「ブラックファイル野心の代償」のネタバレあらすじ結末

ブラック・ファイル 野心の代償の紹介:2016年製作のアメリカ映画。巨大製薬会社の不正を暴こうとする野心家の弁護士と、彼を取り巻く人々の思惑を描くサスペンス。ジョシュ・デュアメルが弁護士のベンを演じるほか、製薬会社のCEO役をアンソニー・ホプキンス、ベンの上司役でアル・パチーノが出演するなど、豪華キャストが顔を揃える。

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ブラックファイル野心の代償の主な出演者

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ブラックファイル野心の代償のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ピアソン製薬は新薬の治験結果を捏造し、多数の死者を出していた。アーサーCEOの恋人・エミリーから証拠を貰ったベンは功名心のため燃えるが、エミリーが誘拐&殺害され、ベンの周囲に謎の男が出没する。 ②謎の男はベンの事務所代表・エイブラムスの手先。ピアソン製薬はじめ大手企業との癒着が露見したエイブラムスは自殺。エミリーの誘拐は狂言、薬物過剰摂取でハイになったエミリーに殴られたベンの妻・シャーロットが突き飛ばして殺していた。

【起】- ブラックファイル野心の代償のあらすじ1

アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズ。
ピアソン製薬はアメリカで有数の製薬会社ですが、新薬の治験結果を捏造していました。
新薬の副作用で、実際には268名の命が奪われていました。しかし表向きに分かっているのはたった3名で、しかも確たる証拠がなく、ピアソン製薬のCEO(最高経営責任者)アーサー・デニングは白(シラ)を切りとおしています。
アーサーは、発覚している事実はまだ一部のみと開き直り、事実の隠蔽を図ろうとしました。関係者とは口裏を合わせて結託するつもりです。
アーサーは若い恋人エミリー・ハインズに、先に家へ行っておくように言いました。
ところが仕事をして帰るとエミリーはいません。
顔を殴られたエミリーの画像と共に、メールで『12時間後にこの女を殺す』という脅迫文が届きました。さらに『250万ドル(約2億7500万円)用意しろ。オクタヴィア・ギャラリーのロビーで午後1時』というメールが届きます。
アーサーは金を用意して、警備担当の女性ジェーン・クレメンテと黒人男性ジョー・ビルソンと共に、オクタヴィア・ギャラリーへ行きました。立っていると、アーサーに声をかけてきた男性がいます。
アーサーはその男性が誘拐犯だと思って殴りますが、その男はただの美術商でした…。

…1週間前。
ベン・ケイヒルは弁護士をする若い男です。看護師の妻・シャーロットは1年前に流産をし、以来夫婦の間には溝ができてしまいました。
この日、ベンのSNSにエミリー・ハインズから友達申請がありました。ベンとエミリーは大学時代に付き合っており、ベンは少しの下心もあって申請を承諾します。
親友で同僚のダグからは反対されますが、ベンは元カノと接点ができたのを、嬉しく思いました。
早速エミリーのSNSをチェックすると、写真が多く、いずれも露出の多いものです。
申請承諾が届いたらしく、エミリーからメッセージが届きます。ベンはエミリーと久しぶりの再会を果たしました。
エミリーはベンの結婚生活について質問し、自分にも恋人がいると告げます。
エミリーの恋人が、今問題になっているピアソン製薬のアーサーだと知ったベンは、少なからず驚きました。なれそめを聞くと、「付き合わないと会社を辞めさせると言われた」とのことです。
世間をにぎわせている新薬の治験結果改竄問題について、エミリーは「本当は268名よ」と言い、自分のパソコンにそのデータがあることをベンに言いました。
エミリーはこの結果を世間に公表したいと思いながらも、自分が漏らしたとは知られたくないと考えています。
そこでベンは、自分ならそれができる、他人が漏らしたように見せかけてやると言い、データを渡すように言いました。エミリーは承諾し、部屋に連れて行きます。

エミリーはアーサーの借りている部屋とは別に、もう1つ別の部屋を持っていました。
そこでは「ハンナ」という名で通していることを、ベンは部屋に入る時に出会った隣人女性エイミー・キャンベルの呼びかけから知ります。
部屋のパソコンで証拠となるファイルをUSBにコピーさせてもらったベンは、エミリーに誘惑されてキスし、いいムードになりますが、途中で止めました。
非常口から立ち去ったベンは、帰宅して妻のシャーロットと会いますが、決まり悪いので親友のダグと飲んだと嘘をつきます。

【承】- ブラックファイル野心の代償のあらすじ2

ベンはその機密ファイルを持って、所属する弁護士事務所へ出勤しました。
事務所の代表である初老男性チャールズ・エイブラムスに話をすると、エイブラムスは最初、名の知れ渡った大物弁護士のヒルに任せろと言います。
その問題を暴くと名が売れると考えたベンは、自分が担当したいと主張しました。エイブラムスは、「その代わり、勝たないと転職だ(実質上、クビ)」と念を押します。
親友のダグが「その情報源はエミリーの入れ知恵だろう」と言い、信用できない情報だと言いますが、ベンは話を進める気でした。

その頃、エミリーの周囲に謎の男が出没し、隣人のエイミーにエミリーのことを聞き込みします。
さらにベンと妻・シャーロットが行ったクラブに、謎の男が現れると「相手は手ごわいぞ」「奥さんの幸せそうな顔は今夜限りだ」と脅しをかけました。ベンは謎の男を、アーサーの手先だと受け止めます。
さらに同じクラブにエミリーもやってきました。その直前にエミリーから着信があったのを、ベンは無視したのです。ベンはしぶしぶエミリーをシャーロットに紹介します。
エミリーはベンに「今度電話を無視したら関係をバラすわ」と耳打ちし、立ち去りました。
ベンとエミリーがただの友人ではなく、元カノらしいとシャーロットが勘づきます。

エミリーは自宅へ男を呼び、自分を殴らせてその顔を撮影させました。
実はアーサーに届いたメールの脅迫状は、エミリーが自分で送信したものだったのです。
そうやってアーサーが自分のために金を払うか、エミリーは試したのでした。
謎の男は教会へ行きます。クローナー医師から「治療を受けてくれ」という留守番電話を無視しますが、咳をすると血を吐きます。

エミリー宅を訪問したベンは、エミリーの死体を発見しました。エミリーは薬物過剰摂取(OD オーバードース)をし、頭にケガをしていました。
スマホを見つけたベンは、エミリーが「250万ドルを用意して、オクタヴィア・ギャラリーのロビーに持って来い」というメールを送信したことを知ります。
警察への通報を考えたものの、関わり合いたくないベンは、自分の指紋を拭って部屋を立ち去ろうとしました。しかし隣人のエイミーと会ってしまい、「僕は既婚者だから、ここへ来ていたことは内緒にしておいてくれ」と口止めします。
帰宅したベンは、妻のシャーロットに「関わるべきでないことに関わってしまった」と、今までの経緯をすべて告白しました。
シャーロットは浮気したのかと怒りますが、ベンは訴訟で勝利を収め、出世したかったのだと答えます。
エミリーはハンナという偽名で部屋を借りているため、エミリーの遺体が発見されるまで、数日ほどかかるだろうとベンは踏みました。

…そして冒頭の、オクタビア・ギャラリーでのこと。
エミリーの死の謎を解きたくて、ベンもギャラリーに行きました。そしてアーサーの騒動を見て、メールを送信した相手がアーサーだと知ります。

【転】- ブラックファイル野心の代償のあらすじ3

ベンは顔を合わせたくなくて、その場をすぐ立ち去りますが、美術商を殴った直後のアーサーと目が合ってしまいました。

警備担当の女性・ジェーンはアーサーに「殴った男は美術商だった」と告げ、怒ります。
結局、取引現場には誰も現われませんでした。アーサーは、犯人は接触する気がなかったのかもしれないと呟きます。

ピアソン製薬会社のアーサーと、ベンならびにエイブラムスが同席し、民事訴訟が始まりました。
その場でアーサーは「原告団に3億ドル(約330億円)、弁護団に1億ドル(約110億円)を送金する」と言い、和解を提示します。それにより刑事告発を免れようという腹積もりです。
ベンからその金額で証拠となる機密ファイルを「買い戻す」という意味で、合法でした。
アーサーがあっさりと非を認めて金を払うと言い出し、エイブラムスは満足します。

さてその頃、警備で雇われたジェーンは、エミリーのことを調べていました。
エミリーは数年前に自殺未遂をするなど情緒不安定でしたが、最近は安定していたそうです。
しかし普段からいろんな処方薬を服用していたらしいという情報を得て、早期解決を望みました。
誘拐事件発生から48時間が経過したので、人質のエミリーの生存の可能性は低く感じられます…。(この時点ではジェーンたちには、誘拐が狂言だったことが判明していない)

帰宅したベンは、自宅にエミリーの死体を見つけてびっくりします。
シャーロットは留守でした。
エミリーの死体を急いで隠そうとしますが、警察がやってきて動転したベンは裏口から逃走します。
窓から降りる際に腹を負傷したベンは、雑貨店で接着剤を買って閉じます。(深くない傷。しかし接着剤とは乱暴な…)
親友のダグと合流したベンは、自分はやってないと主張し、今ではエミリーと関わったことを悔いていると言いました。ダグはベンに銃を渡します。
シャーロットは警察の聴取を受けた後、アーサーの警備のジェーンたちにも話を聞かれました。

エミリーの隣人・エイミーは、隣人が死んだことにショックを受けて、友人宅へ泊まらせてもらおうと電話をしていました。通話の途中、バイクに乗った謎の男に襲われ、意識不明の重態になります。
エイミーが運ばれたのは、シャーロットが勤務する病院でした。それを知ったシャーロットは驚きます。
公衆電話を使ってベンから電話を受けたシャーロットは、もう限界と話しますが、ベンの指示通りにしばらく眠らせておこうと、点滴に睡眠導入剤を入れようとしました。
しかしその前にエイミーの容態が悪化し、亡くなりました。
エイミーにとどめを刺そうと、血を吐きながらやってきた謎の男は、病院にシャーロットがいるのを見つけて、拉致します。

ベンはアーサーの屋敷に潜りこんで対峙すると、エミリーが別のところに家を借りており、そこで死んでいたことを話しました。
ベンは、アーサーがエミリーを殺したのだと思い込んでいましたが、アーサーは「そんな必要はない」と言います。

【結】- ブラックファイル野心の代償のあらすじ4

確かに受け渡し現場に金を持ってアーサーが現れていたことや、個人資産が85億ドル(約9340億円)あるアーサーには、エミリーを殺す理由がありません。
脅迫状は他ならぬエミリー自身が出したことを告げると、アーサーは納得しました。
ベンは謎の男を差し向けたのもアーサーだと思っていましたが「そんなチンピラは雇っていない」と一蹴されました。これに関しても、金があるアーサーがそんな相手を雇う意味などないと認めざるをえず、ベンはすごすごと退散します。
アーサーの屋敷を出て出頭しようとしたベンは、謎の男に拉致されました。

教会で目覚めたベンは、妻のシャーロットも捕まっていることに気付きます。
エミリーの遺体を運んだのは、謎の男でした。しかし謎の男もただ遺体を運搬しただけで、殺害に関与していないと言います。
「この世には善も悪もない。あるのは真実だけだ」と言うと、謎の男はシャーロットの胸の上部分を刺します。
ベンは謎の男と格闘して倒すと、シャーロットを抱いて病院へ運びました。
追われているベンはシャーロットを廊下におろし、看護師に声をかけると逃亡します。
謎の男のパソコンを教会で手に入れたベンは、知人のハッカーに解析を頼みました…。

ベンは事務所の代表・エイブラムスのいるカフェに行きます。
謎の男を雇っていたのは、エイブラムスでした。
そればかりではありません。エイブラムスは裏で、ピアソン製薬会社と通じていたのです。
ピアソン製薬だけでなく、南部一帯の大手企業と癒着したエイブラムスは、その企業の訴訟にはわざと負けるようにしていました。
(ベンが機密ファイルを持ってきた時に、有能な弁護士・ヒルに任せてわざと負けるつもりだった。ところがベンが担当すると主張したため、民事裁判で和解に持ち込んだ)
ベンは謎の男のパソコンに、エイブラムスに繋がる詳細な経費明細書の証拠があると告げて、ジョージ刑事に逮捕させようとします。
エイブラムスは「我々が悪事を働くのは、正義を貫くためだ」と言って、拳銃自殺しました。

事件は解決したかに思えました。
ただひとつ、エミリーがなぜ死んだのかは分かりません。単に薬物過剰摂取で死んだのかもしれませんが、頭の傷が気にかかります。
ベンとシャーロットは車で2時間ほどの場所に、引っ越すことにしました。
荷物の詰め込みをしている時、ベンはシャーロットの服からエミリーの香水の香りがすることに気付きます。
シャーロットはあの日、エミリーに会いに行っていました。話をするつもりだったのですが、薬物過剰摂取でハイになったエミリーがシャーロットにビンタをしたので、思わず突き飛ばしたところ、テーブルの角に頭をぶつけ、エミリーは倒れたのです。
しかしまだエミリーは息があり、その時にすぐ病院へ連れていけば助かる可能性がありました。それを、シャーロットはあえて放置しました。
「助けられたけど、助けなかった。彼女が死ねば、私の胸の痛みもおさまるもの」
そう言われたベンは、黙るしかありませんでした。

(「謎の男」は最後まで名前が出てこない。
謎の男の病名も明らかにされないまま。
恐らくピアソン製薬の新薬の副作用で、死に至る病を得てしまったことがきっかけで、アーサーの悪事を暴くためにエイブラムスと契約をし、証拠を保持していたのではないかと思われる)

みんなの感想

ライターの感想

なんか、すっごく大きな風呂敷を広げられていたのだが、「え、なにそれ」の連続。
謎が最初にたくさんちりばめられて、それが少しずつ判っていくのはいいのだが、判れば判るほど「大山鳴動して鼠一匹…」と思わざるをえない。
イ・ビョンホンの扱いが中途半端。いえ、ミステリアスなままで別にいいんだけど、あの病気設定はきちんと、ピアソン製薬と結び付けてほしかった。
たぶん薬害の被害者なんだろうなーと思いながら見てはいたが、それをきちんと言ってくれないまま終わった。もったいない。
でもなんでイ・ビョンホン演じる謎の男は、人を殺しまくったんだろ。隣人・エイミーを襲う理由が見当たらない。
錚々たる顔ぶれなんだけど、もったいない使い方してるなと思った。
  • franさんの感想

    ほぼ同じ感想を持ちました。
    イさんについて、アメリカでは、謎の不気味なアジア人、というのが好まれるからでしょうね。米国人には好まれる設定も、日本人からしたら、何それ、という感じ。

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