「秘密THETOPSECRETトップシークレット」のネタバレあらすじ結末

秘密 THE TOP SECRETの紹介:2016年8月6日公開の日本映画。清水玲子の人気コミックを実写化。死者の脳に残された過去の記憶を映像化できるスキャナーを駆使する警察の捜査メンバーが、謎に満ちた猟奇事件の真相を追う。メガホンを取るのは、『るろうに剣心』シリーズなどの大友啓史。『グラスホッパー』などの生田斗真、『ストレイヤーズ・クロニクル』などの岡田将生をはじめ、栗山千明、大森南朋、松坂桃李ら豪華な顔ぶれが揃う。二転三転する展開はもちろん、俳優たちが繰り出す妙演にも注目。

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予告動画

秘密THETOPSECRETトップシークレットの主な出演者

薪剛(生田斗真)、青木一行(岡田将生)、貝沼清孝(吉川晃司)、鈴木克洋(松坂桃李)、露口絹子(織田梨沙)、今井孝史(大倉孝二)、天地奈々子(木南晴夏)、岡部靖文(平山祐介)、女性ネクタイ殺しの犯人(三浦誠己)、山口和英(泉澤祐希)、平井学(望月歩)、田中俊一(前野朋哉)、青木の父(小市慢太郎)、三好雪子(栗山千明)、露口絹子(織田梨沙)、露口浩一(椎名桔平)、斎藤純一郎(リリー・フランキー)、眞鍋駿介(大森南朋)

秘密THETOPSECRETトップシークレットのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①特殊脳内捜査チーム・通称第九は警察庁の正式な機関になるべく、死刑になった父親・露口浩一の脳を見て彼が遺棄したという娘の遺体を探そうと試みる。しかし浩一の脳からは殺人の実行犯はサイコパスの長女・絹子であった。浩一が死刑になったため絹子は記憶喪失というふれこみで現れる。絹子の捜査をするうちに、9人が同時刻に自殺する事件や、過去に封印したはずの貝沼事件も出てきた。謎を解き明かした薪と青木は世界の闇の部分だけでなく、幸せな部分も見た。 ②「なぜ死んだはずの少女(絹子)は生きていたのか」→絹子こそが真犯人で、父・浩一を操っていた。「なぜ、つながるはずのない事件が次々と連鎖するのか」→貝沼清孝が催眠をかけ、9人の少年院の少年に自殺の暗示催眠をかけていたから(きっかけは皆既日食)。「なぜ、第九は<貝沼事件>を封印したのか」→貝沼の脳を見た犠牲者が次々に自殺&精神錯乱していったから。「第九室長・薪の親友・鈴木が自分の命と引き換えにしてまで隠した<秘密>とは」→貝沼清孝がおこなった28人連続殺害事件は、すべて薪に向けてのプレゼントだったこと(貝沼の薪への愛憎のなせる業)。それを知った薪が精神的に耐えられないだろうと思った鈴木は、貝沼の脳を破壊することで秘密を守ろうとした。

【起】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ1

【科学警察研究所 法医第九研究室】
最先端の科学技術を駆使して
死者の脳内に残った記憶を映像化。
それを元に犯罪捜査を行う、警察庁の特別捜査機関。
通称『第九』。

第九の捜査では、死者の脳内に強力な磁力による電気刺激を与えるMRI捜査で、死者が見た映像を再現することができます。(注:劇中で使われる「MRI」は、現代医療に広く普及しているMRIとは異なるもの。「Memory Reproduction Imaging system」の略で「記憶映像再現システム」といったところか)
この第九のMRI捜査によって、犯人特定が容易になるものの、一方では大きなデメリットがあります。「あくまで死者本人が主観的に見た映像」のため、通常では目視しないはずの幽霊や幻影なども映しだすためです(客観性がないということ)。
そのため第九は警察庁の中でも、正式な機関としては位置づけされていません。
臨床試験によって何か手柄を挙げれば正式な機関として認められる可能性もあります。
青木一行は東大法学部卒のエリート捜査員で、明日から第九への配属が決まっていました。
第九の室長は薪剛という若い男性で、過去に「28人を殺害した凶悪犯・貝沼清孝」の脳を見たスタッフの中の、唯一の生き残りと言われます。他の人は精神に異常をきたしたり自殺したりして、現在の部署に残っている人はいません。また貝沼の脳は当時のスタッフのひとり・鈴木克洋に破壊されたので、もう見ることはできませんでした。
特殊脳内捜査チームの刑事・眞鍋駿介と共にある若い女性の死体を見た青木は、被害者女性の右手首に、赤いハートマークのタトゥーが刻まれていることに気づきます。
青木は着任より一日早く第九に呼ばれました。そこで、先ほど見た被害者女性の、脳内の映像を見せられました。犯人は眞鍋が聴取している男性ではなく、全く別の男性です。
想像よりもはるかに美しい映像に感嘆し、ここまで忠実に死の直前までの映像が見られるのかと感心した青木ですが、死ぬ直前に犯人の顔が、一瞬悪魔の姿に変化するのを見逃しませんでした。被害者女性の主観によって映像が構成されるため、このような映像の変化はよくあることだと教わります。
青木の一家はかつて何者かによって惨殺され、唯一の生存者である父親も自発呼吸すらできない意識不明の状態に陥っています。17歳で東京大学に入り、以降あらゆる分野に精通した青木は、第九に入ったことで凶悪犯を摘発したいと強く願っていました。

薪は青木に、まず警察庁で第九の地位を認めさせるために、3年前の露口一家殺害事件を解決しろと命令します。
その事件は父である大学教授の露口浩一が犯人で、彼は妻・真理、義母(妻の母)・桜、次女・麻子を殺し、長女・絹子の遺体は川に捨てたと証言しました。死刑が求刑されています。
家の中には妻と義母と次女の遺体がありましたが、長女・絹子の遺体だけは3年が経過しても見つかっていません。
死刑執行された後に露口浩一の脳をスキャンして、長女・絹子の死体を探すこと…これが青木に課せられた最初の課題でした。
浩一の脳を見るにあたり、青木は薪に「客観的に見ること」を何度も念押しされます。
その頃別室では、死刑執行された浩一の遺体が運ばれ、監察医・三好雪子が浩一の頭蓋を開けて脳を露出すると、ナノマシーンを注入してMRI捜査の準備をしていました。
剥きだしになった浩一の脳には透明なヘルメットがかぶせられます。青木にもたくさんのコードが頭部につけられました。
死者の映像を直接体感するのは青木ですが、映像は同時に外部にも出力されて他の人物も見ることができます。記録もされるので、あとで再生可能でした。
露口浩一の脳活動のモニターが開始されます。
浩一の映像は、死刑執行直前の映像から始まりました。長女・絹子の写真を見た浩一は刑務官に呼ばれて長い廊下を歩きますが、廊下の奥には黒い女性(妻の幽霊)が見えます。
脳内スキャンの開発は進み、現在は4年前までは優に遡れるようになっています。もっと進歩すればいずれ、出生時からの脳内映像を見ることも可能だと期待されました。
3年前の事件当日の映像が見つかりました。
浩一は居間で次女・麻子の遺体を発見し、血痕をたどって台所で妻・真理の遺体を発見し、さらに奥のドアを開いて、長女・絹子が祖母(真理の母)・桜を殺している現場を目撃しました。絹子は浩一の姿を見ると包丁を持って近づき、浩一の手に握らせて自分に向けた後、立ち去っていました。
浩一は、絹子が去った後、死んだ家族の脳を破壊していました。これは、脳内映像の再生により、犯人が絹子だということを隠匿するためです。
露口家の一家殺害事件の真犯人は、浩一ではなく、浩一が「殺して川に沈めた」と自供していた長女・絹子の仕業でした。浩一は絹子をかばって「殺した」と自供しており、真犯人の絹子は現在も逃亡中ということになります。
速やかに再捜査をすべきだと薪は言い、絹子の包丁の扱い方が慣れていると感じた青木は、これまでも幾度か絹子は殺人をおこなっている(これが初めての犯行ではない)と思いました。

ところがこれは上層部に聞き入れられませんでした。
絹子が真犯人だということが公になると、浩一は冤罪で死刑に処されたことになり、警察庁のメンツが立たなくなるからです。 この映画を無料で観る

【承】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ2

第九には圧力がかかり、正式な機関として認められる昇格は無期保留になりました。昇格は当分難しいとされます。
第九ではない他のところで、犯人が絹子と示す「物証」が出てきたら再捜査を進めると匂わされました。別の物証が見つかればいいわけです。
青木は知人の特殊脳内チームの刑事・眞鍋に会い、協力を要請します。他ならぬ眞鍋が露口家の事件を捜査し、浩一を逮捕していました。
眞鍋が露口浩一の時計をしていることに目をつけた青木は(脳内スキャンで浩一がしていた時計と確認した)、眞鍋に浩一の脳内映像を見せて絹子の捜索を頼みます。
眞鍋は5年前に離婚した際に多額の賠償請求をされており、金に困っていました。金に困ったせいで、事件現場の金目のものを時々盗むことをしています。
浩一の脳内映像を見て、絹子の残忍性を垣間見た眞鍋も、青木に協力すると約束しました。
薪は、絹子はサイコパス(反社会性人格障害)で、ある日を境に父・浩一がそれを知っていながらも、絹子にいいように操られていた可能性を指摘します。浩一の脳内映像では、長女・絹子が自宅寝室に次々と男たちを引っ張り込んで性行為をおこなっているのを目撃しており、絹子も父・浩一に覗かれているのを知っていました。さらに絹子は、父・浩一とも肉体関係を持っていました。
絹子が家族を惨殺したのは、絹子の異常性が家族に露見したからだろうとされます(男性である父・浩一は操れたが、あとの女家族は操れなかったとされる)。事件時に家族である被害者たちはモルヒネを飲まされて麻痺させられており、薪は眞鍋に「絹子にモルヒネを提供した人物を探せ」と言いました。
絹子の同級生で、絹子と性的な関係があったとされる田中俊一が医学部在籍中であったことから、眞鍋は田中に聞きこみに行きます。
田中は、自分が好きだったのは妹の麻子でしたが、ある日麻子から「家に来い」というメールが届いたので行くと、家には絹子しかおらず(絹子が麻子の携帯を使って呼び出したと思われる)、絹子に誘われて関係を持ったと言いました。田中の話を聞く限り、絹子が田中からモルヒネを提供されたようには感じられません。
薪は絹子の主治医・斎藤純一郎に会いに行きました。
斎藤先生は元患者の絹子がサイコパスと知りながら、3年前から敢えて処置せず静観していた節がありました。斎藤は映画『マルコヴィッチの穴』を例に挙げ、自分を隠して人々の反応を見ている現代人の特性を指摘し、誰もが皆仮面をかぶっていると言います。モルヒネは斎藤から受け取った可能性が高まりましたが、物証は得られません。

その折、記憶喪失だという絹子が山梨県で発見されます。
但し「記憶喪失」は本人の証言であって、父・浩一の死刑求刑を受けて「もう裁かれない」と知った絹子が世間に出て来たのではないかと、眞鍋や薪、青木は受け取りました。
絹子と当時肉体関係にあった男性のうち、2名は現在も健在ですが(1人は先述の田中)、5名が行方不明になっています。
現在も健在のもう1人の男性・山口和英を眞鍋は探り当てましたが、彼は投身自殺をして、訪ねて来た眞鍋の目の前に落ちてきました。
その頃日本では、皆既日食が見られました。しかも、なんと全国でほぼ同時刻に、自殺者が9人いたことが判明します。

薪が上と掛け合い、自殺の謎の解明は第九が全面的に捜査することになりました。自殺者の遺体が続々と運び込まれ、脳の損傷の有無を確認した後、脳内映像を確認します。
彼らの共通点を探ったところ、9人は同じ時期に同じ少年院にいたことが判明しました。絹子との関わりは不明です。
眞鍋の目の前に落ちて来た男・山口の死の直前の映像は、若い男の子に押されて死ぬ映像が見えました。眞鍋は「他殺だ」と思いますが、その男子は既に死んでいました。山口が殺した相手で、「罪悪感が見せた幻影」でした。
4年前の彼らが同じ少年院にいた頃の映像を確認したところ、少年院では「少年の更生を促すための講演」が開かれていました。講演をおこなうのはフードをかぶった男で、講演では少年らに液体が配られます。「バルビツール酸系の催眠薬」だろうと薪は言います。
講演では音でリズムを作って少年たちを催眠状態に陥らせ、メスメリズム(暗示療法)で少年たちにある暗示を与えていました。
「これを見たら、鍵が開いたサインです。もうあなたは、秘密を保持できない」と言って男が見せたのは、皆既日食の映像でした。
少年たちは皆既日食を見ると自殺するように、催眠暗示をかけられていました。
少年院で講演をした人物が28人殺しで裁かれた男・貝沼清孝だと気づき、薪は倒れます。

貝沼に何らかの催眠をかけられて、絹子が殺人を行なった可能性を考慮した眞鍋は、絹子に自供させようと考えました。
ところが絹子は聴取を受けても「覚えていない」の一点張りです。さらに絹子は青木を誘惑する素振りを見せ、眞鍋を愚弄しました。
捜査が進まないと思った青木は、鈴木克洋の脳を見せてくれと薪に頼みます。
ところが薪は青木に反撥し、強行するようであれば任務から外すと言います。青木は薪に「あなたは何と戦っているんですか」と問いかけました。

【転】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ3

他人の脳を見る第九の「毒」のようなものが、青木にも出始めました。殺害現場の部屋に絹子がおり、「証拠があるなら捕まえて」と言い、「あなたも私を愛してるんでしょ」と迫ってくるため、青木が絹子の首を絞めたところ、絹子の顔が黒くなり、血の海が押し寄せてくる…という幻影を、青木も見ます。
その折、また死体があがりました。今度は絹子の幼馴染みの青年です。
幼馴染みの見た映像から絹子との接点を見ようと考えましたが、青木の考えは失敗に終わります。死んだ青年は轢死(交通事故死に見せかけて突き飛ばされて殺されているよう)ですが、全盲の人物のため、脳内映像が見られないのです。
手詰まりだと感じた眞鍋は、露口家にて絹子を追いかけ、銃を向けて脅します。青木は眞鍋を制止しますが「このままじゃ何も解決しない。力づくでも白状させるしかない」と眞鍋は青木に言いました。青木は牽制で眞鍋に銃を向けます。
眞鍋も青木と同様、脳内映像を見たことで幻影に悩まされているようで「もう戻れない、人の脳を見たから」と言いますが、青木は「戻ります。戻します」と説得しました。
眞鍋と青木は合い撃ちとなります。絹子は「そう、あの人の言う通り、いつでも戻れるよ。でもね。夜になるとまた記憶が、よみがえり、よみがえり…」と言い、それを聞いた眞鍋は自分の脳を撃って自殺しました。絹子は笑います…。

…同じ頃、薪も貝沼事件を掘り返そうとしていました。
第九が貝沼事件を封印したのは、捜査員の死が関係しています。
28人を殺害した死刑囚・貝沼清孝が死刑に処された後、その脳内映像を見た第九の担当者は当時5人おり、うち1人は発狂して精神病院へ収容され、3名は精神錯乱による自殺していますが、そのうちの1名は薪の発砲によって死んでいました(薪の正当防衛)。心を病むこともなく、現在も活動を続けているのは薪のみです。
4年前に自殺した1人・鈴木克洋は、捜査の途中で貝沼の脳を破壊した後、自殺しようとしました。鈴木が貝沼の脳を破壊した現場に、薪が鉢合わせました。
鈴木は自分の脳を破壊してくれと薪に頼み、制止しようとした薪に、正当防衛で自身を射殺するよう発砲しました。
薪は正当防衛とはいえ親友・鈴木を死なせてしまった罪悪感と、貝沼の脳を見た人物の心が壊れてしまうことで、捜査を中断しました。これが貝沼事件の背景です。
鈴木の脳を見れば「鈴木が見た、貝沼の脳の映像」が見られると考え、薪は鈴木の婚約者・三好雪子に依頼して、冷凍保存されていた鈴木の脳を見ることにしました。
「鈴木は俺を殺したくなるような映像を見たのかも」「あるいは、あいつは俺の身代わりになって死んだのかも」薪は雪子にそう言いますが、その答えは鈴木の脳を見れば分かります。
鈴木の遺体が冷凍庫から運び出され、MRIにかけられました。薪は装置をつけて鈴木の脳内映像を見ます。以下、鈴木の脳内を経由して見ることで、貝沼の脳内映像も見ました。

薪と貝沼は、まだ薪が新米刑事だった頃に、とある教会で出会っていました。
教会の礼拝の後、誰かの落とした財布を拾った貝沼が、出来心でそれを上着のポケットに入れようとしたところを見咎めた薪が、手首を握って止めます。自らが警官であることを証明した薪は「善意と悪意は紙一重です。今日のところは見逃しておきます。あなたはまだ、罪を犯していない」と言いました。そして薪は自分の金2000円を貝沼に渡して放免しました。
これが貝沼にとっては愛憎入り乱れた感情となり、感情の矛先は薪に向かいます。自分を見逃してくれた感謝から起こる愛情と、自分を憐れんで施しを与えた薪への憎悪の念とで、その愛憎も紙一重で貝沼の心に深く刻みこまれました。
薪が貝沼を見逃した1年後に、貝沼は最初の殺害を行ないました。そして以後「誰かに見せつけるかのように」殺戮を繰り返していったのです。
貝沼の脳には、貝沼が絹子に催眠術の練習を施すシーンもありました。南京錠の名所で絹子だけでなく多数の男女に暗示をかける様子が、貝沼の脳内映像にありました。
これで、貝沼と絹子の接点が見つかります。
鈴木の脳は、薪が見ていない「貝沼の最期の映像」も見ていました。獄中で貝沼は自殺を図ったのですが、自殺直前の映像が流れます。
貝沼はトイレの水に顔を映して自分の顔が見えるようにすると、喋り始めます。唇の動きで、貝沼が何を言っているのかが分かります。
「薪さん、俺の姿が見えてるかい? 薪さん、あんたはあの日、俺を見逃してくれた。それどころか俺に施しもしてくれた。よほど俺が哀れに見えたんだな。優しいよね、あんたは。あれから俺はあんたのことが頭から離れなかった。あんたが愛しくて…『善意と悪意は紙一重』だっけ? その言葉、そっくりそのままお返しするよ」
そこまで言うと、貝沼は歯にひっかけた糸を引きずり出し、胃の中に呑みこんでいた折り畳みナイフ(ビニール袋に入っている)を取り出すと、思い出したかのように言葉を付け足します。
「ああ、殺した28人はあんたへのプレゼントだ。神の領域を侵したあんたへの捧げもの。まだ終わっちゃいねえよ、薪さん」
そう言うと、貝沼はナイフで自らの首を切って自死しました。

【結】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ4

これを見た鈴木は「この映像を見ると薪が精神的に追いつめられる、あるいは発狂する」と感じ、対処せねばと考えます。
隣室にある貝沼の遺体の部屋に行き、威嚇発砲で同僚を追い出してから、貝沼の頭部に銃を向けました。そして鈴木は、薪がやってきた途端に貝沼の頭部に銃弾を撃ち込み、貝沼の脳を見られないようにします。
鈴木は自分の頭部にも銃口を向けますが、薪は「落ち着け」と説得します。鈴木は「薪、お前が撃て。頼む、もうこんなものが誰にも見られないように」と言いました。
「撃て、俺は本気だ」と鈴木が本当に薪を撃ちそうになったので、やむをえず薪は鈴木を撃ちました。鈴木は薪の腕の中で死にます。
鈴木の脳内では、最期の映像が展開されていました。死の間際、苦痛を回避するために脳内で出されるエンドルフィンにより、必ずしも現実にあったことではない「自分にとって一番幸せな時間」を、鈴木の脳は作りだしていました。それは巨大風車を背景に、薪と鈴木が芝生で談笑しているシーンでした。美しい世界が必ず存在するのだと、最期の瞬間まで鈴木は信じたいと思っており、それに気づいた鈴木の婚約者・雪子は涙を流します。
鈴木の脳を見た薪は、雪子に「ありがとう」と言いました。

確かに貝沼と絹子が繋がっていたという確証を得た薪の元へ、当の絹子から電話があります。青木の携帯電話を使ってかけられたため、着信元は青木となっていました。
「なにのんびりしてるのよ。早くしないとあなたの可愛い人が死んじゃうよ」
そう言われた薪は露口家に急行し、倒れた眞鍋と青木の姿を見つけます。眞鍋は脳を破壊して死んでいますが、青木にはまだ息がありました。青木は救急搬送されます。
薪は絹子に「お前と貝沼の繋がりが分かった」と言いますが、絹子は「私を殺して、脳を覗きなさいよ」と挑発します。薪は「この世界はお前や貝沼の考えているように、憎しみや怒りが満ち溢れている世界じゃない」と言いますが、絹子の心には響きませんでした。
病院に搬送された青木は、一命を取り留めます。
青木の病室に絹子が現れ「私がこうなったのは、お父さんのせいだったのかな。それとも、生まれつき? いつか死んだら、脳を送ってあげる。でも、それまでは何もできない。なーんにもね」と言うと、青木にキスをして立ち去りました。
青木は病室のベッドから這いだし、駆け付けた看護師に携帯電話を借りると、薪に連絡を取ります。そして「まだあるんです。調べられる脳が」と言いました。
青木の言う通りでした。轢死したとされる全盲の幼馴染みの青年の盲導犬・ゴールデンレトリーバーの脳が、犯行を記録していました。
犬の視点なので、視野は低めです。
飼い主の事故の直前、ゴールデンレトリーバーのリードは絹子に奪われていました。幼馴染みの青年は、犬の鳴き声を認識して車道に出ることが予想できました。映像ですべて確認されます。
もう1つ、レトリーバーの脳から確認できたことがありました。
全盲の幼馴染みを連れた絹子が、人骨が多く捨てられている場所に案内されている映像が残っていました。幼馴染みは見えていないのですが、つまずいた瞬間に人間の頭蓋骨を触り、いぶかしげにしています。
そこは絹子の潜伏先でした。薪は緊急の事案が発生したと警察上部に連絡し、潜伏先に警官を向かわせます。
潜伏先にいた絹子に、薪は「お前はもう、どこにも逃げられない」と言います。絹子は「私は、私は生きなきゃいけないの。私の代わりに死んでくれた父のために」と言いながら、自分の周囲に油を撒いてろうそくで火をつけ、焼身自殺しました。
(炎の勢いが強かったので、絹子の脳は回収不能だと思われる。絹子が自殺したのは追いつめられたからであろうが、それだけではなく、絹子なりに父・浩一を愛していたからではないか。「私の代わりに死んでくれた父のために、生きなきゃいけないの」と言いながらも、父が死んだことで生きがいを喪失した絹子は、生きていても甲斐がないと思って自殺したのではないかと思われる)
事件は、被疑者死亡のまま解決しました。

露口絹子が死亡して1か月が経過します。
絹子の動機は分からないままですが、潜伏先で発見された人骨の身元は判明してきつつありました。
青木はリハビリを続けながらも退院し、死亡した眞鍋は2階級昇進します(殉職と認められた)。
世間では絹子の死からわずか1か月しか経っていないのに、日々物騒な事件ばかり続いていました。
今回の捜査の働きを認められた第九は、警察庁の正式な機関になります。
退院した青木は、右手で松葉づえをつきながら薪のところへ行き、辞職願を提出しました。
「君が望むなら、第九で働き続けることも可能だ」と薪が青木に言いますが、青木は「私に、そんな資格はありません」と答えます。
薪は青木を引き止めませんが、USBメモリを渡し「時間のある時に、一度見てみろ」と言いました。
帰宅した青木は、ノートパソコンでUSBメモリを開きます。その映像を見た青木はショックを受け、泣きそうな顔で立ち上がろうとしました。
青木が見た映像は、盲導犬の見た世界です(これは死の直前に見たものではなく、盲導犬が生きていた頃の楽しかった思い出の世界)。
花見の頃の風景、赤ちゃんを抱っこした女性、笑う男子高校生たち…。みんな笑顔を浮かべており、ゴールデンレトリーバーの見た世界は、とても温かくてとても美しく、本当に世の中が美しかった、幸せだったと思われるものでした。
盲導犬の飼い主のガールフレンドだった、まだ洗脳されていない頃の絹子が、レトリーバーのハーネスを外して笑いかけます。犬は、芝生を走りに行きます。
自発呼吸もできず意識不明のままの父に取りすがって、青木はいつまでも泣きました。
第九で働き続ける決意を胸に、薪は今日も警察庁内を闊歩します…。

みんなの感想

ライターの感想

原作未読だと、1度の視聴ですべてを理解するのはかなり難しい(私は原作未読)。
2時間半近くある映画。…長い&けっこうしんどい。見終わったあと、疲れた…と思う。
生田ファン、岡田ファンへのサービスなのか、たまに「生田の顔をぐるりと撮ってみました」という無駄なシーンがあった。
無駄という表現は語弊があろうか。とにかく、もっとコンパクトにまとめればいいのに…と思わなくはない。
(2時間半はきついよ。無理に詰め込めず、「露口事件」「9人同時刻自殺の事件」「貝沼事件」2つくらいに絞ればよかったのに)
映像は美しいです。ただ…グロの耐性がある方に視聴を勧めます。
というのも、冒頭の浩一の脳内を見るシーン…もろに「頭皮をはいで頭蓋骨をむきだしにして、頭蓋骨をドリルで割って脳みそ露出」これ全部見せるんです。
かなりの耐性がないとダメだと思う。満足度は高いけど、とにかく2時間半は長かった~。

    匿名さんの感想

    ぐろい。でもすてき

    匿名さんの感想

    あんなに長い映画だとは思わなかった。
    しかも頭を切る映像、tvドラマのようにぼやかして
    映すのだろうと思ってたら、結構しっかり映してて
    かなりグロくて見ていられず、目を瞑ってしまった。。
    その上カメラワークのせいなのか、酔ってしまったので
    余計に具合悪くなりつつ、映画を観る羽目になりました。
    思ってたよりも重くて暗くて、しんどかったです。。

    匿名さんの感想

    貝沼と絹子の接点がわからない
    貝沼の脳をみても精神をやむほどのものとは思えず、共感できないなので、演技が仰々しくみえる
    眞鍋の暴走具合もよくわからない
    どうしたらそういう行動になるのか
    肝心な絹子がどうして殺人を犯してまた、世間にでてきたのか、最後にあの場所で火をつけたのもよくわからない
    フランスに行くんじゃなかったのか?
    とにかく脚本がいまいちなんんだと思います

    kiraさんの感想

    とっても素敵。ぐろいけど気持ちいい。
    すっきりする。きっとか弱い女子は見れないだろう。
    こーゆう犯罪はまれにありそうだ。
    映画館で見たがもう1度見たくてDVDでも見た

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