「疑惑」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

疑惑の紹介:夫の保険金殺人の嫌疑をかけられた女は札付きの悪女で、世間やマスコミから有罪間違いなしと思われていた。裁判でその女を弁護することになった女性弁護士は悪戦苦闘を強いられながらも真実を探る。原作:松本清張「疑惑」。1982年公開。監督:野村芳太郎、脚色:松本清張、音楽:芥川也寸志、毛利蔵人。脂の乗り切った桃井かおりの“あばずれ女”の演技が高い評価を得た。第6回日本アカデミー賞の優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演女優賞、優秀助演男優賞、優秀音楽賞、撮影賞、照明賞、録音賞を受賞。

この映画を無料で観る

予告動画

疑惑の主な出演者

白河(鬼塚)球磨子(桃井かおり)、佐原律子(岩下志麻)、秋谷茂一(柄本明)、白河福太郎(仲谷昇)、宗方検事(小林稔侍)、堀内とき枝(山田五十鈴)、木下保(三木のり平)、豊崎勝雄(鹿賀丈史)、島田勝行(水谷貞雄)、片岡咲江(真野響子)、藤原好郎(森田健作)、片岡哲郎(伊藤孝雄)、岩崎専務(名古屋章)、矢沢裁判長(内藤武敏)、原山正雄(松村達雄)、安西教授(小沢栄太郎)、岡村謙孝(丹波哲郎)

疑惑のネタバレあらすじ

【起】- 疑惑のあらすじ1

昭和56年7月11日の夜更け、富山新港の埠頭から乗用車が転落し、地元の老舗・白河酒造の社長の白河福太郎が死亡します。同乗者で福太郎の後妻の球磨子は自力で脱出してかすり傷でした。
元銀座のホステスで以前から素行の悪さで有名だった球磨子は恐喝・詐欺・暴行・傷害の前科4犯で、夫の死にも平然としています。
球磨子は運転していたのは夫だと主張しますが、警察は福太郎の遺体の傷と目撃証言から運転者は球磨子と断定して逮捕します。
福太郎に3億円を超える保険金が掛けられていたことからマスコミは球磨子を“北陸一の毒婦”、鬼塚球磨子をもじって“鬼クマ”と書き立て、特に北陸日報の秋谷記者は激しい糾弾記事を書きます。
裁判が始まりますが有罪判決が濃厚なため弁護士が次々と辞退し、後任の弁護人選定は難航します。
最終的に民事専門の弁護士・佐原律子が弁護人に決まり、面会室で球磨子と律子は互いに相手を値踏みし、冷ややかに言葉を交わします。 この映画を無料で観る

【承】- 疑惑のあらすじ2

律子は離婚して一人娘は夫と再婚相手が育てていました。毎月1回幼い娘と会う事が、律子の唯一の心の慰めでした。
裁判が再開されますが、球磨子は検事や鑑定人、果ては律子にまで暴言をくり返し、ますます心証を悪くします。
証人尋問が始まります。
【目撃証人・藤原好郎の証言:事故現場の近くの電話ボックスで恋人に電話していた時に、事故車がその横を駆け抜けました。運転席に座っていたのは白い服の女性でした。】
球磨子は「いい加減な事言ってんじゃないわよ!」と藤原を罵り、カッとなった藤原に「あんたが運転席にいたのを見たんだよ」と断言させてしまいます。
律子は球磨子に自分で自分の首を絞めていると諭します。
【球磨子が昔勤めていたクラブのママ・堀内とき枝の証言:球磨子と白河氏はうちのクラブで知り合いました。球磨子には白河氏が大金持ちでやもめだと教えていましたので、金目当てに近づいてその日のうちに肉体関係を持ったようでした。】

【転】- 疑惑のあらすじ3

その後球磨子に入れ込んだ福太郎は、球磨子を富山に呼んで入籍します。
【白河酒造・岩崎専務の証言:球磨子は白河酒造の嫁として全く相応しくない女でした。大奥様が宗治坊ちゃま(福太郎の先妻の子)を実家に引き取られたのも当然です。】
【福太郎の先妻の弟・島田勝行の証言:球磨子の目に余る乱行に白河家の将来を心配して、宗治に全財産を譲るよう進言しました。】
その結果福太郎は財産の相続権を失い、逆上した球磨子は福太郎を責め立てて高額の保険に加入させたのです。
【福太郎の釣り仲間・木下保の証言:事件の少し前、福太郎氏は「自分はそのうち球磨子に殺される」と言っていました。】
【球磨子の元ヒモ・豊崎勝雄の証言:事件の前年に会った時、球磨子は夫を保険金目当てで殺す計画を立てていました。】
これを聞いた球磨子は勝雄に掴みかかります。
しかしその後、勝雄は後悔して「仮釈放中で警察に悪く思われたくなくて話を盛った」と証言を撤回します。

【結】- 疑惑のあらすじ4

律子は事故車の中に残されていたスパナと福太郎の片方の靴が気にかかっていました。
ある日車の運転中に空き缶がブレーキペダルの下に嵌って事故を起こしそうになった律子は、福太郎が靴とスパナでブレーキが利かないようにペダルを固定したのではないかと思いつきます。
律子は福太郎の先妻の子で中学生の宗治を証言台に立たせます。
律子は宗治を半ば脅して、「事件の前日父が密かに訪ねて来て手紙を渡された」と無理矢理言わせます。
手紙の内容は、「白河家のために球磨子を殺して自分も死ぬ」というものでした。
宗治は法廷で球磨子に向かって叫びます。
「お前が父さんを殺したんだ!」
事件は福太郎の無理心中だったと判明し、球磨子は無罪になります。
しかし世間やマスコミは宗治に同情し、律子の事務所には抗議の電話が殺到します。
夫の再婚相手からは「自分の子として育てたいから娘にもう会わないでくれ」と懇願され、球磨子は感謝するどころか「自殺じゃ保険金が出ないじゃない」と非難します。
「あなた、福太郎さんが無理心中仕掛けなかったら、殺してた?」
律子がそう聞くと、球磨子は少し考えてからポツリと言いました。
「そうだね…時間があったら、やってたね」

関連する映画

サスペンス映画

みんなの感想

映画の感想を投稿する

映画「疑惑」の商品はこちら