「ロストボディ」のネタバレあらすじ結末

ロスト・ボディの紹介:2012年公開のスペイン映画。ある女性の死体が消えた事件を受け、その謎にせまる人々を描いている。「ロスト・アイズ」の制作チームが携わった死体失踪スリラー作品。ベレン・ルエダやホセ・コロナドなどスペインのトップスターが出演。

予告動画

ロストボディの主な出演者

ハイメ警部(ホセ・コロナド)、アレックス(ウーゴ・シルバ)、マイカ(ベレン・ルエダ)、カルラ(アウラ・ガリード)

ロストボディのネタバレあらすじ

【起】- ロストボディのあらすじ1

一人の夜間警備員が森の中を走って逃げていきます。彼はトレスという名前で、何かに怯えていました。道路に飛び出してしまって車に轢かれてしまいます。頭蓋骨骨折と頚椎骨折で意識不明の状態に陥ります。
ハイメ警部は2年半ぶりに、ベルリンにいる娘のエヴァと会っていました。妻のルートは10年前に亡くなりました。記録上は事故ですが、横から車が突っ込んできて殺されたのです。
後ろの席にはエヴァもいて、ルートは顔半分にかなりの損傷を受けていました。相手の車は助けを呼ばずに逃げ去りました。
ルートの息はありましたが、救助が来る数分前に亡くなります。相手のナンバーは分かりませんでした。
警部は休暇明けに、事件の捜査で呼び出されることになります。部下からは娘に久しぶりに会ったのに、仏頂面であることを突っ込まれます。トレスの勤務先が法医学施設の遺体保管所であると分かって、警部たちは向かいます。
トレスは8時半にここを飛び出していて、その前に警官をよこしてくれと通報していました。彼に何があったのかは謎のままとなり、悪質な悪戯だと考えます。
マイカ・ビジャベルデという女性の遺体が消えていたのです。彼女は心臓発作で今日死亡し、解剖は未実施でした。検分をしたのはタピア医師です。
監視カメラは1台を除いて電源が切られていました。1台だけ映ってたことに、警部は犯人がマヌケなのかゲームと考えてるのかと思います。
侵入の形跡はありませんでしたが、管理室の暗証番号が変わっていました。科学捜査班が到着し、暗証番号の解読に挑みます。
マイカは製薬会社の社長夫人で、自身がオーナーを務めていました。色んな技術系起業の大株主でもあり、子供はいませんでした。2人の姉(ルナとグロリア)と複数の会社を経営していて、ロスに死ぬ前に出張していました。
マイカの夫のアレックスが彼女の心臓発作を発見しました。落ち込んでいる彼はベッドで寝込んでいます。
しかし、アレックスにはカルラという愛する女性がいました。これからはずっと一緒にいられると、カルラが入れてくれた酒を飲みます。
知らない番号から電話がかかってきて、アレックスは出ることにします。警察からの連絡で、マイカの遺体が消えたと言われます。
実はアレックスがマイカを殺していました。TH-16と書かれた薬を用い、酒の中に混ぜます。お風呂に入っているマイカにあげたのです。マイカはアレックスが少し離れた時に、グラスの中の酒を飲み干します。
アレックスは法医学施設に行くことになりますが、カルラは疑われてるかもと危険を知らせます。マイカがプレゼントしてくれたバイクに乗って到着し、アレックスは警部から話しを聞きます。
警部は形跡がないことから、窃盗ではないと言います。また、臓器売買が目的なら、若い遺体か複数の遺体を狙うと判断します。
カルトによる犯行も疑いますが、マイカにそれは考えにくいものでした。誰からか恨みをかっていたのではと疑います。

【承】- ロストボディのあらすじ2

タピア医師が到着し、アレックスは色々と事実を聞かれます。フライト恐怖症により、出張時のフライトがマイカの心臓発作に影響したのかもと言われます。タピア医師は解剖しないと正確には分からないと言います。
ただ、強硬症(カタレプシー)の可能性を排除したいと考えていました。この症状が出ていたなら、生きてた可能性があったかもしれません。
タピア医師は、アレックスがいないところで警部たちに話します。心停止は極度の緊張からも誘発されるので、薬物でも起こり得ます。警部はためらいもなく、マイカのことを過去形に話すアレックスのことを疑います。アレックスを探るように部下に指示します。
アレックスは施設の一室で待機させられます。辛抱できなくなると、停電が起こります。音がしてきたので、遺体保管所に向かいます。
するとマイカの所持品が置かれていました。一つの袋の中身が抜き取られていて、隠しておいたTH-16が目の前に現れます。警部たちが現れて、アレックスは慌ててポケットに隠します。
警部の部下のマテオは、所持品の袋に入っていたマイカの携帯が無くなっていることに気づきます。ロッカーの中に所持品を入れておいたのに、こじ開けられてしまっていました。
アレックスは盗んだと疑われます。警部は威圧的に迫り、力もかなり入れて脅します。TH-16が出てきて、アレックスはラボの製品で拾ったのだと嘘をつきます。
カルラからの電話がかかってきて、アレックスは妹からだと嘘をつきます。そしてトイレに行って、かけ直します。何かがおかしいと、アレックスは真相を突き止めることにします。
そして鏡を見ていると音がしてきます。トイレの窓が開いて、いつの間にか封筒が置かれていました。
封筒の中には、ビジネスクラブの年次晩餐会の案内が入っていました。目を閉じればいつも一緒とも書かれていました。
この言葉は、カルラがアレックスにメールで送ってきた内容でした。アレックスはマイカが浮気に気づいていたと考えます。
封筒と案内を破り捨てて、トイレに流そうとします。しかし、水が流れなくて困ってると、マテオが様子を見に来ます。吐きそうなんだと嘘をつき、便器から破った紙を食べていくアレックスでした。
アレックスは手がかりがあったと知らされます。連れてこられたのは、ビルのシステム管理室でした。科学捜査班の頑張りで、暗証番号が解けて入れるようになりました。
警部は排気ダクトが屋上に続いていて、こじ開けられたのを発見しました。ここから侵入して遺体を盗んだことが分かります。また、手がかりになる靴の跡も見つけます。
暗証番号は2012年3月20日を意味するものとなっていました。これはアレックスのラボの暗証番号でした。
そういえば以前、アレックスはマイカに暗証番号の入力を見られたのを思い出します。彼女には喧嘩した日にちと伝えましたが、これはカルラと出会った日でした。

【転】- ロストボディのあらすじ3

犯人が使ったエレベーターに一同が乗り込むと、止まってドアが開きます。その階はボヤにより、スプリンクラーが作動していました。
アレックスがマイカの亡霊を見てしまい、彼女に裏をかかれたと思い込みます。そして、このボヤ騒ぎの原因が、アレックスが捨てたタバコの吸い殻だと警察は判断します。
また、TH-16を調べると心臓毒だと分かります。アレックスを連行することにし、見張りを付けて勾留することを警部は決定します。
一室に閉じ込められたアレックスは、音楽が流れてきて死体が保管されている場所に行きます。死体の入ってくる袋から、携帯のバイブが振動していました。
袋の前には死体の人物の名前が書いてあり、「ハビエル・アロンソ」だと分かります。携帯を取り出すと、マイカと表示されていました。
電話に出ると、アラベスクという店のパトリシアが話してきます。彼女は、店のトイレにあった忘れ物の携帯だと言います。電話帳には何も登録されていませんでした。
そういえば、アレックスは以前マイカとアラベスクに行きました。精神科医と紹介された男を思い出します。
この男は精神科医ではないと考え、カルラに正体を突き止めて欲しいと頼みます。そうすれば謎が解けると考えたのです。
警部は弁護士のグロリアがくれた書類の最後のページを見ます。それによると、マイカには不可解な請求書が来ていたことが分かります。警部の部下のパブロが、発行人と連絡が取れないと言います。
警部はマイカの遺体が出てくるまで、アレックスを毒殺及び解剖回避の隠蔽で拘束することにします。アレックスは自白させようとするマイカの策略だと訴えます。
警部は録音機をセットし、彼にマイカとの出会いや死体を発見した時のことを聞きます。アレックスとマイカは、サンタ・カタリナ島のアヴァロン・ホテルで出会いました。
ここで警部は証拠があると切り出します。マイカがアレックスの浮気を探るために、探偵を雇っていました。請求書や契約書もあります。もしも浮気が事実なら、契約違反となって、アレックスは離婚で財産を全て失うことになります。
探偵がハビエル・アロンソであり、マイカが精神科医と紹介した人物でした。アレックスは死体が保管されている場所に警部を連れていきます。しかし、名前を見るとディエゴ・アギラルに変わっていました。
ハビエル・アロンソの家を調べに行った警察は、本人はいないし、調査ファイルもありませんでした。パソコンも破壊されていました。
アレックスはカルラと電話で話します。カルラはドアの下に封筒があり、メモリーカードが入っていたと言います。中身はアレックスとカルラの2人が写っている写真がありました。
盗聴もされていて、マイカを殺すことを録音されていました。マイカにバレていたことが分かり、アレックスはカルラが彼女に殺されると思います。

【結】- ロストボディのあらすじ4

自宅から逃げるカルラは、近くに人がいる気配がしてきます。そして一台の車が突っ込んできて、アレックスとの電話は切れます。
愛するカルラを助けようと、アレックスは外に出ようとします。しかし、勾留中だから駄目と言われ、警部に殴られて目の前が真っ暗になります。
警部はカルラの元にパトカーを向かわせてくれます。そしてアレックスは彼女との関係や、マイカを殺そうとしたことを自白します。
カルラとは8ヶ月前に、大学の講義中に出会いました。彼女は医学部の学生で、科学が苦手で教えてあげるようになります。補習は口実になり、毎日会うようになっていきます。
カルラにも恋人がいて、肉体関係はありませんでした。しかし、会う回数が増えるに連れて、マイカは疑い始めました。
そしてアレックスとカルラは男女の関係になります。カルラは恋人と別れましたが、2人は罪悪感に苛まされます。アレックスはそう思ってましたが、実はカルラが悲しんでる理由は別にありました。
アレックスから轢き逃げ事故を起こしたことを聞いたのです。それは警部の妻を殺した事故です。
カルラはアレックスが離婚できないでいることから、待ちくたびれて別れを告げます。アレックスは離婚することを決意しますが、無一文になるのは現実的に厳しいと考えます。なので離婚せずに別れるため、マイカを事故死させようと考えつきます。
警部はここまで完璧だったのに、なぜ失敗したのか不思議に思います。アレックスはマイカが風呂場で別のグラスを用意していて、神経弛緩剤を飲んでカタレプシーに陥ったと予想します。神経弛緩剤は肺の動きを弱めて心臓を止める働きを持っていました。
薬の効用が消えれば元に戻ります。アレックスは勝負師のマイカならやると言います。だからカルラの安否をと警部に頼みます。
そしてアレックスの自宅から、遺体保管所の見取り図と警報装置のマニュアルが出てきます。また、車のトランクから足跡と一致する靴と目出し帽が発見されます。最近撃った傾向が見られる32口径の銃も見つかります。
トレスが目を覚まし、彼から事実を聞きます。監視カメラが消え始め、マイカの遺体が無くなっていました。エレベーターに行くと、彼女が中に入っていました。
ドアが閉まって、トレスは警官をよこしてくれと頼みます。もう一度ドアが開くと、目出し帽を被った何者かが、32口径の銃を撃ってきます。そしてトレスは森の中に逃げていったのです。
警部は目出し帽を被っていたのがアレックスだと言いますが、アレックスはハビエル・アロンソだと考えます。
アレックスがパトカーに乗せられて連行されることになります。途中、パブロが死体を発見します。中にはマイカの遺体が入っていました。
警部はカルラのアパートは何年も空き家で、誰も見てないと説明します。医学部の名簿にもなく、カルラは存在していませんでした。マイカを殺す理由のために、架空の女を作り上げたのだと警部は言います。
アレックスは警部を殴って逃げ出します。しかし、手錠をはめられていて追いつかれます。
警部はアレックスと2人きりになり、謎を解いてあげます。エヴァは何年かして、ナンバーを思い出しました。相手の車の中に飾ってあったキーホルダーの銘柄には、アヴァロン・ホテル、サンタ・カタリナ島と書いてありました。
カルラがエヴァだったのです。マイカの遺体を運び出したのは警部であり、トランクに目出し帽とスニーカーを入れたのはカルラでした。カルラは携帯を落として、車に轢かれたように見せかけていました。そしてベルリン行きの空港に乗っていきました。
カルラはアレックスから轢き逃げのことを知り、警部に知らせて彼が動き出したのです。探偵のことは儲けもので、カルラが上手くやりました。探偵は丁度出張中でした。
警部は自白も死体も揃って完璧だと言います。冒頭でアレックスがカルラからもらった酒には、TH-16が入れられていました。
それにより、8時間後にアレックスの心臓が止まることになります。警部が時間だと言って終わりです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、ハイメ警部がアレックスに謎解きをする場面が見所です。エヴァとカルラが同一人物ということが分かるなど、全ての謎が解けて驚いてしまいます。その演出やストーリー構成が今作の評価を高めています。
その場面だけでなく、マイカが亡霊となって現れる演出は恐ろしいです。恐怖するアレックスの演技も素晴らしいのですが、出演者全員の演技力には目を見張るものがあり、夢中で見てしまうことは避けられない作品です。
特にアレックスがトイレで捨てた封筒を食べる場面は驚愕です。リアリティを感じすぎる演技と演出になっています。
今作ではアレックスが乗るバイクにカワサキ車が登場します。バイク好きな方は、つい眺めてしまうのは必須です。
全体を通して、最後の謎解きに向けての演出に余念がないと感じました。序盤に警部がアレックスに強く当たるなどの意味も分かるようになり、もう一度見たいと思う良作です。

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