「リピーテッド」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

リピーテッドの紹介:2014年製作のイギリス&アメリカ&フランス&スウェーデン合作映画。SJ・ワトソンのベストセラー『わたしが眠りにつく前に』を映画化。眠ると前日までの記憶が失われてしまう女性が、自らの過去を追いかける姿を描く。

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予告動画

リピーテッドの主な出演者

クリスティーン・ルーカス(ニコール・キッドマン)、ベン・ルーカス(コリン・ファース)、医師ナッシュ(マーク・ストロング)、クレア(アンヌ=マリー・ダフ)

リピーテッドのネタバレあらすじ

【起】- リピーテッドのあらすじ1

イギリス・ロンドンに住む40歳のクリスティーンは、毎朝目覚めるごとに前日までの記憶が失われているという、特殊な記憶障害を持っています。
毎朝起きるたびに、隣に眠る男性が誰なのか分からず戸惑い、その男性…夫・ベンに説明を受けました。ベンは毎朝、根気よく説明をします。
クリスティーンは10年前に事故に遭い、頭に怪我を負いました。以来、記憶を1日しか保持できないようになっています。毎朝「20代前半の記憶」まで逆行するのです。
実際には40歳を迎えるクリスティーンで、14年前である1999年に夫・ベンと結婚しているわけですが、その10年前の事故ですべて忘れてしまうわけです。
夫・ベンは起きたばかりのクリスティーンに、毎朝同じことを説明しました。それだけでなく、自宅の壁には2人の結婚式の写真が貼られており、別の壁には「するべきこと」「保管している物の場所」「アレルギーなど」を書いた巨大なメモが貼られています。
夫・ベンは朝8時半になると仕事に出かけます。ベンは近くの学校で化学の教師をしていました。
そういうわけで、クリスティーンはいつも夫・ベンの言うことを信じるしかないわけですが、ベンが出勤した後に電話がかかります。
電話の主は主治医を名乗るドクター・ナッシュです。ナッシュもクリスティーンの症状を知っているので、毎回きちんと説明します。
クリスティーンは自分の過去を調べたいということで、医師ナッシュの助言を得て「新たに知り得たこと」というのをホームビデオカメラに「自分で録画して喋る」形で保存していました。
医師ナッシュは毎朝、クリスティーンに電話をかけ、そのカメラの置き場所を説明します。夫・ベンには内緒で、2週間前からしていることでした。
医師ナッシュの指示どおり寝室のクローゼットを開けて、浴室に一番近い右の棚の中にある靴の箱に、確かにビデオカメラがあります。
再生ボタンを押すとクリスティーンの顔が映し出され「自分への説明」がなされます。あなたは現在40歳になったということから始まり、説明が続きます。
前日までの自分が説明していることなので、最も信憑性が高い内容でした。こうしてクリスティーンは、徐々に自分の過去を調査していきます。
話は2週間前に遡ります。ずっとそれまでクリスティーンは夫・ベンの言う通り「自分は10年前に事故に遭って記憶障害を起こした」と思い込んでいました。
神経心理学者を名乗る医師ナッシュが、珍しい症例ということで、クリスティーンに無料の診察を持ちかけます。クリスティーンは応じ、電話番号を教えました。
というのも、夫・ベンはクリスティーンの治療をすることに否定的で「このまま暮らせばいいではないか」と思っているのです。
しかしクリスティーンは、自分の身に起きていることが知りたくて、医師ナッシュの申し出を受けました。
医師ナッシュからの説明で、自分が事故に遭ったのではなく「10年前に工業団地内で襲われた事件によって、記憶障害を起こした」ことをクリスティーンは知ります。 この映画を無料で観る

【承】- リピーテッドのあらすじ2

医師ナッシュは当時の新聞記事を保管していました。クリスティーンは頭部を強打したまま瀕死状態で全裸で放置されており、誰が犯人かは不明です。
手がかりはクリスティーン本人なのですが、クリスティーンに記憶はありません。この事件を調査したくて、クリスティーンは医師ナッシュの力を借りて、新たに知り得た情報を自分で録画するようにしました。
医師ナッシュとともに発見現場を訪れたクリスティーンは、発見者・ナンカロウという中年男に説明を受けます。現場は空港に近いマネキン工場で、クリスティーンは大型車両の隙間に、ベッドシーツを身体に巻いて倒れていました。
さらに当時の事件ファイルから「性交の痕が見られたこと」「しかしレイプではないこと」「相手の精液は発見されなかったこと」を知ります。
空港近くの現場周辺には、たくさんのビジネスホテルがあり、シーツは見つかったものの犯行現場は特定しづらい状態でした。
クリスティーンはこれら新たに判明したことを、毎回録画することで情報を蓄積していきます。
その調査が効果あったのか、ときどきクリスティーンは夢を見るようになりました。その夢は断片的なもので、何かの手がかりになりそうです。
医師ナッシュの実験を受けたクリスティーンは、ある写真に反応があると言われました。それは赤毛の女性・クレアという人物のものでした。
クリスティーンは夫・ベンにクレアのことを聞きますが、要領を得ません。
クリスティーンが問い詰めると「クレアは大学時代の友人」ということは分かりますが、夫・ダンはそれ以上話したがりません。促すと「君の記憶障害のせいだ」と言います。
クリスティーンが記憶障害になったことを周囲は受け止めはするものの、毎回顔を合わせるたびに自己紹介から始めねばならない徒労感…これをベンは指摘し、多くの友人が耐えられずに去って行ったと言いました。
実はベンも毎日いちから説明することに疲れているのだ、とも洩らします。
ベンに辛い目に遭わせて申し訳ないとは思いつつ、クリスティーンは新たに知り得た情報「クレア」の写真を洗面所に貼って、クレアの説明を録画しました。
翌朝、洗面所に貼られたクレアの写真はなくなっています。ベンが隠したのです。クリスティーンも本来ならば知りえることではありませんが、自分の録画した映像を見て、洗面所に貼った写真がなくなっていることを知りました。
「私を守るという口実で、クレアを遠ざけようとしている。ベンを信じないで」とクリスティーンは録画します。
息子に話しかける夢を見たクリスティーンは、自分には息子がいたはずだと思い出しました。夫・ベンに聞くと、息子アダム・トーマス・ルーカスは8歳で髄膜炎で死んだと告げます。
出生証明書や生後間もない頃のアダムの写真を見せたベンは「ショックだろうから隠していた」と言いました。

【転】- リピーテッドのあらすじ3

記憶のあるベン自身は徐々に息子の死の悲しみを薄れさせることができますが、クリスティーンは毎日新たに「息子の死」を受け入れないとならないからです。
「それでも二度と息子のことは隠さないで」とクリスティーンは言いました。ベンは「分かった」と言いますが、また隠します。翌朝になれば、クリスティーンは忘れるだろうから。
しかしクリスティーンは録画で残しており、息子のことを毎日思い出します。
息子の夢を見たクリスティーンは「マイク」という名前を思いつきます。襲った犯人はマイク…クリスティーンはそう思いました。
自分で録画するという行為が徐々に功を奏して、新たな手がかりが得られようとしていました。実際、クリスティーンは朝の医師ナッシュの電話よりも先に、録画を見ていることもありました。
医師ナッシュに慌てて「私を襲った相手の名はマイク」と知らせたクリスティーンは、医師の名が「マイク・ナッシュ」と知って動転します。医師は鎮静剤を打ちました。
医師ナッシュは2007年までクリスティーンが入院していた病院へ行き、新たな情報を仕入れていました。
1つはクレアの電話番号、そしてもう1つは「クリスティーンは4年前に離婚している」という事実です。
離婚の話をベンに問うと「幼い息子が病気で死んでショックだったから離婚した。でも僕は戻ってきたのだ」と言いました。
クレアに電話したクリスティーンは、グリニッジ天文台で会う約束をし、赤毛のクレアと再会します。クレアは毎日連絡を待っていたと言いました。ベンが言っていた「疎遠になっていった」は嘘でした。
クリスティーンはクレアに、とんでもない事実を打ち明けられます。
クリスティーンは出産後、子育てと同時に教師の仕事を始めていました。クレアは週2日、クリスティーンの息子・アダムの子守をしていました。
そのうちにクリスティーンの身なりが少しずつ派手になります。口論の末、クリスティーンは浮気相手がいることを、クレアに告げました。ちなみに夫・ベンは事件後に浮気を知ります。
実はその事件後に、夫・ベンとクレアは1回だけ肉体関係を持ちました。それが元で、ベンがクレアのことを隠したがるのではないかとクレアは言います。
その後、クレアはベンから「クリスティーンが落ち着いたら渡してくれ」と頼まれたという手紙を渡します。その内容は不可解なもので「アダムの件で君の元を離れようと思った」「アダムが君に会いに行くから」と書かれていました。
調査は終わりました。すべてはベンの愛情ゆえなのだという結論に達したクリスティーンは、最後に「あなたを愛しているわ」と録画し、それをベンに見せました。
しかし…ベンは録画を見て怒り狂い、クリスティーンに平手打ちをします。そして荷作りをしてロンドンを去ろうと言い出しました。
不可解なクリスティーンはクレアに電話し、相談します。クレアは「ベンの外見を言ってみて」と言い、夫・ベンはまるきりの別人だと発覚しました。

【結】- リピーテッドのあらすじ4

本当の夫・ベンは学生時代にスキーでケガをして、右の頬に傷跡がある男性です。それは時々クリスティーンの夢の中に出てくる男性で、クリスティーンは「この男性こそが犯人」と思っていたのですが、それは本当の夫・ベンだったのです。
クレアはクリスティーンのところへ駆け付けようと「住所を言って」と言いますが、クリスティーンは自宅の住所を知りません。
一旦切るから住所を調べておけと言われたクリスティーンは、こっそり家を出ようとしますが、偽ベンに捕まって拉致されます。
そのまま寝たクリスティーンは、忘れてしまっていました。録画を見ても最後の部分だけ消去されていて、分かりません。
偽ベンはクリスティーンの携帯を取り上げたので、クレアが電話をかけても通話拒否になります。ベンはアスコット公立病院へ行き、医師ナッシュに「妻に近づくな」と警告しました。
その夜、クリスティーンを空港近くのルネッサンス・ホテルに連れて行った偽ベンは、事実を告げます。
偽ベンの正体は、浮気相手のマイクでした(医師ナッシュがマイクという名だったのは偶然)。
クリスティーンを自分のものにしたいマイクは、事件当日、夫・ベンに電話で浮気のことを告げて離婚しろと詰め寄り、拒否されるとクリスティーンに暴力を振るいました。クリスティーンはホテルから逃げて、工場に隠れました。
記憶障害となったクリスティーンを引き取ったのは愛するからで、だから愛を受け入れろとマイクは言います。
クリスティーンの目の前で過去の映像をすべて消去した浮気相手・マイクは「これで罪悪感は消える」「2人で生きよう」と告げました。
…息子・アダムが生きているかもしれない可能性に、クリスティーンは気づきます。アダムが死んだというのはマイクが告げただけのことで、クレアからもらった手紙には「アダムが会いに行くから」と書かれていたことに、クリスティーンは気づきました。
クリスティーンはマイクから逃げようとして乱闘になります。部屋から逃げて火災警報を鳴らしたクリスティーンは、奪ったカメラに「もう誰にも私の人生を奪わせない」「息子を忘れない」と録画しました…。
…入院するクリスティーンを、医師ナッシュが訪問しました。クリスティーンは肋骨を折って脳震盪で入院しています。マイクは逮捕されました。
「クレアが午後に迎えに来て、引き取ってくれる」と告げた医師ナッシュは、クリスティーンにクレアを覚えているか聞きました。クリスティーンは覚えていました。記憶障害の症状は改善されています。
続いてクリスティーンの本当の夫・ベンが面会に来ました。幼い息子・アダムに母・クリスティーンの記憶障害を説明して理解させるのは難しく、それが原因で離婚になったとベンは説明した後、少年を通します。
10代半ばに成長した息子・アダムを前に、クリスティーンは昔アダムに聞かせた『くまのプーさんとピグレットの絵本』の一節を暗唱しました。
それを聞いたアダムは「思い出したんだね」と言い、母・クリスティーンに抱きつきました。

みんなの感想

ライターの感想

『ゴーン・ガール』『メメント』に雰囲気が通じる、上質のサスペンス。
1日しか記憶が保てない女性、寝てしまうと次は20代前半の記憶に戻ってしまう女性が、
自分の記憶障害は何者かによる犯行であると知ったことから、事件の真相を解くべく過去を探っていく話です。
まあなにせ、序盤から「誰もがあやしい」。最初にあやしむのは、やっぱり夫・ベン。
しかし次に出てくる医師・ナッシュも、あやしかったりする。なにせ途中、マイクだと知ったときに鎮静剤打ちますからね、この医師。
あとで振り返ると「興奮して手に負えなくなるから」一時的な措置なんだろうとは思うのだけど、見たそのときには充分、あやしい(笑)。
クレアと再会したあたりから徐々に話が展開していきます。
実はそれまでは「目覚めたら忘れてる」「また同じ作業」の繰り返しを見せられるわけですが、
最後のたたみかけはよかったです。見て悔いはない!
…個人的には。クレアが「夫・ベンはハンサム」とかいうもんだから、超男前がラストに来るのだと思ってました。
最後に現れた男性は、なんとラテン系! あの…偽ベンのほうが、よほど「ベン」っぽいです。
ラストに突如として現れた本物のベンは、そうだなあ、ピエールとかホセとか言われたほうが納得しそう。
ラストまでずっと緊迫感のある展開が続いていただけに、本物ベンが登場した時には、ぷっと笑いがこみあげてしまいました。

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