かずに出版社から前借りばかり繰り返しており、とにかく早く見せろとステファンに言われます。
マチューはパソコンに向かいますが、全く書けません。
別荘へスタンという男が現れました。スタンはアリスの父が名付け親になった人物で、アリスとは幼馴染みの男性です。
スタンはマチューに会うと、今まで誰にも靡かなかったアリスの心を射止めた相手だと、マチューにやっかみの言葉を冗談まじりにかけました。そこににじむ本音から、どうやらスタンはアリスが好きだと分かります。

別の日。原稿をそろそろ用意しないとならないと考えたマチューは、ためしに過去の自分の作品『陰の男』の作者を変え、アリスに渡しました。ステファンに書評を頼まれたと嘘をついて渡すと、アリスは読み始めます。
スタンがやってくると、マチューに「父の赴任に同行し、僕はアルジェリアに詳しい。行ってもいないのにあんなに詳しく書けるのは不思議だ」と言いました。
スタンはマチューを疑っていました。
アリスは『陰の男』に対して「正直困惑した。薄っぺらい話で、よくこんな作品が出版できるのか」と言います。
一定レベル以上のものを次回作にも要求されることは必至で、でもそれが書けないマチューは焦り始めました。
借り入れが膨らんでカード会社から電話をもらい、編集者のステファンから何度も催促をもらい、困った事態になったと思ったマチューは、車で森の中へ行きます。
誰も見ていないところで、車のフロントガラスに頭を何度もぶつけ、自分のシャツを破り、パソコンを樹木にぶつけて壊しました。
「2人組の強盗に襲われた」ということにし、執筆中のパソコンのデータが飛んだとみせかけます。
マチューは締め切りを延ばすことに成功しました。
しかしこの直後、携帯に見知らぬ人物から無言電話をもらい、直後、アリスの両親の別荘にマチュー宛の郵便物が届きます。
中を開くと、日記を盗作した相手・レオンの写真が入っていました。マチューはぎくっとします。

サイン会を開きました。マチューの本は3年経過しても人気で、ファンが集まります。
イケメンの作家という売りこみ方もよかったのでしょう。
そこへある初老男性が近づいてきて「ヴォーバン宛に」とサインを要求しました。盗作したレオンが「レオン・ヴォーバン」なので、マチューはこの男が先日写真を送ってきた人物だと気付きます。

【転】- パーフェクトマン完全犯罪のあらすじ3

男は「死者の記憶を奪ったな」「君が盗んだものの代償を払え」と言い、口止め料に5万ユーロ(約590万円)を要求しました。革の表紙の日記帳の存在も知っていました。
マチューは絶体絶命のピンチに陥りますが、現金を調達できません。出版社からも前借りできず、カード会社もパンクしかけています。
マチューの頭に、アリスの父の銃コレクションがよぎりました。珍しい銃だとうんちくを自慢していたことが思い出されます。
男に「骨董品の銃で支払う」と答えて承諾を得たマチューは、夜中にリビングへ行って銃を盗み、外へ出ると窓ガラスを割って泥棒の仕業とみせかけました。

警察の捜査では、証拠が出ませんでした。また父が大事にしているプーシキンの銃は無事で、アリスの父はほっとします。
マチューはプーシキンの銃を盗みかけたのですが、父がいたく気に入っていたことを思い出し、戻したのです。遠慮したわけです。
説明の場にいたわけではありませんが、スタンは「最も目立つ場所にあるプーシキンの銃が盗まれず、奥にある陳列棚の銃が盗まれている」ことを怪しみました。
マチューの部屋を物色し、バッグの中に隠された銃を見つけます。
スタンと出くわしたマチューはもみ合いとなり、マチューはスタンのこめかみを撃って殺します。咄嗟に頭部にビニール袋をかけてスタンの遺体とまとめた私物をクローゼットに隠し、スタンが家を出て行ったように見せかけました。アリスと両親は近場に出かけている最中のことでした。
夜、部屋を抜け出して外に出たマチューは、スタンの遺体と私物を持って移動し、ゴムボートで海に出ます。ボートなどの一式はアリスの両親所有のものです。
沖合まで出たマチューは、スタンの遺体に重りをつけて沈めました。
帰り、船に見つかりそうになったマチューは海中に逃げ、あとはひたすら泳ぎます。
明け方、岸へ到達しました。アリバイ工作のためにアリスのベッドに入りこみますが、アリスは気づいていました。

男と駐車場の車内で待ち合わせをしたマチューは、ルフォーショーの銃を2挺渡します。
男は受け取った後「私も私の父も軍人だった。アルジェリアで死んだ私の父が、レオンの親友だった」と言って去ります。
帰って来たマチューに、アリスが最近電話が多い理由を問い詰めました。それは編集者やカード会社からの催促、男からの脅迫電話なのですが、真実を言うわけにいきません。
アリスはマチューが浮気しているのだと思い込んでいました。アリスは妊娠していることを告げます。
マチューは「次回作が期待されていると思うと、書けないのだ」と泣きごとを言いました。問題をすり替えたわけですが、アリスはマチューが心を開いてくれていると思い、許します。

【結】- パーフェクトマン完全犯罪のあらすじ4

ふとマチューは思い立ちました。そしてそれからは一心不乱にパソコンに向かい、執筆を開始します。
時間も寝食も忘れて、取り憑かれたように書き続け、『偽り』というタイトルの作品を仕上げました。
書き終えた頃、沖合でボートが発見され、捜索隊のヘリが飛んでいるのに気づきます。スタンの遺体が見つかったのです。
警察がやってきて、銃盗難の翌日にスタンが殺されたと言いました。スタンの爪から犯人と思しき人物のDNAが採取できたので、周辺のみんなにも協力願うと警察は告げます。
必要とあらば町中の人物から採取すると意気込む警察に、マチューは危機感を覚えました。
その頃またマチューは男から脅されます。
アリスと両親はスタンの葬儀のため、スタンの両親がいるイギリス・ロンドンへ行く予定でした。マチューは両親の家の鍵を借ります。
そして男に「アリスの両親の家の、めぼしい骨董品を盗もう」と声をかけました。

深夜、車に乗ったマチューはわめきながら高速で車を飛ばします。
カーブを曲がり切ったところに岸壁が開けているのを見つけたマチューは(ここが冒頭のシーン)、岸壁の直前で車を停止させました。

アリスと両親を見送ったマチューは、去り際にアリスに新作原稿を渡します。
3日後にパリで合流することを告げ、マチューは男に会いに行きました。
男が来る前に、助手席側のシートベルトのバックルにコインを滑りこませ、カチッと嵌まらないように細工します。
助手席に乗り込んだ男とマチューは、一緒に車でパリのアリス両親宅へ行く予定でした。男は疑問を持たずに助手席に乗り込みます。シートベルトをしようとしましたが、嵌まらないので外します。
マチューは前日と同じ場所で猛スピードを出し、今度は壁に激突しました。
マチューはエアバッグで助かりますが、助手席にいた男はフロントガラスに頭をぶつけ、即死します。
男を運転席側に移動させると、腕時計を交換しました。男に、アリスの刻印入りの腕時計をはめます。
その後、トランクに入れていた灯油を撒いて火をつけました…。

2日後。
マチューの交通事故死を告げるニュースが流れるのを、マチューは確認します。

…2年後。
ひげを生やしたマチューは、別人のようになっていました。運送業の仕事に戻っています。
しかしもう小説を書くことはやめていました。
勤務後とある本屋を覗くと、追悼としてマチューの2作目『偽り』が出版されていました。
その店ではアリスとその両親が、朗読会を開いています。
朗読を終えたアリスは、赤ん坊を抱き上げました。マチューとの子どもです。
それをしばらくマチューは窓の外から見守りました。
アリスが窓の外へ目をやると、マチューは去った後です。その後ろ姿は一度も振り返ることはありませんでした。
(『偽り』の中身については一切触れられず。出版レベルに達していたかも不明だが、もし仮に達していなかったとしても、有名な賞を受賞し夭折した作家ということで売れる可能性は見込めるので、出版にこぎつけた可能性大)

みんなの感想

ライターの感想

どこがパーフェクト!? どこが完全犯罪!? ぜんぶ行き当たりばったりじゃん!
たまたま盗作し、それが出版の運びになったから急いで付け焼刃の知識を勉強する。
…ここまでは、まだ理解の範疇ではあるんだけど…。というか、勉強するだけえらいと評価できるんだけど。
作家デビューしたら次回作はそりゃ期待されるよ。とりあえず書こうよ。
3年もなにしてたのって思ってしまった…。
脅した男を自分に仕立てるのも無理がありすぎる~、いくら焼いたって、年齢の差ありすぎだぞ。
男が日記の内容を覚えてるというのも不思議だし。けっこう突っ込みどころが多かった作品。
  • かささんの感想

    最初に運送業で孤独死した老人の家で見つけたもの。
    ここでもうわかってしまう。
    彼女の家で会った幼馴染。
    よくあるパターン
    何もかも予測してしまい、見る気が失せました。

映画の感想を投稿する

映画「パーフェクトマン完全犯罪」の商品はこちら