「リボルバー」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

リボルバーの紹介:2005年製作のイギリス&フランス映画。『スナッチ』などのガイ・リッチー監督によるクライム・ムービー。自分をワナにハメたカジノ王へ復讐を誓うスゴ腕ギャンブラーに、予期せぬ運命が待ち受ける。

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リボルバーの主な出演者

ジェイク・グリーン(ジェイソン・ステイサム)、ドロシー・マカ(レイ・リオッタ)、ザック(ヴィンセント・パストーレ)、アヴィ(アンドレ・ベンジャミン)、ソーター(マーク・ストロング)、ポール(テレンス・メイナード)、リリー・ウォーカー(フランチェスカ・アニス)

リボルバーのネタバレあらすじ

【起】- リボルバーのあらすじ1

〝最大の敵は思いがけぬ場所に隠れている〟J・シーザー(紀元前75年)
〝上達する唯一の方法は強敵との勝負〟『チェスの基本(1883年)』
〝投資した金を守れ〟『銀行家の心得(1775年)』
〝戦争回避は敵を利するのみ〟マキアヴェッリ(1502年)
(注:リボルバーとは…金融用語の一つ。
利用可能な金額内であれば、何度でも自由に借入でき、返済回数を決めずに一定額または利用残額に対する一定割合額を、一定の間隔ごとに返済する方式のこと)
「7年間で俺は1つのことを学んだ。
ゲームやペテンには〝仕掛け人〟と〝カモ〟がいる。
そして〝カモ〟が、自分が後者だと気づけば、前者になることもできる…」
…ジェイク・グリーンは兄・ビリーと組むギャンブラーでした。地元にはカジノ経営者・マカがおり、マカには「3人のエディ」という手下がいます。
ある時、マカの経営するカジノのディーラーが死に、マカはジェイクにディーラーの後釜になれと言いました。ジェイクが断ると、兄・ビリーの妻子を人質にするという脅しをかけられ、ディーラーを引き受けました。
そこでジョージという相手と揉めたジェイクは、彼の足の甲をテーブルの下で撃ちます。
揉め事を恐れたマカはジェイクを警察に売り、ジェイクは逮捕されました。兄・ビリーの妻は銃の暴発(事故)で妻が死にます。
…7年の独房生活の折、ジェイクの牢屋の両隣にはチェスの天才とペテンの巨匠がいました。彼らはいつも互いに、日に1度運ばれる図書の本に書き込みすることで、チェスをさしたり、ペテンの計画を立てたりしていました。
彼らはペテンの方式を考え出し、究極の方法を編み出します。監獄を去る日、ジェイクも連れて行くと言われていたのですが、2人はジェイクを残して消えました。
出所後に判明するのですが、チェスの天才とペテンの巨匠は、ジェイクの隠した金のありかを突き止めて、取り上げていました。
孤独になったジェイクは、あらゆるペテンの方法とチェスの勝ち方を図書の書き込みから得て、出所します…。
出所後、ジェイクはカジノ経営者・マカから大金をだまし取りました。それがリボルバーという方式です。
出所したジェイクを迎えた「3人のエディ」は、ジェイクを殺すつもりでした。ジェイクはその3人を相手に「まとまった金を貸してくれたら、毎日3%の利子を支払う」「刑務所で考えた取引のため、至急金が必要だ」と言います。
3人のエディは戸惑います。ジェイクを殺す判断を先送りにしますが、最初に取引に応じたのは1人だけでした。ジェイクは1人のエディに金を借り、1か月後、きちんと返済します。 この映画を無料で観る

【承】- リボルバーのあらすじ2

金づるになると考えた3人のエディは、次からは取引に応じました。ただし、ジェイクは個別に取引し、おのおのに「あんただけには、特別に4%の利子をつける」と耳打ちします。
3人のエディは、互いにジェイクのことを話題にしません。自分だけ特別扱いされていると思っているからです。ジェイクは2年間約束を守って4%の利子を返済し続け、3人の信用を勝ち得ます。
しかしこれは一種のからくりで、「エディ1から借りた金を、4%の利子をつけてエディ2に渡す」という回転方式でした。
貸せば毎日4%の利子がもらえる超おいしい話ですが、貸す金が大金なので、エディらはなかなか金を用意できなくなります。仕方なくマカに借金を申し入れた3人のエディは、マカに「5%の利子を寄越せ」と言われました。
一方で不審に思い始めたマカは黒幕を調べますが、3人のエディは口を割りません。マカも利子目当てで金を貸し続けました。
そしてある時、その金でジェイクはギャンブルで大儲けしました。エディから得た金…つまりマカの金で大金を得たジェイクは、兄・ビリーとその幼い娘・レイチェルを連れて南国で豪遊します。
同じ頃、金を返せなくなった3人のエディはマカから拷問を受けて、やっとジェイクが黒幕だと白状しましたが、マカの怒りを買って殺され、ビルの壁に埋め込まれました。
ジェイクはマカの店に堂々と行き、マカはひそかにジェイクを恐れます。3人のエディをペテンにかけた手口から、どんな形でジェイクが次に仕掛けてくるのか分からないからです。
ジェイクはマカと同じようなカジノの事業を始めるつもりだと話しました。マカはジェイクと賭けをしますが、負けて金を失います。
扉を出た際にある男・ザックにメモ「エレベーターで行け」を渡されたジェイクは、帰りは階段で帰ると言い出して、階段で突然失神して転げ落ちました。
ジェイクの存在が怖いマカは、2人の殺し屋・ソーターとスリムにジェイク抹殺を命じます。
病院で失神の原因は不明だと言われたジェイクは、血液検査の結果を待つことなく帰宅し、玄関先にメモ「これを拾え」を拾いました。
ちょうどその瞬間ソーターが狙撃しており、ジェイクは難を逃れます。
銃撃されるジェイクをザックが車で迎えに来て、ジェイクは救われます。ザックは黒人男性・アヴィのところへ連れて行き、2人はジェイクに「お前は特殊な病で3日後に死ぬ。血液と臓器がやられている」と言いました。
・ジェイクの有り金を全部吐き出すこと
・俺たちの言う通りにしろ、俺たちの質問には全て答えろ
という条件を出して、殺し屋から匿うことを2人はジェイクに言いますが、ジェイクは信用しませんでした。

【転】- リボルバーのあらすじ3

病院で検査結果を聞いたジェイクは、アヴィとザックに言われたのと同じことを言い渡されます。
ペテンだと思い別の医者にかかりますが、その医者も「珍しい血液の病気です」と言いました。ジェイクは銃で医者を脅しますが、医者は撤回しません。
おかしいと思ったジェイクは、アヴィと取引します。
アヴィは〝サメ〟と呼ばれる高利貸しで、客に渡す金をジェイクが負担するよう指示しました。ジェイクは取引場所に金を持って行って渡し、回収も行ないます。アヴィは安宿にジェイクを泊めました。
アヴィとザックは併行して、ある犯罪を行ないます。警備員をガスで眠らせて、カジノ王・マカの金庫を奪い取ったのです。中身は現金ではなく〝粉(クスリ)〟で、それはマカが裏の世界の権力者・ゴールドに依頼されて用意したものでした。
マカは慌てて代わりの〝粉〟を用意するため、同業者の中国系ディーラー・ジョン卿から仕入れます。しかしこれもアヴィとザックが取引現場に現れ、強奪しました。
ジョン卿と揉めたマカは、殺し屋・ソーターに相手を皆殺しにさせます。
ジェイクと対戦したチェスで負け続けるアヴィは、ジェイクに勝つ秘訣を教えろと言います。
ジェイクは「相手にやらせ、俺は手を貸すだけ。駒を取らせ、自分で取ったと思わせる。仕掛け人とカモで、カモは自分で首を絞めるようになっている、それに手を貸すだけだ」と答えました。
ジェイクが牢獄で達した結論は、
ルール1:上達する唯一の方法は強敵との勝負
ルール2:高度なゲームには高度な仕掛け人がいる。優れた仕掛け人は自分の〝手の内〟でカモを動かす。〝手の内〟が広いほどやりやすい
でした。
たとえば「大がかりで古い手口ほど騙しやすい」とジェイクは言います。なぜなら、使い古された手口で仕掛けるだろうとは誰も思わないから、油断が生じるのです。
…3日が経過しても、ジェイクは生きていました。医者に聞くと「最初の結果が間違っていた」とのことでした。
なぜアヴィとザックがジェイクにこんなことを仕掛けているのか、真意がつかめずジェイクは考えます。
アヴィにゲームを止める潮時を聞かれたジェイクは「答えを教え始めたら」と答えつつも、心の中で「心理戦は避けろ」と考えます。アヴィに「心理戦を仕掛けてると思うか」と心の声を当てられたジェイクは、激しく動揺します。
「敵が隠れる最良の場所は?」「サム・ゴールドを知っているか?」「彼はここ(頭)にいて君のフリをしている」「ゴールドを見た者はいないが、ゴールドにはすべてお見通し」
…アヴィの言葉を聞いて、ジェイクは今まで自分がチェスでアヴィに勝ち続けていたと思っていましたが、それは全くのペテンだと気づきました。
ゴールドというのは、「ミスター秘密」「ミスター正体不明」「ミスター謎」という別名が山ほどある通り、裏世界で恐れられていますが誰も正体を知らない、架空の人物です。

【結】- リボルバーのあらすじ4

ジェイクはカジノ王・マカとの決着をつけるため、マカの自宅へ潜り込みます。銃を突きつけながらも自分の頭の声に踊らされ、そそのかされました。
自分で自分の頭の声に混乱するジェイクの声でマカは目覚め、自室に銃を持ったジェイクがいることに恐怖します。
ところがそのジェイクはマカにひざまずいて「謝罪のしるしに、あんたの名前で寄付した」と言って去りました。マカは「???」となりながらも、銃を持って慌てて追います。
ジェイクは降下するエレベーターの13階で閉じ込められ、熟考しました。「俺はお前だから勝てないぞ」「彼が仕掛けた最大のペテンは〝彼は君だ〟と君に信じ込ませること」アヴィの言葉が脳をよぎります。
1階へ辿り着くと、銃を手にしたマカが立ちはだかりました。銃口をジェイクに向けながら、マカは「俺を恐れろ」と言って涙します。ジェイクはそのまま立ち去り、マカは敗北感に打ちのめされました。
翌朝、マカが孤児院へ多額の寄付をした椿事が各紙の新聞の第一面を飾ります。秘書のポールに「俺にも心はあるのだ」と答えて自分の手柄にしたマカは、疑心暗鬼に陥りました。
ジェイクが何を考えているのか分からず、マカは「誰も信用できない」「ゴールドに殺される」と強迫観念にかられます。
マカはジェイクの兄・ビリーとその娘・レイチェルを殺し屋・ソーターに襲わせました。ビリーはレイチェルを台所の棚に隠し、レイチェルを見つけたソーターはかばって味方を撃ち始めますが、殺されます。
レイチェルを人質に取ったマカはジェイクと対峙しますが、疑心暗鬼に陥ったマカは自分で自分に引き金を引きました。
「彼が仕掛けた最大のペテンは、〝彼は君だ〟と君に信じ込ませたことだ」
(いかようにも取れる内容に仕上がっている。
・実はジェイクは発狂している
・ジェイクはまだ服役中で、本編はすべてジェイクが頭の中で考えたこと
・アヴィがチェスの天才でザックがペテンの巨匠、ジェイクは出所してからも2人に狙われて騙された
・…とかいうことを、いろいろと考えることこそが、監督の思惑
内容自体は若干支離滅裂。それもそのはず「監督が観客をペテンにかける」というのが目的だから。
リボルバー方式で、次から次へといろんな解釈ができることを監督は利用している。
つまり、ああだこうだとこの映画に解釈をつけることこそが、監督が手の内で踊らされること…になってしまっている)

みんなの感想

ライターの感想

意味ありげに何度も何度も出てくる格言。これが最大のヒントになっている。
ラストに書いたとおり、実はこの映画は突き詰めれば突き詰めるほど不可解な内容となっている。
それを逆手にとって、あれこれ言わせようという、これこそが監督のもくろみ。
早期の段階から「違和感」が出てくる。その違和感に気づけば「映画全編がペテン」だと理解できるだろう。
映画冒頭でジェイクが廊下でばったり倒れ、病院に担ぎ込まれて…のくだりも不自然。
アヴィとザックが家の前で風呂に入ってるのも不自然。
非情な殺し屋のソーターが、レイチェルだけはかばおうというのも不自然
…など、実は多岐にわたってこの「違和感」はついてまわる。
…そういえば、ジェイソン・ステイサムに髪の毛がふさふさ…これもペテンの一種…は、言い過ぎか(失礼、申し訳ない!)。
殺し屋ソーター、容貌はさえないのですが無駄にかっこいいです。
マカは…パンツはこれビキニパンツですか? 今年2015年に流行語大賞を取った「とにかく明るい安村」のネタ「安心してください、穿いてますよ」のパンツにそっくり。ここから取ったのではないかと思うくらい。
ジェイソン・ステイサムに髪の毛を生やすと、途端に「そのへんの人」になってしまうというオーラのなさ…不思議。
映画の内容が難解で、でも哲学的でもある。

    匿名さんの感想

    私には、何が何だか分からないさっぱり面白くない映画でした。

    Taroさんの感想

    すごい映画でした。面白そうなギャング映画かと思いきや…「マトリックス」以来の覚醒映画でした… 深いけどシンプル…

    匿名さんの感想

    グリーンはキリストでゴールドは神です
    だから最後に「彼(神)が仕掛けた最大のペテンは、〝彼(神)は君(キリスト)だ〟と君(キリスト)に信じ込ませたことだ」というラストに繋がります
    3人のエディーは東方三賢者でしょうね
    最初にグリーンが落ちる階段は13段あって3日後に死ぬと言われて死ななかったのは キリストが13階段を上って処刑された後3日後に復活したことを意味していると思います
    もう ステイサムのロンゲと髭がキリストにしか見えないのだけれど

    じゅんちゃんさんの感想

    疑心暗鬼にさせたり、称賛されて高揚感を味わったり、滅びに先立つプライドであったり、自分に語りかけ、支配しようとし、最後には命まで滅ぼしてしまう「自我」とは、恐ろしい存在(生き物)。

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