「ボーンコレクター」のネタバレあらすじ結末

ボーン・コレクターの紹介:1999年製作のアメリカ映画。連続猟奇殺人鬼に、脊椎損傷で寝たきりとなった刑事が捜査に挑む姿を描くサスペンス。ジェフリー・ディーヴァーの同名ベストセラー小説が原作。デンゼル・ワシントンと共にアンジェリーナ・ジョリーが初主演を果たした作品。

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予告動画

ボーンコレクターの主な出演者

リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)、アメリア・ドナヒュー(アンジェリーナ・ジョリー)、セルマ看護師(クィーン・ラティファ)、チェイニー部長(マイケル・ルーカー)、ポーリー・セリット(エド・オニール)、ケニー・ソロモン(マイク・マッグローン)、リチャード・トンプソン(リーランド・オーサー)、エディー・オーティズ(ルイス・ガスマン)、バリー・リーマン医師(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)、アラン・ルービン(ゲイリー・スワンソン)、警察教官(バーク・ローレンカ)

ボーンコレクターのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①リンカーンは優秀な捜査官だったが、事故で脊椎を損傷し身体の自由が利かない身となった。安楽死を望むリンカーンの元に、証拠探しの才能を持つ女性アメリアが現れる。連続殺人を追って、アメリアとリンカーンは絆を深めていく。 ②犯人は医療技師リチャードで、元は警官。警官時代にリンカーンに不正を暴かれたリチャードは、復讐するつもりで接近していた。アメリアはリチャードを射殺、リンカーンは助かる。

【起】- ボーンコレクターのあらすじ1

アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。
ある夜、中年黒人男性リンカーン・ライムは夢を見ていました。
科学捜査をするために地下トンネルに潜ったリンカーンは、這いつくばりながら奥のトンネルへ行きました。
発見されたのはニューヨーク市警の警官らしく、奥へ見に行くと、遺体はリンカーン自身です。
その直後、上から鉄骨が落ちてきて、リンカーンは下敷きになりました…。

この夢の中の事故は、実際にリンカーンの身に起きたことでした。
リンカーンはかつて敏腕な手腕を持つ警察官で、刑事部長をしていました。特に現場検証に優れていたリンカーンは、事件現場から証拠を見落とさないよう注意を払っていました。
4年前、警官が地下鉄トンネルで殺された時、リンカーンが発見現場を捜査している最中に、上から鉄の梁が落ちて来て、リンカーンはその下敷きになったのです。
リンカーンは脊椎損傷で、左手の人差し指と両肩から上と脳しか動かせなくなりました。日がないちにち、ベッドで寝起きするだけの生活になります。
捜査中に起きた事故であることや、またリンカーンが優秀であることもあり、リンカーンは現在もなお、警察官として給料をもらっていました。また治療と看護費用は保険で支払われています。
友人の医者には、大きな発作が起きると植物状態になってしまうといわれていました。リンカーンは唯一の肉親である姉と絶縁し、安楽死を強く望んでいます。
住み込みで看護してくれている看護師は中年の黒人女性・セルマです。彼女は優秀で、いつも的確な対応をするのでなかなか死ねない…と、リンカーンは冗談まじりで言います。

最初の頃は、リンカーンもベッドで捜査に協力していましたが、最近ではひまつぶしにチェスをするくらいです。
というのも、後任のハワード・チェイニー部長がリンカーンを快く思っておらず、リンカーンに事件の捜査権を回そうとしないからでした。チェイニー部長は功名心が強く、自分が手柄を立てたいのです。
しかしチェイニー部長はあまり有能とはいえませんでした…。

同じ頃。
不動産王のルービン夫妻が空港からタクシーに乗ります。5番街へ行くようにと指示した夫妻は、朝一番ということもあり、客席で眠ってしまいました。起きた妻が、まったく異なる場所を車が走っていると気づいて運転手に文句を言いますが、運転手は無視して走らせ続けます。
妻は夫を起こし、客席と運転席の仕切りのガラスを叩きながら2人で注意しますが、運転手はガスを噴射して眠らせました…。

…若い女性警官アメリア・ドナヒュー巡査は、再三にわたって恋人に結婚を催促されています。しかしアメリアはためらう気持ちが強くありました。
アメリアは翌日から、警邏(けいら パトロール)の仕事から青少年課への異動が決まっています。
最後の警邏の日、アメリアは古い貨物鉄道構内からの通報を受け、ひとりで行きます。
通報者はまだ幼い少年・クリスでした。少年が指さした場所に、人の指が突き出ています。
アメリアはクリスにお金を渡して、使い捨てカメラを買ってきてもらいます。
現場保持が大事と考えたアメリアは、やってきた貨物列車を停車させ、レールの盛り土やボルト、犯人のものと思しき靴痕を1ドル札と共に写真におさめます。
ところが、事件発生を受けてやってきたチェイニー部長は、なぜ列車を止めたと怒りました。チェイニー部長は目先のことしか考えられない人なのです。

チェイニー部長よりもさらに上司のマーフィー本部長から命令を受け、セリット刑事とソロモン刑事がリンカーンの協力を仰ぎにやってきました。
現場から発見されたのは、不動産王アラン・ルービンのものでした。射殺されており、手を出して埋められていました。夫の手には、妻・リンゼイの指輪がはめられています。
その時は事件を受けるつもりがなかったリンカーンは「妻がまだ生きていて、これから身代金の要求が来るのではないか」と、資料も見ずに言います。
セリット刑事とソロモン刑事は説得しようとしましたが、その時、リンカーンに発作が起きました。セルマが対応し、発作に驚いた2人の刑事は資料を置いて立ち去ります。
発作の後、ふと資料を見たリンカーンは、ただの人質誘拐事件ではなく、連続殺人の可能性が高いと思いました。すぐさま、捜査本部に連絡を取ります。
それと同時に、証拠の写真を撮影した人物を連れてこいと、リンカーンは命令しました。現場の大事な証拠を押さえるセンスがあると、アメリアの隠れた能力を見抜いたのです。 この映画を無料で観る

【承】- ボーンコレクターのあらすじ2

翌日。
アメリアは青少年課に所属していました。アメリアは最初嫌がりますが、セリット刑事とソロモン刑事に連れられて、リンカーンのところへ行きます。
リンカーンは証拠写真を元に、今日11月9日の午後4時にルービンの妻が殺されると考えていました。時刻はすでに昼になっており、一刻の猶予もありません。
やってきたアメリアに、リンカーンは捜査の一員に加わるよう命じました。さらにリンカーンはチェイニー部長にかけあって、鑑識のエディー・オーティズなど、最低限の人員を確保します。
リンカーンは、遺体が埋められていたのが南北戦争時代の坑道だったことや、残された土がアスベストや牡蠣の貝殻を砕いたものであることから、ある事件を連想します。
それは1913年にウールワース・ビルの建設中、資産家のT・ソームズの死体が発見された事件です。
1年前に誘拐されて射殺されたもので、砂かと思われたものは、その地域の埋め立てに使われた牡蠣の殻でした。それが〝パール通り〟という名の由来にもなっています。
ルービン夫人は〝パール通り〟の地下室にいると踏んだリンカーンは、アメリア、セリット刑事、ソロモン刑事を急行させました。特にアメリアは科学捜査官の制服を着せられます。
アメリアたちを向かわせながらも、リンカーンはエディーに鑑識を進めさせます。
ボルトのねじ部分に「NSG」という文字が読み取れました。それが1928年に合併された製薬会社だと気づいたリンカーンは、パール通りのナッソーとの交差点を通行止めにし、地下へのマンホールを開きます。
現場付近では午後4時に蒸気が発せられることが判明しました。
突然通行止めになり、現場は混乱し騒然としています。そのなか、セリット刑事とソロモン刑事は夫人・リンゼイの救出を最優先に、アメリアは現場検証をしろと命ぜられます。
アメリアがかすかな泣き声を耳にし、2人の刑事に知らせました。しかし壁の反対側ですぐには壁を壊せず、時間がきて水蒸気がパイプを満たし、その熱気が夫人にかかって死亡します。現場周辺も4時ちょうどは蒸気で避難退避命令が出されました。
リンカーンはアメリアに、証拠集めを指示します。
今まで警邏の仕事しかしてこなかったアメリアは、遺体を目にして半泣きの状態で証拠を探しました。携帯無線のリンカーンの指示通り、碁盤の目のように現場をくまなく歩いて証拠を探します。
1か所に何かの毛が置かれていました。そのほかに、骨があります。アメリアはリンカーンに手順を説明されつつ、それらをビニール袋に回収しました。
遺体は昔の手かせのようなもので、頭の上で両手を拘束されています。脚はロープで縛られており、腰にも鎖のようなものが繋がれていました。
右の腕から肉がそがれ、骨が抜き取られていました。
手錠の指紋が欲しいとリンカーンが要求しますが、手かせが取れません。
「遺体の手首を切断して手錠を持ってこい」と言われたアメリアは、そんなことはできないと拒否して、泣きながら立ち去りました。
リンカーンはその後、人事ファイルを見てアメリアの過去を知ります。
アメリアの父はかつてニューヨークの警官でしたが、拳銃自殺をしていました。そしてアメリアが遺体発見者になっていました。

部屋に帰宅して手を洗ったアメリアは、その後ヘアのドアを開けようとした者がいたので警戒します。
窓を開けたままだと気づいたアメリアは、銃を持って移動しました。「撃つな」と両手を挙げて言ったのは、先ほど別れたソロモン刑事でした。アメリアは中へ入れます。
ソロモン刑事は、アメリアが電話に出ないので派遣されていました。

【転】- ボーンコレクターのあらすじ3

アメリアは1年前に警察官になって今のアパートに引っ越していましたが、1年間荷解きもせず、最低限のものだけで生活していました。
アメリアはモデルをしていたのですが、父の死をきっかけに、警官に転身したのです。ソロモン刑事はアメリアの仕事ぶりを手放しで褒め、アメリアは少し気分をよくします。

その頃、次の事件は起ころうとしていました。
NYUの学生がレポート提出のために帰宅しようとして、タクシーの運転手に殴られて拉致されるところを、同じ女子大学生が目撃していました。
タクシーはその後、廃墟のようなところへ移動し、全身を傷つけた青年を置き去りにします。

アメリアの訪問を受けたリンカーンは、昨日の無礼を詫びます。いきなり遺体の手首を切断しろと命令したのは、行き過ぎだったと謝りました。
そして「運命は遺伝子が決めるわけではない。君が自分で運命を切り開け」と言います。
この言葉は、アメリアの心を強く動かしました。父が自殺したのを受けて、どう生きるべきかと悩んでいたアメリアにとっては、救われる言葉でした。
アメリアはリンカーンに親しみと共感を覚えます。そして、できるかぎり捜査に協力しようと考えました。

リンカーンは、犯人は鑑識の仕事に詳しい人物だと言います。
現場に残されていたのは、子牛の骨でした。毛らしきものはネズミの毛で、そられたものです。
次の殺害現場は、今世紀初頭に家畜置き場があった場所だろうとリンカーンは推理しました。該当箇所がレキシントン通り、ハドソン川沿いの155丁目、ハウストン通りの3か所あります。
一番古い1898年のハウストン通りに賭けることにしたリンカーンは、そこへアメリアを向かわせます。今回は時間の予告がないので、もう死んでいる可能性があるとも告げました。
現場に行くと、リンカーンの言ったとおり青年は死んでいました。青年は、全身をネズミにたかられて、エサにされていました。
アメリアは証拠品を探す捜査に入ります。
梁の上に、古い紙切れとマッチ箱がありました。アメリアはそれを大事に鑑識用のビニール袋に入れます。
ところがそこへチェイニー部長が乱入し、証拠品を没収されました。チェイニー部長は手柄を立てたくて、自分のところの鑑識に回そうとします。
携帯無線でそれを聞いていたリンカーンは、鑑識のエディーに過去12か月間で骨まで肉を削っていた事件がないか、調べさせました。すると数多く発見されます。今までチェイニー部長がすべて見落としていたものでした。

アメリアはチェイニー部長に「犯人は計算高いから、なかなか指紋は出ない」と言いますが、その時、鑑識からマッチ箱に指紋が出たという結果が入り、チェイニー部長は意気揚々と指紋の主のタクシー運転手のところへ行きます。
証拠品はチェイニー部長の机の上に放置されたままでした。提出書類もまだだったので(提出書類が出された後だと、持ち出したことが罪に問われる)、アメリアは証拠品を得てリンカーンのところへ急ぎます。
チェイニー部長は犯人を逮捕できると思いましたが、該当するタクシー運転手は殺され、左手の人さし指を切断されていました。これで4人目の犠牲者です。
証拠品の紙切れに灯油のにおいがすると告げたアメリアは、それをピンセットで持って、リンカーンの鼻の下に移動させます。かけ布団の上に落としてしまい、ゆっくり拾い上げるアメリアとリンカーンは、いいムードになっていました。

過去12か月の捜査結果が出た時、リンカーンに発作が起きました。セルマは処置をし、証拠品を奪われたとやってきたチェイニー部長を追い返します。
チェイニー部長はタクシー会社に一斉捜査をかけますが、埒が明きませんでした。チェイニー部長側は捜査が行き詰まります。
看護師のセルマから、リンカーンが安楽死を望んでいると聞いたアメリアは、目覚めたリンカーンに「あなたは最後まで闘う人だと思ったわ」と言います。

【結】- ボーンコレクターのあらすじ4

リンカーンは、紙切れの組み立てを始めました。この紙切れはすべての現場に共通して残されているもので、手元には3つあります(チェイニー部長が見落とさなければ、もっとあった可能性が大)。
アメリア、セルマ、リンカーンの3人で紙切れがどう繋がるか検証していると、セルマが「女性の顔に見える」と言いました。言われてみると、女性の女神かなにかのロゴマークに見えます。
リンカーンが「ホラー・ストーリー専門の出版社のロゴで、犯罪実話がおさめられたものだ」と言いました。アメリアは図書館に探しに行きます。
ロゴを頼りに書籍を探すと、ある本の挿絵がまるきり同じ犯罪を反映していました。
その本のタイトルは『ボーン・コレクター ある殺人者の記録』でした。この本の順番通りに犯罪が行なわれていたのだと、アメリアは知ります。
次は最後の事件で、老人と少女が港で溺死させられるというものでした。
アメリアはリンカーンと無線で連絡を取りながら、イースト・リバー通りの不当に向かいます。
紙片についた灯油のような臭いはディーゼル油の臭いでした。港の停泊所にアメリアが行くと、スタテン島の埠頭の柱に老人と孫娘がくくられていました。アメリアは救助隊のヘリにライトで合図し、ダイバーが救出します。
老人は亡くなっていましたが、孫娘は蘇生に成功しました。
アメリアは、燃料タンクの周囲の証拠集めを始めます。
地図と綺麗に乾いた骨と、警官バッヂの欠片が置かれていました。地図は古い地下鉄のもので、ネイビー・ストリートと書かれています。
アメリアは証拠を持ち、駅のトンネルに靴痕を発見したので、そこへ入っていきました。
アメリアがトンネルに入ったので、リンカーンとの無線通信が途切れます。
その頃リンカーンは、ネイビー・ストリートが現在のワシントン・ハイツ…自分が住んでいる居住地区と知ります。
アメリアはトンネルの柱の番号で、78499という数字だけが拭われていることに気づきました。その番号に見覚えがあります。
記憶を辿ると、リンカーンの部屋のトロフィーと同じ(リンカーンの警察認識番号)でした。次の標的がリンカーンだと知ったアメリアは、急いでリンカーンの元へ戻ります。

その頃、リンカーンの元を訪問者がありました。
玄関に出たセルマが腹部を刺され、倒れます。先に文句を言いに来たチェイニー部長もナイフで殺されていました。
訪問者は、リンカーンの医療機器を調整する医療技師リチャード・トンプソンです。リチャードが連続殺人の犯人でした。
リチャード・トンプソンというのは偽名で、本名はマーカス・アンドリューといいます。
リチャードはかつて警察官でした。シラキュースという商工業都市の件で告発をしたくて、リチャードは6件の殺人事件で証拠を捏造していました。その証拠捏造をリンカーンに見つかり、有罪判決をうけて6年間服役しました。
服役を根に持ったリチャードは、その復讐のためにリンカーンを狙ったのです。
リンカーンはリチャードの姿を見た瞬間から、ベッドを緊急モードにしていました。そして隙を見てリチャードの指をベッドで挟み、傷つけます。
怒ったリチャードはナイフを手に、リンカーンに近づきました。すると、リンカーンは笑ってなにごとか呟きます。
リンカーンが何と言っているのか知りたいリチャードは、思わず耳を近づけました。その時、リンカーンが首を噛みます。
痛みで包丁を振りかざしたリチャードを、駆け付けたアメリアが銃殺しました。
アメリアはリンカーンの元へ駆け付けると、救急車を手配します…。

…季節は巡り、冬になりました。雪が舞い、通りにはクリスマスの飾りがなされます。
リンカーンは回復し、そればかりか車椅子の運転も会得していました。車椅子で移動できるようになったリンカーンは、行動の幅が広がります。
クリスマスパーティーには、馴染みの刑事たちが集まりました。もちろん、アメリアもリンカーンに寄り添っています。
今回の事件によって、リンカーンとアメリアには絆が生まれました。互いに大事な存在になっています。
そこへ絶縁した姉・ジャニーンと姪・キミーが訪問しました。リンカーンは姉と笑顔で再会を果たします。
姉と姪を呼んだのはアメリアでした。アメリアはリンカーンの左人差し指に、自分の指を這わせます…。

みんなの感想

ライターの感想

綺麗にまとまった、よくできた映画。最後まで緊迫感にあふれている。
今でこそ「たたみかけてくる」手法の映画は多くあるが、当時は非常に新鮮だった。
次から次へとせわしなく証拠が提示され手掛かりが出てくる、このテンポのよさも画期的だった。
デンゼル・ワシントンの名演が光るし、なんとアンジェリーナ・ジョリーの初主演作品でもある。
しかも2人の幸福そうなラストを見ると、倖せな気持ちにもなれるという。
残酷シーンは目をそむけたくなるのだが、傑作。

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