「極悪の流儀」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

極悪の流儀の紹介:2015年製作のアメリカのクライムスリラー映画。砂漠で出会った二人の男が、自分の思うシナリオ通りに事を運ぼうと、激しい戦いを繰り広げていく。「ディパーテッド」で第79回アカデミー脚色賞を受賞したウィリアム・モナハンが、監督、製作、脚本を務めた。

極悪の流儀の主な出演者

トム(ギャレット・ヘドランド)、ジャック(オスカー・アイザック)、ノーマン(マーク・ウォールバーグ)

極悪の流儀のネタバレあらすじ

【起】- 極悪の流儀のあらすじ1

一人の男がアメリカ・カリフォルニア州のモハーベ砂漠に向かう場面から、物語は始まります。男の名前はトム、ベテランの映画製作者です。若くして大成功を収めた彼にとって、砂漠は自分が何者かを確認する場所でした。

いつものように数日を砂漠で過ごそうと考えていたトムでしたが、道中車が横転、しかたなく歩いて砂漠を旅することに。ある夜、奇妙な男がトムの野営地を訪れます。髪と髭が伸び放題でみすぼらしい恰好をした男はライフルを携えながら、たわいもない話を語り出しました。警戒したトムは、隙を見て男を殴り倒しライフルを奪い去って行きました。

次の日、昨夜の男が追ってくる気配を感じたトムは、迫りくる男にライフルで一撃を食らわせます。しかし、トムが射殺した相手は砂漠を見回る保安官でした。さらに悪いことに、昨夜の男にその様子を目撃されてしまいます。トムはライフルの銃床に目をやると、そこには七つの掘り込みが刻まれていました。それは、殺害した人間の数を示すものでした。昨夜の男は、連続殺人犯だったのです。トムは急いで指紋をふき取り、ライフルを岩山に投げつけ破壊、そして家路へと急ぐのでした。

【承】- 極悪の流儀のあらすじ2

トムは殺した保安官から拳銃を奪っていました。家のテレビの中に拳銃を隠し、トムはいつもと変わらぬ日々を過ごそうとしましたが、砂漠の男が迫りつつありました。トムが乗り捨てた車から、砂漠の男はトムの住所を割り出したのです。

砂漠の男は街で出会った富豪を殺し、豪華な生活を送りつつトムへの復讐を画策。トムが有名な映画製作者だと知った砂漠の男は、トムへの揺さぶりを開始します。砂漠の男は「俺は知っている」という手紙とともにライフルの銃床の破片をトムに送り、さらに保安官殺害の証拠である拳銃も自宅から盗み出してしまいます。これまでの名声を失いかねない状況に追いつめられたトムは、砂漠の男に対抗すべく映画製作会社の経営者であるノーマンに銃を手配するよう依頼。ノーマンはトムのわがままに呆れつつも、約束通り早速銃を手配するのでした。

その裏では、砂漠の男の触手はトムの愛人にも向けられていました。幸い、愛人はことなきを得たものの、トムはジャックと名乗り愛人に近づいた男を砂漠の男と確信します。トムは愛人に安全な場所に行くよう頼み込みました。砂漠の男―ジャックは、もうすぐそこまで迫っていたのです。

【転】- 極悪の流儀のあらすじ3

人気のないバーで一人酒を飲むトムの元に、思いもよらない訪問者が現れました。それは、髪を刈り上げ現代風なファッションに身を包んだジャックでした。保安官の殺害についてトムはジャックに脅されますが、表情を変えることなく冷静にジャックに返答します。トムの頭の中には、ジャックに罪をなすりつけるシナリオが完成しているというのです。状況証拠を巧みに利用することで、トムには無罪を獲得する準備ができていました。

トムの策略を聞き愕然としたジャックは、トムの前から姿を消します。しかし、ジャックは新たなシナリオを思いついていました。それを実行すべくジャックが向かったのが、トムのボスであるノーマンの家でした。ジャックはノーマンを殺害し、トムに容疑がかかるよう証拠の偽造に乗り出します。

そして、ジャックはトムの自宅に乗り込むと、トムの後ろを襲い容赦なく殴り始めました。トムが犯人と疑われるだけの証拠を用意し、圧倒的に優位に立つジャックでしたが、ひとしきりトムを殴り終わると、ある意外な提案を口にしました。「砂漠で始まったことは砂漠で終わらせる」。トムはジャックと出会った砂漠に再び向かわざるをえませんでした。

【結】- 極悪の流儀のあらすじ4

砂漠に到着したトムが案内されたのは、ジャックの野営地の食卓でした。そこで二人は酒を酌み交わします。ジャックはトムに自らの人生を語り始めました。幼くして天才的な学力を持ちながら家庭環境のために人生に失敗したことを認めつつも、ジャックは自らは無能ではないと強調するのでした。

一通り話し終えたジャックは拳銃と偶然拾ったという金貨を持ち出し、ある賭けをトムに持ち掛けます。それは、投げた金貨の表裏を当てた方が拳銃で相手を殺せる、というものでした。しかし、トムは抜け駆けで動き出し、ジャックを撃ってしまいます。致命傷を負ったジャックに、トムはさらに数発の弾丸を撃ち込むのでした。

ジャックを野営地のキャンピングカーに運び込んだトムは、そこでジャックの作品の存在に気づきました。トムのような「表現者」を夢見ていたジャックが作った詩や音楽を見ながら、「悪かったな」と一言つぶやくトム。ジャックの音楽が流れる中、トムはジャックの野営地に火を放ち、自宅へと帰っていくのでした。

自宅に戻ると、幼い娘がイギリスから遊びに来ていました。久々に再会した娘に、トムは村人が怪物を退治する童話を読み聞かせます。その物語のラストは、「僕にはいいところがないの?」と言いながら怪物が火の中に落ちていく、というものでした。娘と別れたトムは、砂漠を再び訪れていました。座り込み、ジャックから奪った金貨と弾丸をいじくるトム。そして、何かに思いを馳せるように、トムは目の前をぼんやりと見つめるのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

自分自身が何者かを確かめるために砂漠を訪れたはずが、その目的を達成することはできず、危険な男につきまとわれてしまう…主人公が不運としか言いようがありません。ちなみに、本作の舞台となっているモハーベ砂漠はアメリカ南西部に広がる砂漠で、「バグダッド・カフェ」の舞台にもなりました。本作も「バグダッド・カフェ」も、主人公がモハーベ砂漠で普通じゃない人間と予想外の出会いを果たす物語。観光スポットとしても有名な砂漠だそうですが、この二作品の影響で、モハーベ砂漠は神秘的な土地という印象がついてしまいました。

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