「殺人の才能」のネタバレあらすじ結末

殺人の才能の紹介:2016年製作の韓国映画。『プンサンケ』のチョン・ジェホン監督によるスリラー。リストラされ、恋人にも振られたミンス。そんなある日、再会した元上司に見下されたミンスは、怒りのあまり衝動的に殺害してしまう。自らの「殺人の才能」に気付いた彼は、快楽殺人鬼と化し…。

予告動画

殺人の才能の主な出演者

キム・ミンス(キム・ボムジュン)、チョン・スジン(ペ・ジョンファ)、チョン・ヨヌ(チョン・キュウォン)

殺人の才能のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①恋人・スジンに結婚を待たせた状態で失職した男性・ミンス。再就職先を探すが見つからない。スジンは勤務先の飲食店を買い取る話が出た。そんな時にミンスが職を失ったことを知り、スジンは別れを決意。 ②スジンの弟・ヨヌに車泥棒の才能があると指摘されたミンスは、期間限定で車泥棒に手を染める。やがて殺人の快楽を覚えたミンスは人を殺して車を盗むように。暴力団組長を殺したミンスは、それを知ったヨヌも殺し投獄、金はスジンに贈った。

【起】- 殺人の才能のあらすじ1

韓国、初冬。

32歳の男性キム・ミンスは、早起きして背広を着用し、連日会社訪問に出かけていました。中途採用の面接を受けるためです。
ところが結果は思わしくありませんでした。
キム・ミンスが「リストラされて早期退職」「8年間勤務したにも関わらず、平社員のまま」と知ると、面接官はみな一様に渋い顔をします。

ミンスは幼少期から要領が悪く、学校の成績もよくありませんでした。
それでもなんとか保険会社に就職したものの、2か月前にリストラされたのです。
ミンスには結婚を約束した女性チョン・スジンがいました。スジンは飲食店のウエイトレスをしています。
ミンスが出世してから結婚しようと思っているあいだに、5年が経過していました。そのうえで会社を辞めさせられたとは、恋人のスジンに言えません。そこでミンスは必死で再就職先を探しているのです。
見つからないので、ミンスはコネを利用することにしました。先輩にワイロをつかませて、先輩の会社に再就職しようと考えます…。

同じ頃。
ミンスの恋人・スジンは、飲食店の女社長に店を買わないかという話を持ちかけられました。
女社長はカフェを経営するのに疲れ、辞めたいと思っています。
不動産業者に話をする前に、長年ウエイトレスを続けているスジンに聞いてみたのです。
金額は3億ウォン(約2951万円)でした。
自分が経営者になるという夢を捨てきれないスジンは、婚約者と相談するから待ってくれと、女社長に答えます。
自分の貯金を崩して頭金にし、残りのローンは恋人のミンスの会社に融資を受けてもらえばいい…そう考えたスジンは、ミンスに話をしました。
ところがミンスは「店を買うのはまだ早い、結婚の準備が先だ」と答えます。会社を辞めたことを、なかなか切り出せずにいるのです。

それでもあきらめきれないスジンは、勝手に店の契約をしてきました。そしてミンスに話をします。
仕方がなくなったミンスは、会社を辞めたことを告げました。
クビになったことを知ったスジンは怒ります。5年も結婚を待たされ、それどころかバッグすら買ってもらったことがないと罵って、立ち去ります。

先輩のコネの結果待ちのミンスは、その間にアルバイトをすることにしました。
昼間は肉屋に行き、冷凍の鶏肉を串に刺して冷凍のねぎまを作る仕事をします。夜は、運転代行のサービスを開始しました。
ところが肉屋のアルバイトを始めると、においがつくらしく、同僚の男性からも消臭剤を勧められます。夜に運転代行に行くと、たまに「くさい」と言われます。

【承】- 殺人の才能のあらすじ2

そうやって昼も夜も働いても、大した金になりませんでした。もぐりの運転代行は、1回2万ウォン(約1900円)です。
その頃、恋人のスジンが自分に会ってくれず、お見合いのようなものをしているのを知り、ミンスはショックを受けました。落胆します。

ところで。
ミンスはアパートでひとり暮らしをしています。
恋人のスジンは、弟のヨヌと2人暮らしでした。ヨヌは月10万ウォン(約9840円)の小遣いは少ないとぼやきます。
そのうち、ヨヌは携帯を盗んで闇の質屋に売ろうとしました。しかし思ったほど高く売れません。
車を盗む人間もいるのだと知ったヨヌは、そちらの方が金になると踏みました。
ためしに姉・スジンの車でヨヌは、車のドアを開ける練習をしてみます。なかなかうまくいきません。
そこへ姉・スジンの婚約者・ミンスがやってくると、なにか忘れ物をしたのだろうと勘違いをし、手際よく開けました。

ヨヌはミンスの手際のよさに感心し、別の日に電話で呼び出します。
肉屋のバイトをしてもたいした額にならないだろうと言い、このままだと姉・スジンとの結婚も遠のくと言ったヨヌは、車を盗む仕事を一緒にしようと誘いました。
数時間で海外に運ばれるから、足がつかないと言います。
ミンスは最初悩みますが、運転代行の仕事で「くさい」と言われることが多くなり、肉屋のバイトを辞めました。そして、ヨヌと組んで車を盗む仕事をします。

ミンスが保険会社の仕事をしていたのが、役に立ちました。交通事故などが起きた場所には監視カメラが設置されることをミンスは知っており、防犯カメラに気付きます。
ダミーのカメラの区別もつきます。
こうして「お金が貯まったら、すっぱりと足を洗う」ことを条件に、期間限定で車を盗み始めました。ミンスが盗み、ヨヌが質屋店主に話をつけ、金は山分けです。
ミンスは市内の地図を壁に張り、どこに監視カメラがあるか見て回って書き出しました。カメラの死角を狙い、犯行を繰り返します。
あっという間に大金が稼げます。
最初の頃はヨヌも一緒に仕事をしていたのですが、ヨヌはあくまで「質屋の店主との仲介」なので、金が貯まると女遊びを始め、実際はミンスだけが盗みに行きます。

そして、運命の夜がやってきます。

【転】- 殺人の才能のあらすじ3

盗もうとした車の持ち主が、ミンスを運転代行の仕事だと勘違いしました。否定できず、ミンスは運転代行をします。
乗ってみると、その相手は元同僚の男でした。相手も気付きます。
相手があまりにもばかにするので腹を立てたミンスは、衝動的に相手の男の首を絞めました。
死体は捨て、車はいつもの取引場所に置きます。
帰宅してシャワーを浴びたミンスは、殺人を犯す瞬間に「自分がこのうえなく楽しかった、興奮した」ことを忘れられずにいました。
その日のミンスは、ぐっすり眠ります。それまで得たことのない満足感に包まれながら、です。

とはいうものの、翌朝起床すると、気になり始めました。
インターネットで失踪のニュースを探しますが、大丈夫でした。
昼の間は悔いたものの、夜になるとまた殺人を犯したい衝動に駆られたミンスは、アウディを開けたものの盗むのをやめ、運転代行を待つ男に声をかけます。

その日からミンスは運転代行を偽って車に入り込むと、相手の男は殺して河原に埋め、車を手に入れるということを繰り返しました。
恋人・スジンの弟・ヨヌは、車だけでなく「キーごと」手に入ることを不思議がりながらも、さほど深く考えません。
2か月弱が経過し、先輩から「やっぱりコネは駄目だった」という答えをもらっても、ミンスは「もう仕事が見つかった。一番得意な分野だ」と堂々と胸を張って答えました。

クリスマスの頃。
スジンにバッグのプレゼントが届きます。
ミンスと会ったスジンは、ミンスから「金ならある」と言われ、再就職をしたのだと思いました。昼間からホテルに入りますが、行為の途中でミンスが首を絞めるので、驚きます。
もちろん、ミンスとスジンは復縁しました。
しかし同じ頃、弟のヨヌの部屋にある高級品を見て、スジンは心配します。
ヨヌがミンスからの着信を受けて「お義兄さんだ」と言っていたのも気になりました。
ミンスに相談し、なにかしら反応を引き出そうとします。

質屋の店主がヨヌに、車泥棒をしばらく控えた方がいいとアドバイスしました。市内に防犯カメラが増えているからです。

【結】- 殺人の才能のあらすじ4

ミンスもそれにいち早く気付きました。いままでなかった場所に新たに監視カメラが設置されているのを見ます。
もうやめようと思いつつも、カメラの死角で犯行を繰り返しました。

ある時、ひげの男性を襲った時、相手が包丁で抗います。それを知ったミンスは、ナイフで相手を刺殺しました。
車のトランクに大金を見つけたミンスは、死体を川から落とし、車は売りに回して、金と凶器の包丁を部屋に持ち帰ります。
ヨヌから電話があり、呼び出されたミンスは、質屋に拘束されたヨヌの姿を見ました。質屋の店主も男性2人に脅されています。
襲ったひげの男性は、暴力団の組長だったのです。
知った瞬間、ミンスは手際よく手下2人を殺し、質屋の店主も手にかけました。
ヨヌだけは殺さずにおきます。

ヨヌはやっと、ミンスが今まで人を殺して車を盗んでいたと知りました。
自首を勧めますが、ミンスは「俺が単独犯と誰が信じる?」と切り返します。
ヨヌは黙らざるをえませんでした。
質屋と手下2人の合計3名の遺体は発見されましたが、暴力団同士の抗争だと思われます。

ヨヌは部屋にひきこもりになりました。
心配したスジンが相談し、ミンスが家に来ると、パリ行きのチケットを渡します。
「以前から行かせたかった。気分転換してこい」と言い、空港まで送ります…。
戻ってきたミンスは、恋人・スジンに新年は旅行先で迎えようと言いました。
ミンスとスジンはフェリーに乗り、旅行に行きます。

弟のヨヌがパリについたか心配するスジンに、ミンスは「僕は電話をもらった。携帯が電池切れになったんじゃないか」と言いました。
楽しい時間を過ごしますが、携帯の充電器を探しに車に戻ったスジンは、車中にヨヌの携帯電話が落ちているのを見つけます。
どうして車に弟の携帯が落ちているのか、パリに着いた電話はもらったとミンスが言ったことを考えあわせたスジンは、最悪のことを考えました。
ミンスも気付き、スジンを浜辺まで追いかけて首を絞めようとします。
しかしスジンを殺せないミンスは、通報しろと言って立ち去りました。

ミンスは殺人罪で逮捕されます。
面会に行ったスジンは、ミンスが何の感情も浮かべずに面会部屋にいるので、何も言わずに帰りました。
部屋に帰宅した後、弟・ヨヌの死を悲しんでいたスジンのところへ、届けものがあります。
それはミンスからで、中身は通帳でした。
通帳の名義がスジンで、残高が5億ウォン(約4919万円)もあると知ったスジンは、びっくりした顔を浮かべますが、やがてすこし微笑みます。

みんなの感想

ライターの感想

…韓国人女性って、こんなにお金が好きなんですか?
いろいろ矛盾はある。こんだけ次々に人を殺しながらも、全く露見しないというのが、半信半疑。警察も動くだろうに。
結婚を5年も待たされるスジンの身になれば、確かにリストラされたミンスを見限るべきなのかも?
ラストシーンといい、なんか韓国人女性って金がすべてかと思わないでもない。それがいちばん怖かった。
ミンスが殺人の楽しさに気付いて行く様子も、よく描かれていたと思う。

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