「復讐者に憐れみを」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

復讐者に憐れみをの紹介:社会の底辺で勤勉に働く労働者が起こした誘拐事件を発端に幾重にも連鎖してゆく復讐劇を描いた、2002年公開の韓国のサスペンス映画です。本作の監督をつとめるパク・チャヌク監督作品「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」と合わせて復讐三部作と呼ばれる作品の第一作で、第22回韓国映画評論家協会賞の監督賞、脚本賞など多数の賞を獲得しています。

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復讐者に憐れみをの主な出演者

リュ(シン・ハギュン)、ヨンミ(ペ・ドゥナ)、イルシン電機社長パク・ドンジン(ソン・ガンホ)、リュの姉(イム・ジウン)、ドンジンの娘ユソン(ハン・ボベ)、チェ刑事(イ・デヨン)、臓器売買地下組織女ボス(イ・ユンミ)、川辺の青年(リュ・ソンボム)、リストラ社員ペン(キ・ジュボン)など。

復讐者に憐れみをのネタバレあらすじ

【起】- 復讐者に憐れみをのあらすじ1

リュは先天性聴覚障害者で、耳が全く聞こえず話せません。けれど働きづめだった唯一の身内の姉が重い腎臓病に罹り働けなくなったため、機械工場に就職、姉の看病と重労働の毎日を過ごしています。2人が暮らすのは隣家の音が筒抜けの古い工業アパートで、姉の病状は腎臓移植しか助かる方法がないほど重症でしたが、入院費が払えず自宅療養となり苦しんでいました。
そんな時、彼の勤めるイルシン電機の経営が悪化、看病のため欠勤の多い彼はリストラされますが、1千万ウォンの退職金を得ます。それは諦めていた腎臓移植の手術費用の額でしたが、彼の腎臓は不適合、やむなく街で見かけた臓器斡旋の広告に頼ります。
けれど、そこは闇医者で彼は腎臓と金を奪われ素裸で放り出されます。しかも腎臓提供者はほどなく見つかり、1週間後に手術と言われてしまいます。
それを聞いたリュの彼女で政治活動家のヨンミは大激怒。彼をクビにしたイルシン電機社長で富豪のドンジンの娘を誘拐しようと言い出します。ためらうリュを、子供を殺す誘拐は悪い誘拐、遊んでやって帰すだけならいい誘拐だと説得、実行のチャンスを待ちます。
ある日、娘ユソンと部下親子乗せて走るドンジンの車の前にリストラされた社員ペンが飛び込み、腹を切ってドンジンらに復職を迫ります。その騒ぎの中、まんまと誘拐は成功、ユソンを姉弟の家に連れ帰り遊んでやる一方、ドンジンには2600万ウォンの身代金を要求します。幸いユソンは両親の事情から父親の後輩宅に預けられたと思い楽しんでいる様子で、姉は懐いたユソンに電話番号を書いて渡します。 この映画を無料で観る

【承】- 復讐者に憐れみをのあらすじ2

一方、ヨンミは要求通り警察に知らせず1人で現れたドンジンを携帯で小高い丘の公園に誘導、リュが彼を襲撃、身代金の強奪に成功します。
身代金を持って帰宅したリュは、おとなしくアニメ「ぼのぼの」を見ていたユソンと上機嫌で過ごしますが、姉の姿が見えません。ほどなくユソンが出したのは姉の遺書でした。彼は風呂場で手首を切って亡くなっている姉を発見し慟哭します。
彼の留守中、作業着から退職金の明細書を見つけた姉は会社に電話、彼が自分の看病のため解雇された事実を知り、我が身を責め自死したのです。

リュは、姉の遺体とユソンを連れ、姉が生前望んでいた故郷の川辺に姉の亡骸を埋めます。その時、体が不自由な脳性麻痺の青年が彼らに興味を持ち、車で寝ていたユソンのおもちゃのネックレスを取ろうとして起こしてしまいます。ユソンは向こう岸で埋葬中の彼を呼びますが当然彼には聞こえません。橋を駆け出したユソンは誤って川に落ち溺死してしまいます。リュが気付いた時にはユソンの身体は川の中央の岩に掛かり浮いていましたが、リュより前に青年が少女の首からネックレスを取り、その後リュが遺体を河原に引き上げ逃げ去ります。

変わり果てた娘の遺体にすがり慟哭するドンジン。チェ刑事の事情聴取で、彼が電気工で懸命に働き財を成し、その実直過ぎる生き方ゆえ離婚した過去が明らかになります。遺体解剖から溺死が判明、持ち物から姉が渡した電話のメモが見つかります。また火葬場で元妻は失神、その様子をリュがひそかに見つめています。
廃人のようになったドンジンの元に娘の霊が現れ、もっと早くに水泳を習っておけばよかったなと呟きます。ほどなく彼は会社をたたみ、邸宅を売ります。

【転】- 復讐者に憐れみをのあらすじ3

一方、チェ刑事はリュの家を付きとめますがすでにもぬけの殻、2人で元社員ペンの自宅にも行きますが、彼は赤貧から一家心中した後で、息があった少年1人をドンジンが背負い病院に運びます。
また、ドンジンはリュの家に行き、脅迫文の写真から拉致現場がその部屋で、隣家から聞こえたラジオ放送でリュが聴覚障害者で重病だった姉が亡くなったことを知ります。
またラジオ局でリュの描いた絵を見て彼の犯行と確信、河原ではあの青年に出会い、その首にあった娘のネックレスから青年が殺害現場にいたことを知り、リュの姉の遺体も発見します。またチェ刑事がその青年から車のナンバーを聞き出します。

一方、リュとヨンミは、臓器売買組織のアジトを付きとめ、ヨンミが交渉に行きアジトを確認、リュが金属バットで襲撃し、女ボスの息子で手下の2人を殺害、女ボスに反撃され腹に深い傷を負いますがそれも殺害、取り出した腎臓を廃屋で食べます。
またドンジンは、役割を果たし出前を待つヨンミを襲撃、彼女を椅子にくくりその耳に電極を付け通電しリュの居場所を問い詰めますが、不運にも出前が届き中断して出前青年を殺害、戻った時、彼女から「私が死んだら私の属するテロ組織が必ずあなたを殺す」と言われ、再び通電し殺害します。
共に殺害後、チョ刑事により現場検証が行われ、リュとヨンミは聾唖学校の同窓生で、ヨンミは障害がないため退校、その後1人で政治組織を名乗っていた事が判明。ヨンミの元に向かったリュは事件を知りますが、名乗り出ることもできないうちに、偶然搬送中のヨンミの遺体と同じエレベーターに乗り合わせ、密かにその手を固く握ります。
また、その頃、一家心中で生き延びた少年も意識不明のまま死亡します。

【結】- 復讐者に憐れみをのあらすじ4

リュのアジトの廃屋に忍び込み待つドンジン。一方、リュはドンジンの邸宅で待ちますがあきらめて帰り、アジトで眠るドンジンに気づきます。が、不意討ちを企みドアに手を触れた途端感電して気を失います。ドンジンは、リュを縛り上げ泣きながら蹴り、ナイフで刺そうとしますが思い直し、彼を河原に連れて行き、川に立たせ向かい合います。
ようやく寒さで気づき震えるリュに、拘束していた電気コードを切り、「おまえは優しいやつだから、俺がお前を殺すのもわかるだろ?」と言い、両足のアキレス腱をナイフで深く切断し殺害します。遺体を川辺に運びバラバラにして埋めようとするドンジンの元に、一台の車がやってきます。
中から数人の男が現れ、ナイフで何度も切り付けた後、「判決文 死刑を宣告する」とプリントアウトされた紙を胸にあてナイフを深く突き立て去っていきます。それはヨンミがよく自作していたアジビラと同じものでした。
ドンジンは、しばらく小声で呟いていましたが、聞く者は誰もいませんでした。

注:文中の身体的障害の表現に関しては、作品の表現を尊重し、できうる限り忠実に作成しています。

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