「ミュージアム-序章-」のネタバレあらすじ結末

ミュージアム-序章-の紹介:”幼女樹脂詰め殺人事件”を追うジャーナリスト九堂に仕掛けられたカエル男の罠とは?2016年11月公開の大友啓史監督の映画作品「ミュージアム」に先駆け、同年10月にWOWOWで放映されたサスペンスドラマ。原作となった巴亮介のコミック「ミュージアム」には無いオリジナル脚本を、監視カメラやスマホの動画機能を駆使したPOV方式で表現。監督/脚本は「貞子vs伽椰子」「殺人ワークショップ」の白石晃士、共同脚本は「そこのみにて光輝く」の高田亮。主演は「彼女について知ることのすべて」の三浦誠己。

予告動画

ミュージアム-序章-の主な出演者

九堂仁(三浦誠己)、その娘伊織(川島鈴遥)、佐土原美保(森田想)、美保の父(河屋秀俊)、カエル男(細川佳央)、松田警部補(中野英樹)、チンピラ(宇野祥平、奥野瑛太)など。

ミュージアム-序章-のネタバレあらすじ

【起】- ミュージアム-序章-のあらすじ1

ジャーナリストの九堂仁がビデオカメラに向かって”幼女樹脂詰め殺人事件”の全容を語ります。
平成25年5月25日、東京都北区。スーパーで母親と買い物中だった三上由美(当時4歳)が行方不明となり、1ヶ月後の6月25日、住宅街の自宅前にウレタン樹脂で固められた遺体が置かれる事件が発生。2か月後、日の出レジン工業でウレタン樹脂を担当し、児童買春の前科があった大橋茂(当時29歳)が逮捕され、裁判員裁判の結果死刑判決を受け、精神疾患が悪化、警察病院で自殺した事件でした。
九堂は、証拠は本人の自白のみ、弁護側も虚偽の自白を強要されたと主張した事から冤罪の可能性を疑い、事件を担当した松田警部補を夜間自宅マンション前で待ち伏せし、ハンディカメラでの突撃取材を試みます。
帰宅した松田は、カメラを向けいきなり否認してると死刑になると脅迫した噂は本当かとしつこく迫る彼に激怒して暴行、逆に以前事件をでっち上げたヤラセの九堂かと罵倒し去って行きます。
地べたに倒れ「これ使うぞ!」と悔しがる九堂に、カエルマスクの男が声を掛けメモを渡します。それには”事件の秘密を教える 自宅に戻れ”とあり、慌てて男を追いますが逃げられます。

団地3階の自宅は荒らされ高校生の娘伊織はおらず、学習机の上には耳かけ式のヘッドセットとスマホが置かれ”これをつけろ”のメモがありました。間もなくスマホが鳴り、狭く暗いブロックの部屋の隅で、椅子に縛られ猿ぐつわをかまされ呻く伊織の姿が映ります。
そこにカエルマスクの男が顔を出し、”~樹脂詰め殺人”の大橋は冤罪で作者は僕だ、僕の言う事に自分の意志のように見せかけて従え、僕と話している事を知られるな、さもなくば娘を殺す、全て監視していると脅します。彼の姿は自宅の方々に仕掛けられた隠しカメラで撮られていました。
九堂は、取材は止める、自分は殺されてもいいが伊織を助けてくれと言いますが、男は娘を殴り「九堂の命は関係ない、娘の生死は君次第だ」と言います。
彼はやむなく了解し、男は全てをカメラで撮れ、僕と君とで”作品”を創るんだと言い、彼が関わった事件の切り抜きやDVD作品などを見せ、俗悪だが目的のために手段を選ばないのは評価する、けれど僕が目指すのはこんな三流作品ではなく傑作だ、もう始まってる、本番中と言い、スマホを撮影状態にして胸ポケットに入れさせ、ハンディカメラも併用して出発しろと命じます。

【承】- ミュージアム-序章-のあらすじ2

男は、ボックスワゴンに乗り込む彼に細かく指示し、自前のカメラを彼に向けさせ、車内の隠しカメラや車載カメラで監視してナビをし、郊外の広いトンネル内で車を停めさせます。
男は、間もなくそこにやってくる女子高生佐土原美保を誘拐しろと指示し、スマホでハサミをちらつかせ、さもなくば伊織の指を切断すると脅します。九堂は逡巡しながらも美保を捕まえ、ワゴンの後部座席に用意したガムテープで縛り誘拐します。
男は車を山中の廃屋に誘導、チェーンが掛かった木製の柵の前に停めさせ、柵の鍵を開け美保を運び込むよう指示します。が、九堂がもたつく間に美保は足のテープを剥がして道へと脱出、通りがかったド派手なワゴン車に助けを求めます。
けれど、乗っていたのは極悪のチンピラ2人組で彼女の必死の訴えを無視、レイプ目的で車に連れ込もうとします。カエル男は困惑する九堂に「目撃者は殺せ」と言い、君の殺人初体験の決定的瞬間を撮れと命じます。
九堂はチンピラに駆け寄り、連れだから返してくれと言いますが、誘拐されたと言いかけた美保は腹を殴られ後部座席に入れられます。
チンピラの兄貴分は、九堂を作業用ライトをライトセーバーのようにして暴行、子分は奇声をあげ囃します。九堂は瞬く間に道に倒され土下座して、彼女は金目的で誘拐した、親から奪った5000万が車にあるからそれをやると言って騙し、隙を見て反撃、ライトで撲殺します。カエル男は九堂が嘔吐するのを見て殺害を確認、チンピラたちの死体を積んだ車を九堂の車の後ろに停めさせます。

九堂は男の指示に従い、チンピラのライトで美保を脅し、廃倉庫らしき建物の奥の広い部屋へと誘導します。その部屋の扉には”親子愛の刑”と貼り紙がしてありました。
その奥は作業用の廃材が打ち捨てられた広い倉庫で、カエル男は美保を奥の椅子に縛り付け、彼のカメラに撮るよう置けと指示し、無数のカメラが監視してると脅します。倉庫内には至る所にカメラが仕掛けられていて、2人はあらゆる角度から撮影されていました。
美保はずっと無言で堪えていましたが、自分をガムテープで縛る九堂に「誰にも言わないから、お願いですから、帰らせてください…」とか細い声で訴えます。男は彼女を殴れと命じますが、九堂は堪え切れず離れ跪きます。けれど男に言われスマホを見ると、伊織が体中に電極を貼られ怯えていました。
カエル男は「君のお父さん、僕の言う事を聞いてくれないよ。何か言ってあげて」と言って猿ぐつわを外し、彼女が怖いよ…と言った瞬間電流を流します。彼はスマホを握りしめ止めろと叫び、2度目の通電で決意し、美保の頬を殴ります。男は「弱い」と言っては通電し、スマホからは殴る音もして伊織の謝る声が聞こえます。
男は10発殴ったらいい事を教えてやると言いカウントを始めますが、5発目で伊織の「お父さん止めて!やっちゃダメ!」と叫ぶ声がして、代わりに君が痛い事になって死ぬよと言われ、はいと応えるのが聞こえます。
九堂は美保に「ごめんね…こんなこと…最悪だ…でも最悪な事を…やる!」と言い殴り続けます。カエル男はその様子を伊織に見せ、君のためにパパがんばってるよと言い、伊織は必死でパパ!ダメだよ!と叫んでいました。が、彼は10発殴り終え、美保の顔は腫れ上がり朦朧としています。”いい事”とは、美保も彼らと同じく幼くして母親を亡くし父娘2人で暮らしてきたという事でした。

【転】- ミュージアム-序章-のあらすじ3

美保は必死で命乞いをしますが、カエル男は次にそばの工具を使って美保の指を切れ、さもなくば伊織の指を切ると言い、作者としては伊織の指を切った方が九堂の最高の表情が撮れるからいいんだがと話します。彼は男の指示通り美保の膝に板を置き、ここで死にたくないだろ?と説得して指を開かせ、指にノミを当てハンマーを振り上げます。
そこに同じくヘッドセットをつけたスーツの男=美保の父、佐土原が金属バットを持って入って来ます。
カエル男は無惨に腫れあがった顔の美保の首にノミを当て、ハンマーを構える九堂を”人殺し”だと紹介し「さぁ、どっちの親子愛が強いかな」と煽ります。佐土原は違うんだ!と叫ぶ九堂の声を聞こうとせず、じりじりと間を詰め、美保に絶対助けてやるから!と叫びます。
カエル男は放送マイクで「九堂!いつも君が扱ってる事件よりずっと面白いだろう?どうだ?自分が撮られる側になった気分は」と話し、2人を殺せば伊織は返してやる、そして佐土原に九堂を殺さなければ娘が殺される、10分以内に決着をつけろと言い出します。

キレて美保の首にノミを押し当てる九堂の隙を突いて佐土原がバットで攻撃、バトルになり双方ケガを負いますが、佐土原は彼にお前も娘が捕まってるんだな?でもお前は娘にひどい事をしたから殺すと言い、バットを構える中、カエル男が部屋のマイクで伊織の声を聞かせます。
「パパ、お願い…私はもう死んでもいいから…関係ない人を殺しちゃだめだよ…」そして男にものすごく苦しんでもいいと応えます。
佐土原は伊織に礼を言い、娘さんもそう言ってる事だからと言いますが、九堂は娘の名を叫び、俺もこいつらも死んでもいいが、伊織だけは死なせるわけにいかねぇ!誰かに殺させるような真似は絶対にさせねぇ!と叫び脚立で応戦、佐土原に押し勝ち、逃げた美保を追いかけます。2人は出入口で揉み合いになり互いに刺されますが、九堂がノミを奪って美保の首に押し当て佐土原を脅し、椅子に戻します。
そして、急かすカエル男に最高の作品を見せてやると言い、佐土原にバットを捨てさせ「あんた、子供の事を愛してるのか?」と聞きます。彼は美保を愛してると答え、美保も愛してる…ずっと大切に育ててくれて…と言葉に詰まります。
九堂は苦悶の表情で「ごめん」と言い、美保の首にノミを突き刺します。佐土原は慟哭し、声無き声を上げ美保にすがりますが、九堂はそれを金属バットで殴打し殺害します。
九堂はノミを手に取りスマホで自分を映し、愕然とする伊織に優しく微笑み、「伊織、本当にごめん。愛してるよ。お前はちゃんと、生きるんだぞ」と語りかけ、自分の首をノミで突き刺し、大量に出血し倒れます。

【結】- ミュージアム-序章-のあらすじ4

カエル男は「はぁ~ん…そう来たか」と言い、伊織を連れその部屋に降りて行きます。
伊織は血の海に横たわる九堂の胸に倒れ込み、彼は最後の力でその肩を抱いて絶命、伊織も動かなくなります。
カエル男はそれをじっと見つめてスマホを拾い、回収したカメラをジュラルミンのケースに詰め「いいサンプルになった。本番が楽しみだな」と呟き倉庫を出て行きます。
雷の音が低く轟く中、倉庫には静寂と血塗れで寄り添う2つの父娘像が残され、監視カメラの映像が消えていきます。
男はどしゃ降りの雨の中を歩きだし、スマホのスイッチを入れた瞬間、倉庫は大音響とともに爆発します。

みんなの感想

ライターの感想

本編と逆順での鑑賞だったので胸糞の悪さはハンパなくちょっと後悔しています。
このカエル男は本編と違ってよく喋るし、かなりタチが悪い。”作品”に美学は無く単なるサンプル、大元が15分のミニドラマのせいか、スマホやカメラの置き位置から道案内、交通安全に至るまでの懇切丁寧な指示も余分だったかも。
主演の九堂役ベテランバイプレイヤー三浦誠己の巻き込まれっぷりはあっぱれで、いたいけな女子高校生役川島鈴遥、森田想の惨い有様にもお疲れ様と言いたいところ。白石監督作品を想起させる役名や常連俳優の登場もファンとしてはビミョーな所で、先行公開で「最悪の結末を期待」させなきゃならない分、コワすぎではなくヤリすぎたところがマイナスかも。
くれぐれもご鑑賞は正順をおススメします。

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