「十二人の怒れる男」のネタバレあらすじ結末

十二人の怒れる男の紹介:父殺しの容疑を問われた少年の裁判で、12人の陪審員が評決へたどりつくまでの議論を描いた作品。低予算の密室劇でありながら緻密な脚本と当時アメリカの社会問題へ切りこんだテーマ性から高く評価されている。日本では陪審員制度の問題をあらわす一例として話題へあげられることが多い。

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十二人の怒れる男の主な出演者

陪審員1番(マーティン・バルサム)、陪審員2番(ジョン・フィードラー)、陪審員3番(リー・J・コッブ)、陪審員4番(E・G・マーシャル)、陪審員5番(ジャック・クラグマン)、陪審員6番(エドワード・ビンズ)、陪審員7番(ジャック・ウォーデン)、陪審員8番(ヘンリー・フォンダ)、陪審員9番(ジョセフ・スィーニー)、陪審員10番(エド・ベグリー)、陪審員11番(ジョージ・ヴォスコヴェック)、陪審員12番(ロバート・ウェッバー)

十二人の怒れる男のネタバレあらすじ

【起】- 十二人の怒れる男のあらすじ1

舞台はアメリカ・ニューヨークの陪審員室です。
12人の陪審員たちが世間話をしている場面からはじまります。夏の暑い日で予定もつまっているから早く家に帰りたいと思っている人ばかりです。審議はすぐに終わるだろうと思われていました。
被告はスラム街に住む17歳の少年で、裁判の内容からも有罪は決定的だろうと誰もが思っていたからです。12人から評決をとったところ11対1となり判決はでませんでした。陪審員性の規則として全員一致でなければ判決を出すことができないのです。
陪審員8番だけが無罪を主張していました。夏の蒸し暑い陽気と、すぐに決まるだろうと思われていた審議が長引くことを嫌がった他の陪審員たちは陪審員8番を責めたてます。
陪審員8番は11人の陪審員たちと対立することになります。 この映画を無料で観る

【承】- 十二人の怒れる男のあらすじ2

陪審員8番はたった一人で少年の無罪を主張しながら、他の陪審員たちと戦います。一人ひとりが有罪の根拠をあげていくなかで、陪審員8番は冷静に反論していきます。
「無罪である証明がない」という意見には「疑わしきは罰せずではないか」と、「少年はスラム街の出身だから嘘つきに決まっている」という意見には「裁判の証人である女性もスラム街の出身だ。どうしてそちらだけ信じるのか?」と、言い返します。
そのたびに対立する陪審員たちは陪審員8番への反感を強めていきます。蒸し暑い陪審員室のなかで犯行の状況をおさらいしたり、凶器の検証をしたりと、事件の洗いなおしをしていきます。
我慢の限界に達した陪審員たちに責めたてられた陪審員8番は、しかたなく譲歩案を出します。「評決をもう一度とって自分以外の全員が有罪を投じたなら自分もあきらめる。そのかわり一人でも無罪が増えたら議論を続けてほしい」と。

【転】- 十二人の怒れる男のあらすじ3

約束を交わした陪審員たちは評決を取ります。有罪の評を一枚一枚読みあげていきますが、最後になって無罪の票があらわれます。
うんざりした顔になる陪審員たちは、誰が入れたのかと問い詰めます。名乗りをあげたのは老人の陪審員(陪審員9番)でした。陪審員8番の冷静な反論に心を打たれたのです。一時休憩をいれて議論を再開することになります。
陪審員8番は裁判でなされた証言の反対意見をあげていきます。「そんな細かいことを」と責める陪審員3番に対しても「人の生死がかかっているのだから、細かく考えるのは当然だ」とゆずりません。証言をひとつひとつ見なおしていくうちに、次第にほころびが見えてきます。
それにつれて残り10人の陪審員たちもひとりひとり無罪側へ意見を変えていきます。何人もが無罪を宣言したところで、評決をとりなおします。9人が無罪に票を入れ、3人が有罪へ票を入れ形勢は逆転しました。

【結】- 十二人の怒れる男のあらすじ4

かねてから少年の有罪を強く主張していた陪審員10番が立ち上がり、少年の人格を攻撃します。
「スラム街の人間は生まれつきの嘘つきだ。人間じゃない。奴らは悪党だ。あいつらはすごく危険なんだ」。一人ひとりが席を立ち、陪審員10番の演説を無視します。10番は誰も聞いてくれないと諦めるや、長机から離れたところに座り込んでしまいます。
理路整然とした陪審員4番は、証言の矛盾を見つけてしまうといさぎよく無罪へ意見をかえます。
有罪を主張しているのは陪審員3番だけとなりました。「誰が何と言おうと有罪だ」とまくしたてる中で、3番は「生意気なガキは死ねばいい」と泣き出します。
子どもの写真をとりだして破ると、無罪を認めます。3番は息子と喧嘩別れしたことを苦しみ、被告の少年を自分の息子と重ねて「有罪」を主張していたのです。
全員一致で「無罪」となり審議は終了となりました。12人の陪審員たちは各々に裁判所から出てゆきます。

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